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第17章 地球帰郷編
294話 幼女神からのプレゼント
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「さてと、これで覗き見する不埒者はいなくなった事ですし。
地球の人々に可能な限り被害を出さず、我々の正体を悟らさずにサタンを叩くための会議を始めるとしましょう!」
「「「……」」」
あれ? 思ったよりノリが悪いですね。
ここは普通皆んなで、おー! ってなるところなハズなんですけど……
「まぁ、皆んなの気持ちも分かりますよ。
でも、ルーミエル君はこう言う子なんです。
この程度で一々驚いていたら後が持たなくなっちゃいますよ」
これではまるで、僕に常識がないみたいじゃないですか!
しかも子って! ナイトメアを創設し、商会を立ち上げた立派な大人に向かって何たる言い草っ!!
「フォルクレス……?」
「あ、あはは! さぁ、ルーミエル君の言う通り、対サタンの話をしようじゃないかっ!!」
今更、誤魔化そうとしてももう遅い。
せっかく最高級のワインをご馳走しようと思っていたのに……絶対にあげません!
それどころか、目の前で飲んでやりますっ!!
「……コレール」
「かしこまりました。
では、ここからはお嬢様の眷属の1人であるこの私が進行を務めさせていただきます。
まず、現時点の我々の考えとしましては……」
これで後はコレールに任せておけば良い具合に上手く纏まるでしょう。
あくまでもネルヴィア様に頼まれたのは僕達なので、作戦のスタンスを変えるつもりは有りませんが。
生まれ故郷の神々の言葉を蔑ろにする訳にもいきませんからね。
まぁぶっちゃけもう結構疲れてますし、早々に話が纏まって欲しい所存ですけど。
そう言えば、サタン……ゼサータレンはプレゼントを気に入ってくれたでしょうか?
*
某国。
一般人立入禁止区画にある、とある軍事施設の奥深く。
『ねぇ、四魔皇のサタンさん?』
明確にこっちを真っ直ぐと見つめて微笑みを浮かべる少女……いや、幼女の言葉にその男は口角を吊り上げる。
「人工衛星だけで無く、まさかこの私の目にも勘付くとはな……クックック、実に面白い!」
数多のスクリーンが設置されたオペレーションルームを一望できる全面ガラス張りの一室。
見るからに高価な革張りの椅子に腰掛け、頬杖を付き、足を組む男は……サタンことゼサータレンは嗤う。
覗き見ている、統一神界からやって来た神と地球の神々との会談。
その場に似つかわしく無い外見ながらも、上座に座る1人の幼女。
主であるヴィスデロビアが敗北し。
それ以降、地球で勢力を拡大しながらも退屈な日々を送って来たゼサータレンは獰猛な笑みを浮かべ、最高級のワインを揺らす。
「ナイトメア、その創設者であるルーミエル……あのフォルクレスと共に神王から勅令を受けし存在。
その実力は如何様なものか?」
目を瞑り、目を覗けば、目の前で対面しているかの様な錯覚を覚えるその瞳。
見た目にそぐわぬ強者の気配にゼサータレンは舌舐めずりして、ワイングラスを傾ける。
『ではサタン、そう言う事なのでよろしくお願いします。
あぁ、それは宣戦布告のプレゼントです』
「これはっ!?」
その瞬間、突如として目が潰され、出現する膨大な魔力反応にゼサータレンが驚愕の声をあげ……
パリィッン!
地面に落ちたワイングラスが砕け散り、床に赤い染みを作り出す。
「何事ですかっ!?」
扉の前に待機していたSPが即座にゼサータレンのいる部屋に突入して声を荒げる。
「黙れ」
「っ!」
真っ先に駆け込んできた後ろから入って来た全てのSPがその声に押し黙る。
「私は問題無い。
退出しなさい」
「で、ですが!」
「私の命令が聞こえなかったか?」
「も、申し訳ございませんでした」
SP達が退出したのを見届け……
「クッ、クックックッ、クハッハッハッ!!
まさか、この私がな……」
楽しげに、狂った様な嗤い声をあげ、昂った感情を抑える様に片手で顔を覆う。
ピチャッ
静まり返った室内に水が弾ける様な音が鳴り響く。
地面に広がる赤い染み……消し飛んだゼサータレンの右腕から赤い血液が滴り落ちる。
「ふぅ、ナイトメアのルーミエルか。
クックック、実に面白い」
そう呟き、一瞬にして腕を再生したゼサータレンは扉に向かって歩き出す。
誰も居なくなった室内には、既に赤い染みも無くなっていた。
地球の人々に可能な限り被害を出さず、我々の正体を悟らさずにサタンを叩くための会議を始めるとしましょう!」
「「「……」」」
あれ? 思ったよりノリが悪いですね。
ここは普通皆んなで、おー! ってなるところなハズなんですけど……
「まぁ、皆んなの気持ちも分かりますよ。
でも、ルーミエル君はこう言う子なんです。
この程度で一々驚いていたら後が持たなくなっちゃいますよ」
これではまるで、僕に常識がないみたいじゃないですか!
しかも子って! ナイトメアを創設し、商会を立ち上げた立派な大人に向かって何たる言い草っ!!
「フォルクレス……?」
「あ、あはは! さぁ、ルーミエル君の言う通り、対サタンの話をしようじゃないかっ!!」
今更、誤魔化そうとしてももう遅い。
せっかく最高級のワインをご馳走しようと思っていたのに……絶対にあげません!
それどころか、目の前で飲んでやりますっ!!
「……コレール」
「かしこまりました。
では、ここからはお嬢様の眷属の1人であるこの私が進行を務めさせていただきます。
まず、現時点の我々の考えとしましては……」
これで後はコレールに任せておけば良い具合に上手く纏まるでしょう。
あくまでもネルヴィア様に頼まれたのは僕達なので、作戦のスタンスを変えるつもりは有りませんが。
生まれ故郷の神々の言葉を蔑ろにする訳にもいきませんからね。
まぁぶっちゃけもう結構疲れてますし、早々に話が纏まって欲しい所存ですけど。
そう言えば、サタン……ゼサータレンはプレゼントを気に入ってくれたでしょうか?
*
某国。
一般人立入禁止区画にある、とある軍事施設の奥深く。
『ねぇ、四魔皇のサタンさん?』
明確にこっちを真っ直ぐと見つめて微笑みを浮かべる少女……いや、幼女の言葉にその男は口角を吊り上げる。
「人工衛星だけで無く、まさかこの私の目にも勘付くとはな……クックック、実に面白い!」
数多のスクリーンが設置されたオペレーションルームを一望できる全面ガラス張りの一室。
見るからに高価な革張りの椅子に腰掛け、頬杖を付き、足を組む男は……サタンことゼサータレンは嗤う。
覗き見ている、統一神界からやって来た神と地球の神々との会談。
その場に似つかわしく無い外見ながらも、上座に座る1人の幼女。
主であるヴィスデロビアが敗北し。
それ以降、地球で勢力を拡大しながらも退屈な日々を送って来たゼサータレンは獰猛な笑みを浮かべ、最高級のワインを揺らす。
「ナイトメア、その創設者であるルーミエル……あのフォルクレスと共に神王から勅令を受けし存在。
その実力は如何様なものか?」
目を瞑り、目を覗けば、目の前で対面しているかの様な錯覚を覚えるその瞳。
見た目にそぐわぬ強者の気配にゼサータレンは舌舐めずりして、ワイングラスを傾ける。
『ではサタン、そう言う事なのでよろしくお願いします。
あぁ、それは宣戦布告のプレゼントです』
「これはっ!?」
その瞬間、突如として目が潰され、出現する膨大な魔力反応にゼサータレンが驚愕の声をあげ……
パリィッン!
地面に落ちたワイングラスが砕け散り、床に赤い染みを作り出す。
「何事ですかっ!?」
扉の前に待機していたSPが即座にゼサータレンのいる部屋に突入して声を荒げる。
「黙れ」
「っ!」
真っ先に駆け込んできた後ろから入って来た全てのSPがその声に押し黙る。
「私は問題無い。
退出しなさい」
「で、ですが!」
「私の命令が聞こえなかったか?」
「も、申し訳ございませんでした」
SP達が退出したのを見届け……
「クッ、クックックッ、クハッハッハッ!!
まさか、この私がな……」
楽しげに、狂った様な嗤い声をあげ、昂った感情を抑える様に片手で顔を覆う。
ピチャッ
静まり返った室内に水が弾ける様な音が鳴り響く。
地面に広がる赤い染み……消し飛んだゼサータレンの右腕から赤い血液が滴り落ちる。
「ふぅ、ナイトメアのルーミエルか。
クックック、実に面白い」
そう呟き、一瞬にして腕を再生したゼサータレンは扉に向かって歩き出す。
誰も居なくなった室内には、既に赤い染みも無くなっていた。
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