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第4章 神聖の試練編
50話 まさかの展開です
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僕が放った星天魔法がセルケトを巻き込み地面に衝突する。
その瞬間、一瞬にして視界が真っ白に塗り潰され、少し遅れて爆音と凄まじい衝撃が襲い掛かる。
無論、結界内にいるコレール達に被害はありません。
しかし、生身でこの場にいる僕はその衝撃波をまともに食らうことになります。
まぁ、直接ぶつけられた巨乳美女さんよりはダメージは低いでしょうし。
このまま何もしなければの話ですけどね。
先程、踵落としをくらった時と同様に自らの翼で自身を包み込む。
星天魔法の衝撃波が到達するまでの時間は、僅かゼロコンマ数秒にも満たない刹那の時間。
そんな一瞬でも、思考加速やその他のスキルで体感時間を極限までに研ぎ澄ました僕ならば、余裕を持って自身の周りに滅光結界を展開する事が可能です。
ですが、今は星天魔法を放った直後。
即座にそれだけの魔力を展開するのは難しいと言うのが現実です。
しかし、魔力媒体と化した僕の翼であれば、今までとは比較にならない速度で結界を展開する事が可能になります!
普段の僕では到底出来ない魔力伝達速度で、僕を包み込んだ翼の周囲に滅光結界が展開される。
その数瞬後、結界が何かを遮る感覚を感じました。
因みに今展開している結界は音も振動も完全に遮断しているので非常に快適です。
翼で密閉されていても、魔力を流せば羽毛が白く発光するので暗さは皆無ですしね。
でも、コレール達を包み込んでいる結界は音は遮断していません。
コレール達には少し悪い事をしてしまったかもしれませんね。
魔力感知で外の状況を探り、衝撃波が落ち着いた事を確認した後、翼の中から出ました。
そして、眼前に広がるのは破滅の光景。
圧倒的な熱量と衝撃波によって氷の世界は吹き飛ばされ、代わりに直径数百メートルはあろうかと言う大きさのクレーター。
所々、融解し赤くなっているクレーターの中央に目を回して倒れている巨乳美女さんの姿がありました。
その姿を視認した僕は翼を消して、気絶している巨乳美女さん側に降り立ちました。
これは勝負ありと見ていいでしょうね。
しゃがみ込み頬を突きつつ起きる様子のない彼女を見てそんな事を思っていると、コレール達もこちらにやって来ました。
「お見事でございます、お嬢様」
褒めてくれるコレールに少し胸を張っていると……
「凄まじいですね……」
と、ちょっと呆れたように苦笑いを浮かべたモフミミ美女さんが呟きました。
僕も薄々気づいていましたよ……やり過ぎてしまったかもしれません。
ちょっと調子に乗ってしまったようですね。
「む、エルは、悪くない」
少し落ち込んでいると、フェルが僕の頭を抱き込んで慰めてくれました。
因みに、エルと言うのは僕の愛称です。
尤も、現在この愛称で僕の事を呼んでくれるのは命名者であるフェルだけですけど。
「こんな脆い、地面にした、コレールが悪い」
周囲の大人3人に睨みを利かせながら、フェルが僕の頭を撫でて来ます。
まさか、フェルに慰められる時が来ようとは数週間前までは想像もしていませんでした。
けどまぁ、これはこれでいいですね。
フェルが僕の眷属だからでしょうか、兎に角こうされていると落ち着きますね。
そして、そんなフェルの言葉を受けてダメージを受けているコレール。
「と、取り敢えず、お城に戻るとしましょう?」
そんな一歩間違えばカオスとなりかねない状況を、モフミミ美女さんの一言が打破してくれました。
そんな訳で、完全にのびてしまった巨乳美女さんを担ぐ……事は無く、魔法で宙に浮かせてお城に戻ってきました。
コレールの展開していた亜空間はあれ程の惨状だったのに、このお城には全く被害はありません。
ふっふっふ! 僕の結界のおかげですね!!
と言うか今更ですが、僕が結界を張らなくてもコレールが入り口を塞いでくれたらそれで良かったんじゃ……
まぁ、どのみちコレール達に結界を張るついででしたし。
僕自身テンションが上がっていて、そこまで考慮して無かったですけどね。
「それにしても驚きました。
コレール殿達が惚れ込む気持ちが分かった気が致します」
そんな事を言って微笑みかけてくるモフミミ美女さんを再び俯いてやり過ごします。
そう! 残念ながら僕の仕事モードは終わってしまいましたからね。
ここからは再びコレール達に任せるしかないのです!!
「それにしても、ルーミエルさんは一体何者なのでしょうか?」
モフミミ美女さんのその素朴な疑問を受け、コレールが僕に確認を求めるような視線を向けてきたので一回頷いて肯定します。
「その件につきましては私からご説明しましょう」
僕が頷いた事を見届けたコレールがそう言って、モフミミ美女さんに説明してくれました。
僕が異世界から召喚された勇者達の1人であった事。
そして吸血鬼と間違われて深淵の試練に追放処分にされた事。
その後、フェルと出会い眷属とした後。
コレールとオルグイユも僕の眷属に加わった事。
そして僕が元は男だったが現在は精神状態も身体に引っ張られている事など……僕が召喚されてから今に至るまでの過程をかなり詳しくしっかりと説明してくれました。
その説明の中でもモフミミ美女さんが特に驚いていたのは、僕が性別を変えた事と神々と直接言葉を交わした事ですね。
「んぅ、ここは……」
一通りの説明が終わるのと時を同じくして、ソファーにて寝かされていた巨乳美女さんが目を覚ましました。
「あっ、あの時オレは嬢ちゃんの魔法をくらって……
あっちゃあ、気絶しちまってたようだな」
「どうやら記憶はしっかりしているようですね」
「おうよ!
にしても、まさかこのオレが負けちまうとはなぁ……おい九尾、オレは決めたぜ」
「ええ、私も貴女と同じ気持ちです」
目が覚めた巨乳美女さんと何やら真剣な表情で言葉を交わすモフミミ美女さん。
そんな2人を他人事のように眺めていると、突然2人が真剣な眼差しで僕を見据えました。
「ルーミエルさん」
「は、はい!」
「まず、第一の試練は当然の如くクリアとさせて頂きます。
そもそも、あの結界を見せて頂いた時点で十分でしたが」
い、痛いところをついて来ますね……しかし実際モフミミ美女さんはそう言おうとしていた訳ですし何も言えませんね。
そうして真剣な眼差しで縮こまっていた体をさらに小さくしていると、モフミミ美女さんにチラッと睨まれた巨乳美女さんも慌てて言い訳を言い始めました。
「はぁ、まぁいいでしょう。
それで話を戻しますが、第一の試練をクリアすれば2つ目の条件をお教えすると言いましたが覚えておいでですか?」
いくら久し振りの戦闘でテンションが上がっていたとは言え、勿論覚えています。
とは言え、ここで得意げに肯定すれば、反省していないと怒られるかも知れません。
ここは遠慮がちに頷いておくとしましょう。
「ふふふ、では第2の試練……いえ、これは試練ではないですね。
では、2つ目の条件をお教え致しましょう」
モフミミ美女さんはそう言うと、何故か立ち上がりました。
同じ様に巨乳美女さんも立ち上がり、2人して僕の目の前までやってきて……跪きました。
「この私、神聖の試練管理者、九尾狐を眷属にしていただけないでしょうか?」
「同じく、このオレ神聖の試練管理者セルケト、貴女様の眷属に迎えて頂きたい」
いきなり跪くと言うまさかの展開に1人戸惑っている僕を置き去りに、2人はそう言って頭を垂れました。
その瞬間、一瞬にして視界が真っ白に塗り潰され、少し遅れて爆音と凄まじい衝撃が襲い掛かる。
無論、結界内にいるコレール達に被害はありません。
しかし、生身でこの場にいる僕はその衝撃波をまともに食らうことになります。
まぁ、直接ぶつけられた巨乳美女さんよりはダメージは低いでしょうし。
このまま何もしなければの話ですけどね。
先程、踵落としをくらった時と同様に自らの翼で自身を包み込む。
星天魔法の衝撃波が到達するまでの時間は、僅かゼロコンマ数秒にも満たない刹那の時間。
そんな一瞬でも、思考加速やその他のスキルで体感時間を極限までに研ぎ澄ました僕ならば、余裕を持って自身の周りに滅光結界を展開する事が可能です。
ですが、今は星天魔法を放った直後。
即座にそれだけの魔力を展開するのは難しいと言うのが現実です。
しかし、魔力媒体と化した僕の翼であれば、今までとは比較にならない速度で結界を展開する事が可能になります!
普段の僕では到底出来ない魔力伝達速度で、僕を包み込んだ翼の周囲に滅光結界が展開される。
その数瞬後、結界が何かを遮る感覚を感じました。
因みに今展開している結界は音も振動も完全に遮断しているので非常に快適です。
翼で密閉されていても、魔力を流せば羽毛が白く発光するので暗さは皆無ですしね。
でも、コレール達を包み込んでいる結界は音は遮断していません。
コレール達には少し悪い事をしてしまったかもしれませんね。
魔力感知で外の状況を探り、衝撃波が落ち着いた事を確認した後、翼の中から出ました。
そして、眼前に広がるのは破滅の光景。
圧倒的な熱量と衝撃波によって氷の世界は吹き飛ばされ、代わりに直径数百メートルはあろうかと言う大きさのクレーター。
所々、融解し赤くなっているクレーターの中央に目を回して倒れている巨乳美女さんの姿がありました。
その姿を視認した僕は翼を消して、気絶している巨乳美女さん側に降り立ちました。
これは勝負ありと見ていいでしょうね。
しゃがみ込み頬を突きつつ起きる様子のない彼女を見てそんな事を思っていると、コレール達もこちらにやって来ました。
「お見事でございます、お嬢様」
褒めてくれるコレールに少し胸を張っていると……
「凄まじいですね……」
と、ちょっと呆れたように苦笑いを浮かべたモフミミ美女さんが呟きました。
僕も薄々気づいていましたよ……やり過ぎてしまったかもしれません。
ちょっと調子に乗ってしまったようですね。
「む、エルは、悪くない」
少し落ち込んでいると、フェルが僕の頭を抱き込んで慰めてくれました。
因みに、エルと言うのは僕の愛称です。
尤も、現在この愛称で僕の事を呼んでくれるのは命名者であるフェルだけですけど。
「こんな脆い、地面にした、コレールが悪い」
周囲の大人3人に睨みを利かせながら、フェルが僕の頭を撫でて来ます。
まさか、フェルに慰められる時が来ようとは数週間前までは想像もしていませんでした。
けどまぁ、これはこれでいいですね。
フェルが僕の眷属だからでしょうか、兎に角こうされていると落ち着きますね。
そして、そんなフェルの言葉を受けてダメージを受けているコレール。
「と、取り敢えず、お城に戻るとしましょう?」
そんな一歩間違えばカオスとなりかねない状況を、モフミミ美女さんの一言が打破してくれました。
そんな訳で、完全にのびてしまった巨乳美女さんを担ぐ……事は無く、魔法で宙に浮かせてお城に戻ってきました。
コレールの展開していた亜空間はあれ程の惨状だったのに、このお城には全く被害はありません。
ふっふっふ! 僕の結界のおかげですね!!
と言うか今更ですが、僕が結界を張らなくてもコレールが入り口を塞いでくれたらそれで良かったんじゃ……
まぁ、どのみちコレール達に結界を張るついででしたし。
僕自身テンションが上がっていて、そこまで考慮して無かったですけどね。
「それにしても驚きました。
コレール殿達が惚れ込む気持ちが分かった気が致します」
そんな事を言って微笑みかけてくるモフミミ美女さんを再び俯いてやり過ごします。
そう! 残念ながら僕の仕事モードは終わってしまいましたからね。
ここからは再びコレール達に任せるしかないのです!!
「それにしても、ルーミエルさんは一体何者なのでしょうか?」
モフミミ美女さんのその素朴な疑問を受け、コレールが僕に確認を求めるような視線を向けてきたので一回頷いて肯定します。
「その件につきましては私からご説明しましょう」
僕が頷いた事を見届けたコレールがそう言って、モフミミ美女さんに説明してくれました。
僕が異世界から召喚された勇者達の1人であった事。
そして吸血鬼と間違われて深淵の試練に追放処分にされた事。
その後、フェルと出会い眷属とした後。
コレールとオルグイユも僕の眷属に加わった事。
そして僕が元は男だったが現在は精神状態も身体に引っ張られている事など……僕が召喚されてから今に至るまでの過程をかなり詳しくしっかりと説明してくれました。
その説明の中でもモフミミ美女さんが特に驚いていたのは、僕が性別を変えた事と神々と直接言葉を交わした事ですね。
「んぅ、ここは……」
一通りの説明が終わるのと時を同じくして、ソファーにて寝かされていた巨乳美女さんが目を覚ましました。
「あっ、あの時オレは嬢ちゃんの魔法をくらって……
あっちゃあ、気絶しちまってたようだな」
「どうやら記憶はしっかりしているようですね」
「おうよ!
にしても、まさかこのオレが負けちまうとはなぁ……おい九尾、オレは決めたぜ」
「ええ、私も貴女と同じ気持ちです」
目が覚めた巨乳美女さんと何やら真剣な表情で言葉を交わすモフミミ美女さん。
そんな2人を他人事のように眺めていると、突然2人が真剣な眼差しで僕を見据えました。
「ルーミエルさん」
「は、はい!」
「まず、第一の試練は当然の如くクリアとさせて頂きます。
そもそも、あの結界を見せて頂いた時点で十分でしたが」
い、痛いところをついて来ますね……しかし実際モフミミ美女さんはそう言おうとしていた訳ですし何も言えませんね。
そうして真剣な眼差しで縮こまっていた体をさらに小さくしていると、モフミミ美女さんにチラッと睨まれた巨乳美女さんも慌てて言い訳を言い始めました。
「はぁ、まぁいいでしょう。
それで話を戻しますが、第一の試練をクリアすれば2つ目の条件をお教えすると言いましたが覚えておいでですか?」
いくら久し振りの戦闘でテンションが上がっていたとは言え、勿論覚えています。
とは言え、ここで得意げに肯定すれば、反省していないと怒られるかも知れません。
ここは遠慮がちに頷いておくとしましょう。
「ふふふ、では第2の試練……いえ、これは試練ではないですね。
では、2つ目の条件をお教え致しましょう」
モフミミ美女さんはそう言うと、何故か立ち上がりました。
同じ様に巨乳美女さんも立ち上がり、2人して僕の目の前までやってきて……跪きました。
「この私、神聖の試練管理者、九尾狐を眷属にしていただけないでしょうか?」
「同じく、このオレ神聖の試練管理者セルケト、貴女様の眷属に迎えて頂きたい」
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