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12-2.妖精卿と最悪の再会編2【R-18:両片思いで無理やり】
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スペルヴィアは読めない表情で、淡々と事実だけを述べてくる。
しかしまだヴァルネラが、俺を探しているとは思わなかった。
「まだ俺と話したがってるんだ。妖精化の適性がないの、分かってるはずなのに」
「強い魔力を持つ者はね、基本的に会話を成り立たせるのが難しい。魔力は力を与える代わりに、他者への加虐性を持たせるから」
スペルヴィアは浴槽に張り付いた泡を弄びながら、魔法使いの加虐性に言及する。
彼もその性質には深い理解があるようで、説明はより詳細に語られていった。
「この性質は貴族同士に戦いを促すのに利用されていて、根が深い。特に成功作の子供であるほど、他者との乖離を起こしやすかった」
「ヴァルネラ、確かに孤独だって言ってた。けど癒す相手は俺じゃなくてもいい」
ヴァルネラは魔法使いとして大成したが故に、誰もついてこられなくなった。
俺もその一人であると告げるが、スペルヴィアは諦め悪く食い下がってくる。
「あまりうるさく言う気はないけど、一度話してやってくれないか。僕からも頼む」
「随分、ヴァルネラの肩を持つじゃん。恋愛感情はないって聞いてたけどさ」
どうにも答えづらい俺が話を逸らし、スペルヴィアは思い返すように瞼を伏せた。
けれど次に開いた瞳には、なぜか呆れたような色が浮かんでいる。
「僕から見れば駄目な兄だからね、アレは。別に憎んでなどいないし」
(俺とディーロっぽい関係だな、なんとなく。今更だけど)
彼の語り口には親愛が感じられて、ようやく俺は二人の関係が腑に落ちた。
舞踏会での惨劇も、彼を解放するために行われたと考えるとしっくりくる。
「まぁ君がどうしても嫌だというのなら、僕には止められない。けれどもう一度だけ、ちゃんと考えてあげておくれ」
そして言うべきことを伝え終わったのか、スペルヴィアが浴室の出口へと向かう。
だが最後に振り返って、俺に忠告を投げかけてきた。
「ヴァルネラはまだ諦めていない。だから時間切れになる前に、答えを出すと良い」
今度こそ遠ざかっていくいく足音を聞きながら、俺は今の言葉を反芻する。
けれど答えはとっくに出ていて、考えるまでもないものだった。
(嫌じゃない。だからこそ、流されてしまうのが怖いんだ)
ヴァルネラとの日々を思い出させる白昼夢に、ずっと俺は囚われている。
だからこそ再会してはならず、決して顔を合わせないと誓い続けていた。
浴室掃除が終わった後は、ディーロと共に買い出しを命じられていた。
子供たちの腹を満たしやすい食材を選び、荷物袋に背負っていく。
「グレイシス、買い食いして帰ろ! お釣りは好きにしていいって!」
「ディーロが全部食べていいよ。俺、なにが好きかも思い出せないし」
相変わらず俺には食欲というものがなく、無駄にするくらいならと誘いを断る。
しかし彼は諦めず、手近にあった露店で勝手に食べ物を注文し始めた。
「じゃあ俺が選ぶから! これとか好きだったでしょ、施設で抱え込んでたし!」
「そんなこと、よく覚えてるね。うわ懐かし」
渡された飴細工は確かに好んで食べていたが、言われてようやく思い出した。
すると味気なかったはずの甘さが鮮明になり始め、久しぶりに空腹を感じ始める。
「覚えてなくても、グレイシスの好みは分かるよ。多分、これも好きでしょ」
「ふふ、良く分かるなぁ。さすがは俺の「……グレイシス?」」
けれど背後から聞こえた声に、俺の全ては凍り付いた。
振り返らなくても分かる、そこに誰が立っているか。
(油断した。街中で会う可能性は、十分にあったのに)
笑顔だったディーロも怯え切った顔になり、俺の手を引いて逃げ出そうとする。
けれど背後から肩に手を置かれ、俺は強制的に振り向かされた。
「私には笑ってくれなかったのに、彼にはそんな顔をするんですね。手まで握って」
振り向いた瞬間に見えたヴァルネラは酷く苦しげで、目を見開いて震えていた。
それでも俺の肩を、握り潰しそうなくらい強く掴んでいる。
でも一生避けて生きていくつもりだったのに、こんなに早く見つかるだなんて。
「こ、これは人が多いから、はぐれな「決闘しましょうか、ディーロでしたっけ。私、貴方のことがずっと気に食わなかった」
そしてディーロの言葉を遮り、ヴァルネラは街中で戦闘を仕掛けようとしてきた。
妖精卿の魔力に気づいた市民は逃げ出し、周囲から人が消えていく。
「ま、魔法使いが一般人に喧嘩を売るなんて馬鹿じゃないの!? 今すぐ逃げてディ「……分かった。良いよ、相手になる」」
俺が慌ててディーロに逃げるように促すが、彼は自分から前へと躍り出る。
思わず正気を疑ったが、彼の瞳には確かな覚悟が宿っていた。
「俺だって、ずっとアンタが気に食わなかった。強い魔法使いなんだろうけど、中身ただのガキじゃん!」
高まっていく魔力に震えあがっているくせに、ディーロは啖呵を切って挑発する。
そして服の下に隠していた銃型魔道具を構え、迎撃態勢を取った。
「ディーロ、やめなって「やめない! 力があるからって、なんでもしていいわけじゃない! グレイシスのことだって散々傷つけたんでしょ!」
抑えていた感情が爆発したかのように、ディーロは攻撃を繰り出していく。
だが魔力も魔法も、妖精卿であるヴァルネラにはどうやっても敵わない。
(ヴァルネラ、目が笑ってない。このままだと、ディーロが殺されるかもしれない)
いくら射撃されても無効化し、ヴァルネラは魔力だけで場を支配しようとする。
汚染を引き起こしかねない強さの魔力が漂い、そこにいるだけで意識が混濁した。
「俺、グレイシスを助けられなかったことを後悔してたんだ。だから「ディーロ、もういいから。やめて」」
ディーロが死ぬかもしれない状況に耐えれず、俺は覚束ない足取りで立ち塞がる。
すると場を圧制していた魔力は霧散して、途端に息がしやすくなった。
「止めてしまうんですか? 彼は、貴方を守ろうとしているのに」
「それでディーロが殺されるのは絶対に嫌だ。話がしたいんでしょ、ついていくよ」
逃走を諦めた俺が手を伸ばすと、ヴァルネラはそれをすり抜けて抱き上げてくる。
ディーロが俺を取り返そうとしているが、それは俺が止めさせた。
「ダメだよグレイシス、なにされるか分からないじゃん!」
「大丈夫だよ、今まで守ってくれてありがとう」
彼の気遣いが嬉しいからこそ、もうこれ以上巻き込むことはできない。
拙い逃走劇はここで終わり、俺はヴァルネラに向き合うしかない。
「余程大切なんですね、彼。貴方が戻って来てくれるなら、どうでもいいですけど」
ヴァルネラはもう興味がなくなったのか、ディーロを一瞥するに留めて踵を返す。
そして俺はヴァルネラの肩越しに、別れの挨拶を手向けた。
「ごめん、グレイシス。また俺、守れなかった」
「ううん、庇ってくれたのが嬉しかったよ。……じゃあね。ディーロ」
ヴァルネラの翅がはためく音に紛れて、ディーロの声が微かに耳に届く。
けれど次の瞬間には屋敷に飛んで、彼の姿は見えなくなっていた。
屋敷に連れ戻されてからすぐに寝室に閉じ込められ、俺は寝台に縫い付けられる。
話し合いなんて一言もできず、獣の交尾よりも酷い有様になっていた。
「や゛ぁ、痛いっ、さっきから噛んでばっか……! 痕だらけになる……!」
全身を噛まれ口づけられているが、逃げようにも後ろから抱え込まれて動けない。
ヴァルネラは碌に言葉も発さず、俺の体を執拗に暴き続けていた。
「ヴァルネラ、俺に魔力供給しても無駄だよ。だって俺、……ん、あ、ぁあ゛!」
言い訳は一切許されず、何度気を失っても魔法で引き戻されて犯し続けられる。
掠れた喘ぎと荒れた息遣いが響き渡り、もうなにも分からなくなっていく。
「聞かないです、貴方の言葉は。だって私の話も聞いてくれなかったんですから!」
「あ゛っ、あ゛ぁ! やだ、こんな繫がり方! いたい、もうやだぁ……!」
慣れた体ですら苦痛を訴え、俺の声にすすり泣きが混じり始める。
するとヴァルネラは動きを止め、脅迫するように耳元で囁いてきた。
「やめるなら、先程の子を殺します。彼のこと、放っておけないんでしょう?」
しかしまだヴァルネラが、俺を探しているとは思わなかった。
「まだ俺と話したがってるんだ。妖精化の適性がないの、分かってるはずなのに」
「強い魔力を持つ者はね、基本的に会話を成り立たせるのが難しい。魔力は力を与える代わりに、他者への加虐性を持たせるから」
スペルヴィアは浴槽に張り付いた泡を弄びながら、魔法使いの加虐性に言及する。
彼もその性質には深い理解があるようで、説明はより詳細に語られていった。
「この性質は貴族同士に戦いを促すのに利用されていて、根が深い。特に成功作の子供であるほど、他者との乖離を起こしやすかった」
「ヴァルネラ、確かに孤独だって言ってた。けど癒す相手は俺じゃなくてもいい」
ヴァルネラは魔法使いとして大成したが故に、誰もついてこられなくなった。
俺もその一人であると告げるが、スペルヴィアは諦め悪く食い下がってくる。
「あまりうるさく言う気はないけど、一度話してやってくれないか。僕からも頼む」
「随分、ヴァルネラの肩を持つじゃん。恋愛感情はないって聞いてたけどさ」
どうにも答えづらい俺が話を逸らし、スペルヴィアは思い返すように瞼を伏せた。
けれど次に開いた瞳には、なぜか呆れたような色が浮かんでいる。
「僕から見れば駄目な兄だからね、アレは。別に憎んでなどいないし」
(俺とディーロっぽい関係だな、なんとなく。今更だけど)
彼の語り口には親愛が感じられて、ようやく俺は二人の関係が腑に落ちた。
舞踏会での惨劇も、彼を解放するために行われたと考えるとしっくりくる。
「まぁ君がどうしても嫌だというのなら、僕には止められない。けれどもう一度だけ、ちゃんと考えてあげておくれ」
そして言うべきことを伝え終わったのか、スペルヴィアが浴室の出口へと向かう。
だが最後に振り返って、俺に忠告を投げかけてきた。
「ヴァルネラはまだ諦めていない。だから時間切れになる前に、答えを出すと良い」
今度こそ遠ざかっていくいく足音を聞きながら、俺は今の言葉を反芻する。
けれど答えはとっくに出ていて、考えるまでもないものだった。
(嫌じゃない。だからこそ、流されてしまうのが怖いんだ)
ヴァルネラとの日々を思い出させる白昼夢に、ずっと俺は囚われている。
だからこそ再会してはならず、決して顔を合わせないと誓い続けていた。
浴室掃除が終わった後は、ディーロと共に買い出しを命じられていた。
子供たちの腹を満たしやすい食材を選び、荷物袋に背負っていく。
「グレイシス、買い食いして帰ろ! お釣りは好きにしていいって!」
「ディーロが全部食べていいよ。俺、なにが好きかも思い出せないし」
相変わらず俺には食欲というものがなく、無駄にするくらいならと誘いを断る。
しかし彼は諦めず、手近にあった露店で勝手に食べ物を注文し始めた。
「じゃあ俺が選ぶから! これとか好きだったでしょ、施設で抱え込んでたし!」
「そんなこと、よく覚えてるね。うわ懐かし」
渡された飴細工は確かに好んで食べていたが、言われてようやく思い出した。
すると味気なかったはずの甘さが鮮明になり始め、久しぶりに空腹を感じ始める。
「覚えてなくても、グレイシスの好みは分かるよ。多分、これも好きでしょ」
「ふふ、良く分かるなぁ。さすがは俺の「……グレイシス?」」
けれど背後から聞こえた声に、俺の全ては凍り付いた。
振り返らなくても分かる、そこに誰が立っているか。
(油断した。街中で会う可能性は、十分にあったのに)
笑顔だったディーロも怯え切った顔になり、俺の手を引いて逃げ出そうとする。
けれど背後から肩に手を置かれ、俺は強制的に振り向かされた。
「私には笑ってくれなかったのに、彼にはそんな顔をするんですね。手まで握って」
振り向いた瞬間に見えたヴァルネラは酷く苦しげで、目を見開いて震えていた。
それでも俺の肩を、握り潰しそうなくらい強く掴んでいる。
でも一生避けて生きていくつもりだったのに、こんなに早く見つかるだなんて。
「こ、これは人が多いから、はぐれな「決闘しましょうか、ディーロでしたっけ。私、貴方のことがずっと気に食わなかった」
そしてディーロの言葉を遮り、ヴァルネラは街中で戦闘を仕掛けようとしてきた。
妖精卿の魔力に気づいた市民は逃げ出し、周囲から人が消えていく。
「ま、魔法使いが一般人に喧嘩を売るなんて馬鹿じゃないの!? 今すぐ逃げてディ「……分かった。良いよ、相手になる」」
俺が慌ててディーロに逃げるように促すが、彼は自分から前へと躍り出る。
思わず正気を疑ったが、彼の瞳には確かな覚悟が宿っていた。
「俺だって、ずっとアンタが気に食わなかった。強い魔法使いなんだろうけど、中身ただのガキじゃん!」
高まっていく魔力に震えあがっているくせに、ディーロは啖呵を切って挑発する。
そして服の下に隠していた銃型魔道具を構え、迎撃態勢を取った。
「ディーロ、やめなって「やめない! 力があるからって、なんでもしていいわけじゃない! グレイシスのことだって散々傷つけたんでしょ!」
抑えていた感情が爆発したかのように、ディーロは攻撃を繰り出していく。
だが魔力も魔法も、妖精卿であるヴァルネラにはどうやっても敵わない。
(ヴァルネラ、目が笑ってない。このままだと、ディーロが殺されるかもしれない)
いくら射撃されても無効化し、ヴァルネラは魔力だけで場を支配しようとする。
汚染を引き起こしかねない強さの魔力が漂い、そこにいるだけで意識が混濁した。
「俺、グレイシスを助けられなかったことを後悔してたんだ。だから「ディーロ、もういいから。やめて」」
ディーロが死ぬかもしれない状況に耐えれず、俺は覚束ない足取りで立ち塞がる。
すると場を圧制していた魔力は霧散して、途端に息がしやすくなった。
「止めてしまうんですか? 彼は、貴方を守ろうとしているのに」
「それでディーロが殺されるのは絶対に嫌だ。話がしたいんでしょ、ついていくよ」
逃走を諦めた俺が手を伸ばすと、ヴァルネラはそれをすり抜けて抱き上げてくる。
ディーロが俺を取り返そうとしているが、それは俺が止めさせた。
「ダメだよグレイシス、なにされるか分からないじゃん!」
「大丈夫だよ、今まで守ってくれてありがとう」
彼の気遣いが嬉しいからこそ、もうこれ以上巻き込むことはできない。
拙い逃走劇はここで終わり、俺はヴァルネラに向き合うしかない。
「余程大切なんですね、彼。貴方が戻って来てくれるなら、どうでもいいですけど」
ヴァルネラはもう興味がなくなったのか、ディーロを一瞥するに留めて踵を返す。
そして俺はヴァルネラの肩越しに、別れの挨拶を手向けた。
「ごめん、グレイシス。また俺、守れなかった」
「ううん、庇ってくれたのが嬉しかったよ。……じゃあね。ディーロ」
ヴァルネラの翅がはためく音に紛れて、ディーロの声が微かに耳に届く。
けれど次の瞬間には屋敷に飛んで、彼の姿は見えなくなっていた。
屋敷に連れ戻されてからすぐに寝室に閉じ込められ、俺は寝台に縫い付けられる。
話し合いなんて一言もできず、獣の交尾よりも酷い有様になっていた。
「や゛ぁ、痛いっ、さっきから噛んでばっか……! 痕だらけになる……!」
全身を噛まれ口づけられているが、逃げようにも後ろから抱え込まれて動けない。
ヴァルネラは碌に言葉も発さず、俺の体を執拗に暴き続けていた。
「ヴァルネラ、俺に魔力供給しても無駄だよ。だって俺、……ん、あ、ぁあ゛!」
言い訳は一切許されず、何度気を失っても魔法で引き戻されて犯し続けられる。
掠れた喘ぎと荒れた息遣いが響き渡り、もうなにも分からなくなっていく。
「聞かないです、貴方の言葉は。だって私の話も聞いてくれなかったんですから!」
「あ゛っ、あ゛ぁ! やだ、こんな繫がり方! いたい、もうやだぁ……!」
慣れた体ですら苦痛を訴え、俺の声にすすり泣きが混じり始める。
するとヴァルネラは動きを止め、脅迫するように耳元で囁いてきた。
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