7 / 7
裏切り者
しおりを挟む
父のディックが処刑された日、フランとクロイは王都イクステリアにある紅党の屋敷に向かった。内通者がいるかもしれないとわかった今、蒼党の屋敷に行くことは自殺行為であった。王都に向かう途中は紅党の追っ手だったり賞金首となったフラウたちを狙うハンターが多く立ちはだかった。おかげで夜にしか進むことができず王都に着いたのは6日も経っていた。
「お嬢様、内通者を見つけるにしてもさすがに逃げているのではないのでしょうか。」
「いいえ、絶対にないわ。私たちが逃げたお父様の実家は焼けてしまったし、王都の屋敷も勿論だめ。お母様は養母に育てられたと聞いたことがあるわ。だから匿ってもらうことはできない。私たちは今、親族を頼れない状況。クロイならどうする?」
クロイは少し考え込み話し始めた
「…わかりません。マスターがいなくなった今、最後の命令を果たすまで生きるだけです。その後のことはその後考えます。」
「そうね。不毛な質問だったようね。私の考えとしては怪しいのは父の仕事仲間よ。多分私たちは蒼党の誰かに助けを求めると思われてるはず、そうなると蒼党をまとめている党の3賢者」
「コネルとフェブリオの一家ですか?」
コネル、フェブリオとはディックと同じ3賢者の者たちである。
「接触したことを報告しなくてはいけないし、急に失踪したら紅党の黒幕にいいように隠れ蓑にされるだけよ。」
フランの考えはコネルとフェブリオどちらかが紅党に協力したはいいが事件後私が生き残ってしまったため姿を眩ましたいがその後、紅党の仕業とわかったとき自身の責任とされることを恐れているのでは…と。
「絶対に黒幕を暴くわ、お父様」
フランは父と母の形見となってしまった。 銀のロケットペンダントを握り独り言のように呟いた。
そして、たった今フランたちは紅党の屋敷の木の陰で身を隠しながら機会を伺っていた。まだ灯は付いていたのでもしかしたらと思いクロイに中の様子を見に言ってもらっているところだった。
「どう?クロイ」
「先程からディスト・オークとその父、フィスト・オークが言い合いの末ディストが出て行きました。それから、たった今アレイナ・コネルが入ってきました。お嬢様の考えが当たっているようです」
「そう、危ないところありがとう。やはりコネルだったのね。」
「見抜いていたのですか?」
「まあね。アレイナは平等を掲げる一族となって、貴族から平民になった元貴族よ。表向きはそう言ってるけど本当は資産が減り、他の貴族に借金をして繋いでいたけど耐えられなくなって平民にならざるおえなかったのよ。」
小声で話しながらアレイナが紅党から出てくるのを伺い、人気のない路地に入ったところを狙った。
クロイはアレイナ・コネルの腕を後ろに回し動けなくした。
「あなたたち、何をするの。私を誰と知っての行い!」
アレイナ・コネルは突然のことに焦り抗うがクロイの力にびくともしなかった。
フードをかぶっていたフランは外しながらアリスを睨みつけた。
「アレイナ・コネルと知っての行いですが?私のことをお忘れではないですよね。」
アレイナの体が一瞬でこわばるのがわかった。
「父と同じ意思を持ってこの国を支えると思っていた方が裏切り者とはとても悲しい。私がここにいる意味、あなたならわかりますよね」
フランへの恐怖からかアレイナは開き直ったように話し始めた。
「私たちコネルは貴族なのよ!それなのにこうして平民として生き蒼党なんかに入ってるなんて代々受け継がれてきたコネルの恥よ!私はこの歴史を変えてやるのよ!」
「元、貴族ですよ。どうせ協力すれば力添いして貴族に戻してやるからとでも言われたんでしょうが紅党があなた方を助けようなんてしませんよ、それより私が本当に聞きたいのは紅党の誰にこの計画を知らされたのかを知りたいです。」
「言うわけないでしょ!いい加減話しなさいよ!奴隷風情が私に触らないで!」
アレイナはそう言うと懐に手を忍び込ませ短刀を出しフランに向けた。
「クロイ!!」
「はい」
返事をしたクロイはとても冷たい目をしながらアレイナの持っていた刀を落とすのではなく刀を持っていた手ごと双剣で切り落とした。
「きゃああああ!!わ、私の手が…たす、助けて!!!」
アレイナは膝をつきながら叫び始めた。
「まずいわ、クロイ。このままじゃ見つかる。逃げるわよ」
「はい!この女はもういいのですか?」
「ええ、どうせ黒幕はオークよ。この女はもうこれ以上喋らないだろうし…。クロイ、よく聞いて」
走りながらフランはクロイに言う。
「ここに来る途中話したこと、忘れてないわよね」
ここに来る途中クロイにフランは逸れた場合確実次の目的地アイリスを目指すと決めていた。
「はい、ですが…」
「反論は認めない!絶対に行くから絶対に私を見つけて!それくらいできるでしょ?」
挑発するようにフランははなす。
「はい、もちろんです。必ずきてくださいね」
2人で再度目的地を確認していると声が聞こえた
「いたぞ!指名手配犯だ!!」
そこにはオークの馬車と戦闘奴隷、馬車から降りてきながら男は言った…
「見つけたぞ、生意気なその口やっと閉じてやることができるな、フラン・ウィスタリア!!」
そこにはディスト・オークがいた。
「お嬢様、内通者を見つけるにしてもさすがに逃げているのではないのでしょうか。」
「いいえ、絶対にないわ。私たちが逃げたお父様の実家は焼けてしまったし、王都の屋敷も勿論だめ。お母様は養母に育てられたと聞いたことがあるわ。だから匿ってもらうことはできない。私たちは今、親族を頼れない状況。クロイならどうする?」
クロイは少し考え込み話し始めた
「…わかりません。マスターがいなくなった今、最後の命令を果たすまで生きるだけです。その後のことはその後考えます。」
「そうね。不毛な質問だったようね。私の考えとしては怪しいのは父の仕事仲間よ。多分私たちは蒼党の誰かに助けを求めると思われてるはず、そうなると蒼党をまとめている党の3賢者」
「コネルとフェブリオの一家ですか?」
コネル、フェブリオとはディックと同じ3賢者の者たちである。
「接触したことを報告しなくてはいけないし、急に失踪したら紅党の黒幕にいいように隠れ蓑にされるだけよ。」
フランの考えはコネルとフェブリオどちらかが紅党に協力したはいいが事件後私が生き残ってしまったため姿を眩ましたいがその後、紅党の仕業とわかったとき自身の責任とされることを恐れているのでは…と。
「絶対に黒幕を暴くわ、お父様」
フランは父と母の形見となってしまった。 銀のロケットペンダントを握り独り言のように呟いた。
そして、たった今フランたちは紅党の屋敷の木の陰で身を隠しながら機会を伺っていた。まだ灯は付いていたのでもしかしたらと思いクロイに中の様子を見に言ってもらっているところだった。
「どう?クロイ」
「先程からディスト・オークとその父、フィスト・オークが言い合いの末ディストが出て行きました。それから、たった今アレイナ・コネルが入ってきました。お嬢様の考えが当たっているようです」
「そう、危ないところありがとう。やはりコネルだったのね。」
「見抜いていたのですか?」
「まあね。アレイナは平等を掲げる一族となって、貴族から平民になった元貴族よ。表向きはそう言ってるけど本当は資産が減り、他の貴族に借金をして繋いでいたけど耐えられなくなって平民にならざるおえなかったのよ。」
小声で話しながらアレイナが紅党から出てくるのを伺い、人気のない路地に入ったところを狙った。
クロイはアレイナ・コネルの腕を後ろに回し動けなくした。
「あなたたち、何をするの。私を誰と知っての行い!」
アレイナ・コネルは突然のことに焦り抗うがクロイの力にびくともしなかった。
フードをかぶっていたフランは外しながらアリスを睨みつけた。
「アレイナ・コネルと知っての行いですが?私のことをお忘れではないですよね。」
アレイナの体が一瞬でこわばるのがわかった。
「父と同じ意思を持ってこの国を支えると思っていた方が裏切り者とはとても悲しい。私がここにいる意味、あなたならわかりますよね」
フランへの恐怖からかアレイナは開き直ったように話し始めた。
「私たちコネルは貴族なのよ!それなのにこうして平民として生き蒼党なんかに入ってるなんて代々受け継がれてきたコネルの恥よ!私はこの歴史を変えてやるのよ!」
「元、貴族ですよ。どうせ協力すれば力添いして貴族に戻してやるからとでも言われたんでしょうが紅党があなた方を助けようなんてしませんよ、それより私が本当に聞きたいのは紅党の誰にこの計画を知らされたのかを知りたいです。」
「言うわけないでしょ!いい加減話しなさいよ!奴隷風情が私に触らないで!」
アレイナはそう言うと懐に手を忍び込ませ短刀を出しフランに向けた。
「クロイ!!」
「はい」
返事をしたクロイはとても冷たい目をしながらアレイナの持っていた刀を落とすのではなく刀を持っていた手ごと双剣で切り落とした。
「きゃああああ!!わ、私の手が…たす、助けて!!!」
アレイナは膝をつきながら叫び始めた。
「まずいわ、クロイ。このままじゃ見つかる。逃げるわよ」
「はい!この女はもういいのですか?」
「ええ、どうせ黒幕はオークよ。この女はもうこれ以上喋らないだろうし…。クロイ、よく聞いて」
走りながらフランはクロイに言う。
「ここに来る途中話したこと、忘れてないわよね」
ここに来る途中クロイにフランは逸れた場合確実次の目的地アイリスを目指すと決めていた。
「はい、ですが…」
「反論は認めない!絶対に行くから絶対に私を見つけて!それくらいできるでしょ?」
挑発するようにフランははなす。
「はい、もちろんです。必ずきてくださいね」
2人で再度目的地を確認していると声が聞こえた
「いたぞ!指名手配犯だ!!」
そこにはオークの馬車と戦闘奴隷、馬車から降りてきながら男は言った…
「見つけたぞ、生意気なその口やっと閉じてやることができるな、フラン・ウィスタリア!!」
そこにはディスト・オークがいた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうぞ添い遂げてください
あんど もあ
ファンタジー
スカーレット・クリムゾン侯爵令嬢は、王立学園の卒業パーティーで婚約もしていない王子から婚約破棄を宣言される。さらには、火山の噴火の生贄になるように命じられ……。
ちょっと残酷な要素があるのでR 15です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
【1話完結】あなたの恋人は毎夜わたしのベッドで寝てますよ。
ariya
ファンタジー
ソフィア・ラテットは、婚約者アレックスから疎まれていた。
彼の傍らには、いつも愛らしい恋人リリアンヌ。
婚約者の立場として注意しても、アレックスは聞く耳を持たない。
そして迎えた学園卒業パーティー。
ソフィアは公衆の面前で婚約破棄を言い渡される。
ガッツポーズを決めるリリアンヌ。
そのままアレックスに飛び込むかと思いきや――
彼女が抱きついた先は、ソフィアだった。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ある辺境伯の後悔
だましだまし
恋愛
妻セディナを愛する辺境伯ルブラン・レイナーラ。
父親似だが目元が妻によく似た長女と
目元は自分譲りだが母親似の長男。
愛する妻と妻の容姿を受け継いだ可愛い子供たちに囲まれ彼は誰よりも幸せだと思っていた。
愛しい妻が次女を産んで亡くなるまでは…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる