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October
紫苑祭準備編 Side 司 03話
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団長を引き受けてからというもの、やることが多すぎて翠と昼休みに会うこともできなくなっていた。しかし、翠の予習復習に付き合うべく夜はゲストルームを訪れており、さほど問題は感じていなかった。
翠の昼休みは、いつものようにクラスで簾条たちと食べているのだろうと思っていたし、まさか風間や飛翔と一緒に食べているとは知りもしなかった。つまり俺は、翠が副団長に任命されたことなど微塵も知らなかったのだ。
桜林館での練習を終え、外周廊下に出たところで翠と鉢合わせた。しかし、翠は下を向いて歩いており、俺の存在には気づいていない。
そんな歩き方をしていたらいずれ人とぶつかる。現に、俺に向かって真っ直ぐ歩いてくるわけだから。
「翠」
声をかけると、翠ははっとしたように顔を上げた。その表情に俺が戸惑う。
今にも泣きそうな顔をしている。さらには何も言わずに通り過ぎようとした。
歩調を速めた翠の腕を掴み、
「なんでそんな顔――」
「今は何も訊かれたくないっ。何も話したくないっ。それからっ、今日は勉強見てもらわなくて大丈夫だから来ないでっ」
精一杯の拒絶とともに手を振り切られ、翠は小走りで去っていった。
その後ろ姿を呆然と追っていると、
「今の翠葉ちゃんだろ? 何かあったの?」
優太も翠の後ろ姿を目で追っては俺に視線を向ける。
「いや……」
でも、何もなければあんな顔はしないだろうし、あんな態度を取られることもなかっただろう。
いったい何があった……?
昨夜会ったときはいつもと変わらなかった。そして、今日は今初めて会ったわけで……。
自分に原因があるとは思えない。なら、何が原因なのか――
紅葉祭のときとは違い、組ごとにスケジュールが組まれている今、翠が何をしていた時間なのかすら把握はできていない。
「優太、少し席を外す」
「了解」
赤組がどこで練習をしているのかなど知らない俺は、ひとまず二年A組へ向かった。
簾条の性格を鑑みれば、簾条は間違いなくチアリーディングに属しているだろう。しかし、運動ができない翠が同じ班にいるとは思えない。それでも、簾条さえ見つければ、翠が何をしていた時間なのかはわかるはず……。
幸い、簾条は教室でチアリーディングの練習をしていた。
廊下から呼びつけると、簾条は眉間にしわを寄せてやってきた。
「なんの用?」
「この時間、翠が何をしているのか知りたいんだけど」
「……あんた聞いてないの?」
その言葉に不快感を覚えた。
俺が翠の何を聞いていないというのか――
「翠葉なら応援団の練習で、今日はグラウンドに出てるわよ」
は……?
簾条は何を言っているのか。翠が応援団の練習って言ったか?
「やだ、本当に何も聞いてないのっ?」
「……悪い、話が一切見えないんだけど」
「翠葉、赤組の副団長なのよ。だから、今は外。応援団の練習中」
思い切り虚をつかれた。
「それ、いつ決まった話?」
「かれこれ二週間近く前だけど……本当に知らなかったの?」
俺は何を言うこともできなかった。
「ちょっと待ってっ!? 何も知らなかったってことは、会計の仕事、まんま翠葉に振ったままっ!?」
舌打ちしたい衝動に駆られつつ、
「今の今まで知らなかったからな」
「やだ……あの子大丈夫なのかしら。最近顔色が悪い気はしてたんだけど……」
……ものすごく大丈夫じゃない気がする。
まさか翠が副団長に任命されるとは思ってもみなかったし、組内での分担にしても、チアリーディングができなければ衣装製作班、もしくはモニュメント製作班に属していると思っていた。
副団長に任命されたとなれば、翠が製作しなくてはいけない衣装は必然と長ランになる。つまり、翠は自分の分と俺の分、二着の長ランを作らなくてはいけなくなったということ。
応援団の練習に加えて会計の仕事をこなし、日々の予習復習も欠かさず毎日十二時まで勉強をしていたらなら、いったいいつ衣装を作っていた?
考えるまでもない。十二時以降だ――
そんな生活を続けたら、去年と同じことを繰り返す羽目になる。
考えがそこに及んだとき、簾条の携帯が鳴った。
「海斗からだわ」
通話に応じる簾条は目を見開いた。反射的に俺を見たところ、翠に関係する何かだろう。
「わかった。様子を見に行くわ」
「何があった?」
簾条は気まずそうに唾を飲み込んだ。
「一時間くらい前、翠葉が貧血で倒れたんですって。幸い、怪我もなく大事にはいたってないらしいのだけれど。保健室から戻ってきてからは練習には戻らず帰ったみたい。たぶん、今ごろ更衣室で着替えてるんじゃないかって。私、様子を見てくるわ」
「頼む」
「ところで、あんたはなんでここに来たの?」
「さっき、外周廊下で翠とすれ違った。様子がおかしかったから簾条に何があったのか確認しに来ただけ」
「おあいにく様、そういうことよ。だから、何があったのがか知りたいならグラウンドへ行って」
簾条はそれだけ言うと、廊下を駆けていった。
外へ出ると、グラウンドから引き上げてきた青組とすれ違った。その際、
「姫が副団やるって知ってた?」
「いや、さっき初めて知った」
「だよな? 今まで赤組は小体育館での練習だったから、団長以外は誰がまとめてんのかわからなかったけど、今日の屋外練習でお披露目って感じだったんじゃね?」
「でもさ、練習の途中で倒れてただろ? 大丈夫だったのかな」
「あー……身体弱いって話だしな。でも、保健室から戻ってきたところを見た人間いるし、平気だったんじゃん?」
「そっか。俺さ、姫は絶対チアの衣装のほうがかわいいと思うんだけど」
「そう? 俺は長ラン姿もいけると思うけどな」
話の内容に舌打ちしたくなる。
つまり、今日の今まで赤組の副団長に翠が任命されていたことは伏せられていた、もしくは、外に漏れることがなかったのだ。
翠が意識して隠していたかは知らないが、組としては、間違いなく話題性を持たせる意図があった気がする。
グラウンドに着くと、観覧席の一角に赤組が集まっていた。どうやら練習が終わったところらしい。
集団の中に海斗を見つけ呼びつける。
軽快な足取りで観覧席を上ってきた海斗は、
「翠葉なら帰ったけど?」
「さっきすれ違った」
「……は? 会ったの間違いじゃなくて?」
「声をかけたら何も話したくないし訊かれたくもない、って拒絶されたんだけど、外で何があった?」
冗談を言っているわけではないと悟った海斗は、自分が知っていることを淡々と話し始めた。
「練習中に貧血で倒れたんだ。幸い、飛翔が頭をかばってくれたから大事にはいたらなかったんだけど、見事に意識失ってて、三十分くらい保健室で休んでた。そのあと、グラウンドに戻ってはきたんだけど、団長と飛翔と何か話してすぐ帰っちゃったんだ。俺が知ってるのはそれだけ」
たぶん、俺が翠と会ったのはそのあとなのだろう。
あんな顔をしていたからには、風間と飛翔と話した際に何かがあったと思うべき――
次なるターゲットを定めると、ふたりは自分たちから俺に寄ってきた。
「藤宮がここに来るってことは、御園生さん絡みでしょ?」
「何があったのか知りたいんだけど」
「へぇ……さすがの藤宮も、御園生さんが絡むと下手に出るんだ?」
からかいの響きを匂わせる人間の相手はしたくない。
飛翔に視線を向けると、一連の出来事を話してくれた。そして、態度を改めた風間が、
「御園生さんに負担かけすぎじゃね? あれじゃ彼女身動き取れないよ。こっちも、まさか生徒会サイドがそんな状況になってるとは知らなかったから、嫌がる彼女に副団長任せちゃった感否めないんだけどさ」
「先輩、会計の仕事を分担するべきだと思います」
飛翔の言うことは正しい。しかし、それを翠が受け入れられるか、というのは別問題だ。
「それとさ、飛翔なんだけど、生徒会でもこんな感じなの? あまりにも御園生さんにきつく当たりすぎ。直したほうがいいと思うけど?」
風間の言葉を飛翔は突っぱねた。
「自分、間違ったことを言ったつもりはないので、態度も言動も改めるつもりはありません」
「どうなのよ、これ」
風間に振られても答えようがない。
飛翔がどういう態度を取るも勝手だ。ただ、会話の成り行きを聞いていると、間違いなく翠を追い詰めるような話し方をしたのだろう。
今ごろ、翠は八方塞だ。
「詳細が聞けて助かった」
「ちょっ、藤宮? おまえどうするつもりだよ」
どうするも何も――
「翠の意思を尊重する」
「そうすると、御園生さん破綻するけどっ!?」
「破綻なんて認めない」
話を聞き出せればもう用はない。俺は踵を返し、桜林館へ戻った。
翠の昼休みは、いつものようにクラスで簾条たちと食べているのだろうと思っていたし、まさか風間や飛翔と一緒に食べているとは知りもしなかった。つまり俺は、翠が副団長に任命されたことなど微塵も知らなかったのだ。
桜林館での練習を終え、外周廊下に出たところで翠と鉢合わせた。しかし、翠は下を向いて歩いており、俺の存在には気づいていない。
そんな歩き方をしていたらいずれ人とぶつかる。現に、俺に向かって真っ直ぐ歩いてくるわけだから。
「翠」
声をかけると、翠ははっとしたように顔を上げた。その表情に俺が戸惑う。
今にも泣きそうな顔をしている。さらには何も言わずに通り過ぎようとした。
歩調を速めた翠の腕を掴み、
「なんでそんな顔――」
「今は何も訊かれたくないっ。何も話したくないっ。それからっ、今日は勉強見てもらわなくて大丈夫だから来ないでっ」
精一杯の拒絶とともに手を振り切られ、翠は小走りで去っていった。
その後ろ姿を呆然と追っていると、
「今の翠葉ちゃんだろ? 何かあったの?」
優太も翠の後ろ姿を目で追っては俺に視線を向ける。
「いや……」
でも、何もなければあんな顔はしないだろうし、あんな態度を取られることもなかっただろう。
いったい何があった……?
昨夜会ったときはいつもと変わらなかった。そして、今日は今初めて会ったわけで……。
自分に原因があるとは思えない。なら、何が原因なのか――
紅葉祭のときとは違い、組ごとにスケジュールが組まれている今、翠が何をしていた時間なのかすら把握はできていない。
「優太、少し席を外す」
「了解」
赤組がどこで練習をしているのかなど知らない俺は、ひとまず二年A組へ向かった。
簾条の性格を鑑みれば、簾条は間違いなくチアリーディングに属しているだろう。しかし、運動ができない翠が同じ班にいるとは思えない。それでも、簾条さえ見つければ、翠が何をしていた時間なのかはわかるはず……。
幸い、簾条は教室でチアリーディングの練習をしていた。
廊下から呼びつけると、簾条は眉間にしわを寄せてやってきた。
「なんの用?」
「この時間、翠が何をしているのか知りたいんだけど」
「……あんた聞いてないの?」
その言葉に不快感を覚えた。
俺が翠の何を聞いていないというのか――
「翠葉なら応援団の練習で、今日はグラウンドに出てるわよ」
は……?
簾条は何を言っているのか。翠が応援団の練習って言ったか?
「やだ、本当に何も聞いてないのっ?」
「……悪い、話が一切見えないんだけど」
「翠葉、赤組の副団長なのよ。だから、今は外。応援団の練習中」
思い切り虚をつかれた。
「それ、いつ決まった話?」
「かれこれ二週間近く前だけど……本当に知らなかったの?」
俺は何を言うこともできなかった。
「ちょっと待ってっ!? 何も知らなかったってことは、会計の仕事、まんま翠葉に振ったままっ!?」
舌打ちしたい衝動に駆られつつ、
「今の今まで知らなかったからな」
「やだ……あの子大丈夫なのかしら。最近顔色が悪い気はしてたんだけど……」
……ものすごく大丈夫じゃない気がする。
まさか翠が副団長に任命されるとは思ってもみなかったし、組内での分担にしても、チアリーディングができなければ衣装製作班、もしくはモニュメント製作班に属していると思っていた。
副団長に任命されたとなれば、翠が製作しなくてはいけない衣装は必然と長ランになる。つまり、翠は自分の分と俺の分、二着の長ランを作らなくてはいけなくなったということ。
応援団の練習に加えて会計の仕事をこなし、日々の予習復習も欠かさず毎日十二時まで勉強をしていたらなら、いったいいつ衣装を作っていた?
考えるまでもない。十二時以降だ――
そんな生活を続けたら、去年と同じことを繰り返す羽目になる。
考えがそこに及んだとき、簾条の携帯が鳴った。
「海斗からだわ」
通話に応じる簾条は目を見開いた。反射的に俺を見たところ、翠に関係する何かだろう。
「わかった。様子を見に行くわ」
「何があった?」
簾条は気まずそうに唾を飲み込んだ。
「一時間くらい前、翠葉が貧血で倒れたんですって。幸い、怪我もなく大事にはいたってないらしいのだけれど。保健室から戻ってきてからは練習には戻らず帰ったみたい。たぶん、今ごろ更衣室で着替えてるんじゃないかって。私、様子を見てくるわ」
「頼む」
「ところで、あんたはなんでここに来たの?」
「さっき、外周廊下で翠とすれ違った。様子がおかしかったから簾条に何があったのか確認しに来ただけ」
「おあいにく様、そういうことよ。だから、何があったのがか知りたいならグラウンドへ行って」
簾条はそれだけ言うと、廊下を駆けていった。
外へ出ると、グラウンドから引き上げてきた青組とすれ違った。その際、
「姫が副団やるって知ってた?」
「いや、さっき初めて知った」
「だよな? 今まで赤組は小体育館での練習だったから、団長以外は誰がまとめてんのかわからなかったけど、今日の屋外練習でお披露目って感じだったんじゃね?」
「でもさ、練習の途中で倒れてただろ? 大丈夫だったのかな」
「あー……身体弱いって話だしな。でも、保健室から戻ってきたところを見た人間いるし、平気だったんじゃん?」
「そっか。俺さ、姫は絶対チアの衣装のほうがかわいいと思うんだけど」
「そう? 俺は長ラン姿もいけると思うけどな」
話の内容に舌打ちしたくなる。
つまり、今日の今まで赤組の副団長に翠が任命されていたことは伏せられていた、もしくは、外に漏れることがなかったのだ。
翠が意識して隠していたかは知らないが、組としては、間違いなく話題性を持たせる意図があった気がする。
グラウンドに着くと、観覧席の一角に赤組が集まっていた。どうやら練習が終わったところらしい。
集団の中に海斗を見つけ呼びつける。
軽快な足取りで観覧席を上ってきた海斗は、
「翠葉なら帰ったけど?」
「さっきすれ違った」
「……は? 会ったの間違いじゃなくて?」
「声をかけたら何も話したくないし訊かれたくもない、って拒絶されたんだけど、外で何があった?」
冗談を言っているわけではないと悟った海斗は、自分が知っていることを淡々と話し始めた。
「練習中に貧血で倒れたんだ。幸い、飛翔が頭をかばってくれたから大事にはいたらなかったんだけど、見事に意識失ってて、三十分くらい保健室で休んでた。そのあと、グラウンドに戻ってはきたんだけど、団長と飛翔と何か話してすぐ帰っちゃったんだ。俺が知ってるのはそれだけ」
たぶん、俺が翠と会ったのはそのあとなのだろう。
あんな顔をしていたからには、風間と飛翔と話した際に何かがあったと思うべき――
次なるターゲットを定めると、ふたりは自分たちから俺に寄ってきた。
「藤宮がここに来るってことは、御園生さん絡みでしょ?」
「何があったのか知りたいんだけど」
「へぇ……さすがの藤宮も、御園生さんが絡むと下手に出るんだ?」
からかいの響きを匂わせる人間の相手はしたくない。
飛翔に視線を向けると、一連の出来事を話してくれた。そして、態度を改めた風間が、
「御園生さんに負担かけすぎじゃね? あれじゃ彼女身動き取れないよ。こっちも、まさか生徒会サイドがそんな状況になってるとは知らなかったから、嫌がる彼女に副団長任せちゃった感否めないんだけどさ」
「先輩、会計の仕事を分担するべきだと思います」
飛翔の言うことは正しい。しかし、それを翠が受け入れられるか、というのは別問題だ。
「それとさ、飛翔なんだけど、生徒会でもこんな感じなの? あまりにも御園生さんにきつく当たりすぎ。直したほうがいいと思うけど?」
風間の言葉を飛翔は突っぱねた。
「自分、間違ったことを言ったつもりはないので、態度も言動も改めるつもりはありません」
「どうなのよ、これ」
風間に振られても答えようがない。
飛翔がどういう態度を取るも勝手だ。ただ、会話の成り行きを聞いていると、間違いなく翠を追い詰めるような話し方をしたのだろう。
今ごろ、翠は八方塞だ。
「詳細が聞けて助かった」
「ちょっ、藤宮? おまえどうするつもりだよ」
どうするも何も――
「翠の意思を尊重する」
「そうすると、御園生さん破綻するけどっ!?」
「破綻なんて認めない」
話を聞き出せればもう用はない。俺は踵を返し、桜林館へ戻った。
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