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第13章 魔教団殲滅編
220話 双子吸血姫は闇に微笑む その1
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人里離れた、深い深いジャングルの中。
月夜に照らされた森に、怒声と罵声、そして……悲鳴が鳴り響く。
強力な魔物達が生息する森の奥地、そこには巨大な要塞が築かれていた。
周囲を強力な結界で囲ったそこは、魔教団が保有するとある拠点。
その規模は地下25階にも及び、近隣諸国に存在する支部を統括。
更には、常に数名の幹部が滞在する大拠点の1つだった。
「地下18階突破されました!!」
「全体の防衛線を20階まで下げろ!
戦力を集めて、何としてもそこで打ち取るのだっ!!」
自身の執務室にノックも無しに転がる様にして入ってきた部下に唾を飛ばしながら指示を出す。
そして、部下が再び転がる様に走り去った事を確認して、椅子に力なく倒れ込んだ。
「くそっ! どうして、こんな事に!!」
執務机に肘をつき、頭を抱える青年。
彼はこの支部に在籍する魔教団幹部の1人。
つい1週間ほど前の〝深淵の試練攻略作戦〟にて出来た多くの空席を埋める形で幹部への昇格したばかりだった。
50万もの同胞と最高幹部を4人も失い、更には五大軍団長と言う最高幹部に最も近い大幹部も全員失った。
確かに魔教団としては痛すぎる被害。
しかし、そのお陰で幹部へと昇格できた彼が、内心ほくそ笑んでいた矢先の出来事。
突然、通信機能が遮断され、次の瞬間には拠点を守っていた強力無比な結界が砕け散ったのだ。
これから順風満帆な人生を送るはずだった。
美味い飯を食べ、美酒を浴び、良い女を抱く。
鬱憤が溜まれば、実験体を犯し、薬で壊し、気が済むまで暴力を振るって嬲り殺す。
そんな夢にまで見た生活が、やっと手に入った……
「20階の防衛線が突破されました!
甚大な被害です、このままではっ!!」
「そんな事は分かっている!」
彼は苛立ちのままに執務机に乗っていた物を振り落とすと、武具を手に立ち上がる。
「私が出よう。
深層まで侵入されたのだ、他の幹部も動く事だろう」
青年の言葉を受けて、青褪めていた部下の顔に安堵が浮かぶ。
魔教団の幹部とは、それ程までに高い実力を誇る。
最高品質の武器に防具、それらを纏う幹部達の実力は、正に一騎当千。
Sランク冒険者にすら劣らない。
席の欠落で幹部へと成り上がった青年は絶対の自信を持って執務室を後にする。
「何者かは知らんが、愚かな物どもだ。
男なら剣の錆に、女なら狂うまで玩具にしてやる」
魔力と殺気を漲らせ、その顔にはニヤリと笑みが浮かんでいた。
月夜に照らされた森に、怒声と罵声、そして……悲鳴が鳴り響く。
強力な魔物達が生息する森の奥地、そこには巨大な要塞が築かれていた。
周囲を強力な結界で囲ったそこは、魔教団が保有するとある拠点。
その規模は地下25階にも及び、近隣諸国に存在する支部を統括。
更には、常に数名の幹部が滞在する大拠点の1つだった。
「地下18階突破されました!!」
「全体の防衛線を20階まで下げろ!
戦力を集めて、何としてもそこで打ち取るのだっ!!」
自身の執務室にノックも無しに転がる様にして入ってきた部下に唾を飛ばしながら指示を出す。
そして、部下が再び転がる様に走り去った事を確認して、椅子に力なく倒れ込んだ。
「くそっ! どうして、こんな事に!!」
執務机に肘をつき、頭を抱える青年。
彼はこの支部に在籍する魔教団幹部の1人。
つい1週間ほど前の〝深淵の試練攻略作戦〟にて出来た多くの空席を埋める形で幹部への昇格したばかりだった。
50万もの同胞と最高幹部を4人も失い、更には五大軍団長と言う最高幹部に最も近い大幹部も全員失った。
確かに魔教団としては痛すぎる被害。
しかし、そのお陰で幹部へと昇格できた彼が、内心ほくそ笑んでいた矢先の出来事。
突然、通信機能が遮断され、次の瞬間には拠点を守っていた強力無比な結界が砕け散ったのだ。
これから順風満帆な人生を送るはずだった。
美味い飯を食べ、美酒を浴び、良い女を抱く。
鬱憤が溜まれば、実験体を犯し、薬で壊し、気が済むまで暴力を振るって嬲り殺す。
そんな夢にまで見た生活が、やっと手に入った……
「20階の防衛線が突破されました!
甚大な被害です、このままではっ!!」
「そんな事は分かっている!」
彼は苛立ちのままに執務机に乗っていた物を振り落とすと、武具を手に立ち上がる。
「私が出よう。
深層まで侵入されたのだ、他の幹部も動く事だろう」
青年の言葉を受けて、青褪めていた部下の顔に安堵が浮かぶ。
魔教団の幹部とは、それ程までに高い実力を誇る。
最高品質の武器に防具、それらを纏う幹部達の実力は、正に一騎当千。
Sランク冒険者にすら劣らない。
席の欠落で幹部へと成り上がった青年は絶対の自信を持って執務室を後にする。
「何者かは知らんが、愚かな物どもだ。
男なら剣の錆に、女なら狂うまで玩具にしてやる」
魔力と殺気を漲らせ、その顔にはニヤリと笑みが浮かんでいた。
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