155 / 176
第16章 何かが足んねえ
何かが足んねえ 4
しおりを挟む
ゴミみたいときやがったか……。
確かにレベル39の軍艦をザコ呼ばわりしいとも容易く吸収したみてーだから、目の前の黒猫にすりゃレベル7なんざ実際ゴミだろうぜ。
異論はねえ。
当面の残弾は心配ねーとしても、それを気にしながらスペル魔を召喚してたんじゃ絶対に隙が出てくる。今後も白海星の出番はあるだろうし、白鬼だってそろそろ補充を考えなきゃなんねえ。場合によっては新たに人魚5号も召喚ぶ必要があるだろう。
大量のティッシュはそこにあんだし、躊躇う理由なんてねえ。
あるとすりゃ……フレールだな。
あの艦に残る元子分共――白衛門、小園……絶対にいらねーけどオマケ扱いの黒リータは海戦後そのまんまこっちで乗組員として受け入れることは可能だ。……この俺が106の島主になると仮定して、な。
だが、フレールだけはそうじゃねーんだ。
海戦に敗れこの軍艦に吸収されるってこと即ち、フレールの死を意味する。
当然だな。ヤツもそうやってレベルを6つ上げたんだからよ。
下剋上……レベル7のフレールがあの乗組員だけでこのレベル106に勝てる確率は万に一つもねーだろ。
殺すか。
元々、アイツも俺を殺す魂胆だったんだ。お互い様だぜ。
だが……。
《言ったよね? 『キミがワタシ以外の誰かを好きになるなんて絶対に許さない』って……。年増にメロメロなキミが憎かった。ただそれだけ》
今更だが、ありゃどーいう意味だったんだろ?
《このワタシがキミを独占してるってコトも同時に覚えててくれる?》
憎まれ口ばっか叩いてきやがったが、本当はこの俺が好きだったんじゃねーのか?
あん時は頭がカッとなっちまってロクに心理分析もせず、そのまま夜を待ち人魚3号改め白鯨の背に乗りフレールを捨てて現在に至る。
ここにきて急激に情が湧いたか?
らしくねーな。
前世でグゼゲドフと名乗っていた頃、真剣に愛していた女を自身の手で絞殺したこの俺様が、ションベン臭え亡霊モドキのガキなんかに惚れるわきゃねーだろ。
殺す。そこに明白な理由があるなら尚更だ。
だがよ、こう見えて俺は公平な男なんだ。
衝動的にフレールを吸収する前に、106の舵輪はどうなんだ? クソみてぇな女だったらこの俺自ら下剋上を演出してやるぜ。
「おい、黒猫」
「いい加減にしろ! 僕はアンドリューだ。キミも一度はそう呼んだじゃないか」
「細けーな。どっちでもいいだろが」
眉毛もねーのに、ムッと眉をひそめやがる。
「よくないな。人にはちゃんとした名前があるんだ。キミは何か? かの有名なアダム・スミスでさえもwigと呼ぶのかい?」
「知らねーよ、そんなマイナーなオッサン!」
「マイナーどころじゃない! あの『国富論』の著者、スコットランドの英雄だぞ。社会的分業の必要性を説き『富とは国民の労働で生産される必需品と便益品』の名言を残した近代経済学の父――そのアダム・スミスだ。己の無知さ加減をよそに気安く暴言を吐くなよ!」
従者のヘンリーも引くほど突如として激高した愛国心溢れる黒猫に、俺は圧倒されつつ冷静にそれをかわす。
「だからオメーは人じゃねーと何度言わせりゃ気が済むんだ。それより、話を進めさせろ!」
「言ってみろ」
まだ怒ってやがる。黒猫の死骸の分際で偉そうによ。
しゃーねえから呼んでやるか、コイツの名前。
「アンドリューはこの俺に島主の座を譲ると言ったな?」
「先にも述べたが、それには我が舵輪の承認がいる」
「だったら、とっととここに呼べ」
「ところが、事は簡単に運ばないから困る」
「何で?」
「原因はキミの品行方正だ。言った筈だよ。我が舵輪は物静かで行儀のよい人間が大嫌いなんだ」
強烈な皮肉を噛ましてきやがる。
それでようやくわかった。コイツが俺のキ○タマ発言でキレた理由が。
察するに、ここの舵輪は俺に会いたくねーらしい。
ムカついた俺は艦内の天井に向かって叫ぶ。
「ヘン! お高くとまりやがって気に入らねーな! オイ、舵輪よ。オメーだって所詮は鴉王の売女の一人に過ぎねぇじゃねーか! この腐れマ○コのヤリ○ンが!」
「決定的だな」
アンドリューは頭を抱えてそう零しやがった。
横のヘンリーも苦虫を噛み潰したみてーな顔して俺を睨んでやがる。
「キミの目的は何なんだ? 僕とサルガタナス様の練りに練った計画を一瞬でダメにして嬉しいか?」
「うるせーよ! 俺はオメーと違って誰の操り人形にもならねーからな! 生きたいように生きる。なりたい自分になる。『俺は今日生きたぞ!』……そう胸張って言えるような人生を歩いていくんだ!」
「それでカッコつけてる積もりか? その前の発言全てが下ネタなのを忘れたか!」
「こっちも好きで下ネタ吐いてんじゃねーぞ! 元はと言えば、ティッシュマスターのパワーの根源が精子って時点からして品行方正の真逆を行ってんだろが!!!」
「そんなことあるもんか! キミが僕の知っていた岩清水拓海ならば何もかもうまくいっていたんだ!」
「だろうな。あの臆病なガキがいまだにこの岩清水拓海を牛耳ってたら、この多島海にすら来てなかっただろうぜ。生まれ育った屋敷でジジイ手作りのスイーツと節分豆食いつつ規則正しく一日五回、咲柚を想像しながらハアハアシコシコしてただろーな! そうして何の刺激も何の望みもねぇ退屈な生き方を全うし年老いて死んでいくんだ! だがな、俺はそんな死に方だけはごめんだぜ! 例え海の底に沈んでこの肉体が滅びようと、俺は魂だけで鴉王に挑んでやる!」
《じゃ、今すぐ溺死してくださる? ”例え”じゃなく……》
ようやくお出ましか。
上辺だけのクソ女め!
確かにレベル39の軍艦をザコ呼ばわりしいとも容易く吸収したみてーだから、目の前の黒猫にすりゃレベル7なんざ実際ゴミだろうぜ。
異論はねえ。
当面の残弾は心配ねーとしても、それを気にしながらスペル魔を召喚してたんじゃ絶対に隙が出てくる。今後も白海星の出番はあるだろうし、白鬼だってそろそろ補充を考えなきゃなんねえ。場合によっては新たに人魚5号も召喚ぶ必要があるだろう。
大量のティッシュはそこにあんだし、躊躇う理由なんてねえ。
あるとすりゃ……フレールだな。
あの艦に残る元子分共――白衛門、小園……絶対にいらねーけどオマケ扱いの黒リータは海戦後そのまんまこっちで乗組員として受け入れることは可能だ。……この俺が106の島主になると仮定して、な。
だが、フレールだけはそうじゃねーんだ。
海戦に敗れこの軍艦に吸収されるってこと即ち、フレールの死を意味する。
当然だな。ヤツもそうやってレベルを6つ上げたんだからよ。
下剋上……レベル7のフレールがあの乗組員だけでこのレベル106に勝てる確率は万に一つもねーだろ。
殺すか。
元々、アイツも俺を殺す魂胆だったんだ。お互い様だぜ。
だが……。
《言ったよね? 『キミがワタシ以外の誰かを好きになるなんて絶対に許さない』って……。年増にメロメロなキミが憎かった。ただそれだけ》
今更だが、ありゃどーいう意味だったんだろ?
《このワタシがキミを独占してるってコトも同時に覚えててくれる?》
憎まれ口ばっか叩いてきやがったが、本当はこの俺が好きだったんじゃねーのか?
あん時は頭がカッとなっちまってロクに心理分析もせず、そのまま夜を待ち人魚3号改め白鯨の背に乗りフレールを捨てて現在に至る。
ここにきて急激に情が湧いたか?
らしくねーな。
前世でグゼゲドフと名乗っていた頃、真剣に愛していた女を自身の手で絞殺したこの俺様が、ションベン臭え亡霊モドキのガキなんかに惚れるわきゃねーだろ。
殺す。そこに明白な理由があるなら尚更だ。
だがよ、こう見えて俺は公平な男なんだ。
衝動的にフレールを吸収する前に、106の舵輪はどうなんだ? クソみてぇな女だったらこの俺自ら下剋上を演出してやるぜ。
「おい、黒猫」
「いい加減にしろ! 僕はアンドリューだ。キミも一度はそう呼んだじゃないか」
「細けーな。どっちでもいいだろが」
眉毛もねーのに、ムッと眉をひそめやがる。
「よくないな。人にはちゃんとした名前があるんだ。キミは何か? かの有名なアダム・スミスでさえもwigと呼ぶのかい?」
「知らねーよ、そんなマイナーなオッサン!」
「マイナーどころじゃない! あの『国富論』の著者、スコットランドの英雄だぞ。社会的分業の必要性を説き『富とは国民の労働で生産される必需品と便益品』の名言を残した近代経済学の父――そのアダム・スミスだ。己の無知さ加減をよそに気安く暴言を吐くなよ!」
従者のヘンリーも引くほど突如として激高した愛国心溢れる黒猫に、俺は圧倒されつつ冷静にそれをかわす。
「だからオメーは人じゃねーと何度言わせりゃ気が済むんだ。それより、話を進めさせろ!」
「言ってみろ」
まだ怒ってやがる。黒猫の死骸の分際で偉そうによ。
しゃーねえから呼んでやるか、コイツの名前。
「アンドリューはこの俺に島主の座を譲ると言ったな?」
「先にも述べたが、それには我が舵輪の承認がいる」
「だったら、とっととここに呼べ」
「ところが、事は簡単に運ばないから困る」
「何で?」
「原因はキミの品行方正だ。言った筈だよ。我が舵輪は物静かで行儀のよい人間が大嫌いなんだ」
強烈な皮肉を噛ましてきやがる。
それでようやくわかった。コイツが俺のキ○タマ発言でキレた理由が。
察するに、ここの舵輪は俺に会いたくねーらしい。
ムカついた俺は艦内の天井に向かって叫ぶ。
「ヘン! お高くとまりやがって気に入らねーな! オイ、舵輪よ。オメーだって所詮は鴉王の売女の一人に過ぎねぇじゃねーか! この腐れマ○コのヤリ○ンが!」
「決定的だな」
アンドリューは頭を抱えてそう零しやがった。
横のヘンリーも苦虫を噛み潰したみてーな顔して俺を睨んでやがる。
「キミの目的は何なんだ? 僕とサルガタナス様の練りに練った計画を一瞬でダメにして嬉しいか?」
「うるせーよ! 俺はオメーと違って誰の操り人形にもならねーからな! 生きたいように生きる。なりたい自分になる。『俺は今日生きたぞ!』……そう胸張って言えるような人生を歩いていくんだ!」
「それでカッコつけてる積もりか? その前の発言全てが下ネタなのを忘れたか!」
「こっちも好きで下ネタ吐いてんじゃねーぞ! 元はと言えば、ティッシュマスターのパワーの根源が精子って時点からして品行方正の真逆を行ってんだろが!!!」
「そんなことあるもんか! キミが僕の知っていた岩清水拓海ならば何もかもうまくいっていたんだ!」
「だろうな。あの臆病なガキがいまだにこの岩清水拓海を牛耳ってたら、この多島海にすら来てなかっただろうぜ。生まれ育った屋敷でジジイ手作りのスイーツと節分豆食いつつ規則正しく一日五回、咲柚を想像しながらハアハアシコシコしてただろーな! そうして何の刺激も何の望みもねぇ退屈な生き方を全うし年老いて死んでいくんだ! だがな、俺はそんな死に方だけはごめんだぜ! 例え海の底に沈んでこの肉体が滅びようと、俺は魂だけで鴉王に挑んでやる!」
《じゃ、今すぐ溺死してくださる? ”例え”じゃなく……》
ようやくお出ましか。
上辺だけのクソ女め!
0
あなたにおすすめの小説
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
10才の誕生日に女神に与えられた本。
それは、最強の魔道具だった。
魔道具頼みの異世界で『魔法』を武器に成り上がっていく!
すべては、憧れのスローライフのために!
エブリスタにも掲載しています。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
【番外編】貴族令嬢に生まれたからには念願のだらだらニート生活したい。
譚音アルン
ファンタジー
『貴族令嬢に生まれたからには念願のだらだらニート生活したい。』の番外編です。
本編にくっつけるとスクロールが大変そうなので別にしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる