最強幼女は惰眠を求む! 〜神々のお節介で幼女になったが、悠々自適な自堕落ライフを送りたい〜

フウ

文字の大きさ
298 / 375
第17章 地球帰郷編

298話 魔導科学兵器ですっ!!

しおりを挟む
「と、突然叫ばないで下さい!」

 ビックリするじゃないですかっ!

「ルーミエル君、キミは自分が何をしたのか分かっているのかな?」

 あれ?  もしかしてフォルクレス、怒って……
 いやいや、それはおかしい。
 だって特に怒られる様な事はしてませんし、どちらかと言うと当然大声を上げたフォルクレスの方に過失があるハズです。

「キミが今押したそのスイッチをきっかけに、これから地球では世界を巻き込んだ大戦が巻き起こる事になる」

「えっ?」

 う、嘘でしょう?
 まさかそんな事が……

「しかも核程度では神に傷一つ付ける事すら不可能。
 つまりキミは全く意味のない事をして、故郷であるこの地球の第三次世界大戦開戦の幕を切って落としたんだ」

「そ、そんな……」

「少しは自分のしでかしか事が分かったかな?」

「ぷっ……ふっふっふ、そんな事って……ふふふ」

「え~と、ルーミエル君?
 何がおかしいのかな?」

 何がおかしいって、これが笑わずにいられる訳ないじゃないですか!
 だって、まさか……

「まさか本当に核を撃ったと思ってるなんて……ぷっふふふ」

「「「「え?」」」」

 おや、この反応を見るにフォルクレスだけじゃなくて、お三方もですか。

「まったく、僕がそんな愚かな事をする訳が無いじゃないですか!」

 普通に考えて、僕がそんな無駄な事をするはずが無いのに。
 フォルクレスの言う通り、神の領域に至った存在には核兵器何て全くの無意味ですからね。

 強いて言えば、核の放射性物質を撒き散らすから後始末が面倒くさいってところでしょうか?
 アニクスならまだしも、地球で核なんて使えば確実に誰かしらが気付きますからね。

 放射性物質を消し去り、周囲を復元して何事もなかった様にする事も可能ですが。
 人目がある中でそんな事をすれば、核兵器の使用以上の大騒ぎになって鎮静化するのは超絶面倒でしょう。

「いや、でもブラック・ボックスを」

「ここは特別指令室ですよ?  そんなの雰囲気に合わせただけに決まってるじゃ無いですか。
 フォルクレスはおバカですね~」

「……」

 ふっ、ふふふ……さっきのフォルクレスを思い出してしまいました。
 必死に大声出しちゃって……ふふふ!  ニヤけてしまいます。

「しかし、偉そうにお嬢様にお説教とは。
 フォルクレスの分際で随分と偉くなったものですね」

「お嬢様が核兵器などと言う無価値な玩具を使うハズもないと言うのに」

「……」

 昨日の事があったからか、いつもよりオルグイユもメルヴィーも刺々しい!
 言葉はいつもと変わらないのに、あのゴミ屑でも見るかの様な冷たい視線!
 後ろでリーリスが羨ましそうな顔でクネクネしちゃってます!!

「ファイアァーとか叫んで、そのスイッチを押しただけで何もしてないって……
 キミ、私を揶揄ったね?」

「え?  別に揶揄った訳じゃありませんよ」

「え?」

 まぁこの前、フォルクレスに悪戯されたから、やり返すつもりですけど。
 今回のこれは本当に攻撃のスイッチですし……うん、別に揶揄ってはいませんね。
 核を撃ってないってだけですからね。

「ふっふっふ!  ご説明しましょう!!
 このスイッチは僕が保有するとある兵器の攻撃スイッチなのです!!」

「ルーミエルさんが保有する兵器ですか?」

「フォルクレス様と貴女は昨日、地球に来たばかりなのでは?」

 フォルクレスは分かった様ですけど。
 天照さん達が困惑するのも無理ないですね。

「確かに僕達が来たのは昨日ですけど、ナイトメアの皆んなはそれより前から地球で拠点を作ってましたので」

 僕が作った兵器を転送して運用しておいて貰う程度は簡単にできます。

「僕が今回用意した兵器。
 それは衛星軌道上に存在し、あらゆるレーダーに映らない完全ステレスの人工衛星。
 魔法と科学を融合させた魔導科学兵器なのですっ!!」

 仮に見つかっても、常時展開されている結界……バリアによって撃墜する事はまず不可能。
 しかもレーダーだけじゃ無くて、魔力を介した探知やスキルでも簡単には探知できない高等仕様!

「内蔵されたタンクには遠隔で魔力を充填する事が可能となっており、充填された魔力を圧縮して放つ。
 感知不能な上空から突如として降り注ぐ魔法攻撃っ!!」

 我ながらエグい兵器を作ってしまったものです……

「その名も!  魔導科学衛星ですっ!!」

「それで、今その魔導科学衛星から放たれる魔法は?」

「当然僕の滅光魔法・滅砲ですよ?
 まぁただ1つだけ欠点がありまして、魔力を圧縮するするのに時間がかかるんですよね。
 って、聞いてますか?」

「……今、滅光魔法って言ったかな?」

「そうですけど?」

 何せ現在、魔導科学衛星に貯蓄されている魔力を注いだのは僕ですからね。
 僕の魔力を使えば、滅光魔法を放つ事が可能って訳です。

「ル、ルーミエル君、それってマズイんじゃ……」
  
「あっ、発射されました」

 真正面のスクリーンに映し出されている映像は、ゼサータレンがあると言うとある国の軍事施設。
 そしてそこに尾を描く白い光の塊が天から到来。

 ……ゴオォォォォオッッ!!

 一瞬の間の後、凄まじい閃光を放ちながら軍事施設を半球状に包み込む白いアーチ。
 一瞬にして軍事施設を呑み込んだ半球がふっと消え失せる。

 土煙すら無く後に残るのは……白いアーチができていた部分の地面がクッキリとくり抜かれたクレーター……

「……ぼっ、ぼぼ僕は悪くないですっ!!」
しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

最強スライムはぺットであって従魔ではない。ご主人様に仇なす奴は万死に値する。

棚から現ナマ
ファンタジー
スーはペットとして飼われているレベル2のスライムだ。この世界のスライムはレベル2までしか存在しない。それなのにスーは偶然にもワイバーンを食べてレベルアップをしてしまう。スーはこの世界で唯一のレベル2を超えた存在となり、スライムではあり得ない能力を身に付けてしまう。体力や攻撃力は勿論、知能も高くなった。だから自我やプライドも出てきたのだが、自分がペットだということを嫌がるどころか誇りとしている。なんならご主人様LOVEが加速してしまった。そんなスーを飼っているティナは、ひょんなことから王立魔法学園に入学することになってしまう。『違いますっ。私は学園に入学するために来たんじゃありません。下働きとして働くために来たんです!』『はぁ? 俺が従魔だってぇ、馬鹿にするなっ! 俺はご主人様に愛されているペットなんだっ。そこいらの野良と一緒にするんじゃねぇ!』最高レベルのテイマーだと勘違いされてしまうティナと、自分の持てる全ての能力をもって、大好きなご主人様のために頑張る最強スライムスーの物語。他サイトにも投稿しています。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

俺は善人にはなれない

気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。

処理中です...