ダンボール装備の俺、なぜか聖騎士団に勧誘される

チー牛Y

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神は、戦争を止めたいだけだった

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箱の中の世界は、二つに割れた。

《コンビニ正統派》
《コンビニ原理派》

……名前ふざけてるけど、中身はガチだ。

どっちも、“神の言葉の解釈”を巡って対立している。

・正統派:「神は平和を望んでいる」
・原理派:「神は“停滞を壊せ”と言った」

結果。

軍隊、結成。 国境、封鎖。 武器、製造。

“神の夢の一言”で、戦争準備。

俺、泣きたい……

リィナは、神殿の最上階で、拳を握りしめていた。

「……神様は、こんなこと、望んでない」

彼女は、わかっていた。

“あの声”が、
ただの、不器用な声だって。





俺は、夢の中で、彼女の前に“はっきりした姿”を作った。

初めて。

箱でも、光でもない。

“人の形”。

「……ごめん」

リィナの目が、見開かれる。

「神様……?」

「俺、神じゃない。
 ただの、コンビニ行きたかった人だ」

彼女は、泣いた。

でも、頷いた。

「……それでも、あなたは、私たちを救った」


俺は、彼女に、頼んだ。

「戦争、止めて」

「……どうやって?」

俺は、考えた。

神として、
一番やりたくなかった仕事。

“奇跡を見せる”





翌日。

空が、裂けた。

世界の真ん中に、
“巨大なダンボール”が、現れた。

神殿都市《コンビニ》の真上。

すべての国から、見えるほどの。

そこから、声が響いた。

《……戦うな》

たった、それだけ。

だが、戦争は止まった。

恐怖で。

畏怖で。

“神”として。

……一番、なりたくなかった形で。


リィナは、空を見上げて、呟いた。

「……神様」

俺は、心の中で、答えた。

「……ごめん」 
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