最強幼女は惰眠を求む! 〜神々のお節介で幼女になったが、悠々自適な自堕落ライフを送りたい〜

フウ

文字の大きさ
77 / 375
第5章 瀑水の試練編

77話 一安心です!

しおりを挟む
 一瞬の浮遊感、そして目を開けるとそこに広がるのは……ホテルの客室!
 そんな訳で戻ってきました、フェーニル~!!

 あのダンジョン……瀑水の試練に赴いた目的。
 迷宮の攻略と、守護者を仲間に迎える事は達成しましたからね。

 そして何より、明日は遂にフェーニルの国王との商談の日。
 その商談が終われば、今回の旅行はお終い。
 つまり!  遊ぶ事が出来るのは今日が最後という訳です!!

 帰り際に神界にお呼ばれもしましたが。
 早く帰って来るべく、質問もせずに我慢して、復活した神様に挨拶しただけ。
 神様よりも、観光が重要なのです!

 因みに、復活した神の名前はアクーディト。
 まさに、水も滴るいい男と言う言葉にふさわしい、ダンディーな感じの男神でした。

 それに、エンヴィーを眷属とした事で、瀑水の試練の管理権が僕に移った。
 つまり何が言いたいのかと言うと!
 これから暫くはスケートで遊べると言う事です!!

 地球では完全なインドア派で、殆ど体を動かして遊ぶ事は無かったですからね。
 今は楽しくて仕方ありません!

「この世界で太陽と言う名の弱点を克服した僕は、アグレッシブに行くのですっ!!」

「なりませんよ、お嬢様!」

 転移した直後、気が緩んだ一瞬を狙った、僕の扉へのダッシュは……メルヴィーの前に潰えました。

 ふっ、流石ですね。
 こうも容易く、この僕を背後から抱き上げてしまうとは……

「本日はエンヴィー様の名付けや神々との対談でお疲れでしょうし。
 それに外を見て下さい。
 もう、外は暗くなってきていますよ?」

「むぅ、ダメですか?」

「うっ……だ、ダメです」

 くっ、渾身のうるうる懇願ポーズでもダメですか……

「仕方ありませんね……じゃあ、せめて皆んなでお風呂に入りましょう!」

「承知致しました。
 では、私は確認を取ってきますので、ノアとシアはお風呂の準備をお願いします」

 そういうや否や。
 颯爽とスキップでもしそうな勢いで、メルヴィーは部屋を出て行きました。
 さてと、この間にやらないとダメな事をを終わらせておきましょう!

「全員でお風呂となるとそれなりに大変です。
 アヴァリスとオルグイユもシア達を手伝ってあげてくれませんか?」

 2人は意味有りげな微笑みを浮かべならがらも、シア達と共に隣の部屋に移動し行ってくれました。

「エンヴィーさん、さっきは偉そうにして、ごめんなさい」

 実はさっき偉そうな態度を取る時、結構緊張したんですよね。
 けど、ああでもしないと3人が納得してくれそうになかったですし……かなり頑張った。

 でも、あの3人の監視の中アレでは只の脅しと変わりありませんからね……
 選択肢の無い選択を迫ってしまった訳です。

「えっ?  別にそんなの気にしなくていいよ。
 そんなことを言うために3人を部屋から出すなんて……
 ちょっと、コレール!  我が君がめっちゃ可愛いんだけど!?」

 突然、がばっ!  と身を翻したエンヴィーさんは目にも留まらぬ速さでコレールに肉薄する。
 流石のステータスの高さ……古の大戦を生き抜いた実力は本物ということですね。

 しかも、高度な結界が展開されてますね。
 この僕が、何を話しているのか聞き取れないとは!

 後でやり方を教えて貰って、ナイトメアのマニュアルに導入しましょう!!
 でも今は……ちょっと盗み聞き。
 この程度の結界、僕の前には無意味なのです!

「はぁ、エンヴィー。
 貴方は何を当たり前の事を言っているのですか?
 お嬢様が、全てにおいて尊いのは当然の事です。
 それよりも、貴方の奇行にお嬢様が困惑なさっていますよ?」

 僕が尊い?
 一体何の話をしていたのでしょうか?
 うーん、わかりません!

 まぁいいでしょう、重要な内容だとすればコレールが教えてくれると思いますしね。
 それよりも、今日は結構頑張っちゃいますよ!!

「エ、エンヴィーさん!
 あのっ、僕は眷属として、魂を通わせている皆んなの事を家族だと思っています!!
 だからですね、えっと……その」

 ヤバイです!
 何を言ってるのか、イマイチよく分からなくなってきました……

「我が君、大丈夫。
 キミの言いたい事は理解したつもりだよ。
 その上でお願いなんだけど、僕にも仲良くしてくれるかな?」

「も、勿論です!」

「ありがとう。
 じゃあ、僕のこともこれからは皆んなと同じ様に、呼び捨てで呼んでくれるかな?」

「わかりました!
 改めて、これからよろしくお願いしますね、エンヴィー!!」

「うん!
 こちらこそ、小さな我が君」

 片膝をつくエンヴィーの姿は、正に小説とかに登場する騎士の様です。
 何故か途中から主導権をエンヴィーが握っていた気がしないでもないですが。
 ともあれ、ちゃんと謝れて一安心です!

 エンヴィーが、僕の手の甲にキスしようとした瞬間っ!

「お嬢様、申し訳ありません。
 問題が発生致し、まし……た」

 ガチャリと扉が開き。
 メルヴィーが、目を見開いて停止しました。
しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

最強スライムはぺットであって従魔ではない。ご主人様に仇なす奴は万死に値する。

棚から現ナマ
ファンタジー
スーはペットとして飼われているレベル2のスライムだ。この世界のスライムはレベル2までしか存在しない。それなのにスーは偶然にもワイバーンを食べてレベルアップをしてしまう。スーはこの世界で唯一のレベル2を超えた存在となり、スライムではあり得ない能力を身に付けてしまう。体力や攻撃力は勿論、知能も高くなった。だから自我やプライドも出てきたのだが、自分がペットだということを嫌がるどころか誇りとしている。なんならご主人様LOVEが加速してしまった。そんなスーを飼っているティナは、ひょんなことから王立魔法学園に入学することになってしまう。『違いますっ。私は学園に入学するために来たんじゃありません。下働きとして働くために来たんです!』『はぁ? 俺が従魔だってぇ、馬鹿にするなっ! 俺はご主人様に愛されているペットなんだっ。そこいらの野良と一緒にするんじゃねぇ!』最高レベルのテイマーだと勘違いされてしまうティナと、自分の持てる全ての能力をもって、大好きなご主人様のために頑張る最強スライムスーの物語。他サイトにも投稿しています。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

俺は善人にはなれない

気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。

処理中です...