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第四十四話 先生の正体

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 この別空間とは、宇宙空間と同じ原理であり、オーラキューブの外なら、当然息が出来ない。そんな空間にあの人(トルタナ)は我が身ひとつで突っ込んできているという。そしてオーラキューブを突き破ってきた。

パリーン…


トルタナ「遅くなりました。あと、ここのオーラ壁は直しておきましょう。」と、割れてしまったところに手を当ててあっという間に修復してしまった。

カミルトン「遅くなりました。じゃねぇよ、何いきなりオーラ壁突破してきてんだよ!しかも空間を何個突き破ってきたんだ?」

トルタナ「そうだな~…ざっと、うん千万個くらいかな~。それより、なんでその二人と一緒なんだい?ウェイン。」

カミルトン「ん~、まあ、いろいろあったんだ。それは後からな、それよりあんたに聞きたいんだが。」

トルタナ「ん?なんだい。」

カミルトン「俺らさっき、ネロの前いた親の部隊と交戦してたんだが、そんなとき名前は知らないがあんたの名前を知ってて、あんたの弟子が俺だということも知ってるやつが現れたんだ。先生って呼ばれてたんだけど、アイツはどんなやつかあんたなら分かるかなってな。」

トルタナ「……このオーラキューブの持ち主は多分、カザンって人だと思うよ。」

カミルトン「カザン?カザンってあの国を守った英雄の辞書に載ってる?あのカザン?」
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