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August
海水浴 Side 翠葉 01-02話
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海水浴当日――蒼兄の車には私と桃華さん、佐野くんが乗り、秋斗さんの車には唯兄と海斗くん、飛鳥ちゃんが乗った。
連れて行かれた先は、藤宮が所有するプライベートビーチ。
砂浜はきれいに管理されているし、私たち以外に人がいないことから人目を気にする必要もない。着いたときにはすでにレジャーシートやタープがセッティングされていた。
高校生組は着いて早々洋服を脱ぎ捨て海へと駆けていく。あの桃華さんまでもが嬉しそうに走っていったから少しびっくりした。
私はレジャーシートに荷物を置くと、中から飲み物を取り出し一息つく。
日陰が作られているとはいえ、真夏の砂浜は「暑い」という表現を通り越し、灼熱地獄にいる気分。それでも、弱すぎず強すぎずの風が吹いていて、汗をかいた肌には気持ちがいい。
「翠葉ちゃん、せっかく水着着てるのに海には入らないの?」
秋斗さんに尋ねられて苦笑を浮かべる。
水着を着ることに抵抗があったから来るかどうか悩んでいた、というのは嘘じゃない。でも、ほかにも理由はあるのだ。
海水浴に来るのはどのくらい久しぶりなのかわからないくらい久しぶり。
家族と山や川へ出かけることはあっても、海へ行くことはめったになかった。ゆえに、海に入ることが不安。さらには泳ぎにも自信がない。
「リィ、もしかしてカナヅチ?」
唯兄の言葉に耳まで熱くなる。蒼兄は思い出したように、
「そういえば、翠葉はプールの塩素でもかぶれるからあまり家族でプールへ行った記憶はないなぁ……。しかも、海よりは川のほうが多かったし。でも、川でも水深の深いところへは行かなかったっけ……。苦手?」
確認するように訊かれ、私は小さく頷いた。
「あの、見てるだけでも楽しいから、だから泳いできて?」
そこへ遠くから、
「翠葉ーっ! 早くおいでよーっ!」
飛鳥ちゃんたちに手招きされるも、私は小さく手を振り苦笑を返すことしかできない。
「翠葉ちゃん、この浜辺は遠浅だから、ある程度のところまでは砂浜だ。ちょっとそこまで、足がつくところまで行ってみない?」
秋斗さんに誘われるも、不安が残る。
「リィ、手つないで行こうよ。溺れたらちゃんと助けてあげるから」
「翠葉」
三人に手を引かれ背中を押され、私は波打ち際までやってきた。
熱された鉄板のように熱い砂から湿った砂の上へ移動すると、足の裏が冷たくて気持ちがいい。でも、寄せては返す波に足を入れるのは少し勇気がいる。
小さいころから、足が掬われる感覚が苦手なのだ。
手をつないでいた唯兄がおかしそうに笑いだす。
「リィ、まるで小さな子だね? 初めてのお使いならぬ、初めての海水浴」
「だって……本当に久しぶりなの。何年も来てなかったんだもの」
「一歩ずつ行こうよ」
私はぎこちなく頷く。
「あんちゃんは彼女さんたちのとこ行ってきていいよ。リィには俺がついてるし」
「唯もいなくていいよ。翠葉ちゃんには俺がついているから」
にこりと笑った秋斗さんに、唯兄は笑顔で応戦した。
「誰が大切な妹を狼に預けるかってんです」
そんなふたりを見ながら、
「じゃ、俺は行ってこようかな。唯、何かあったら呼んで? 翠葉はがんばって」
「了解了解」
私は、再度ぎこちなく頷いた。
膝のあたりで波がバシャンと飛沫を上げる。
「わっ――」
顔に海水がかかってびっくりした。そんなことを何度か繰り返していると、
「翠葉ちゃん、飛沫が立つ向こう側まで行っちゃったほうが楽だよ」
「え……?」
秋斗さんは数メートル先を指差した。けれども、そこまで行ける自信がすでにない。
今は膝上のあたりで波がバシャバシャと飛沫を立てている。太ももまで浸かれば、飛沫は直接顔に向かって飛んでくるのだろう。
そんな想像をすれば足が止まってしまう。そのとき、
「……ちょっと失礼」
「えっ、あのっ――」
あっという間に秋斗さんに抱き上げられてしまった。
「秋斗さんっ、怖いから嫌ですっ。唯兄っ」
唯兄に助けを求めたけれど、唯兄は少し考え、
「ま、秋斗さんが言うのも一理あるからあそこまで連れてってもらっちゃいなよ」
あっさりと同意されてしまった。
秋斗さんはずんずんと歩き、気づけば浜辺からは五メートル以上離れている。
「この辺かな?」
秋斗さんの言葉に不安を覚え、胸の前で組んでいた手に力がこもる。
秋斗さんはクスクスと笑い、
「できることならずっと抱っこしていたいんだけど……下りてみない?」
秋斗さんが何を言っても気にする余裕もなかった。
私は逡巡する。
水深は唯兄の肩あたり。私の頭、水の上に出るのかな。
「ゆっくり下ろすよ」
言われてすぐに下ろされた。
あ、し……つく?
爪先に砂が触れ安堵した次の瞬間、ちゃぷん、と頭まで水の中に浸かってしまった。
怖いっ――
咄嗟に出た手を掴んでくれた手があり、必死にその手にしがみつく。
顔が水から出て、ケホケホと咽るも、すぐにまた水の中に潜ってしまった。けれども、今度は水中で身体を掬いあげてくれる腕があった。
ザバッ、と水から顔が出て相変わらず咽ていると、
「波は動いてるからね、波が来たらジャンプしないと潜っちゃうよ」
唯兄の声は少し離れたところから聞こえてきた。では、私がしがみついているのこの人は――
目の前にいたのは秋斗さんだった。
秋斗さんはおかしそうにクスクスと笑っている。
恥ずかしく思っても、秋斗さんから離れることはできなかった。代わりに、
「唯兄……もう、やだ……。怖いし、恥ずかしいし……浜辺に戻りたい」
泣いて訴えると、
「うーん……兄としてはもう少しがんばらせたい所存」
「やだっ」
「じゃぁさ、もうちょっと浅いところまで戻ろうよ。そこからがんばってみよう?」
秋斗さんに優しく宥められ、再度移動が始まった。
今度下ろされたところはきちんと足がつく場所。けれども、波がくると潜ってしまいそうになる。そのたびに、「ジャンプっ!」と唯兄に声をかけられ、必死にジャンプしていた。
何度か繰り返すとコツが掴めてくる。
「そうそう、その調子」
波に合わせてジャンプするのが少しずつ楽しくなってきたところへ佐野くんがやってきた。
「秋斗先生、唯さん、海斗と蒼樹さんが遠泳対決しませんか、って。あそこの岩までらしいですけど」
と、遠くの岩を指差す。秋斗さんと唯兄は私を見てどうしよう、といった顔になった。
「御園生がどうかしたんですか? ってか、なんでこんなとこ……?」
桃華さんたちがいるところまでは五メートルほどという微妙な距離。でも、その五メートルには大きな差がある。
みんながいるところは間違いなく足がつかない……。
「御園生、もしかして泳げない?」
その言葉に無言でいると、
「あはは、なんていうか海が相当久し振りで入るのにもびびってた口なんだよね。今、ようやく慣れてきたところ。みんなのいるとこまで行くのはちょっと無理だろうなぁ……」
唯兄の言葉に、佐野くんが「マジで?」という視線を向けてくる。
無言で視線を逸らすと、佐野くんにもクスクスと笑われた。
「俺、飲み物飲みたいから御園生付き合って。唯さんと秋斗先生は遠泳合戦行ってきてください」
「リィ、大丈夫?」
「……浜辺に戻れるならがんばって戻る。佐野くん、手、つないでもらってもいい?」
「了解」
連れて行かれた先は、藤宮が所有するプライベートビーチ。
砂浜はきれいに管理されているし、私たち以外に人がいないことから人目を気にする必要もない。着いたときにはすでにレジャーシートやタープがセッティングされていた。
高校生組は着いて早々洋服を脱ぎ捨て海へと駆けていく。あの桃華さんまでもが嬉しそうに走っていったから少しびっくりした。
私はレジャーシートに荷物を置くと、中から飲み物を取り出し一息つく。
日陰が作られているとはいえ、真夏の砂浜は「暑い」という表現を通り越し、灼熱地獄にいる気分。それでも、弱すぎず強すぎずの風が吹いていて、汗をかいた肌には気持ちがいい。
「翠葉ちゃん、せっかく水着着てるのに海には入らないの?」
秋斗さんに尋ねられて苦笑を浮かべる。
水着を着ることに抵抗があったから来るかどうか悩んでいた、というのは嘘じゃない。でも、ほかにも理由はあるのだ。
海水浴に来るのはどのくらい久しぶりなのかわからないくらい久しぶり。
家族と山や川へ出かけることはあっても、海へ行くことはめったになかった。ゆえに、海に入ることが不安。さらには泳ぎにも自信がない。
「リィ、もしかしてカナヅチ?」
唯兄の言葉に耳まで熱くなる。蒼兄は思い出したように、
「そういえば、翠葉はプールの塩素でもかぶれるからあまり家族でプールへ行った記憶はないなぁ……。しかも、海よりは川のほうが多かったし。でも、川でも水深の深いところへは行かなかったっけ……。苦手?」
確認するように訊かれ、私は小さく頷いた。
「あの、見てるだけでも楽しいから、だから泳いできて?」
そこへ遠くから、
「翠葉ーっ! 早くおいでよーっ!」
飛鳥ちゃんたちに手招きされるも、私は小さく手を振り苦笑を返すことしかできない。
「翠葉ちゃん、この浜辺は遠浅だから、ある程度のところまでは砂浜だ。ちょっとそこまで、足がつくところまで行ってみない?」
秋斗さんに誘われるも、不安が残る。
「リィ、手つないで行こうよ。溺れたらちゃんと助けてあげるから」
「翠葉」
三人に手を引かれ背中を押され、私は波打ち際までやってきた。
熱された鉄板のように熱い砂から湿った砂の上へ移動すると、足の裏が冷たくて気持ちがいい。でも、寄せては返す波に足を入れるのは少し勇気がいる。
小さいころから、足が掬われる感覚が苦手なのだ。
手をつないでいた唯兄がおかしそうに笑いだす。
「リィ、まるで小さな子だね? 初めてのお使いならぬ、初めての海水浴」
「だって……本当に久しぶりなの。何年も来てなかったんだもの」
「一歩ずつ行こうよ」
私はぎこちなく頷く。
「あんちゃんは彼女さんたちのとこ行ってきていいよ。リィには俺がついてるし」
「唯もいなくていいよ。翠葉ちゃんには俺がついているから」
にこりと笑った秋斗さんに、唯兄は笑顔で応戦した。
「誰が大切な妹を狼に預けるかってんです」
そんなふたりを見ながら、
「じゃ、俺は行ってこようかな。唯、何かあったら呼んで? 翠葉はがんばって」
「了解了解」
私は、再度ぎこちなく頷いた。
膝のあたりで波がバシャンと飛沫を上げる。
「わっ――」
顔に海水がかかってびっくりした。そんなことを何度か繰り返していると、
「翠葉ちゃん、飛沫が立つ向こう側まで行っちゃったほうが楽だよ」
「え……?」
秋斗さんは数メートル先を指差した。けれども、そこまで行ける自信がすでにない。
今は膝上のあたりで波がバシャバシャと飛沫を立てている。太ももまで浸かれば、飛沫は直接顔に向かって飛んでくるのだろう。
そんな想像をすれば足が止まってしまう。そのとき、
「……ちょっと失礼」
「えっ、あのっ――」
あっという間に秋斗さんに抱き上げられてしまった。
「秋斗さんっ、怖いから嫌ですっ。唯兄っ」
唯兄に助けを求めたけれど、唯兄は少し考え、
「ま、秋斗さんが言うのも一理あるからあそこまで連れてってもらっちゃいなよ」
あっさりと同意されてしまった。
秋斗さんはずんずんと歩き、気づけば浜辺からは五メートル以上離れている。
「この辺かな?」
秋斗さんの言葉に不安を覚え、胸の前で組んでいた手に力がこもる。
秋斗さんはクスクスと笑い、
「できることならずっと抱っこしていたいんだけど……下りてみない?」
秋斗さんが何を言っても気にする余裕もなかった。
私は逡巡する。
水深は唯兄の肩あたり。私の頭、水の上に出るのかな。
「ゆっくり下ろすよ」
言われてすぐに下ろされた。
あ、し……つく?
爪先に砂が触れ安堵した次の瞬間、ちゃぷん、と頭まで水の中に浸かってしまった。
怖いっ――
咄嗟に出た手を掴んでくれた手があり、必死にその手にしがみつく。
顔が水から出て、ケホケホと咽るも、すぐにまた水の中に潜ってしまった。けれども、今度は水中で身体を掬いあげてくれる腕があった。
ザバッ、と水から顔が出て相変わらず咽ていると、
「波は動いてるからね、波が来たらジャンプしないと潜っちゃうよ」
唯兄の声は少し離れたところから聞こえてきた。では、私がしがみついているのこの人は――
目の前にいたのは秋斗さんだった。
秋斗さんはおかしそうにクスクスと笑っている。
恥ずかしく思っても、秋斗さんから離れることはできなかった。代わりに、
「唯兄……もう、やだ……。怖いし、恥ずかしいし……浜辺に戻りたい」
泣いて訴えると、
「うーん……兄としてはもう少しがんばらせたい所存」
「やだっ」
「じゃぁさ、もうちょっと浅いところまで戻ろうよ。そこからがんばってみよう?」
秋斗さんに優しく宥められ、再度移動が始まった。
今度下ろされたところはきちんと足がつく場所。けれども、波がくると潜ってしまいそうになる。そのたびに、「ジャンプっ!」と唯兄に声をかけられ、必死にジャンプしていた。
何度か繰り返すとコツが掴めてくる。
「そうそう、その調子」
波に合わせてジャンプするのが少しずつ楽しくなってきたところへ佐野くんがやってきた。
「秋斗先生、唯さん、海斗と蒼樹さんが遠泳対決しませんか、って。あそこの岩までらしいですけど」
と、遠くの岩を指差す。秋斗さんと唯兄は私を見てどうしよう、といった顔になった。
「御園生がどうかしたんですか? ってか、なんでこんなとこ……?」
桃華さんたちがいるところまでは五メートルほどという微妙な距離。でも、その五メートルには大きな差がある。
みんながいるところは間違いなく足がつかない……。
「御園生、もしかして泳げない?」
その言葉に無言でいると、
「あはは、なんていうか海が相当久し振りで入るのにもびびってた口なんだよね。今、ようやく慣れてきたところ。みんなのいるとこまで行くのはちょっと無理だろうなぁ……」
唯兄の言葉に、佐野くんが「マジで?」という視線を向けてくる。
無言で視線を逸らすと、佐野くんにもクスクスと笑われた。
「俺、飲み物飲みたいから御園生付き合って。唯さんと秋斗先生は遠泳合戦行ってきてください」
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「……浜辺に戻れるならがんばって戻る。佐野くん、手、つないでもらってもいい?」
「了解」
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