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五章後編 "5人目の怪物"編
5.山城くんの一歩 上
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僕の夏休みは、今や昔とガラリと変わった。伊佐美くんや山城くんと本田くんの体育館裏4人組で遊ぶ事もあれば……本当にいいのか、比嘉出さんと宮本さん2人に誘われてプールで泳ぎに行き……そして試合に向けての練習も欠かさない。
昔じゃ考えられない、楽しい夏休みというやつを送っていた。課題をやり切ったからプレッシャーが無いのもあるだろう、あっという間に8月の半ばに差し掛かった頃、僕は少し珍しい事態に直面した。
「珍しいな、キミから僕を呼び出すのは……」
「ごめん、忙しかった?」
「いや、オフだったから……何かあった?」
地元のマクドナルドに呼び出され、共に座った相手は山城雄一くん、4月の『屋上ブレイキングケイジ事件』に巻き込まれた所、僕と伊佐美くんが助けて行こう、つるんで遊ぶいつものメンバーの1人だった。
そんな彼から『相談がある』と言われ、僕は彼が待つ地元のマックにて爽健美茶とチキンナゲット、炙り醤油風ダブル肉厚ビーフバーガーが乗ったお盆携え、昼飯を食べる事にした。たまにはいい、体重もリミット下回って問題ないからと爽健美茶の入ったカップにストローを刺し、山城くんの話を聞く事にした。
「実は……あのカラオケ以降、ほら、女の子いたでしょ?宮本さん経由で知り合った」
「あ……うん、そう言えばキミ仲良くなってたよね」
ラウン◯1でのカラオケ合流事件、そこで確か彼は宮本さんの仲良しだった『オタクに優しい日焼け肌ギャル』と仲良くなっていたのを思い出した。
「あれから、仲続いてたんだ」
「う、うん……同じゲーム好き、アニメ好きでさ……奇跡だよね、こんな僕があんな綺麗な人に遊んでもらえたり、話をしたり……未だに信じられないって感じで……」
言葉から、卑屈な部分が滲み出ている。
自分なんかが、あんな綺麗な人に相手して貰っていると……。何となく分かる気持ちがあった、今の自分に周りの友達は、ただ慈悲深く哀れみがあるから関わってくれているだけなのではないかと、そんな事を心根で思い、考えてしまうのだ。
「僕なんかが……彼女の隣に居ていいのか、こんな醜い僕が仲良くしていいのか、考える事……あるんだ、月形瑠璃さんって言うんだけど……時折怖くなる」
付き合っている訳ではない、ただ同じ話題を持つ、他校の子だ。だけど山城くんは、そんな自分と交流していると、彼女も迷惑なのではと、彼女の格というか景色を、汚していないかと考えてしまうらしい。
ネガティブな考えが渦巻くのを、僕に吐き散らすため呼んだ……とは思えない。山城くんの目は、もがく人間の目をしていた。
「で、僕を呼んだ理由って……?」
だから、助け舟を出した。何がしたい、どうしたい?何をキミは望むんだと、その言葉を聞いた山城くんは、僕に言い放つ。
「久島くん……僕も、格闘技をしたら変われるかな?」
山城くんは言った。変わりたいと、今の容姿やこのネガティブな自分から、仲良くした女の子に、せめて対等か景色を汚さない、その視界に置かれてもいい人物に、僕は変わりたいと言った。
僕は……即座に『変われるよ』とは言わなかった……結局全ては、その気持ちを維持し続けるかどうかだから。
「もしかして、うちのジムに入って身体を変えたいと考えてる?」
「う、うん……」
「そう……」
僕は考えた……彼の場合多分、キックボクシングは続かないなと思ったからだ。
フィットネスクラスは確かにうちのジムにもあるが女性限定で、男性は通常クラスのみなのだ。今から経験もない彼を、波浜ジムに入れても……キツさに辞めるのが見える。
僕としてはそれこそ、ただの痩せるための運動としてではなく『体得してほしい』という気持ちがあった。
しかし、彼のその一歩を否定したくない……そんな気持ちもある。どうしたものかと考えて、ふと思い立った。
彼なら……『あの格闘技』ならば、山城くんも続けられるのではないかと。
「山城くんさ、折角そう思ってるならキックボクシングじゃなくて、違うのやってみない?」
「違うの?」
「うん、多分キミに似合うというか、続けれそうな格闘技があるよ」
とりあえずは、頼んだハンバーガー達を食べてからそこに尋ねようと、僕と山城くんは昼御飯を食べるのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「へー、それで彼をここに連れてきたんだ、成る程成る程……」
「その節はどうも……」
「スカ勝ちだったよね、スッとしたよ」
そして来たのは隣町の『高月市』の総合格闘技ジム『K-strike Do-Jo』に来ていた。久々に会った、僕の格闘家としての友達、町田真一くんは汗を流していた。
彼は今年BOFのシード権を放棄し、MMA甲子園に出場を決めており、その関西予選向けて練習を続けていたのだ。仕上がりバッチリ、相変わらず汗も滴るいい男であった。
「あの……久島くん、僕に合う格闘技って……」
山城くんがおずおずしながら尋ねると、僕は彼に言い放った。
「あぁ……グラップリングだよ、グラップリング」
「グラ……?」
「締め技や関節技のみの格闘技だね」
僕が山城君に勧めた格闘技というのは『グラップリング』であった。
グラップリング……実際は、総合格闘技における一要素『寝技』を指す言葉。総合格闘技を構成する三つの要素『打撃』『投げ技』『極め技』における、極め技の事を言う。
相手を殴らない、しかし締め技や関節技で戦うと言う格闘技は、ある意味打撃技に見える暴力性を排したとも言えるだろう……。
「ふーん、それで……格闘技やって変わりたいんだ……」
最初、僕と共に尋ねたときは一緒にやろうとまで行っていた町田くん、しかし今は違う。
試合控えてるから、タイミング間違えたかなとなったが、それでも山城くんの気持ちが消えない内に連れて行こうと思ったのは僕だ。
町田くんの目は、山城くんを値踏みするように頭のてっぺんから爪先まで見て……彼は口をこぼした。
「舐めた事言うね、キミさ?変わりたいって?変われるわけないじゃん」
「えーー」
「運動した事ないって顔に身体だ、今まで体育でもビリケツだったろ?そしてぶくぶく太った醜い身体……今更遅いよ変わろうなんて」
この言葉はまずい、タイミングを間違ったか……やらかした……となった瞬間、町田くんは真顔で山城くんに尋ねた。
「で、今僕がめちゃくちゃに貶したけど……まだやる気はある?ふざけんなテメェって気持ちになった?」
「あ、え?」
「正直に言いな」
成る程……そう言う事かと理解した。貶された、気持ちを貶められた、そこで怒りを抱けるくらいに山城くんは、本気でやる気があるのかと、試したのかと。
ここで萎縮する事は『本気ではない』のだ。どうでも良いなら、怒る事も苦しむ事も無い、自身の気持ちや尊厳を馬鹿にされ、貶められ時の反応……それが本気の度合いなのだから。
「……怒ってるよ、なんでいきなり、そんな事言われなきゃいけないんだって!僕は、変わりたいんだ!」
「ようし、じゃあ今日体操服持って夕方に来な?体験練習してみようじゃないか」
気持ちを吐き散らした山城くんに、町田くんはまだ厳しい眼差しを向けたが、今日の夕方体験で練習に参加してみろと応じたのであった。
昔じゃ考えられない、楽しい夏休みというやつを送っていた。課題をやり切ったからプレッシャーが無いのもあるだろう、あっという間に8月の半ばに差し掛かった頃、僕は少し珍しい事態に直面した。
「珍しいな、キミから僕を呼び出すのは……」
「ごめん、忙しかった?」
「いや、オフだったから……何かあった?」
地元のマクドナルドに呼び出され、共に座った相手は山城雄一くん、4月の『屋上ブレイキングケイジ事件』に巻き込まれた所、僕と伊佐美くんが助けて行こう、つるんで遊ぶいつものメンバーの1人だった。
そんな彼から『相談がある』と言われ、僕は彼が待つ地元のマックにて爽健美茶とチキンナゲット、炙り醤油風ダブル肉厚ビーフバーガーが乗ったお盆携え、昼飯を食べる事にした。たまにはいい、体重もリミット下回って問題ないからと爽健美茶の入ったカップにストローを刺し、山城くんの話を聞く事にした。
「実は……あのカラオケ以降、ほら、女の子いたでしょ?宮本さん経由で知り合った」
「あ……うん、そう言えばキミ仲良くなってたよね」
ラウン◯1でのカラオケ合流事件、そこで確か彼は宮本さんの仲良しだった『オタクに優しい日焼け肌ギャル』と仲良くなっていたのを思い出した。
「あれから、仲続いてたんだ」
「う、うん……同じゲーム好き、アニメ好きでさ……奇跡だよね、こんな僕があんな綺麗な人に遊んでもらえたり、話をしたり……未だに信じられないって感じで……」
言葉から、卑屈な部分が滲み出ている。
自分なんかが、あんな綺麗な人に相手して貰っていると……。何となく分かる気持ちがあった、今の自分に周りの友達は、ただ慈悲深く哀れみがあるから関わってくれているだけなのではないかと、そんな事を心根で思い、考えてしまうのだ。
「僕なんかが……彼女の隣に居ていいのか、こんな醜い僕が仲良くしていいのか、考える事……あるんだ、月形瑠璃さんって言うんだけど……時折怖くなる」
付き合っている訳ではない、ただ同じ話題を持つ、他校の子だ。だけど山城くんは、そんな自分と交流していると、彼女も迷惑なのではと、彼女の格というか景色を、汚していないかと考えてしまうらしい。
ネガティブな考えが渦巻くのを、僕に吐き散らすため呼んだ……とは思えない。山城くんの目は、もがく人間の目をしていた。
「で、僕を呼んだ理由って……?」
だから、助け舟を出した。何がしたい、どうしたい?何をキミは望むんだと、その言葉を聞いた山城くんは、僕に言い放つ。
「久島くん……僕も、格闘技をしたら変われるかな?」
山城くんは言った。変わりたいと、今の容姿やこのネガティブな自分から、仲良くした女の子に、せめて対等か景色を汚さない、その視界に置かれてもいい人物に、僕は変わりたいと言った。
僕は……即座に『変われるよ』とは言わなかった……結局全ては、その気持ちを維持し続けるかどうかだから。
「もしかして、うちのジムに入って身体を変えたいと考えてる?」
「う、うん……」
「そう……」
僕は考えた……彼の場合多分、キックボクシングは続かないなと思ったからだ。
フィットネスクラスは確かにうちのジムにもあるが女性限定で、男性は通常クラスのみなのだ。今から経験もない彼を、波浜ジムに入れても……キツさに辞めるのが見える。
僕としてはそれこそ、ただの痩せるための運動としてではなく『体得してほしい』という気持ちがあった。
しかし、彼のその一歩を否定したくない……そんな気持ちもある。どうしたものかと考えて、ふと思い立った。
彼なら……『あの格闘技』ならば、山城くんも続けられるのではないかと。
「山城くんさ、折角そう思ってるならキックボクシングじゃなくて、違うのやってみない?」
「違うの?」
「うん、多分キミに似合うというか、続けれそうな格闘技があるよ」
とりあえずは、頼んだハンバーガー達を食べてからそこに尋ねようと、僕と山城くんは昼御飯を食べるのであった。
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「へー、それで彼をここに連れてきたんだ、成る程成る程……」
「その節はどうも……」
「スカ勝ちだったよね、スッとしたよ」
そして来たのは隣町の『高月市』の総合格闘技ジム『K-strike Do-Jo』に来ていた。久々に会った、僕の格闘家としての友達、町田真一くんは汗を流していた。
彼は今年BOFのシード権を放棄し、MMA甲子園に出場を決めており、その関西予選向けて練習を続けていたのだ。仕上がりバッチリ、相変わらず汗も滴るいい男であった。
「あの……久島くん、僕に合う格闘技って……」
山城くんがおずおずしながら尋ねると、僕は彼に言い放った。
「あぁ……グラップリングだよ、グラップリング」
「グラ……?」
「締め技や関節技のみの格闘技だね」
僕が山城君に勧めた格闘技というのは『グラップリング』であった。
グラップリング……実際は、総合格闘技における一要素『寝技』を指す言葉。総合格闘技を構成する三つの要素『打撃』『投げ技』『極め技』における、極め技の事を言う。
相手を殴らない、しかし締め技や関節技で戦うと言う格闘技は、ある意味打撃技に見える暴力性を排したとも言えるだろう……。
「ふーん、それで……格闘技やって変わりたいんだ……」
最初、僕と共に尋ねたときは一緒にやろうとまで行っていた町田くん、しかし今は違う。
試合控えてるから、タイミング間違えたかなとなったが、それでも山城くんの気持ちが消えない内に連れて行こうと思ったのは僕だ。
町田くんの目は、山城くんを値踏みするように頭のてっぺんから爪先まで見て……彼は口をこぼした。
「舐めた事言うね、キミさ?変わりたいって?変われるわけないじゃん」
「えーー」
「運動した事ないって顔に身体だ、今まで体育でもビリケツだったろ?そしてぶくぶく太った醜い身体……今更遅いよ変わろうなんて」
この言葉はまずい、タイミングを間違ったか……やらかした……となった瞬間、町田くんは真顔で山城くんに尋ねた。
「で、今僕がめちゃくちゃに貶したけど……まだやる気はある?ふざけんなテメェって気持ちになった?」
「あ、え?」
「正直に言いな」
成る程……そう言う事かと理解した。貶された、気持ちを貶められた、そこで怒りを抱けるくらいに山城くんは、本気でやる気があるのかと、試したのかと。
ここで萎縮する事は『本気ではない』のだ。どうでも良いなら、怒る事も苦しむ事も無い、自身の気持ちや尊厳を馬鹿にされ、貶められ時の反応……それが本気の度合いなのだから。
「……怒ってるよ、なんでいきなり、そんな事言われなきゃいけないんだって!僕は、変わりたいんだ!」
「ようし、じゃあ今日体操服持って夕方に来な?体験練習してみようじゃないか」
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