最強幼女は惰眠を求む! 〜神々のお節介で幼女になったが、悠々自適な自堕落ライフを送りたい〜

フウ

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第14章 神界編

241話 到着です!

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「おぉ、流石は神々の王が住まうお城。
 中々に凄いです……が!  ふっ、勝ちましたね」

「はぁ、キミ、全く反省してないね?」

 だって反省しないとダメな事なんて何もやってませんから。
 結局、衛兵さんに注意を受けたけど……断じて僕は悪くない!
 有無を言わさずに統一神界に強制連行されたのは事実ですしね。
 それに……

「我がナイトメア本部は勿論、僕達のお家の方が設備、防備共に高い水準なのは紛れもない事実なのです!!」

「フッ、その格好でそんな偉そうな事言われてもねぇ?」

 フォルクレスの言う格好。
 メルヴィーに抱っこされ、見知らぬ場所で借りて来た猫の様にジッとしているこの状況。

 くっ、確かにフォルクレスの言う通りですね。
 この状況では、悪役令嬢の様に高笑いをしても、背伸びをしてる幼女にしか見えない驚愕の事実!

「はっはっはっ、可愛らしいお嬢さんですね」

 やめてっ!  そんな微笑しげな目で見ないでっ!!
 先導する衛兵さんのこの視線は、背伸びする子供を暖かく見守る視線っ!

 恥ずかしい……穴があったら入りたいっ!!
 お城の中に穴なんて当然存在しないし、抱っこされていては自分で穴を作る事も不可能。
 くっ、メルヴィーに抱っこされている状況が裏目に出ましたか……

「いやねぇ、エネトス殿。
 ルーミエル君の言ってる事が事実では無ければ、可愛らしい子供なんだけどね……」

「は?  それは、どう言う……」

「そのままの意味さ。
 この子達の本部や家は、この城よりも凄まじい警備網が張り巡らされているんだよ」

 設備もです。
 と言うか、警備面よりも設備面の方が遥かに重要でしょうに。

「はっはっはっ!  フォルクレス殿も面白い冗談を仰る。
 しかしながら、この城を守る結界は序列持ちの神でも、フォースクラス。
 それも上位の者でないと破れない程なのですよ?」

「冗談ならどれ程良かったか……」

 ん?  何ですかその目は!
 何にもして無いのに、呆れた様な目を向けられるとは……解せません。

「はっはっは……嘘でしょう?」

 苦笑い浮かべて首を振るフォルクレスに、唖然と目と口を開く衛兵さんこと、エネトスさん。
 と言うか、この2人妙に仲が良いですね、知り合いでしょうか?

「おっと、そう言えばまだ彼を紹介して無かったね。
 彼はエネトス、この城の警備及び神王を守る近衛の長を務める私の友人。
 ついでに言うと、ダブルの有名人だから後でサインでも貰うと良いよ」

「ははは、シングルである貴殿程ではありませんよ」

 本当に仲良さそうですね。
 まさかフォルクレスにここまで親密な友人が居ようとは……

「何か今、猛烈に失礼な事を考えなかった?」

 な、何故バレた。
 超越者となった事で、僕の心を読む事は出来なくなったハズなのに……

「べ、別に何も思ってませんよ?
 フォルクレスにこんなに仲の良い友達がいてビックリなんてしてません!!」

「「……」」

 あ、あれ?  2人とも黙り込んでどうかしたのでしょうか?
 ま、まぁ、これで誤魔化せたでしょう。
 ふっ、僕のポーカーフェイスは完璧なのですっ!!

「言い訳に必死で、墓穴を掘るルーミエル様……尊いっ!!」

「この胸に抱きしめたいですね」

「エルちゃん……キュンキュンしちゃいました!」

「ルーちゃん、抱きしめたい……」

「可愛いわぁ……」

「撫で回したいです!」

「ヤベェわ、エルたん、マジ天使だわ」

 しかし、あの一団は一体何をコソコソとしているのでしょうか?
 神能まで使って遮音結界を張ってますし……流石に片手間では破れませんか。
 まぁ、本当に重大な事なら後で教えてくれるでしょう。

 それよりも、序列やらフォース、ダブル、シングル……新情報です!
 とは言え、話を聞こうにも、フォルクレスとエネトスさんは固まっちゃってますし。

「ねぇねぇ、メルヴィー」

「はい、如何なさいましたか?」

「メルヴィーは序列とかって何の事か知ってますか?」

「ええ、存じております」

 えっ!  じゃあ当然他の皆んなも知ってるんじゃ……フェルはちょっと怪しいですけど。

「はぁ、それも含めて後ほど神王から説明があるよ。
 それにしてもキミ、私の事を何だと思ってるの?」

「何って、そうですね……ちょろくておバカな友達でしょうか?」

「言ってくれるね。
 神王だって私にそんな口きけないのに……」

「は、はっはっは……おっと、皆さん到着しました。
 この扉の奥に神王様がいらっしゃいます」

 遂に到着ですか。
 出来ればここに来るまでに逃亡したかったのですが……無駄話に時間をかけ過ぎた様ですね。

「はぁ、仕方ありませんね。
 お仕事の時間といきましょうか!」
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