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第5章 瀑水の試練編
69話 海中宮殿です!!
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未だに鳴り止まない勇者様コール。
戸惑いながらも、周りの熱気に流され、自分達がやったと思い込み始めた勇者くん達。
「では、行きましょうか」
「行く? どっか行くのか?
オレとしちゃあ、もっとあのアホな勇者どもを見てたいんだがなぁ」
確かに僕も見ていたいですけど。
これで僕達の存在は隠蔽できたでしょうし、ぶっちゃけ此処にいる必要は無いんですよね。
「リュグズールの気持ちもわかりますが。
この場に止まれば確実に目立ちます。
面倒事に巻き込まれる前に移動したいのですが……」
「まぁ、お嬢がそういうなら従うけどよ」
納得してくれたみたいで安心です。
今はこの熱気に流されていても、時間が経てば不可解な点に気づく人がいるかも知れませんからね。
特に当事者である勇者くん達は確実に疑問に思うでしょう。
だって彼らは何もしていない訳ですしね。
「でも何処に行くんだ?」
「リュグズール、少しは頭を使いなさい。
コレール殿達が戻って来ていない状況で行く場所なんて1つしかないでしょう?」
「あっ!
海竜のところか!」
アヴァリスの助言で、リュグズールもこれから向かう場所に思い至ったようですね。
「その通りです。
上位者の気配を敏感に察知して普通であれ逃げて行くはずの海竜が、このタイミングで姿を見せる。
しかも海から感じるこの気配……必ず何か裏があるはずです」
「確かに、作為を感じますね」
「まぁ、偶然にしちゃあ出来過ぎだよな」
「そういう事です。
では、リュグズールはオルグイユとメルヴィーの2人を現実に引き戻して下さい。
アヴァリスは民衆に見られないように結界をお願いします」
「了解!」
「はい、承りました」
今であれば僕たちが居なくなっても誰も気にしないでしょう。
まぁ、勇者くん達の事は多少気にはなりますが……
こっちの方が気になりますし。
どうせすぐに会う機会が来るでしょうから、後回しです。
とは言っても、コレから向かう場所は海の中。
取り敢えず、濡れない様にもう1つ結界を張っておくとしましょう。
「用意はできましたね? 出発です!」
こうして僕達は人知れず、砂浜から海に足を踏み入れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
見渡す限りの青!
それも流石はリゾート地なだけあり、透明度も高く色とりどりの魚がよく見えます!!
綺麗なサンゴ礁はまさしく魚の楽園でしょうか?
まぁ尤も、馬鹿でかい魚や、蛇なんかも見えますが……そんな事は些細な事です。
「ルーミエルお嬢様がはしゃいでいると、庇護欲が刺激されますね」
「ええ、不思議と抱きしめたくなります」
「まぁ、確かになぁ」
「しかし、私は凛となさっているお嬢様も大変お美しいと思います」
背後から、超絶恥ずかしい4人の話し声が聞こえて来ますが。
この絶景を前にしてしまえば特に気になりません!!
うーん、地球にいた頃は海なんて行った事ありませんでしたし。
勿論ダイビングなんてした事ありませんでしたが……
こんなにも素晴らしいのなら、一度くらい地球の海でもやっておくべきでしたね。
まぁもし仮にやったとしたら、倒れてたかも知れませんけど……
今回は海中散歩みたいな感じですけど、また今度、海中睡眠とかやってみたいです。
海中宮殿なんかを作ってみても面白そうですし、夢が広がりますっ!!
暫く海中での散歩を楽しんでいると、前方にこちらを見つめる海竜が見えてきました。
「どうやら着いたようですね」
「えぇ、ですがコレールのお姿が見えませんね」
アヴァリスの言葉がすぐ頭上から聞こえて来る。
何故、すぐ頭上からなのかと言うと。
何を隠そう僕は現在、アヴァリスに抱っこされているからに他なりません!!
最初は良かったんです、最初は……
海水を押し退けて歩いているだけだと言うのに……序盤にはしゃいでしまったのが良く無かったのでしょう。
20分ほど小走りで進んだのですが、そこで足腰が限界を迎えてました。
やはり子供の身体は不便です……
因みに、今日はアヴァリスばかりが抱っこしてくれています。
ちょっと気になって理由を聞いてみたら……
昨日のお風呂の際にずっとメルヴィーが僕を抱っこしていた件。
その事で、あの後緊急会議が開かれ、日によって僕を抱っこする人が決まったらしいです。
『よくぞおいで下さいました、選ばれし者よ。
どうぞ私にお乗り下さい、黒き神獣の元へお送り致します』
遠い目をしていると、海竜のすぐそばまで来た様ですね。
女性のような落ち着いた声が、直接脳に伝わる様に聞こえて来ました。
どうやら海竜は女性の様ですね。
「では、お願いします」
連れて行ってくれると言うのであれば、お言葉に甘えましょう。
まぁ、コレールの魔力は近くに感じますし。
移動する距離も1キロ程でしょうけどね。
とは言え、流石は海竜。
凄まじいスピードで海の中を進んで行きます。
この調子でいけば数分も掛からずコレールの元まで辿り着けるでしょう。
「ん? アレは……」
眼前に薄っすらと見えるのは、真っ白な石でできた巨大な建物。
「海中宮殿ですねっ!!」
戸惑いながらも、周りの熱気に流され、自分達がやったと思い込み始めた勇者くん達。
「では、行きましょうか」
「行く? どっか行くのか?
オレとしちゃあ、もっとあのアホな勇者どもを見てたいんだがなぁ」
確かに僕も見ていたいですけど。
これで僕達の存在は隠蔽できたでしょうし、ぶっちゃけ此処にいる必要は無いんですよね。
「リュグズールの気持ちもわかりますが。
この場に止まれば確実に目立ちます。
面倒事に巻き込まれる前に移動したいのですが……」
「まぁ、お嬢がそういうなら従うけどよ」
納得してくれたみたいで安心です。
今はこの熱気に流されていても、時間が経てば不可解な点に気づく人がいるかも知れませんからね。
特に当事者である勇者くん達は確実に疑問に思うでしょう。
だって彼らは何もしていない訳ですしね。
「でも何処に行くんだ?」
「リュグズール、少しは頭を使いなさい。
コレール殿達が戻って来ていない状況で行く場所なんて1つしかないでしょう?」
「あっ!
海竜のところか!」
アヴァリスの助言で、リュグズールもこれから向かう場所に思い至ったようですね。
「その通りです。
上位者の気配を敏感に察知して普通であれ逃げて行くはずの海竜が、このタイミングで姿を見せる。
しかも海から感じるこの気配……必ず何か裏があるはずです」
「確かに、作為を感じますね」
「まぁ、偶然にしちゃあ出来過ぎだよな」
「そういう事です。
では、リュグズールはオルグイユとメルヴィーの2人を現実に引き戻して下さい。
アヴァリスは民衆に見られないように結界をお願いします」
「了解!」
「はい、承りました」
今であれば僕たちが居なくなっても誰も気にしないでしょう。
まぁ、勇者くん達の事は多少気にはなりますが……
こっちの方が気になりますし。
どうせすぐに会う機会が来るでしょうから、後回しです。
とは言っても、コレから向かう場所は海の中。
取り敢えず、濡れない様にもう1つ結界を張っておくとしましょう。
「用意はできましたね? 出発です!」
こうして僕達は人知れず、砂浜から海に足を踏み入れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
見渡す限りの青!
それも流石はリゾート地なだけあり、透明度も高く色とりどりの魚がよく見えます!!
綺麗なサンゴ礁はまさしく魚の楽園でしょうか?
まぁ尤も、馬鹿でかい魚や、蛇なんかも見えますが……そんな事は些細な事です。
「ルーミエルお嬢様がはしゃいでいると、庇護欲が刺激されますね」
「ええ、不思議と抱きしめたくなります」
「まぁ、確かになぁ」
「しかし、私は凛となさっているお嬢様も大変お美しいと思います」
背後から、超絶恥ずかしい4人の話し声が聞こえて来ますが。
この絶景を前にしてしまえば特に気になりません!!
うーん、地球にいた頃は海なんて行った事ありませんでしたし。
勿論ダイビングなんてした事ありませんでしたが……
こんなにも素晴らしいのなら、一度くらい地球の海でもやっておくべきでしたね。
まぁもし仮にやったとしたら、倒れてたかも知れませんけど……
今回は海中散歩みたいな感じですけど、また今度、海中睡眠とかやってみたいです。
海中宮殿なんかを作ってみても面白そうですし、夢が広がりますっ!!
暫く海中での散歩を楽しんでいると、前方にこちらを見つめる海竜が見えてきました。
「どうやら着いたようですね」
「えぇ、ですがコレールのお姿が見えませんね」
アヴァリスの言葉がすぐ頭上から聞こえて来る。
何故、すぐ頭上からなのかと言うと。
何を隠そう僕は現在、アヴァリスに抱っこされているからに他なりません!!
最初は良かったんです、最初は……
海水を押し退けて歩いているだけだと言うのに……序盤にはしゃいでしまったのが良く無かったのでしょう。
20分ほど小走りで進んだのですが、そこで足腰が限界を迎えてました。
やはり子供の身体は不便です……
因みに、今日はアヴァリスばかりが抱っこしてくれています。
ちょっと気になって理由を聞いてみたら……
昨日のお風呂の際にずっとメルヴィーが僕を抱っこしていた件。
その事で、あの後緊急会議が開かれ、日によって僕を抱っこする人が決まったらしいです。
『よくぞおいで下さいました、選ばれし者よ。
どうぞ私にお乗り下さい、黒き神獣の元へお送り致します』
遠い目をしていると、海竜のすぐそばまで来た様ですね。
女性のような落ち着いた声が、直接脳に伝わる様に聞こえて来ました。
どうやら海竜は女性の様ですね。
「では、お願いします」
連れて行ってくれると言うのであれば、お言葉に甘えましょう。
まぁ、コレールの魔力は近くに感じますし。
移動する距離も1キロ程でしょうけどね。
とは言え、流石は海竜。
凄まじいスピードで海の中を進んで行きます。
この調子でいけば数分も掛からずコレールの元まで辿り着けるでしょう。
「ん? アレは……」
眼前に薄っすらと見えるのは、真っ白な石でできた巨大な建物。
「海中宮殿ですねっ!!」
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