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天高く馬肥ゆる秋(2014年10月26日)
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「今日は菊花賞だな」
どことなく憂鬱そうな北白川先生。現役高校生相手に公営ギャンブルの話をされてもね。
「そんなワケで、今日のことわざは『天高く馬肥ゆる秋』だ。時節の挨拶に使う常套句で別段、教訓めいたものは何もない」
「何だそりゃ? オイ、先生よ。無駄話してる時間ないんだろ?」
「鬼束、反省したよ。日曜だし、今日は貴様らに少しだけ時間を割いてやる。質問があるなら手短にな」
反省してるんなら日曜に召喚しないでよ。
「キッカショーって何デスカ?」
「シャンティ! 無駄な質問はやめて! 先生はあたし達に対して怒ってるんですよね?」
沼尻さんの問いに「無論」と頷く北白川先生、
「私は好き好んで貴様らを呼び出しているのではないからな。復讐だ」
「だったら! こんな回りくどい事しないで普通に補習すればいいでしょ!」
……補習?
「沼尻、それだと手ぬるい。貴様らは私を補佐するのだ。そのための洗脳式なのだよ」
だんだんオカルトめいてきた。
どことなく憂鬱そうな北白川先生。現役高校生相手に公営ギャンブルの話をされてもね。
「そんなワケで、今日のことわざは『天高く馬肥ゆる秋』だ。時節の挨拶に使う常套句で別段、教訓めいたものは何もない」
「何だそりゃ? オイ、先生よ。無駄話してる時間ないんだろ?」
「鬼束、反省したよ。日曜だし、今日は貴様らに少しだけ時間を割いてやる。質問があるなら手短にな」
反省してるんなら日曜に召喚しないでよ。
「キッカショーって何デスカ?」
「シャンティ! 無駄な質問はやめて! 先生はあたし達に対して怒ってるんですよね?」
沼尻さんの問いに「無論」と頷く北白川先生、
「私は好き好んで貴様らを呼び出しているのではないからな。復讐だ」
「だったら! こんな回りくどい事しないで普通に補習すればいいでしょ!」
……補習?
「沼尻、それだと手ぬるい。貴様らは私を補佐するのだ。そのための洗脳式なのだよ」
だんだんオカルトめいてきた。
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