最強幼女は惰眠を求む! 〜神々のお節介で幼女になったが、悠々自適な自堕落ライフを送りたい〜

フウ

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第18章 神魔大戦編・序章

311話 ぶっ潰しますっ!!

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「むぅ……」 

 眠い。
 猛烈に眠たいです。

「……お嬢様、お休みになられた方がよろしいのでは?」

「いえ、大丈夫です」

 ケーキを貪り、ゴロゴロ自堕落に待ってやると息巻いて、意気揚々とメルヴィーに連れられて自室に戻ったものの……
 皆んなの事が気が気でない!

 刻一刻と変化する現場にいない事もですが、皆んなが頑張ってるのにジッとしているのが落ち着かない!!
 結局、一切心休まる事なく、皆んなが帰ってくるのを待っていた訳ですが……

「むにゃぁ~……ふむ、大丈夫です」

 ぶっちゃけ、今すぐ寝たい。
 緊急連絡を聞いて飛んできたからゼサータレン戦の疲れも取れてないし。
 既にいつもなら夢の中の時間。

 ナイトメア本部、特別会議室のこのふわふわ座り心地抜群な特注チェア。
 今座ってるこれに凭れ掛かると秒で意識が飛ぶと断言できるっ!
 でも……ヴィスデロビアに多数の拠点を襲撃された緊急事態に寝ている訳にはいきませんっ!!

「では只今より、緊急会議を始めます!」

 とは言っても、既に今後の方針は決まっていますけど。

「今後、ナイトメアはネルヴィア様のでは無く、本格的に動くつもりですか。
 皆んな異論等はありますか?」

「「「「「「「「「「御心のままに」」」」」」」」」」

 反対意見等は無いようですね。
 よかった……もし反対されれば今後の方針を考え直さなければならないところでした。

「ではまずはコレール、現状報告をお願いします」

「承知致しました。
 今回、同時多数的に敵による襲撃を受けましたが、深刻なダメージを受けたのは約半数。
 残り半数の拠点は幸いな事に表層の被害に止まっております。
 また深刻な被害を受けたのは人里から離れた場所のみで、被害の小さい拠点は明日にでも復旧可能です」

 それでも、わずかな時間に各地に散らばっている拠点の半分が即座に復旧不可能なダメージを受けましたか。
 人里に近い拠点、ナイトメアでも主要な拠点の被害が小さいのは不幸中の幸いですが……

「ただ今回の襲撃による重軽傷者が多数。
 リーナ、ミーナが率いていた守護隊に特に被害が大きく。
 フェンリルが2体、ベヒーモスが36体、守護隊の約半数である102名が殉職致しました」

「……」

「フェンリル2体とベヒーモス、守護隊のそれぞれ半数は敵幹部と思しき女からリーナとミーナを逃そうとして……惨殺されたそうです」

「惨殺……そうですか、分かりました。
 報告ありがとうございます」

 ヴィスデロビアは元シングルの神。
 これまでの敵とは文字通りレベルが違う。
 そんな敵との戦争です、これまで通り一切の死者を出さずに勝利なんて不可能なのは分かってはいますが……

「お嬢様……」

「大丈夫ですよ」

 合理的に考えて、よくぞたったこれだけの被害でヴィスデロビアの襲撃を耐え切ってくれました。
 確かに拠点の半数は失いましたが、ナイトメアが受けたダメージは非常に小規模。
 結果だけを見れば勝利ともいえる状況です。

「ですが、血が……」

 悲痛そうな顔をメルヴィーに言われて初めて、手から血が滴っている事に気づく。
 またやっちゃいましたね。

 いくら合理的にみて勝利と言ってもいい程の被害だったとは言え。
 ヴィスデロビアの動きをもっとしっかりと読み取れていればと思えてなりません。
 幼児の身体だからでしょうか?  感情の抑制が上手く効きませんね。

「……本当に大丈夫ですから、そんな顔をしないで下さい」

「っ!」

 悲痛な面持ちで1度ギュッと僕を抱きしめてから、再び背後に控えるメルヴィー。
 絶対に強がってるって思われましたね、これ。
 まぁあながち間違ってもいませんけど。

「ふぅ……これよりヴィスデロビアとの全面戦争に向けて、戦力の再編成を行います。
 今回は超越者勢力との戦い。
 遠慮する必要も、目立たない為に暗躍する必要もありません」

 何せ、既に神勢力のトップに君臨する神王ネルヴィア様とはお友達ですしね。

「これが僕達ナイトメアの統一神界でのデビュー戦です。
 全力をもってして、真正面からヴィスデロビアをぶっ潰しますっ!!」
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