最強幼女は惰眠を求む! 〜神々のお節介で幼女になったが、悠々自適な自堕落ライフを送りたい〜

フウ

文字の大きさ
75 / 375
第5章 瀑水の試練編

75話 平和です!

しおりを挟む
「ふぁ~、ん」

「おはようございます、お嬢様」

「ふぁようございまふ」

「ふふ、さぁこちらですよ。
 まずは、お顔を洗いましょう」

「寝起きで挨拶が覚束ないお嬢様……天使の様ですね」

 言われるがままに手を繋がれて、洗面所で顔を洗う。
 すると、どうでしょう。
 ショボショボしていた目がサッパリ!  スッキリとした目覚めに早変わりです!!

「ふぅー。
 シア、ノア、おはようございます」

「「おはよございます、お嬢様」」

 流石は姉妹ですね。
 ピッタリと寸分ズレのない動きで、綺麗に一礼する2人はとても絵になる。
 何処へ出しても恥ずかしくない一流のメイドさんです!

「朝食の準備が出来ておりますので、参りましょう」

「わかりました」

 再び2人に手を引かれて廊下を歩くこと暫く、食堂にに到着しました。
 尤も、このは現在、僕たちが貸し切ってる様で、食堂にいるのは僕達だけですけど。

「お嬢様、おはよございます」

「おっ、起きたかお嬢!」

「おはよございますコレール、リュグズール」

 そんな食堂にいるのはコレールとリュグズールの2人のみ。
 そう!  何とあの後、オルグイユ達は帰ってこなかったのです!!

 暫くは、スケートリンクで遊んでいたのですが。
 眠たくなってきても帰ってこなかったので、一度転移でホテルに戻ってきたと言う訳です。

 因みに、貸切にしたのは、お風呂場での戦いの後だそうで。
 理由は、『僕の尊い身体を下等な男どもに見せない為』だそうです。

 必死の説得と、お説教の末、もう2度とやらないと約束してくれましたけど。
 僕のあの説得が無ければ、昨日ビーチに行く事も出来たかどうか……

「あら、おはようございます、ルーミエル様」

 ノアが引いてくれた椅子に座り、シアが入れてくれた朝のミルクを飲んでいると。
 不意に食堂の入り口からそんな声が聞こえてきました。

「おはようございます、プレシーさん」

 そこに立っていたのは、綺麗な青色の長髪をした女性、プレシーさんです。
 プレシーさんだけ置いていくのも嫌だったので一緒に来てもらっちゃいました!
 お持ち帰りですっ!!

 後はフェルですが……当たり前ですが、まだ寝ていますね。
 それにしても、女性3人の男性1人で朝まで帰ってこないとは……

 ムフフな事でもやっているのか、はたまたリヴァさんが悲惨な目にあっているのか。
 多分後者だろうとは思いますけど……リヴァさんファイトです!

「お待たせ致しました」

 世間話に花を咲かせていると、ホテルのシェフが朝食をテーブルに並べる。
 いつもは、メイドだからと頑なに一緒の席に座ろうとしないノアとシア。
 でも、ホテルという事もあってか、一緒の席についてくれるので嬉しい!

 やっぱり、ご飯は皆んなで食べた方が美味しいです!
 地球で長年、ニートやってた僕が言うのですから間違いありません!!

「ん!  美味しいです!!」

「ありがとうございます」

 運ばれてきたのは、お洒落なパンケーキ。
 ふわっふわっな食感に、濃厚な味わい。
 これぞプロの技ですね。

 そして、優雅に頭を下げてみせるシェフ!
 流石は超高級ホテル、レベルが高いと言わざる得ないでしょう。

「これは!」

「なかなかやりますね……」

 ノアとシアも、満足したようです。
 お屋敷および本部で料理にも携わっているこの2人の舌を唸らせるとは。
 シェフ、恐るべしです。

「っ!?」

 プレシーさんなんて、一口食べた状況で目を見開いて固まってしまっています。
 竜であるプレシーさんは今まで、凝った料理を食べた事は殆ど無いでしょうから、これぞ正にカルチャーショックですね。

「いい腕をしていらっしゃいますね。
 我が屋敷の料理人達に御指南いただきたい程です」

「まだまだ修行の身ですが、お客様方にご満足頂けた様で幸いでございます」

 パンケーキを食べただけですが、この人は料理の腕だけでなく志も一流ですね!
 しかもコレールにここまで言わせるとは!!

「また是非、こちらのホテルを使わせてもらいますね!」

「光栄です。
 では、食後のお飲物をご用意させて頂きます。
 私は失礼いたしますが、是非ごゆっくりとお過ごし下さい」

 にっこりと微笑み一礼してから踵を返して厨房に戻っていくシェフ。

「カッコいいですね」

「ええ、あの様な方こそプロと呼ぶに相応しい方です」

「これは今夜が楽しみですね」

 何気に、このホテルに来てまだ一度も夜ご飯をホテルで食べていません。
 初日は馬車酔いの影響で即座に寝落ち。
 2日目の昨日はダンジョンで食べてしまいましたからね。

「しかし、オルグイユ達は大丈夫でしょうか?」

「リヴァイアサンが、無事かどうかはさて置き。
 恐らく平然とした顔で戻ってくると思いますよ」

「確かに……皆んなでリヴァさんの冥福を祈るとしましょう」

 まぁ、死んでは無いですけど……多分。
 それにしても、オルグイユ達がいなくて寂しくはありますが。
 これはこれで平和ですね!
しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

最強スライムはぺットであって従魔ではない。ご主人様に仇なす奴は万死に値する。

棚から現ナマ
ファンタジー
スーはペットとして飼われているレベル2のスライムだ。この世界のスライムはレベル2までしか存在しない。それなのにスーは偶然にもワイバーンを食べてレベルアップをしてしまう。スーはこの世界で唯一のレベル2を超えた存在となり、スライムではあり得ない能力を身に付けてしまう。体力や攻撃力は勿論、知能も高くなった。だから自我やプライドも出てきたのだが、自分がペットだということを嫌がるどころか誇りとしている。なんならご主人様LOVEが加速してしまった。そんなスーを飼っているティナは、ひょんなことから王立魔法学園に入学することになってしまう。『違いますっ。私は学園に入学するために来たんじゃありません。下働きとして働くために来たんです!』『はぁ? 俺が従魔だってぇ、馬鹿にするなっ! 俺はご主人様に愛されているペットなんだっ。そこいらの野良と一緒にするんじゃねぇ!』最高レベルのテイマーだと勘違いされてしまうティナと、自分の持てる全ての能力をもって、大好きなご主人様のために頑張る最強スライムスーの物語。他サイトにも投稿しています。

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

俺は善人にはなれない

気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。

処理中です...