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第3章 帝国ギルド編
40話 商業ギルドです!
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さて、念願の商会設立です、張り切って行きましょう!!
と言っても、目的地は既に視界に捉えているのですが……と言うか大通りを挟んですぐ向かいの建物ですけど。
冒険者ギルドと同じ程の敷地面積を誇るその建物、商業ギルド。
商業ギルドは冒険者ギルドと同じく数多くの国々に存在する国際組織……国にも属さない組織です。
けど、それもそのはずです。
何せ商業ギルドと冒険者ギルドは同じ組織なのですから。
わかりやすく言えば日本で言うところの財閥とか〇〇グループとか呼ばれるものと同じです。
各国にある冒険者ギルドや商業ギルドは言ってしまえば、末端に過ぎません。
そう言ったギルド支部の上にそれぞれの本部が、さらにその上に総合組合と言う名の組織があるのです。
さて、そんな成り立ちの商業ギルドに行く訳ですが。
そもそも僕が冒険者になったのは資金集めをするためです。
何故、資金を集める必要があったのか?
当然、ナイトメアの規模を拡大させる為。
その為に何が必要なのか? 答えは単純、お金です。
はっきり言いましょう。
世の中、お金さえあれば殆どの事はどうにでもなります。
夢も希望もない話ですが、それが事実で現実なのです。
と言う訳で資金集めをしていたのですが……では何をしに商業ギルドに行くのかと言うと、建物もしくは土地を買う為です。
因みに商業ギルドに登録するつもりは今の所ありません。
そもそも僕にとって商業ギルドに登録して得られるメリットは殆ど無い。
商業ギルドにて得られるメリットは冒険者ギルドのそれと殆ど同じ。
各国間の移動の自由、身分保障、主にこの2つです。
つまり、冒険者登録している僕からしてみればそれはメリットでも何でも無い訳です。
商業ギルドに登録すれば年会費が発生するので、メリットどころかデメリットしかありません。
まぁ通常は商人が冒険者登録している事なんてあり得ないので、殆どの商会主や商人は商業ギルドに登録していますが。
守銭奴である商人達が何故、年会費が発生しない冒険者ギルドではなく、年会費を払ってまで商業ギルドに登録しているのか?
冒険者ギルドでは半年以上依頼を受ける期間を開けると登録抹消処分になるからです。
まぁそんな訳で、殆どは商売人は商業ギルドに登録しているのですが。
商業ギルドに登録しなければ商売が出来ない何てルールは無いのは幸いでした。
商業ギルドの扉を開けると、冒険者ギルドの活気に溢れた雰囲気とは違い、落ち着いたシックな空間が広がっていました。
冒険者ギルドには殆ど置かれていない品のある調度品の数々。
冒険者ギルドもいいですけど、これはこれでテンションが上がります!!
「商業ギルドへ、ようこそお越し下さいました。
本日はどのような御用向きでしょうか?」
商業ギルド内の雰囲気に浸っていると、不意に横から声をかけられました……恐る恐る見ると、微笑む男性職員さんの姿。
僕とした事が、まさか気配感知を怠ってしまうとは……
それにしても、ここまで来るともう貴族の屋敷みたいですね。
まぁこれも僕の勝手な想像に過ぎませんけど。
しかし、この場合どう受け答えするのが正解なのでしょうか?
と言うか、エメルさんにすら、たどたどしく会話するのが精一杯なのに……
この僕に初対面の人と会話しろと?
はっはっは、冗談キツイですよ全く……
「お嬢様、走られては危ないですよ」
一人でおろおろしていると、コレールが遅れてやって来ました。
ばっと、男性職員さんから隠れる様にコレールの後ろに逃げ込む。
これで一安心ですね。
これで僕がこの人と話す必要は無くなりました。
ナイスタイミングです!!
尤も、もう少し早く来てくれてもよかっですけどね。
まぁ商会を作れる事にテンションが上がって、先に走ってた来た僕が悪いのですが。
僕の盾……コレールが商会を作るにあたり建物、もしくは土地を買いたい事を伝えると、商談スペースに案内されました。
ちょこんと大きなソファーに座っている訳ですが……
「落ち着きませんね」
思わず呟くと同時に、コンコンとノック音が響き渡りました。
勿論、ビクッてなりましたよ?
「失礼致します。
大変長らく、お待たせ致しました」
そう言って入って来たのは女性の職員さん。
さて、ここらは……と言うかここもコレールに一任ですね。
まぁ商談と言っても少し大きな買い物をするだけですし、僕が口を挟むことなんて元々殆どな無いでしょうけど。
「商会を開設するにあたり、施設又はその為の土地のご購入でよろしいでしょうか?」
「ええ」
「かしこまりました。
商会を運営するとなると、それなりの敷地面積が必要になります。
失礼ながらご予算をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「白金貨500枚です」
コレールの収納魔法から取り出され、積み上げられた白金貨500枚。
それを見て、職員さんの目が見開かれました。
う~ん、一体どうしたのでしょうか?
「鑑定……確かに確認させて頂きました。
大変申し訳ございませんが、現在白金貨500枚で商会を設立できる建物はございません」
「少な過ぎましたか?」
「いえ!」
コレールの言葉にかぶせる様に職員さんが声をあげました。
「白金貨500枚ともなれば、それこそ貴族様のお屋敷が幾つか建つ金額です。
商会を開くにあたっての資金としては白金貨50枚程で十分です」
「なるほど、そう言う事でしたか。
ではそれでお願いできますか?」
「かしこまりました。
何かご要望はございますか?」
「そうですね……土地はなるべく広く、建物は従業員の居住スペースがあるものが好ましいです」
「では、こちらはどうでしょうか?」
元々用意されていた書類から1つを選びコレールの前に差し出しました。
「場所は大通りに面しており、中央からは少し離れておりますが、その分敷地面積は申し分無いかと」
「実際に見ないと何とも言えませんね」
「かしこまりました。
では、馬車を用意させますので少々お待ちください」
一礼して席を外す職員さん。
何というか普通にお店ですよね。
そのあと、商業ギルドが用意してくれた馬車に乗って色々と見て回りましたが。
面積が十分でも間取りが悪かったり、なかなか目ぼしいところが見つからない。
こうなったら最悪、買った建物を取り壊して立て直すしかありませんが……面倒ですね。
「では、あまりオススメは出来ませんがこちらはどうでしょうか?
商店を開くには改築する必要がありますが、商会の本部としては十分な広さですし、建物を増築する敷地も十分ありますので、お店となる建物を建てる事も可能です」
再び馬車に乗り込んだ僕達に、職員さんはそう言って一枚の用紙を差し出しました。
敷地面積は今までの中でもピカイチ。
それでいて値段も白金貨35枚とかなりお得。
う~ん、訳あり物件と言うやつですね。
「実はその場所は、昔ある貴族の方が別荘としてお作りになったのですが、行方不明者が続出しまして。
帝国騎士団によって閉鎖されていたのですが、どう言う訳か少し前に我が商業ギルドに売られてきたのです。
不気味がられてなかなか売れないのですけどね」
職員さんは上品に笑う。
やっぱり訳あり物件でしたか……行方不明ねぇ。
「そうですね、取り敢えず一度見に行っても?」
「勿論でございます」
それにしても流石は帝都、色々なお店があります。
馬車の窓から帝都の街並みを見てそんな事を思っていると、不意に何とも言えない違和感を感じました。
その違和感は時間が経つにつれて大きくなっていき……馬車が止まった時、確信しました。
「この場所、何かありますね」
と言っても、目的地は既に視界に捉えているのですが……と言うか大通りを挟んですぐ向かいの建物ですけど。
冒険者ギルドと同じ程の敷地面積を誇るその建物、商業ギルド。
商業ギルドは冒険者ギルドと同じく数多くの国々に存在する国際組織……国にも属さない組織です。
けど、それもそのはずです。
何せ商業ギルドと冒険者ギルドは同じ組織なのですから。
わかりやすく言えば日本で言うところの財閥とか〇〇グループとか呼ばれるものと同じです。
各国にある冒険者ギルドや商業ギルドは言ってしまえば、末端に過ぎません。
そう言ったギルド支部の上にそれぞれの本部が、さらにその上に総合組合と言う名の組織があるのです。
さて、そんな成り立ちの商業ギルドに行く訳ですが。
そもそも僕が冒険者になったのは資金集めをするためです。
何故、資金を集める必要があったのか?
当然、ナイトメアの規模を拡大させる為。
その為に何が必要なのか? 答えは単純、お金です。
はっきり言いましょう。
世の中、お金さえあれば殆どの事はどうにでもなります。
夢も希望もない話ですが、それが事実で現実なのです。
と言う訳で資金集めをしていたのですが……では何をしに商業ギルドに行くのかと言うと、建物もしくは土地を買う為です。
因みに商業ギルドに登録するつもりは今の所ありません。
そもそも僕にとって商業ギルドに登録して得られるメリットは殆ど無い。
商業ギルドにて得られるメリットは冒険者ギルドのそれと殆ど同じ。
各国間の移動の自由、身分保障、主にこの2つです。
つまり、冒険者登録している僕からしてみればそれはメリットでも何でも無い訳です。
商業ギルドに登録すれば年会費が発生するので、メリットどころかデメリットしかありません。
まぁ通常は商人が冒険者登録している事なんてあり得ないので、殆どの商会主や商人は商業ギルドに登録していますが。
守銭奴である商人達が何故、年会費が発生しない冒険者ギルドではなく、年会費を払ってまで商業ギルドに登録しているのか?
冒険者ギルドでは半年以上依頼を受ける期間を開けると登録抹消処分になるからです。
まぁそんな訳で、殆どは商売人は商業ギルドに登録しているのですが。
商業ギルドに登録しなければ商売が出来ない何てルールは無いのは幸いでした。
商業ギルドの扉を開けると、冒険者ギルドの活気に溢れた雰囲気とは違い、落ち着いたシックな空間が広がっていました。
冒険者ギルドには殆ど置かれていない品のある調度品の数々。
冒険者ギルドもいいですけど、これはこれでテンションが上がります!!
「商業ギルドへ、ようこそお越し下さいました。
本日はどのような御用向きでしょうか?」
商業ギルド内の雰囲気に浸っていると、不意に横から声をかけられました……恐る恐る見ると、微笑む男性職員さんの姿。
僕とした事が、まさか気配感知を怠ってしまうとは……
それにしても、ここまで来るともう貴族の屋敷みたいですね。
まぁこれも僕の勝手な想像に過ぎませんけど。
しかし、この場合どう受け答えするのが正解なのでしょうか?
と言うか、エメルさんにすら、たどたどしく会話するのが精一杯なのに……
この僕に初対面の人と会話しろと?
はっはっは、冗談キツイですよ全く……
「お嬢様、走られては危ないですよ」
一人でおろおろしていると、コレールが遅れてやって来ました。
ばっと、男性職員さんから隠れる様にコレールの後ろに逃げ込む。
これで一安心ですね。
これで僕がこの人と話す必要は無くなりました。
ナイスタイミングです!!
尤も、もう少し早く来てくれてもよかっですけどね。
まぁ商会を作れる事にテンションが上がって、先に走ってた来た僕が悪いのですが。
僕の盾……コレールが商会を作るにあたり建物、もしくは土地を買いたい事を伝えると、商談スペースに案内されました。
ちょこんと大きなソファーに座っている訳ですが……
「落ち着きませんね」
思わず呟くと同時に、コンコンとノック音が響き渡りました。
勿論、ビクッてなりましたよ?
「失礼致します。
大変長らく、お待たせ致しました」
そう言って入って来たのは女性の職員さん。
さて、ここらは……と言うかここもコレールに一任ですね。
まぁ商談と言っても少し大きな買い物をするだけですし、僕が口を挟むことなんて元々殆どな無いでしょうけど。
「商会を開設するにあたり、施設又はその為の土地のご購入でよろしいでしょうか?」
「ええ」
「かしこまりました。
商会を運営するとなると、それなりの敷地面積が必要になります。
失礼ながらご予算をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「白金貨500枚です」
コレールの収納魔法から取り出され、積み上げられた白金貨500枚。
それを見て、職員さんの目が見開かれました。
う~ん、一体どうしたのでしょうか?
「鑑定……確かに確認させて頂きました。
大変申し訳ございませんが、現在白金貨500枚で商会を設立できる建物はございません」
「少な過ぎましたか?」
「いえ!」
コレールの言葉にかぶせる様に職員さんが声をあげました。
「白金貨500枚ともなれば、それこそ貴族様のお屋敷が幾つか建つ金額です。
商会を開くにあたっての資金としては白金貨50枚程で十分です」
「なるほど、そう言う事でしたか。
ではそれでお願いできますか?」
「かしこまりました。
何かご要望はございますか?」
「そうですね……土地はなるべく広く、建物は従業員の居住スペースがあるものが好ましいです」
「では、こちらはどうでしょうか?」
元々用意されていた書類から1つを選びコレールの前に差し出しました。
「場所は大通りに面しており、中央からは少し離れておりますが、その分敷地面積は申し分無いかと」
「実際に見ないと何とも言えませんね」
「かしこまりました。
では、馬車を用意させますので少々お待ちください」
一礼して席を外す職員さん。
何というか普通にお店ですよね。
そのあと、商業ギルドが用意してくれた馬車に乗って色々と見て回りましたが。
面積が十分でも間取りが悪かったり、なかなか目ぼしいところが見つからない。
こうなったら最悪、買った建物を取り壊して立て直すしかありませんが……面倒ですね。
「では、あまりオススメは出来ませんがこちらはどうでしょうか?
商店を開くには改築する必要がありますが、商会の本部としては十分な広さですし、建物を増築する敷地も十分ありますので、お店となる建物を建てる事も可能です」
再び馬車に乗り込んだ僕達に、職員さんはそう言って一枚の用紙を差し出しました。
敷地面積は今までの中でもピカイチ。
それでいて値段も白金貨35枚とかなりお得。
う~ん、訳あり物件と言うやつですね。
「実はその場所は、昔ある貴族の方が別荘としてお作りになったのですが、行方不明者が続出しまして。
帝国騎士団によって閉鎖されていたのですが、どう言う訳か少し前に我が商業ギルドに売られてきたのです。
不気味がられてなかなか売れないのですけどね」
職員さんは上品に笑う。
やっぱり訳あり物件でしたか……行方不明ねぇ。
「そうですね、取り敢えず一度見に行っても?」
「勿論でございます」
それにしても流石は帝都、色々なお店があります。
馬車の窓から帝都の街並みを見てそんな事を思っていると、不意に何とも言えない違和感を感じました。
その違和感は時間が経つにつれて大きくなっていき……馬車が止まった時、確信しました。
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