最強幼女は惰眠を求む! 〜神々のお節介で幼女になったが、悠々自適な自堕落ライフを送りたい〜

フウ

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第8章 世界樹決戦編

131話 悔い改めよ

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 気まずい。
 何で、皆んなこっちを見ているんでしょうか?
 神能を使って見た限りでは、僕の背後には何も無いハズなのですが……

 最近ちょっと慣れてきたとは言え、こんな大人数の視線はキツい!!
 ポ、ポーカーフェイスです!  無表情になっていれば、最終的に何とかなりますっ!!

 って、まぁどうにもなりませんよね、分かってました。
 コレール達も今は役に立ちそうにありません。
 だって跪いていますし……

 フェルだけは跪いていませんが。
 僕に向かってグッと親指を立ててのドヤ顔、訳が分かりません。

 仕事モードです!
 お前なら出来る、頑張れルーミエルっ!!

「皆さん、はじめまして。
 僕の名前はルーミエル、またの名をノワール。
 秘密結社ナイトメアを統べる者です」

 よく頑張った!
 これは後でモフモフご褒美確定です。
 ふっふっふ!  流石は僕ですね、さり気なく地面に降りれましたし、超越者となった僕に不可能は無いのですっ!!

「捕らえられていた吸血鬼の保護、及び魔教団員の捕縛、完了いたしました」

 僕が地面に足をつけると同時に、コレールが跪いたままの格好で報告してきました。
 別にたってくれてもいいんですけど……

「ありがとうございます。
 えっと、別に立ってくれていいですよ?」

「かしこまりました」

 やっと立ち上がりました。
 別に一々ここまで大袈裟にしなくてもいいんですけどね……

「お嬢様、こちらへ」

 皆んなの大袈裟な態度に軽く苦笑いを浮かべていると、不意に後ろからそんな声が聞こえてきました。

「えっと……これは?」

 後ろを振り向くと、何処となく満足そうな顔のメルヴィーが立っており。
 そこにはいつの間にか用意されたテーブルと、神能で買った僕のお気に入りの超巨大人をダメにするクッション。

「お茶の用意です」

 さも当然と言った風に言い切りました。
 でも、そう言う事を聞いてるんじゃ無いんですけど……だって見れば分かりますし。

 う~ん、ちょっと場違い感が凄いですけど、メルヴィーがせっかく用意してくれたんですし。
 ありがたく頂くとしましょう。
 ちょうど、おやつの時間ですしねっ!

「と言う訳なのですが。
 僕たちナイトメアは魔教団と敵対していて、今回この場所を攻めたのも魔教団が吸血鬼を虐待していると分かったからです」

 自分で言って、何がどう言う訳なのか分かりませんが……この際細かい事はどうでも良いです。

「皆さんが魔教団にどの様な扱いを受けてきたのかは知っています。
 拷問され、血を抜かれ、弄ばれる、さぞ憎かったでしょう。
 だからこそ、復讐するななんて事は言いません」

 聖人君子ならそんな事を声高に言うのでしょうが、残念ながら僕は聖人君子では無いですしね。

「魔教団が憎いのなら、そこに転がっている魔教団の者達に報復すれば良いのです。
 僕は止めません」










 足下に転がっている数百名のミイラ。
 と言っても、別に死んではいませんけど。
 ただ、限界まで血を吸われて死にかけてるだけです。

 あの後、皆んな一斉に身動きの取れない魔教団に襲いかかりましたからね。
 一応、殺さない様には言っておきましたけど、本当に誰も死んで無いのが奇跡に思えますね。

 吸血鬼の皆さんは既にナイトメア本部に転移させたので、保護出来ましたし。
 後は……

「さてと、首尾はどうですか?」

「つつがなく完了しております」

 そう言って一礼するオルグイユ。
 今回は吸血鬼が関わっているだけに、オルグイユもガチですね。

 もともと、オルグイユもコレールと同様に出来る女性ってイメージだったのに。
 何故ああなってしまったのか……まぁ今は頼もしいですけど。

「了解です。
 じゃあ、後はコイツらだけですね」

 う~ん、このままじゃ勝手に死んでしまいそうですし、取り敢えず回復させておきましょう。

 クッションに腰掛け、足を組み。
 テーブルに頬杖をついて、些事の様に一瞬で魔教団を回復させる……カッコいい!!
 いやぁー、中二心をくすぐります!

「これは……」

「僕がお前達を回復させました」

「回復、ですか?」

「ええ、そうです。
 あなた方には罪を償って貰わなければなりませんからね」

「それが、我々を回復させる事とどう言う関係があるのですかぁ?」

 笑みを浮かべながらも困惑が見え隠れするディベル。
 けどまぁ、そうですね、説明してあげるとしましょう。

「貴方には言ったはずですよ、この世界は僕が創ったと。
 五体満足でありながら、何も出来ず。
 無力な自分に絶望し、死に絶える世界でいずれ肉体は死を迎え、魂だけになっても苦痛を味わい続ける」

「なん、だと?」

「貴方達に相応しい罰だと思いませんか?」

 僕の言葉を聞いていた魔教団の全員が、その未来を思い浮かべて青褪める。
 魂の苦痛、実験で苦しむ吸血鬼を幾度となく見てきた彼らには容易に想像できたでしょうからね。

「い、嫌だっ!」

 シンと静まり返っていた沈黙は1人の悲鳴によって、破られ。
 堰が切れた様に瞬く間に全体に広がる。

「ま、待って……」

「魂が擦り切れ死に絶えるその時まで、せいぜい自身の罪を悔い改めよ」

 絶望感漂う悲壮な顔で、こちらに向かって手を伸ばすディベルを一瞥し転移しました。
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