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第4章 神聖の試練編
46話 で、デカイです!!
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切実かつ尤もな訴え。
確かにと内心相槌を打っていると、見事な庭園の中央にある石畳の上に人影が空から降って来ました。
「なぁ、お前ら分かってんのか?
オレ達が、どれだけ苦労してこの迷宮を作り上げたのかよぉ!?」
チンピラみたいな口調で姿を現したのは、紫の髪を後ろで束ねた1人の女性。
しかも、その胸には自ら主張しまくっている双丘が……
「しかも、お前らこの城まで転移して来やがったな?
折角オレ達が作り上げた、芸術とも言えるあの橋を渡りもしねぇ!
ちょっとはこっちの苦労も考慮してくれよ……」
いきなり現れて、愚痴って、最後は疲れた様に項垂れてしまいました。
まぁ、その気持ちは分からなくもないです。
しかし気になるのは……項垂れる瞬間も油断なく主張してくるその巨乳!!
こんな事を自分で言う時が来るとは思ってもいませんでしたが……負けました。
それも完膚無きまでの惨敗。
いえ、そもそも勝負という舞台にも立たずに終わったのかもしれませんね……
ま、まぁ! 僕はまだまだ成長期前ですけどねっ!!
「せめて、せめて普通に扉と門は開いて来てくれよ……」
酷く落ち込んだ様子で呟く巨乳さん。
その気持ちが分かるだけに可哀想です……悪い事をしちゃいましたね。
巨乳さんの口ぶりからして、彼女がこの迷宮のダンジョンマスターでしょう。
多分この迷宮を作り出した大神は、内部の構造までは着手せずに後続のダンジョンマスターに一任したのでしょう。
つまり、この迷宮の内部構造を作り上げたのは彼女……いえ、オレ達と言っている事から彼女達と言う事になります。
この迷宮は深淵の試練とは全く違う。
挑戦者を暖かく受け入れ、穏やかに和やかに挑戦者と言う名の客をもてなす。
だからこそ、客が楽しめる様に色々な工夫を凝らしたのでしょう。
そんな手の込んだ一つの作品と言える場所を入り口は壊され、道中は無視され、城の門も壊される……
うん、これは悪い事をしてしまいましたね。
何と言うか……もう、ごめんなさいとしか言いようがありません。
と言うか、僕は悪くないです。
まぁ、確かに道中は転移で無視してしまいましたが……最初の扉もこのお城の門も壊す気は全くなかったですからね!
「お久しぶりですね、セルケト殿」
そしてその元凶たるコレールはと言うと……扉や門の事など無かったかの様に普通に巨乳美女に挨拶していますね。
……ん?
普通に今聞き捨てなら無い言葉が……
セルケトと言うと確か、地球の神様の中にそんな名前の神様がいた様な気がします。
つまり今、目の前で項垂れている巨乳さんは神様と言う事でしょうか?
「ん? その声にこの魔力は……お前、黒龍かっ!?」
「ええ、大戦以来ですから、およそ10万年ぶりですね」
「それに、そっちは霊鳥の嬢ちゃんに吸血鬼の女王様じゃねぇか!
久しぶりだなおいっ!!」
「ん」
「お久しぶりですね、セルケト。
元気にしていましたか?」
巨乳美女にフェルは頷き、オルグイユも親しそうに挨拶を返す。
この巨乳美女さんとコレール達3人が顔見知りである事は確実ですね。
しかも10万年ぶりの再会ともなると積もる話もあるでしょう。
激しく場違いな気がします。
こんな時、コミュ力が高い人ならあの輪の中に入って打ち解ける事が出来るのでしょう。
しかし! コミュ力ゼロに等しい僕からすれば、それは神の御技も同じです!!
いつもであればこんな時は空気になっているのですが。
今回は迷宮の件があるのでそう言う訳にもいかないんですよね……さて、どうしましょうか?
「ふふふ、私もお話に混ぜてくださいな」
一人で頭を悩ませていると、不意に何処からかそんな声が聞こえて来ました。
「おぉっ、やっと来たか!!
お前も見てみろよ、黒龍に霊鳥の嬢ちゃんに吸血鬼の女王だぞ!」
巨乳美女さんが誰もいないお城の入り口の方に向かってそう声を上げる。
すると、空間が揺れて一人の女性が姿を現わしました。
黄金色の髪に白いもふもふが見える耳。
そして、着ている着物から溢れそうな巨乳!!
モフミミさんも巨乳美女さんもいい勝負ですね……
「そんなに大きな声を出さ無くても聞こえていますよ。
先程も突然飛び出して、貴女はもう少し落ち着きを覚えてください」
「やはりあの結界は貴女でしたか九尾殿」
九尾ですか?
確かに言われてみれば、モフミミさんの背後にたくさんの尻尾らしきものが見えますね。
「ええ、黒龍殿もお元気そうで何よりです」
柔らかな微笑みを浮かべて、軽く会釈を交わすコレールとモフミミさん。
う~ん、なんかモフミミさんは扇子を持ってそうなイメージ……あっ、持ってるんですか。
着物の袖から扇子が……どうやってあんな場所に……謎ですね。
「霊鳥殿に吸血女王殿もお元気でしたか?」
「ん、吾は、元気」
「ええ、九尾さんもおかわりなさそうで何よりです」
どうやら、巨乳美女さんだけで無く、モフミミ美女さんも旧知の仲の様です……
これは、ますます困りました……こんな時どうすればいいのでしょうか?
あっ、モフミミさんと目が合ってしまいました。
くっ! 何故こんな時に限って僕の盾こと、コレールが近くにいないんですかっ!?
突然の事態に硬直していると、モフミミさんが優し気な微笑みを浮かべて手を振って来ました。
えっ? この場合はどうするのが正解なのですか?
くっ、こんな所でも人見知りの弊害が……
と、取り敢えず手を振り返しておきましょう。
うんうん、それが良いですね、そうしましょう……あっ。
な、何でしょうか? 皆んなが僕の事を見ているのですが……
「おいおいおいっ!
何だ何だ、あの嬢ちゃんは!?」
「ふふふ、私の結界を破ったのはあの子ですか?」
「ええ、九尾殿の結界を破ったのはお嬢様です」
コレールが僕の事をお嬢様なんて呼ぶから、余計に巨乳美女さんとモフミミ美女さんの注目を集めてしまいました。
初対面の美女2人に凝視される。
はっきり言ってツライ! 出来れば早く空気と化したいのですが……
「ん、エルは、吾の妹」
「妹っ!?
マジかよっ! てか、霊鳥の嬢ちゃんに妹いたのか?」
「ふふふ、なかなか面白い事になっている様ですね。
吸血女王殿……は」
「グフっ、ぐへへ……ルーミエル様! あぁなんてお可愛らしいのでしょうっ!!」
「む、無理そうですね。
黒龍殿、ご説明をお願いしても?」
「ええ、お嬢様のお許しさえあれば喜んで」
あっ、モフミミ美女さんが残念な状態のオルグイユを見て苦笑いを浮かべました。
その気持ちは非常によくわかりますよ。
普通にしていれば出来る秘書ってイメージですからね……まぁ、アレを見てしまったらそんな事は言えないのですけど。
「では、立ち話も程々にして、お城の中でお話致しましょう」
そう言って踵を返したモフミミさんの後を追って、僕達は白亜のお城に足を踏み入れました。
確かにと内心相槌を打っていると、見事な庭園の中央にある石畳の上に人影が空から降って来ました。
「なぁ、お前ら分かってんのか?
オレ達が、どれだけ苦労してこの迷宮を作り上げたのかよぉ!?」
チンピラみたいな口調で姿を現したのは、紫の髪を後ろで束ねた1人の女性。
しかも、その胸には自ら主張しまくっている双丘が……
「しかも、お前らこの城まで転移して来やがったな?
折角オレ達が作り上げた、芸術とも言えるあの橋を渡りもしねぇ!
ちょっとはこっちの苦労も考慮してくれよ……」
いきなり現れて、愚痴って、最後は疲れた様に項垂れてしまいました。
まぁ、その気持ちは分からなくもないです。
しかし気になるのは……項垂れる瞬間も油断なく主張してくるその巨乳!!
こんな事を自分で言う時が来るとは思ってもいませんでしたが……負けました。
それも完膚無きまでの惨敗。
いえ、そもそも勝負という舞台にも立たずに終わったのかもしれませんね……
ま、まぁ! 僕はまだまだ成長期前ですけどねっ!!
「せめて、せめて普通に扉と門は開いて来てくれよ……」
酷く落ち込んだ様子で呟く巨乳さん。
その気持ちが分かるだけに可哀想です……悪い事をしちゃいましたね。
巨乳さんの口ぶりからして、彼女がこの迷宮のダンジョンマスターでしょう。
多分この迷宮を作り出した大神は、内部の構造までは着手せずに後続のダンジョンマスターに一任したのでしょう。
つまり、この迷宮の内部構造を作り上げたのは彼女……いえ、オレ達と言っている事から彼女達と言う事になります。
この迷宮は深淵の試練とは全く違う。
挑戦者を暖かく受け入れ、穏やかに和やかに挑戦者と言う名の客をもてなす。
だからこそ、客が楽しめる様に色々な工夫を凝らしたのでしょう。
そんな手の込んだ一つの作品と言える場所を入り口は壊され、道中は無視され、城の門も壊される……
うん、これは悪い事をしてしまいましたね。
何と言うか……もう、ごめんなさいとしか言いようがありません。
と言うか、僕は悪くないです。
まぁ、確かに道中は転移で無視してしまいましたが……最初の扉もこのお城の門も壊す気は全くなかったですからね!
「お久しぶりですね、セルケト殿」
そしてその元凶たるコレールはと言うと……扉や門の事など無かったかの様に普通に巨乳美女に挨拶していますね。
……ん?
普通に今聞き捨てなら無い言葉が……
セルケトと言うと確か、地球の神様の中にそんな名前の神様がいた様な気がします。
つまり今、目の前で項垂れている巨乳さんは神様と言う事でしょうか?
「ん? その声にこの魔力は……お前、黒龍かっ!?」
「ええ、大戦以来ですから、およそ10万年ぶりですね」
「それに、そっちは霊鳥の嬢ちゃんに吸血鬼の女王様じゃねぇか!
久しぶりだなおいっ!!」
「ん」
「お久しぶりですね、セルケト。
元気にしていましたか?」
巨乳美女にフェルは頷き、オルグイユも親しそうに挨拶を返す。
この巨乳美女さんとコレール達3人が顔見知りである事は確実ですね。
しかも10万年ぶりの再会ともなると積もる話もあるでしょう。
激しく場違いな気がします。
こんな時、コミュ力が高い人ならあの輪の中に入って打ち解ける事が出来るのでしょう。
しかし! コミュ力ゼロに等しい僕からすれば、それは神の御技も同じです!!
いつもであればこんな時は空気になっているのですが。
今回は迷宮の件があるのでそう言う訳にもいかないんですよね……さて、どうしましょうか?
「ふふふ、私もお話に混ぜてくださいな」
一人で頭を悩ませていると、不意に何処からかそんな声が聞こえて来ました。
「おぉっ、やっと来たか!!
お前も見てみろよ、黒龍に霊鳥の嬢ちゃんに吸血鬼の女王だぞ!」
巨乳美女さんが誰もいないお城の入り口の方に向かってそう声を上げる。
すると、空間が揺れて一人の女性が姿を現わしました。
黄金色の髪に白いもふもふが見える耳。
そして、着ている着物から溢れそうな巨乳!!
モフミミさんも巨乳美女さんもいい勝負ですね……
「そんなに大きな声を出さ無くても聞こえていますよ。
先程も突然飛び出して、貴女はもう少し落ち着きを覚えてください」
「やはりあの結界は貴女でしたか九尾殿」
九尾ですか?
確かに言われてみれば、モフミミさんの背後にたくさんの尻尾らしきものが見えますね。
「ええ、黒龍殿もお元気そうで何よりです」
柔らかな微笑みを浮かべて、軽く会釈を交わすコレールとモフミミさん。
う~ん、なんかモフミミさんは扇子を持ってそうなイメージ……あっ、持ってるんですか。
着物の袖から扇子が……どうやってあんな場所に……謎ですね。
「霊鳥殿に吸血女王殿もお元気でしたか?」
「ん、吾は、元気」
「ええ、九尾さんもおかわりなさそうで何よりです」
どうやら、巨乳美女さんだけで無く、モフミミ美女さんも旧知の仲の様です……
これは、ますます困りました……こんな時どうすればいいのでしょうか?
あっ、モフミミさんと目が合ってしまいました。
くっ! 何故こんな時に限って僕の盾こと、コレールが近くにいないんですかっ!?
突然の事態に硬直していると、モフミミさんが優し気な微笑みを浮かべて手を振って来ました。
えっ? この場合はどうするのが正解なのですか?
くっ、こんな所でも人見知りの弊害が……
と、取り敢えず手を振り返しておきましょう。
うんうん、それが良いですね、そうしましょう……あっ。
な、何でしょうか? 皆んなが僕の事を見ているのですが……
「おいおいおいっ!
何だ何だ、あの嬢ちゃんは!?」
「ふふふ、私の結界を破ったのはあの子ですか?」
「ええ、九尾殿の結界を破ったのはお嬢様です」
コレールが僕の事をお嬢様なんて呼ぶから、余計に巨乳美女さんとモフミミ美女さんの注目を集めてしまいました。
初対面の美女2人に凝視される。
はっきり言ってツライ! 出来れば早く空気と化したいのですが……
「ん、エルは、吾の妹」
「妹っ!?
マジかよっ! てか、霊鳥の嬢ちゃんに妹いたのか?」
「ふふふ、なかなか面白い事になっている様ですね。
吸血女王殿……は」
「グフっ、ぐへへ……ルーミエル様! あぁなんてお可愛らしいのでしょうっ!!」
「む、無理そうですね。
黒龍殿、ご説明をお願いしても?」
「ええ、お嬢様のお許しさえあれば喜んで」
あっ、モフミミ美女さんが残念な状態のオルグイユを見て苦笑いを浮かべました。
その気持ちは非常によくわかりますよ。
普通にしていれば出来る秘書ってイメージですからね……まぁ、アレを見てしまったらそんな事は言えないのですけど。
「では、立ち話も程々にして、お城の中でお話致しましょう」
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