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最終章 最高の逆転劇
82話 偶然の再会
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「コフネさん!」
俺たちは例のドアからは死角になる位置に潜んでいるが、背後はまったくの隙だらけだった。コフネさんは、その隙だらけの背後から一緒になって、例のドアを覗いてた。
「よお、ヤグラ。そっちは先代のメイド係だった……」
「ミタカさんです」
コフネさんは人の名前を覚えるのが苦手なようで、改めて俺が紹介する。
「その節はお世話になったわね」
ミタカさんはぶっきらぼうに言った。別にコフネさんを嫌ってるわけではない。改めてお礼を言うことに照れているのだろう。
「それで二人して何してるんだ?」
「シリンキ村で起こった梅干し盗難事件の犯人を捜していたら、それらしき男がこの建物に入ったんで、様子を伺ってたところです」
「そうか。相変わらずなんにでも首を突っ込みたがるんだな」
今回ばかりは好きで首を突っ込んでいるわけではない。俺が社会的に死ぬも、信頼を回復して、ミーノとのパーティを続けられるも、この梅干し泥棒にかかっているのだ。
「コフネさんこそ、どうしてここに?」
「ああ、せっかくの休みだから、本でも読みながら昼寝をしようと思って、図書館で魔導書を借りてきたところだ」
コフネさんはそう言って分厚い図鑑のような辞書を掲げた。
昼寝をするために、本を借りに行くのだから、怠惰なのか、ストイックなのか分からないが、コフネさんいわく、図書館から出たところで、俺たちが王都の上空を飛び回っているのを見かけたらしい。そこで俺たちが何をしているのか気になって、後を追ったようだ。
「なんにでも首を突っ込みたがるのはコフネさんの方じゃないですか」
「失礼なやつだ。私は高尚な知的好奇心を満たすために、勉強しているだけだ。勉強というのは何も学校に行ったり、本を読んだりするだけが勉強じゃないぞ?」
「俺たちが空を飛んでるだけで、知的好奇心の出る幕はないと思うんですが……」
「君だ。君ほど知的好奇心をそそられる存在はいないよ。ふいに王都にやってきて、冒険者協会で飲み比べをやってからというもの、おかしなことしかしてないじゃないか」
「まあ確かに否定はできませんが」
「君ほどの変態は中々いないから、今日は何をして性癖を喜ばせているのか、見に来たというわけだよ」
「性癖を喜ばせたことなんか一度もありませんよ」
俺がケツから酒を飲むのも、サザエの貝殻に向かって幼女におしっこをさせるのも、王都の真ん中に牛糞を降らせるのも、すべて目的があってのことだ。別に性癖を満たすためにやったわけじゃない。
「それで、さっき言っていた闇商人の店ってのは、ホントなの?」
俺がげんなりしていたところで、ミタカさんが話をもとに戻してくれた。
俺たちは例のドアからは死角になる位置に潜んでいるが、背後はまったくの隙だらけだった。コフネさんは、その隙だらけの背後から一緒になって、例のドアを覗いてた。
「よお、ヤグラ。そっちは先代のメイド係だった……」
「ミタカさんです」
コフネさんは人の名前を覚えるのが苦手なようで、改めて俺が紹介する。
「その節はお世話になったわね」
ミタカさんはぶっきらぼうに言った。別にコフネさんを嫌ってるわけではない。改めてお礼を言うことに照れているのだろう。
「それで二人して何してるんだ?」
「シリンキ村で起こった梅干し盗難事件の犯人を捜していたら、それらしき男がこの建物に入ったんで、様子を伺ってたところです」
「そうか。相変わらずなんにでも首を突っ込みたがるんだな」
今回ばかりは好きで首を突っ込んでいるわけではない。俺が社会的に死ぬも、信頼を回復して、ミーノとのパーティを続けられるも、この梅干し泥棒にかかっているのだ。
「コフネさんこそ、どうしてここに?」
「ああ、せっかくの休みだから、本でも読みながら昼寝をしようと思って、図書館で魔導書を借りてきたところだ」
コフネさんはそう言って分厚い図鑑のような辞書を掲げた。
昼寝をするために、本を借りに行くのだから、怠惰なのか、ストイックなのか分からないが、コフネさんいわく、図書館から出たところで、俺たちが王都の上空を飛び回っているのを見かけたらしい。そこで俺たちが何をしているのか気になって、後を追ったようだ。
「なんにでも首を突っ込みたがるのはコフネさんの方じゃないですか」
「失礼なやつだ。私は高尚な知的好奇心を満たすために、勉強しているだけだ。勉強というのは何も学校に行ったり、本を読んだりするだけが勉強じゃないぞ?」
「俺たちが空を飛んでるだけで、知的好奇心の出る幕はないと思うんですが……」
「君だ。君ほど知的好奇心をそそられる存在はいないよ。ふいに王都にやってきて、冒険者協会で飲み比べをやってからというもの、おかしなことしかしてないじゃないか」
「まあ確かに否定はできませんが」
「君ほどの変態は中々いないから、今日は何をして性癖を喜ばせているのか、見に来たというわけだよ」
「性癖を喜ばせたことなんか一度もありませんよ」
俺がケツから酒を飲むのも、サザエの貝殻に向かって幼女におしっこをさせるのも、王都の真ん中に牛糞を降らせるのも、すべて目的があってのことだ。別に性癖を満たすためにやったわけじゃない。
「それで、さっき言っていた闇商人の店ってのは、ホントなの?」
俺がげんなりしていたところで、ミタカさんが話をもとに戻してくれた。
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