最強幼女は惰眠を求む! 〜神々のお節介で幼女になったが、悠々自適な自堕落ライフを送りたい〜

フウ

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第16章 学園生活編

280話 契約の条件です!

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「それで、これは一体どう言う事でしょうか?」

 生徒達が教室に戻り、静かになった第二訓練場に響く落ち着いた声音。
 腕を組んで仁王立ちする美女教頭先生こと、レイニーさん。

「いや、それはだな……」

 そんなレイニーさんに……4年生を担当する教員達に囲まれて言い淀むオシークスさん。
 早々に生徒達を教室に返したのは正解でしたね。
 オシークスさんの事を、ダブルの凄い神だと尊敬する生徒達にはとてもじゃ無いけど見せられない光景です。

「ハッキリしなさい!」

 び、びっくりしました……突然大声出すから、心臓バクバクですよ全く。
 驚いて喉を詰まらせでもしたら、どうしてくれるつもりなんでしょうか?

「お嬢様、こちらもカット致しましょうか?」

「お願いします!」

 メルヴィーのすぐ隣にあるワゴンに所狭しと並ぶのは、ディゼールのスイーツ達。
 本来なら入手困難な最高級品ですが……これらを手に入れるのは僕では無くオシークスさんの担当。

 講師を引き受けるにあたって提示した条件の1つですが。
 これを定期的に食べれるなら講師を引き受けた事にも後悔はありません!

 しかし幻とすら言われるディゼールのスイーツをこれ程までに揃えて来るとは……
 流石はダブルにして統一神界の重鎮ですね。
 まぁ、レイニーさんを始めとした教員達に問い詰められ居る姿からは想像できませんが……

「ん~!  幸せです!!」

 しかし……確かに頬が落ちる程に美味しいでかな……1人だけで食べていても味気ないですね。
 人の不幸は蜜の味とは言いますが、今のオシークスさんを見ても場違い感がして気不味いだけですし。

「そうだ!  メルヴィーも座って、一緒に食べましょう?」

「……かしこまりました」

 メルヴィーはプロとして常に立場を弁えていますが。
 基本的に僕に甘いので、僕のお願いは余程な事が無い限りは断らない。
 それに、メルヴィーも嬉々としてお願いを聞いてくれるから何時も甘えてしまう。

 でも、初見では分からないでしょうけど、今も内心では狂喜乱舞している様ですし。
 気にせずに甘えるとしましょう!!

「ル、ルーミエル嬢も説明するのを手伝って……」

「今は契約時間外なのでイヤです」

 本当に、僕もこんなオシークスさんの姿を見たくなかったですよ。
 だってレイニーさんの前で正座させられてますし……オシークスさん、哀れなり。

「しかし、そうですね……」

 このままではいつまで経ってもあの件の下見に行けそうにありませんし。
 少しは手助けして差し上げましょう。

「レイニー教頭先生、少しよろしいでしょうか?」

「何でしょうか?」

 確かにこれはオシークスさんが怯えるのも分かります。
 にっこり微笑んでいるはずなに、凄い迫力です。
 けどこの温かく柔らかな視線。
 数秒前までオシークスさんに向けていた微笑みからは想像も出来ない優しさに溢れていますね。

「実はこの度、オシークスさんに非常勤講師を頼まれまして。
 先程のは、Aクラスの皆んなが僕が講師と言う事に納得してくれなかったので、少し実力をお見せしたのです」

「非常勤講師……」

「そうなのだ!
 皆にも説明したランキング戦での新制度は、このルーミエル嬢の為に導入された制度でな。
 ルーミエル嬢は確実にナンバーズでも上位に位置する実力者。
 ルーミエル嬢の講義は必ずや生徒達の大きな経験となるハズだ!!」

 必死ですね。

「それでオシークスさんとの交渉の末に結んだ契約。
 その内の条件の1つですが……」

 まぁ実際は、ついさっき呑ませた条件ですが。
 ここは元からの条件とした方が僕的にも、オシークスさん的にも良いでしょう。

「実は学園内の敷地の一部を貰い受ける事になっているのです」
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