個人的にグッとくるラブソング(恋愛中編)

星名雪子

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Lover Soul JUDY AND MARY

ボーカルYUKIの可憐でパワフルな歌声が魅力のジュディマリ。90年代のJ-POPシーンで一世を 風靡ふうびしたバンドだ。当時J-POPを聞きまくっていた人達にとっては最高にエモいバンドかもしれない。私も例外ではない。

当時は「散歩道」が一番好きだったが、大人になってからベスト盤を聞いてみると意外にも全く別の曲に惹かれた。それがこの「Lover soul」である。歌詞はいたってシンプルで日本語も分かりやすいのだが(YUKIが難しい日本語を使わない曲を書きたいと思ったらしい)発売当時、12歳の子供だった私にはさっぱり意味が分からなかった。それもそのはず。これは「真冬の寒い夜に男女が愛し合い、一緒に夜明けを迎える」という内容だからだ。

発売から26年。私自身その間に成長して様々な恋愛をする中でそういう経験もそれなりに積んできた。だからこそこの曲の一見シンプルに思えて実は奥深い歌詞に濃厚な意味があることに気がついたのだ。

「このまま二人で消えてしまいたい」

「あなたと溶け合いたい」

サビで繰り返されるそんなフレーズにとても共感が持てた。

「愛する人と愛を確かめ合う時、心と体が満たされて幸せな気持ちになる。そして濃厚な交わりの後に訪れるゆっくりとしたまどろみと眠り。やがて夜明けがやって来て、愛する人の体温をすぐ近くに感じて幸せを噛み締める」そんな内容だ。時折歪むギターの音色とYUKIのパワフルで切ない歌声に心を揺さぶられる。

因みにMVは雪原の中に体を横たえ、この曲を口ずさんでいる YUKIに様々な人(シロクマもいるが)が語りかけるというものなのだが、かなり意味深で難解な内容になっている。ジュディマリファンの方々によると「失恋したYUKIが自殺して成仏できずに歌を口ずさんでいる」という意味らしい。一見歌詞とは関係ないように思えるが、

「かつて濃厚に愛し合った恋人と別れたことが彼女にとって自殺するほど辛い。だから彼女は成仏することもできずにただただ愛する人のことを想って歌い続けている」

そんな風に解釈できるのではないだろうか。ジュディマリ流、究極のラブソングである。

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