最強幼女は惰眠を求む! 〜神々のお節介で幼女になったが、悠々自適な自堕落ライフを送りたい〜

フウ

文字の大きさ
370 / 375
第19章 神魔大戦編

370話 最終決戦です! その2

しおりを挟む
 神能・創世ノ神で創造した刀!
 僕自身の魔力を媒体にしたせいか、刀身から柄まで真っ白で、唯一鍔だけは気持ち程度に金色っぽい白……自分で作っておいてなんですが、めっちゃカッコいいっ!!

 禍々しいヴィスデロビアの長剣も程よく厨二心をくすぐる感じで結構いい線いっていますが、純白の刀も負けてない!
 ヴィスデロビアの長剣が禍々しさがあってカッコイイなら、僕の刀は神聖な神々しさがあってカッコイイのです!!

 ギイィィィン!!

 耳障りな轟音を立てながら、上段から振り下ろされたヴィスデロビアの長剣を振り払う。
 同時に黒色と白色の衝撃波が発生して地面を斬り裂いて吹き飛ばす。

「今度は……」

 長剣を弾かれ、ガラ空きとなったヴィスデロビアの胴へと返す大刀で横薙ぎに刀を振るう。

「僕の番ですっ!」

「っ!!」

 まさしくドンピシャ!
 完璧なタイミングと回避不可な速度で放たれる一閃に、ヴィスデロビアが息を呑み……無理に長剣を引き戻す事はせずにくるりと回転させて逆手に持ち直し、刀身を受け止め……

「吹っ飛べ!」

 容赦なく振り抜いた一閃によって勢い良く吹き飛んだ。
 凄まじい速度で吹っ飛び、地面にバウンドしつつも勢いを殺して体勢を立て直す。
 吹き飛ばされたとは言え、今の一撃を防ぐとは流石ですね。

「チィッ!」

「はっ!!」

 体勢をなおして、立ち上がり苛立たしげに舌打ちをしたヴィスデロビアに向けて、頭上から袈裟懸けに刀を振り下ろす。

「ぐっ……!」

 逆に下から打ち上げる様にして再びヴィスデロビアの長剣と刀が交差する。
 瞬時に地面に亀裂が走って割れて、周囲一帯が重力が跳ね上がったかの様に陥没する。

「さっきとは立ち位置が逆になりましたね」

「確かにお前のスピードは私よりも上の様ですね。
 だが……この程度なら何の問題にもならない!」

 まぁ確かにそうですね。
 事実、スピードでは圧倒してる感はありますけど、こうして普通に受け止められてますし。
 ですが……拮抗している刀に徐々に力を込める。

「っ!!」

 ヴィスデロビアの顔が驚愕に染まった。
 今までのは僕の素の身体スペック。
 その状態で拮抗するのなら、魔力を用いて身体強化を行えば……答えは明白っ!!
 このまま押し切……

「がっ……!」

「っ!?」

 ヴィスデロビアの顎を蹴り上げて宙返りして背後からの攻撃をかわし、背後の敵……シエラへと頭上から翼を叩きつける。

 しかし、流石はヴィスデロビアの眷属にして魔皇神1位。
 完全に剣を振り抜いた姿勢であったにも関わらず、今のをバックステップでかわして離脱するとは!

「ですが……甘いですね」

「なっ!?」

 シエラが目を見開き、驚愕に満ちた声を漏らす。
 そんな彼女の周辺を鳥籠の様に取り囲むは、幾多もの純白の羽毛。

「爆ぜろ」

 パチン!

 指を打ち鳴らすと同時に、全ての羽毛が光り輝き……視界を埋め尽くす白い閃光と共に大爆発を引き起こす。
 羽に貯蓄している全魔力を滅光魔法へと変換して引き起こす滅光爆発。

 まぁ滅光魔法の性質を持った爆発なので、そこまでの殲滅力はありませんが、威力は十分っ!
 今の爆発だけで統一神城を半壊させる自信がありますっ!!

「闇に呑まれろっ!!」

 背後から放たれたヴィスデロビアの一撃が大地を砕く。

「遅いっ!」

「グッ!?」

 底の見えない巨大な穴を作り出した光景を尻目に、お返しでヴィスデロビアの背後を取って回し蹴りを放つ。
 何とか間に腕を挟みつつ、ヴィスデロビアが蹴り飛ばされて宙を舞う。

「今のに反応するとは、やりますね!」

 流石はかつて統一神界と少数の勢力のみで渡り合い、壊滅手前まで追い込んだ破壊神です!!
 このままやっていても平行線で、決着は付きそうにありませんね。

「神能〝殲滅ノ神・纏〟」

 地面にしっかりと足を着けて腰を落とす。
 同じく創造した中央に金の線が引かれている純白の鞘に刀を納め、前傾姿勢になって柄に手を据える。

「滅神ノ太刀……」

 溜め込んだ力を解放する様に地面を蹴って、瞬時に体勢を整えたヴィスデロビアへと向けて疾駆し……

「滅閃っ!!」

 踏み込みの勢いを乗せて鞘から刀を抜き放つ!

「死ねっ!!」

 抜刀に合わせて漆黒の魔力が溢れんばかりの長剣が振り下ろされ……

「っ!?」

 ヴィスデロビアの顔が驚愕に染まった。
 まぁ無理もありませんね。
 何せ振り抜いた僕の刀が、漆黒の長剣を容易く斬り裂き……

「バカ、な……」

 背後で夥しい程の地を吹き出しながら両断されたヴィスデロビアの上半身が自身の血溜まりに崩れ落ちた。
しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

最強スライムはぺットであって従魔ではない。ご主人様に仇なす奴は万死に値する。

棚から現ナマ
ファンタジー
スーはペットとして飼われているレベル2のスライムだ。この世界のスライムはレベル2までしか存在しない。それなのにスーは偶然にもワイバーンを食べてレベルアップをしてしまう。スーはこの世界で唯一のレベル2を超えた存在となり、スライムではあり得ない能力を身に付けてしまう。体力や攻撃力は勿論、知能も高くなった。だから自我やプライドも出てきたのだが、自分がペットだということを嫌がるどころか誇りとしている。なんならご主人様LOVEが加速してしまった。そんなスーを飼っているティナは、ひょんなことから王立魔法学園に入学することになってしまう。『違いますっ。私は学園に入学するために来たんじゃありません。下働きとして働くために来たんです!』『はぁ? 俺が従魔だってぇ、馬鹿にするなっ! 俺はご主人様に愛されているペットなんだっ。そこいらの野良と一緒にするんじゃねぇ!』最高レベルのテイマーだと勘違いされてしまうティナと、自分の持てる全ての能力をもって、大好きなご主人様のために頑張る最強スライムスーの物語。他サイトにも投稿しています。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

俺は善人にはなれない

気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。

処理中です...