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一条蓮
4話 混合毒 side国王
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「たのもー! お前達、今すぐ逮捕だ!」
「これはこれは国王陛下。いかがな御用でして?」
「お前達がやっていることは全て把握している。大人しく投降しろ。」
「ふむ…想定外でしたねぇ。ではこれも把握していらっしゃいますか?」
志弦は蓮の首元に毒の塗ってある細い棒状のものをつきたてる。
「予想外だな。その毒はなんだ?」
「この毒は私めが調合した特製の毒でしてねぇ。青酸カリの一部の成分や附子の花など危険な薬物等をいい具合に混ぜ合わせ、死までの時間を長く、苦しくするものですよ。混合毒ですね。解毒薬は存在しません。」
「お前…死までの時間は?」
「苦しくないのも意味ないですので、半年保つように調合しております。興味をもっていただきまして光栄にございます。」
「………狂っているな。総員、一条家のものを一人残らず引っ捕らえよ!救護員は直ちに被害者の応急処置にあたれ!」
「「「「「「「「「「「「はっ!」」」」」」」」」」」」
数分後。
「全員確保、完了いたしました。直ちに連行します。」
(簡単に行きすぎ…か? 被害者のこともあるが…貴族の立場を利用してあとから何かを仕掛けてくる可能性もある。警戒が必要だな。)
「ふふふ…いくら国王陛下でもその毒には勝てません。精々解毒剤見つけに足掻くといいですよ。」
「陛下!彼の熱が下がりません!どうしましょう…」
「くそっ… 仕方ない!城に戻りその子にできる限りの対応をしてやれ。このあと症状がどんどん悪化するだろうがそのときに応じての対応を頼む。」
「承りました。」
「これはこれは国王陛下。いかがな御用でして?」
「お前達がやっていることは全て把握している。大人しく投降しろ。」
「ふむ…想定外でしたねぇ。ではこれも把握していらっしゃいますか?」
志弦は蓮の首元に毒の塗ってある細い棒状のものをつきたてる。
「予想外だな。その毒はなんだ?」
「この毒は私めが調合した特製の毒でしてねぇ。青酸カリの一部の成分や附子の花など危険な薬物等をいい具合に混ぜ合わせ、死までの時間を長く、苦しくするものですよ。混合毒ですね。解毒薬は存在しません。」
「お前…死までの時間は?」
「苦しくないのも意味ないですので、半年保つように調合しております。興味をもっていただきまして光栄にございます。」
「………狂っているな。総員、一条家のものを一人残らず引っ捕らえよ!救護員は直ちに被害者の応急処置にあたれ!」
「「「「「「「「「「「「はっ!」」」」」」」」」」」」
数分後。
「全員確保、完了いたしました。直ちに連行します。」
(簡単に行きすぎ…か? 被害者のこともあるが…貴族の立場を利用してあとから何かを仕掛けてくる可能性もある。警戒が必要だな。)
「ふふふ…いくら国王陛下でもその毒には勝てません。精々解毒剤見つけに足掻くといいですよ。」
「陛下!彼の熱が下がりません!どうしましょう…」
「くそっ… 仕方ない!城に戻りその子にできる限りの対応をしてやれ。このあと症状がどんどん悪化するだろうがそのときに応じての対応を頼む。」
「承りました。」
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