最強幼女は惰眠を求む! 〜神々のお節介で幼女になったが、悠々自適な自堕落ライフを送りたい〜

フウ

文字の大きさ
326 / 375
第19章 神魔大戦編

326話 ま、またしてもっ!?

しおりを挟む
「おかしいな。
 今の攻撃には神能は使われていなかったと思うんだけどね」

「使ってませんよ」

 自分は神能を使った防御をしておきながら、神能を一切使っていない攻撃によって破られたこの事実!!
 ふっふっふ!  存分に驚くが良いっ!!

「っ!  巫山戯るなっ!!
 ただの魔法程度でヴィスデロビア様の防御を破れるものかっ!!」

 おっと、貴女はさっきエンヴィーに蹴り飛ばされた美女さんじゃないですか。
 うんうん、なかなかにいい質問をしてくれます。

 まぁでも彼女が理解できないのも当然ですね。
 だってさっきの防御には恐らくヴィスデロビアの神能が乗せられてましたし。
 では!  そんな美女さんの疑問にお答えしましょう!!

「先程も言っておったじゃろう?
 ルーミエルの滅光は神をも消し去る!
 それに加えて積層魔法陣で威力を増幅させたあの一撃を、適当に展開したあの程度の壁で防げるとでもお前は本気で思っておったのか?」

 ネ、ネルヴィア様……!
 くっ、こんな所に伏兵がいたとはっ!  今のは僕の決めシーンだったのにっ!!

「っ!!」

「まぁ、落ち着け。
 しかし深淵から世界を覗く者ルーミエル…… クックック、実に面白い!」

「ふん、何が面白い?
 妾とルーミエル、2人を相手に勝てると思っておるのか?」

「クックック、確かに貴女達2人を同時に相手するのは骨が折れそうだ。
 連れてきた魔物達も大多数がやられた様ですし、ここは一旦引かせてもらおうか」 

 引く、という事は撤退ですか。
 まぁ攻勢に打って出たとはいえ、所詮はまだ小手調べ程度のもの。
 動いていたのも一兵卒レベルでしたし、敵の手の内も多少は見れた。
 確かにここで一旦引いて、体制を立て直すのは理解でますが……

「妾達を前に逃げ果せると思っておるのか?」

 ネルヴィア様の言う通り、幾らヴィスデロビアと側近達が強いといっても、この場にはコレール達もいますし。
 ネルヴィア様は勿論、この場にはいませんが統一神界側の強者達も動くでしょう。
 この状況下でそう易々と戦略的撤退ができると思っているのなら、随分とナメられたものですね。

「確かにこの状況下で撤退するのは容易では無い……が、これならどうかな?」

 ヴィスデロビアがニヤリと笑みを深め……

「っ!  これはっ!?」

 おぉ!  これは凄い。
 ネルヴィア様が焦った声をあげるのも納得ですね。
 突如として統一神界の上空に出現した、統一神界を覆う程巨大な漆黒の球体。

「事前に仕掛けさせてもらったよ。
 小康状態だった1週間、私が何もしていないとでも思っていたのかな?」

 凄い規模ですね。
 見たところ、かつてハスルートが使っていた爆弾と同じ様な物の様ですが。
 規模も、込められた魔力も桁違い! 

 まぁぶっちゃけ、あの程度なら普通に対処できますけど。
 事前にこうなる事まで読んで仕掛けていたとは……ヴィスデロビア、なかなかの策士ですね。

 さっきはネルヴィア様に見せ場を持っていかれましたし。
 ここは僕が収めて、皆んなに幼女だけど凄いと言うか事を見せつけるとしましょう!!

「チィッ」

 舌打ちしたネルヴィア様が徐ろに、漆黒の球体に手を伸ばし……ギュッと握り締める。
 そして一瞬にして掻き消される漆黒の球体……ま、またしてもっ!?

「クックック、ではまた会いましょう」

 漆黒の球体への対処によって生じた僅かな隙。
 ヴィスデロビアにとって、その僅かな隙は撤退するには十分であり……

「逃げられたか」

 お茶を楽しんでいた将校クラス以上は全員が消え去り。
 この場に残されたのは僕の雷霆ケラウノスを生き残りながらも大ダメージを負って動けない一兵卒のみ。

 これはしてやられました。
 あの漆黒の球体への対処によって生じる隙をついて撤退する事まで織り込んでの小手調べ。
 本当に策士ですね。

「これで一度仕切り直しじゃな。
 ルーミエルよ、これから統一神城で会議を行うぞ」

「……」

「ル、ルーミエル?  どうかしたのか?」

「……別に、何もありません」

「全く、何をそう拗ねておるのじゃ?」

「拗ねてません!」

 この僕が拗ねてるだなんて、失礼ですね全く!!

「ことごとく見せ場を横から掻っ攫われた事なんて、毛ほども気にしてませんし」

「ほほう」 

 な、何ですか?  ネルヴィア様は何をそんなにニマニマしてるんでしょうか?
 ま、まぁ良いです。
 今日はもう疲れましたし、会議とやらはコレールに任せて学園のお屋敷で不貞寝……じゃ無くて普通に寝るとしましょう!!

「ふふふ、ルーミエルよ。
 実は会議のためにディゼールに特別なケーキを作ってもらったんじゃが。
 お主も会議に参加するかの?」

 ディ、ディゼールの特別なケーキ!?
 い、いや!  そんな甘言に惑わされてはダメです!!
 ルーミエルよ、精神を強く保つのです!  ケーキ程度に釣られる僕では無いのですっ!!
しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

最強スライムはぺットであって従魔ではない。ご主人様に仇なす奴は万死に値する。

棚から現ナマ
ファンタジー
スーはペットとして飼われているレベル2のスライムだ。この世界のスライムはレベル2までしか存在しない。それなのにスーは偶然にもワイバーンを食べてレベルアップをしてしまう。スーはこの世界で唯一のレベル2を超えた存在となり、スライムではあり得ない能力を身に付けてしまう。体力や攻撃力は勿論、知能も高くなった。だから自我やプライドも出てきたのだが、自分がペットだということを嫌がるどころか誇りとしている。なんならご主人様LOVEが加速してしまった。そんなスーを飼っているティナは、ひょんなことから王立魔法学園に入学することになってしまう。『違いますっ。私は学園に入学するために来たんじゃありません。下働きとして働くために来たんです!』『はぁ? 俺が従魔だってぇ、馬鹿にするなっ! 俺はご主人様に愛されているペットなんだっ。そこいらの野良と一緒にするんじゃねぇ!』最高レベルのテイマーだと勘違いされてしまうティナと、自分の持てる全ての能力をもって、大好きなご主人様のために頑張る最強スライムスーの物語。他サイトにも投稿しています。

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

俺は善人にはなれない

気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。

処理中です...