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第4章 神聖の試練編
52話 友達が出来ました!!
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「全く、いきなりなんて事をするんだ君は」
「そうですよ……突然ビンタなんて酷いですね」
「全くだ」
地球の神フォルクレス。
大神なきこの世界を管理していた女神アフィリス。
そして深淵の大神ウェルス。
殴り、蹴り飛ばした怨敵3名が、何事も無かった様な、けろっとした表情で戻って来る。
流石は神ですね、僕の攻撃を受けてダメージが一切無いとは……
まぁ、さっきは許してあげると言いましたが。
この3人のせいで受けた被害を考えると、睨む程度はしても良いと思います。
「ふふふ、貴方達情け無いわよ。
確かに強いとは言えこんなに小さく、可愛い子にしてやられるなんて」
「ソシリア、君はそう言うけどね。
いくら私達でも、彼女ほどの強者に突然攻撃されたら早々避ける事は出来ないさ」
苦笑いを浮かべながら軽く肩をすくめるフォルクレス。
「それでフォルクレス、今回はどの様な用なのでしょうか?」
フォルクレスは神様ですが、もう様なんて敬称を付けて呼んであげません。
勿論、アフィリスとウェルスの両名もです。
「久しぶりだと言うのに連れ無いね。
それに、ご機嫌斜めの様だけど何でそんなに怒っているのかな?」
「ふん、僕は貴方達3人に怒っているのです。
それに、以前あった時からまだ久しぶりと言う程の時間は経っていません」
「確かに言われてみればそれ程時間は経っていない気様な気も……
君が深淵の試練攻略を果たしてから大体一月くらいかな?」
「いえ、僕が以前フォルクレス達にあった時から1日を帝都、その後約1週間を深淵で過ごしました。
その後また帝都で依頼に1日、その処理待ちに1週間。
お屋敷を買ってからこの場に来るのに2日ですので、計2週間と4日ですね」
「……君って理屈っぽいってよく言われない?」
ん? それは、どう言う事でしょうか?
「はぁ、そんな話はどうでも良いでは無いか。
それよりも、何故君は私達に対し怒りを抱いているのだね?」
フォルクレスの意味深な言葉に一人首を捻っていると、ウェルスがそう話しかけてきました。
「……あまりこの話はしたく無いですが、まぁいいでしょう。
僕が怒っている理由はこの身体にあります」
「身体、ですか?」
「はぁ、いいですか、もともと僕の計画では……」
そうして、説明をする事数分。
フォルクレス、アフィリス、ウェルスの3名は微妙な面持ちをしていました。
「と、言う訳で、僕は現在怒っているのです」
僕が説明した事を掻い摘んで言うと、お前らのせいで性別が固定されて男に戻れなくなったじゃねぇかっ!!
と言う事ですね。
まぁ尤も、当人としては善意からの行動だった訳だし、そこまでぐちぐちと文句を言うつもりはありません。
それに、性別が固定された影響で魂と精神がこの肉体に完全に定着。
ハッキリ言ってもう男に戻りたいと言う欲求は無くなってしまっています。
別にこの身体での不便は特には思いつきませんし……
幼児退行していると言っても、目に見えて分かる程のものでは無いでしょうしね。
もし、そんな事になっていたらコレール達が教えてくれるでしょうし。
何より僕自身が直ぐに違和感に気付くはずです。
「あらあら、それは災難だったわね。
ほら、こっちへいらっしゃい、私が慰めてあげるわ」
話の成り行きを黙って聞いていたソシリア様が、母性溢れる微笑みを浮かべて自らの膝を叩きました。
これは……膝に座れって意味ですよね?
流石にそれは恥ずかしい……と言うか、初対面ですよ?
あれ? ヤバイ、意識したら上手く声が……
おろおろしていると、いつの間にか接近したソシリア様が僕を抱え上げ、その膝の上に載せてしまいました。
そのまま優しく頭を撫でられるのですが……う~ん、かなり子供扱いされている気もしなくは無いですが。
まぁ、気持ちいいので良しとしましょう。
何より重要なのは、どれだけ心地よく快適に過ごせるかですからね!!
「まぁ、その……度々すまなかったね」
「申し訳ありませんでした」
「我らの勝手な思い込みで迷惑をかけた、すまない」
ソシリア様の膝の上にてじっとしていると、フォルクレス達3名が非常に落ち込んだ様な表情で謝ってきました。
くっ、そんな顔をされると少し罪悪感が!
「いえ、僕の方こそ手荒な真似をしてすみませんでした。
それに実は僕、もうそれ程気にしていませんので、だからその、皆さんも気にしないで下さい」
もう気も済んだ事です。
神様を呼び捨てにするのは良く無いでしょうからね、今後は今まで通りちゃんと敬称をつけて呼ぶ事にしましょう。
「……か、可愛い」
「えっと、何か言いましたかアフィリス様?」
「あっ、いえ何でもありません。
ですが、私達が貴女に勝手な思い込みで迷惑をかけてしまった事も事実です。
何か罪滅ぼしをさせて頂きたいのですけど」
「アフィリスそれはちょっと……ほら、彼女も気にしてないって言ってるんだしさ」
いきなり突飛な事を言い出したアフィリス様。
そんな彼女をフォルクレス様が窘めようと声をかけますが……
「黙っていて下さい。
そもそも、彼女がいいと言っていたとしても、それで私達が迷惑を掛けてしまった事実は消えません。
私は自らの行動には自らで責任を取るのが、神として当たり前の行動だと思います」
鋭い視線で呆気なくそう言われてしまいました。
言外にお前は責任も取れない神なのか? と言われてしまったフォルクレス様は苦笑いのまま硬直しています。
「確かに、アフィリスの言う通りですよフォルクレス殿。
下界の存在を導く神として、我らの行動には大きな責任が付き纏うものです」
ウェルス様にもそう言われてしまってはフォルクレス様も同意する他に無く……
「わかりました、実は私もそのように思っていたところです」
と、あっけらかんとした表情で言い放ちました。
まぁ他の3柱の神様達からジト目で見られて、目を逸らしてますけど。
それにしても困りました。
罪滅ぼしをさせてくれと言われても、どうしたら良いのか全くわかりません。
う~ん、今はこれと言って何も無いんですよね。
ソシリア様の膝の上で悶々と頭を捻っていると……
「ではこう言うのはどうでしょうか?」
と、そんな僕を見かねたアフィリス様が助け舟を出してくれました。
「これから先、私達は貴女のお友達になると言うのは?」
お友達になる、ですか……
「人であった貴女が神々と同等の友人となるです。
勿論、友人である以上、敬称をつける必要も無いと言う訳です」
確かに、下位の神でも上位の神の事を敬称をつけて呼びますし。
神ですら無い僕が、神様を呼び捨てにすると言うのは罪滅ぼしとしては十分でしょう。
これは、先程僕が3名を呼び捨てにしてしまった事を考慮してくれたのでしょう……
いきなり殴ってしまったと言うのに、僕の事をそこまで考慮してくれるとは。
「ですが……」
「うむ、私はそれで良いと思うぞ。
そもそも、貴女の力は下位の神を凌ぐ程だからな」
「私もそれで構わないと思いますよ」
何て事ない様子でウェルス様とフォルクレス様にもそう言われてしまいました。
う~ん、神様達と友達と言うのも少し気が引けますが……ここは皆さんの善意に甘えるとしましょう。
「わかりました。
では改めまして、これからも宜しくお願いします」
「はい!
こちらこそよろしくお願いしますね、ルーミエルちゃんっ!!」
「うんうん、仲良くしようねルーミエル」
「うむ、宜しく頼む」
ペコリと頭を下げると、アフィリスさ……アフィリスがそう言って僕の頭を撫でる。
フォルクレスとウェルスもそう言って頷きました。
「あらあら、じゃあ私ともお友達になりましょうね!」
頭上からそんな声が聞こえて上を向くと、にっこりと笑みを浮かべたソシリア様が覗き込んでいました。
優しく、柔らかな笑みを浮かべているはずなのに……その笑みには有無を言わせぬ力がこもっていました。
こうして、4柱の神々と友達になった僕は地上でしていた事等のお喋りをした後、この場を後にしました。
「そうですよ……突然ビンタなんて酷いですね」
「全くだ」
地球の神フォルクレス。
大神なきこの世界を管理していた女神アフィリス。
そして深淵の大神ウェルス。
殴り、蹴り飛ばした怨敵3名が、何事も無かった様な、けろっとした表情で戻って来る。
流石は神ですね、僕の攻撃を受けてダメージが一切無いとは……
まぁ、さっきは許してあげると言いましたが。
この3人のせいで受けた被害を考えると、睨む程度はしても良いと思います。
「ふふふ、貴方達情け無いわよ。
確かに強いとは言えこんなに小さく、可愛い子にしてやられるなんて」
「ソシリア、君はそう言うけどね。
いくら私達でも、彼女ほどの強者に突然攻撃されたら早々避ける事は出来ないさ」
苦笑いを浮かべながら軽く肩をすくめるフォルクレス。
「それでフォルクレス、今回はどの様な用なのでしょうか?」
フォルクレスは神様ですが、もう様なんて敬称を付けて呼んであげません。
勿論、アフィリスとウェルスの両名もです。
「久しぶりだと言うのに連れ無いね。
それに、ご機嫌斜めの様だけど何でそんなに怒っているのかな?」
「ふん、僕は貴方達3人に怒っているのです。
それに、以前あった時からまだ久しぶりと言う程の時間は経っていません」
「確かに言われてみればそれ程時間は経っていない気様な気も……
君が深淵の試練攻略を果たしてから大体一月くらいかな?」
「いえ、僕が以前フォルクレス達にあった時から1日を帝都、その後約1週間を深淵で過ごしました。
その後また帝都で依頼に1日、その処理待ちに1週間。
お屋敷を買ってからこの場に来るのに2日ですので、計2週間と4日ですね」
「……君って理屈っぽいってよく言われない?」
ん? それは、どう言う事でしょうか?
「はぁ、そんな話はどうでも良いでは無いか。
それよりも、何故君は私達に対し怒りを抱いているのだね?」
フォルクレスの意味深な言葉に一人首を捻っていると、ウェルスがそう話しかけてきました。
「……あまりこの話はしたく無いですが、まぁいいでしょう。
僕が怒っている理由はこの身体にあります」
「身体、ですか?」
「はぁ、いいですか、もともと僕の計画では……」
そうして、説明をする事数分。
フォルクレス、アフィリス、ウェルスの3名は微妙な面持ちをしていました。
「と、言う訳で、僕は現在怒っているのです」
僕が説明した事を掻い摘んで言うと、お前らのせいで性別が固定されて男に戻れなくなったじゃねぇかっ!!
と言う事ですね。
まぁ尤も、当人としては善意からの行動だった訳だし、そこまでぐちぐちと文句を言うつもりはありません。
それに、性別が固定された影響で魂と精神がこの肉体に完全に定着。
ハッキリ言ってもう男に戻りたいと言う欲求は無くなってしまっています。
別にこの身体での不便は特には思いつきませんし……
幼児退行していると言っても、目に見えて分かる程のものでは無いでしょうしね。
もし、そんな事になっていたらコレール達が教えてくれるでしょうし。
何より僕自身が直ぐに違和感に気付くはずです。
「あらあら、それは災難だったわね。
ほら、こっちへいらっしゃい、私が慰めてあげるわ」
話の成り行きを黙って聞いていたソシリア様が、母性溢れる微笑みを浮かべて自らの膝を叩きました。
これは……膝に座れって意味ですよね?
流石にそれは恥ずかしい……と言うか、初対面ですよ?
あれ? ヤバイ、意識したら上手く声が……
おろおろしていると、いつの間にか接近したソシリア様が僕を抱え上げ、その膝の上に載せてしまいました。
そのまま優しく頭を撫でられるのですが……う~ん、かなり子供扱いされている気もしなくは無いですが。
まぁ、気持ちいいので良しとしましょう。
何より重要なのは、どれだけ心地よく快適に過ごせるかですからね!!
「まぁ、その……度々すまなかったね」
「申し訳ありませんでした」
「我らの勝手な思い込みで迷惑をかけた、すまない」
ソシリア様の膝の上にてじっとしていると、フォルクレス達3名が非常に落ち込んだ様な表情で謝ってきました。
くっ、そんな顔をされると少し罪悪感が!
「いえ、僕の方こそ手荒な真似をしてすみませんでした。
それに実は僕、もうそれ程気にしていませんので、だからその、皆さんも気にしないで下さい」
もう気も済んだ事です。
神様を呼び捨てにするのは良く無いでしょうからね、今後は今まで通りちゃんと敬称をつけて呼ぶ事にしましょう。
「……か、可愛い」
「えっと、何か言いましたかアフィリス様?」
「あっ、いえ何でもありません。
ですが、私達が貴女に勝手な思い込みで迷惑をかけてしまった事も事実です。
何か罪滅ぼしをさせて頂きたいのですけど」
「アフィリスそれはちょっと……ほら、彼女も気にしてないって言ってるんだしさ」
いきなり突飛な事を言い出したアフィリス様。
そんな彼女をフォルクレス様が窘めようと声をかけますが……
「黙っていて下さい。
そもそも、彼女がいいと言っていたとしても、それで私達が迷惑を掛けてしまった事実は消えません。
私は自らの行動には自らで責任を取るのが、神として当たり前の行動だと思います」
鋭い視線で呆気なくそう言われてしまいました。
言外にお前は責任も取れない神なのか? と言われてしまったフォルクレス様は苦笑いのまま硬直しています。
「確かに、アフィリスの言う通りですよフォルクレス殿。
下界の存在を導く神として、我らの行動には大きな責任が付き纏うものです」
ウェルス様にもそう言われてしまってはフォルクレス様も同意する他に無く……
「わかりました、実は私もそのように思っていたところです」
と、あっけらかんとした表情で言い放ちました。
まぁ他の3柱の神様達からジト目で見られて、目を逸らしてますけど。
それにしても困りました。
罪滅ぼしをさせてくれと言われても、どうしたら良いのか全くわかりません。
う~ん、今はこれと言って何も無いんですよね。
ソシリア様の膝の上で悶々と頭を捻っていると……
「ではこう言うのはどうでしょうか?」
と、そんな僕を見かねたアフィリス様が助け舟を出してくれました。
「これから先、私達は貴女のお友達になると言うのは?」
お友達になる、ですか……
「人であった貴女が神々と同等の友人となるです。
勿論、友人である以上、敬称をつける必要も無いと言う訳です」
確かに、下位の神でも上位の神の事を敬称をつけて呼びますし。
神ですら無い僕が、神様を呼び捨てにすると言うのは罪滅ぼしとしては十分でしょう。
これは、先程僕が3名を呼び捨てにしてしまった事を考慮してくれたのでしょう……
いきなり殴ってしまったと言うのに、僕の事をそこまで考慮してくれるとは。
「ですが……」
「うむ、私はそれで良いと思うぞ。
そもそも、貴女の力は下位の神を凌ぐ程だからな」
「私もそれで構わないと思いますよ」
何て事ない様子でウェルス様とフォルクレス様にもそう言われてしまいました。
う~ん、神様達と友達と言うのも少し気が引けますが……ここは皆さんの善意に甘えるとしましょう。
「わかりました。
では改めまして、これからも宜しくお願いします」
「はい!
こちらこそよろしくお願いしますね、ルーミエルちゃんっ!!」
「うんうん、仲良くしようねルーミエル」
「うむ、宜しく頼む」
ペコリと頭を下げると、アフィリスさ……アフィリスがそう言って僕の頭を撫でる。
フォルクレスとウェルスもそう言って頷きました。
「あらあら、じゃあ私ともお友達になりましょうね!」
頭上からそんな声が聞こえて上を向くと、にっこりと笑みを浮かべたソシリア様が覗き込んでいました。
優しく、柔らかな笑みを浮かべているはずなのに……その笑みには有無を言わせぬ力がこもっていました。
こうして、4柱の神々と友達になった僕は地上でしていた事等のお喋りをした後、この場を後にしました。
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