21 / 24
寝室
正常位②
しおりを挟む
修一は千紘の両足首を掴み、ぐいと脚を持ち上げた。赤子のおむつを替えるときのような体勢にさせて律動を再開する。ぶぢゅっ、にちょっ、ぐちょんっ! 尾てい骨が浮いて挿入角度も変わり、亀頭の先端は容易に男のGスポットを探り当てた。
「あぅっ、ぁんっ、やぁん……っ♡ そこ、そこっ、イイよぉっ♡」
「ふふ……女の子のスイッチ入っちゃう?」
そのまま硬く反り返った肉棒で捉えた膨らみを突き上げる。ぐにゅぐにゅ、とちゅとちゅ、ぐりゅぐりゅぐりゅ……鋭角に突き当たる先端部を前立腺にぐいぐい押し付け、前後に腰を振って小刻みに圧迫し、執拗に擦り立てた。
刺激を受けた膨らみは弾力を増し、より丸みを帯びてぷっくりと膨れ上がっていく。
「ぅぁあんっ、ぁあっ、あふぅう……っ♡ じんじんしゅるよぉ……おちんぽに前立腺ぐりぐりしゃれてメスアクメきめちゃうぅ……っっ♡」
性器の裏側に秘められた男の中イキ器官を狙い撃ちされ、千紘の腰がびりびりと甘美に打ち震える。肉輪が喜悦の収縮を繰り返し、もっともっとと貪欲に愛撫を強請った。
「あぁ……ぐっ……ちぃちゃんのメスマンコ、ちゅうちゅう吸い付いて中に引き込んでくる……もっと奥、入ってもいい?」
「きてぇっ、奥まで突いてっ! 種付けプレスで結腸じゅっぽり犯してぇ……っ!」
熱い懇請に促され、修一は千紘のふくらはぎを両肩に担ぎ、上体を前に傾ける。体を二つ折りにされたことで千紘の尻は天井を向き、しとどに濡れた淫孔を晒け出した。
覆い被さる修一は高々と腰をあげ、上から一気に打ち下ろした。ズチュンッッ!! 直腸を刺し貫いた剛直は男のポルチオを重く響かせ、千紘を昇天させる。
「ン゛ほぉお゛お゛ォ゛――ッッ!!」
津波のごとく押し寄せる快楽の大波に呑まれ、千紘は野太い咆哮をあげた。涙も鼻水も涎も全部垂れ流してガクンガクンと狂おしく痙攣する。ぶち抜かれた直腸弁がカリ首を締め付け、修一の下腹部を甘く痺れさせた。
「はぁっ……どろどろに蕩けたちぃちゃんのイキ顔……ほんっと可愛い……♡」
うっとりと呟いて、ずぬぬぬっと腰を引き、男根の長さいっぱいを使って勢いよく打ち込み、引き抜いてはまた突き下ろした。ドチュンッ、グポンッ、ゴツンッ、ゴリュンッ、バチュンッ!! 肉肌が激しくぶつかり合い、天を仰ぐ千紘の柔尻が大きく弾んで抽送をアシストする。
「ぉごっ、ォ゛ッ、お゛ぅ゛っ、ぐっ、ぅっ、う゛ぅ゛……っ!!」
暴力的なまでの抜き差しと連動するように、開きっぱなしの千紘の口から喘ぎとも呻きともつかない声が漏れ出した。
一発一発が重く打ち込まれる肉杭の圧に負け、その背はシーツの上をずり上がる。衝撃から逃れようとする体を押さえつけ、修一はなおも苛烈に腰を打ち付けた。
ジュブッ、グチョッ、ブプッ、ヌチュ、ゴポッ――めり込む太茎によって中出しされた精液が溢れ出し、白濁のしぶきをあげる。双丘の割れ目に突き刺さる剛直は淫汁をまとってギラギラと男の欲望を剥き出しにしていた。
「ふぅっ、ふぅ、ふはっ……メスイキマンコ、びくびく痙攣してすっごく気持ちいいよ……S字子宮突かれるの、そんなにいいんだね……♡」
陶酔に浸る修一は、ペニスを腸奥深くに収めたまま腰をぶるぶる震わせる。最奥の性感スポットは微細な振動にも過敏に反応し、愉悦を感受した。
「ぁ゛っ……ぁ゛っ……♡ し、しきゅぅ、ぶるぶるぅ……♡♡」
「ん……中出し精液、奥の方に溜まっちゃってる……お腹壊しちゃったらごめんね……?」
そう言いながら、ペニスの付け根で土手肉を捏ね上げるように腰を大きくグラインドさせる。ぐぢゅ、ぶりゅう、ぬちょお……深々と貫いた肉棒で中に注いだ精液をねっとりと掻き回した。
折れ曲がった結腸の入口は特に念入りに、亀頭の先端ですり潰すように丹念に子種を塗り込める。何が何でも着床させたいという執念すら感じられる動きだった。千紘が女性であったなら確実に孕ませているだろう。
「あぁっ……ザーメンまみれのトロマンが絡みついて……ぅっ、きゅんきゅんカリ首締め付けられるの、最高……♡」
「あ゛ぁっ、うっ、ぅ゛っ……じゅせーしゅるぅ……あかちゃん、できぢゃう゛ぅ……♡」
「そうだねっ……こんな奥に生種たっぷりすり込まれたら、絶対赤ちゃんできちゃうね……♡」
「う゛っ、んぐぅっ……しゅうちゃんとの子どもぉっ……うれぢぃよお゛ぉ゛……っ♡」
「ふふっ、本当に女の子になっちゃったみたい。かわいい……♡」
修一は尺取り虫のようにうねうねと腰をしゃくらせ、奥壁に切っ先を擦り付けた。執拗なまでの結腸責めに千紘はずっとイキっぱなしだった。半ば意識を飛ばしながら、それでも修一を求めて健気に腰を揺らめかす。
「あ゛うぅ……う゛ぅっ、突いてっ……もっと強くっ!! ケツ穴ぶっ壊れるくらい強くっ、ちんぽでS字ぶち抜いてぇ……っ!!」
「ぅっ、くぅっ……いくよ、ちぃちゃん……俺のちんぽで、結腸アクメきめてっ!!」
際限なき高揚の勢いに任せ、修一はぎりぎりまで引き抜いた肉杭を一気に突き下ろした。ゴツンッッ――!! 体重を乗せた重い一打がS字結腸を強かに打ち据える。
「ぉぐうぅう゛う゛う゛――っっ!!」
一際深く激しいアクメのわななきが千紘の全身を支配する。白目を剥いてガクガク引き攣り悶えたのち、糸が切れた操り人形のようにがっくりと崩れ落ちた。
修一は熱い息を吐いてうねり狂う蜜孔の収縮を堪能する。千紘が失神すると、肩に担いだその足をゆっくりと下ろしていった。
だらりと弛緩した千紘の体は時折ピクピクと筋肉の痙攣を起こしている。
――請われるがまま激しくしてしまったが、少々やり過ぎてしまったかもしれない。妻がすぐ傍で寝ているという異常な状況の中、スリルと背徳が蜜の味となり、頭に血が上ってつい熱が入り過ぎてしまった。
発射のタイミングを逃し未だ千紘の中で硬度を保つ自身のやり場に困りつつ、しかしこれ以上の続行は千紘の体力的にも厳しいように思われた。
下腹に燻る疼きは残ったままだが、後始末をしなければならない。まずは千紘を速やかにここから運び出さなければ。ペニスを引き抜こうとした、その刹那。
ぎしりとベッドが重く軋み、仰向けだった小百合の体が彼らの方に寝返りを打った。閉じた瞼の皮膚に覚醒を思わせる細かな震えが走る。
「しゅういちぃ……」
出し抜けに名前を呼ばれ、心臓が大きく跳ね上がった。いくら眠りが深いとはいえ、あれだけ騒ぎ立てれば目を覚まさない方がおかしいのだ。
今度こそ、本当に終わりだ――金縛りにでもあったかのように体が動かなかった。修一はただ呆然と、破滅の時を待つ。
「あぅっ、ぁんっ、やぁん……っ♡ そこ、そこっ、イイよぉっ♡」
「ふふ……女の子のスイッチ入っちゃう?」
そのまま硬く反り返った肉棒で捉えた膨らみを突き上げる。ぐにゅぐにゅ、とちゅとちゅ、ぐりゅぐりゅぐりゅ……鋭角に突き当たる先端部を前立腺にぐいぐい押し付け、前後に腰を振って小刻みに圧迫し、執拗に擦り立てた。
刺激を受けた膨らみは弾力を増し、より丸みを帯びてぷっくりと膨れ上がっていく。
「ぅぁあんっ、ぁあっ、あふぅう……っ♡ じんじんしゅるよぉ……おちんぽに前立腺ぐりぐりしゃれてメスアクメきめちゃうぅ……っっ♡」
性器の裏側に秘められた男の中イキ器官を狙い撃ちされ、千紘の腰がびりびりと甘美に打ち震える。肉輪が喜悦の収縮を繰り返し、もっともっとと貪欲に愛撫を強請った。
「あぁ……ぐっ……ちぃちゃんのメスマンコ、ちゅうちゅう吸い付いて中に引き込んでくる……もっと奥、入ってもいい?」
「きてぇっ、奥まで突いてっ! 種付けプレスで結腸じゅっぽり犯してぇ……っ!」
熱い懇請に促され、修一は千紘のふくらはぎを両肩に担ぎ、上体を前に傾ける。体を二つ折りにされたことで千紘の尻は天井を向き、しとどに濡れた淫孔を晒け出した。
覆い被さる修一は高々と腰をあげ、上から一気に打ち下ろした。ズチュンッッ!! 直腸を刺し貫いた剛直は男のポルチオを重く響かせ、千紘を昇天させる。
「ン゛ほぉお゛お゛ォ゛――ッッ!!」
津波のごとく押し寄せる快楽の大波に呑まれ、千紘は野太い咆哮をあげた。涙も鼻水も涎も全部垂れ流してガクンガクンと狂おしく痙攣する。ぶち抜かれた直腸弁がカリ首を締め付け、修一の下腹部を甘く痺れさせた。
「はぁっ……どろどろに蕩けたちぃちゃんのイキ顔……ほんっと可愛い……♡」
うっとりと呟いて、ずぬぬぬっと腰を引き、男根の長さいっぱいを使って勢いよく打ち込み、引き抜いてはまた突き下ろした。ドチュンッ、グポンッ、ゴツンッ、ゴリュンッ、バチュンッ!! 肉肌が激しくぶつかり合い、天を仰ぐ千紘の柔尻が大きく弾んで抽送をアシストする。
「ぉごっ、ォ゛ッ、お゛ぅ゛っ、ぐっ、ぅっ、う゛ぅ゛……っ!!」
暴力的なまでの抜き差しと連動するように、開きっぱなしの千紘の口から喘ぎとも呻きともつかない声が漏れ出した。
一発一発が重く打ち込まれる肉杭の圧に負け、その背はシーツの上をずり上がる。衝撃から逃れようとする体を押さえつけ、修一はなおも苛烈に腰を打ち付けた。
ジュブッ、グチョッ、ブプッ、ヌチュ、ゴポッ――めり込む太茎によって中出しされた精液が溢れ出し、白濁のしぶきをあげる。双丘の割れ目に突き刺さる剛直は淫汁をまとってギラギラと男の欲望を剥き出しにしていた。
「ふぅっ、ふぅ、ふはっ……メスイキマンコ、びくびく痙攣してすっごく気持ちいいよ……S字子宮突かれるの、そんなにいいんだね……♡」
陶酔に浸る修一は、ペニスを腸奥深くに収めたまま腰をぶるぶる震わせる。最奥の性感スポットは微細な振動にも過敏に反応し、愉悦を感受した。
「ぁ゛っ……ぁ゛っ……♡ し、しきゅぅ、ぶるぶるぅ……♡♡」
「ん……中出し精液、奥の方に溜まっちゃってる……お腹壊しちゃったらごめんね……?」
そう言いながら、ペニスの付け根で土手肉を捏ね上げるように腰を大きくグラインドさせる。ぐぢゅ、ぶりゅう、ぬちょお……深々と貫いた肉棒で中に注いだ精液をねっとりと掻き回した。
折れ曲がった結腸の入口は特に念入りに、亀頭の先端ですり潰すように丹念に子種を塗り込める。何が何でも着床させたいという執念すら感じられる動きだった。千紘が女性であったなら確実に孕ませているだろう。
「あぁっ……ザーメンまみれのトロマンが絡みついて……ぅっ、きゅんきゅんカリ首締め付けられるの、最高……♡」
「あ゛ぁっ、うっ、ぅ゛っ……じゅせーしゅるぅ……あかちゃん、できぢゃう゛ぅ……♡」
「そうだねっ……こんな奥に生種たっぷりすり込まれたら、絶対赤ちゃんできちゃうね……♡」
「う゛っ、んぐぅっ……しゅうちゃんとの子どもぉっ……うれぢぃよお゛ぉ゛……っ♡」
「ふふっ、本当に女の子になっちゃったみたい。かわいい……♡」
修一は尺取り虫のようにうねうねと腰をしゃくらせ、奥壁に切っ先を擦り付けた。執拗なまでの結腸責めに千紘はずっとイキっぱなしだった。半ば意識を飛ばしながら、それでも修一を求めて健気に腰を揺らめかす。
「あ゛うぅ……う゛ぅっ、突いてっ……もっと強くっ!! ケツ穴ぶっ壊れるくらい強くっ、ちんぽでS字ぶち抜いてぇ……っ!!」
「ぅっ、くぅっ……いくよ、ちぃちゃん……俺のちんぽで、結腸アクメきめてっ!!」
際限なき高揚の勢いに任せ、修一はぎりぎりまで引き抜いた肉杭を一気に突き下ろした。ゴツンッッ――!! 体重を乗せた重い一打がS字結腸を強かに打ち据える。
「ぉぐうぅう゛う゛う゛――っっ!!」
一際深く激しいアクメのわななきが千紘の全身を支配する。白目を剥いてガクガク引き攣り悶えたのち、糸が切れた操り人形のようにがっくりと崩れ落ちた。
修一は熱い息を吐いてうねり狂う蜜孔の収縮を堪能する。千紘が失神すると、肩に担いだその足をゆっくりと下ろしていった。
だらりと弛緩した千紘の体は時折ピクピクと筋肉の痙攣を起こしている。
――請われるがまま激しくしてしまったが、少々やり過ぎてしまったかもしれない。妻がすぐ傍で寝ているという異常な状況の中、スリルと背徳が蜜の味となり、頭に血が上ってつい熱が入り過ぎてしまった。
発射のタイミングを逃し未だ千紘の中で硬度を保つ自身のやり場に困りつつ、しかしこれ以上の続行は千紘の体力的にも厳しいように思われた。
下腹に燻る疼きは残ったままだが、後始末をしなければならない。まずは千紘を速やかにここから運び出さなければ。ペニスを引き抜こうとした、その刹那。
ぎしりとベッドが重く軋み、仰向けだった小百合の体が彼らの方に寝返りを打った。閉じた瞼の皮膚に覚醒を思わせる細かな震えが走る。
「しゅういちぃ……」
出し抜けに名前を呼ばれ、心臓が大きく跳ね上がった。いくら眠りが深いとはいえ、あれだけ騒ぎ立てれば目を覚まさない方がおかしいのだ。
今度こそ、本当に終わりだ――金縛りにでもあったかのように体が動かなかった。修一はただ呆然と、破滅の時を待つ。
42
あなたにおすすめの小説
淫愛家族
箕田 はる
BL
婿養子として篠山家で生活している睦紀は、結婚一年目にして妻との不仲を悩んでいた。
事あるごとに身の丈に合わない結婚かもしれないと考える睦紀だったが、以前から親交があった義父の俊政と義兄の春馬とは良好な関係を築いていた。
二人から向けられる優しさは心地よく、迷惑をかけたくないという思いから、睦紀は妻と向き合うことを決意する。
だが、同僚から渡された風俗店のカードを返し忘れてしまったことで、正しい三人の関係性が次第に壊れていく――
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる