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五章後編 "5人目の怪物"編
7.クソ山の帰還
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こうして、夏はあっという間に過ぎ去っていく。
とても重要だという高二の夏、僕は練習漬け……とまではいかなかった。去年や、過去の夏休みとは違い劇的に違う夏を過ごせた。
他人から見れば『いや、その程度で?』となる夏休みかもしれないが、僕にとっては劇的な変化だ。女の子の家にお邪魔したし……赤点も無かった。
皆で遊びにいくとかは無かったが、それでも人生最良の夏休みを、更新したのは確かであった。
「あだだたたた……」
久々の登校日、いつもの四人でまだ暑い日差しの中を歩く……その中で一人呻くのは山城くんだった。
「なんや山城ぉ、登校日やのに怪我でもしたんか?」
呻く山城くんに、伊佐美くんがケラケラ笑いながら尋ねれば、山城くんは首を横に振った。
「いや、筋肉痛……夏の間にさ、格闘技始めたんだ、町田くんのジムで……ダイエット兼ねてさ」
「おお?そいでか、妙にシュッとなっとんのは早速効果が出とるみたいやのぉ?」
「へ?まだ1月も経ってないのに?週二回だよ?」
山城くんは、週二回町田くんの所属する総合格闘技ジムの、寝技ビギナークラスへあれから欠かさず通っているらしい。週二回……それでも、今まであまり運動しなかった人間からしたらこれがまぁキツい。多分山城くんの身体はいまバキバキだろう、歩く事すら辛いのではなかろうか?
「運動後のケアはしてるのか、山城……プロテイン飲んでるか?」
本田くんが、運動後のケアはちゃんとやっているのかと尋ねた。特に筋肉をつけたいならば、プロテインは飲まないと勿体無いぞと語る。
「い、今はコンビニの紙パックのやつを……」
「うん、まぁ……あれも悪くないが、折角ならその辺も買ったらどうだ?予算があるなら」
昔は無かったが、タンパク質をふんだんに使った、含有した食品はコンビニにも売られている。そして有名メーカーも、紙パックでプロテインを出している所もあり、簡単に補給できるのは便利になった。
だが折角運動を始めたのだ、筋肉をつけるならプロテインを買ったらどうだと本田くんは山城くんに薦めた。
「本田くんは……野球やってた時はメーカーどこ飲んでたの?」
運動している身としては、使っているメーカーは気になるもので、僕は本田くんにどこの会社のプロテインを使っているのかと尋ねた。
「俺か?俺は今もDNSのを飲んでるな、部活こそしてないが、たまに家で投球練習暇つぶしにしたり、ジムに行ったり……」
ここに来て、僕は本田くんがまだ野球を、趣味として続けていた事を知った。まるっきり辞めていたわけでは無いらしい、だから今もプロテインを飲んでいると語った。
「なんや自分、部活やめとっても運動はしとんやな」
「まぁ……習慣は中々抜けないみたいだ、久島は?」
「今はブレイキングケイジの勝利者賞で貰ったアンビークのを今使ってる……と言うか、それに変えようかってくらい飲みやすい、ケンタイ使ってたけど」
「あーいいよなケンタイも、昔先輩が飲んでたな」
「素人にわからんプロテイン談義が始まってしもうたのぉ……あれや、ザバスでええんちゃう?コンビニにもあるし」
置いてかれてしもうた、と苦笑する伊佐美くんにやってしまったと僕は話を区切った。その語らいでいつの間にか下駄箱へ到着していたので、上履きに履き替え僕たちは二学期初日の教室へ向かう。
そうして、教室に入った瞬間だったーー。
「あ?何や騒がしい……の……」
いつもより教室が騒がしかったのだ、新学期早々何があったのかと、教室内に人だかりができていて……そこに居た人物に僕だけじゃ無い、伊佐美くんも山城くんも本田くんも驚くしかなかった。
「退院したんだな、秋山、よく帰って来たよ」
「怪我はもういいのか、顔面の粉砕骨折だろ?」
「そうは見えないくらい、顔は変わってないね」
奴が、秋山千才が、帰って来たのだった。5月から約4ヶ月をかけて、秋山千才は退院してこの教室に帰還したのだった。
ーーそうか、ようやく治ったのか。まぁ、あの時の事はあの時の事、全てあの3発で終わらせたから僕は良しとしている。さっさと席に座って我関せずだと考えといた。
考えていたのだが……この男は、余程その存在すら許さないレベルで秋山千才を嫌っていたらしい。いつの間にか居なくなり、その人だかりへ向かって行きながら、教室外にすら響き渡りかねない声で言い放った。
「秋山ぁ!お前、よう学校来れたのぅ?教師まで操って山城の事揉み消した挙句、クソ漏らしたの世界に晒されてええ度胸やんけ!!帰って来たら謝りも無しに戦場から帰還した英雄扱いかクソ山コラァ!!」
「秋山くん!?ストップ!!ストップ!!」
まぁ……分からんでもない、秋山千才は屋上ブレイキングケイジを揉み消して、山城くんに謝りすらせず、僕たち四人をクラスからハブにした輩だ。その辺の怒りは分かるが、山城くんは『もう済んだ』と言う事にしているらしい。彼は慌てながら、伊佐美くんを止めに歩み寄った。
「おい伊佐美!?退院した秋山にそれは無いんじゃないか!!」
「そうよ、迎えてやる気持ちとか無いの!?」
そして、まぁこうなるよなとクラスメイト達が退院した子にかける言葉がそれかよと糾弾されたが、これにも伊佐美くんは怒りのままに吐き散らす。
「あらせんわボケェ!こっちは山城やられとるわ学校巻き込んで事実隠匿された身やぞ!?と言うか……お前ら元々そっち側やったなぁ!思い出したわ!!クソ漏らした大将が帰還して、また久島や俺らにやり返そうとか思っとんちゃうんか!?一学期はさぞ息苦しかったからのう!!」
自分達の、かつてのクラスの中心が帰還した。つまり言うならば、これは『元に戻れるかもしれない』なんて考える。一学期始まりの時の、隠蔽された秋山とその配下の支配するクラスに。あの時お前達は賛同していた側だったよなと、罪を掲げられて言い返せない秋山の帰還を祝った取り巻き達が、罪の意識はあるらしい顔を顰めて黙った。
当人の秋山千才は……帰還を祝うムードから一変して静まり返った教室で、席に座って固まっていた。こうなるなんて理解してない、考えてすら無かったとでも言いたげだ。
そんな、何も言わない固まった秋山に、余計苛立った伊佐美くんはーー。
「何とか言ったらんかい山城への謝罪も無しかクソ山コラァアア!!」
秋山の机を足底で蹴り飛ばしてから、その襟首を掴んで立たせた。
「え……あ……」
「なぁにが!え?あ?じゃボケェ!!ワレこのまま透き通った青春送れる思うたら大間違いやぞ!!まずは山城や久島に謝罪したらんかいこらぁ!!」
「伊佐美くんストップストップ!!もう終わってるから!!終わった事だから!!」
これはもう流石に止めに行かねばならない、怒ってくれているのは理解するがそれでもやりすぎだ!僕と本田くんも山城くんに加わり、伊佐美くんを秋山から引き剥がした。
「伊佐美くん!やりすぎだ!!気持ちはわかるが……もうこの話は終わった事だから!」
「死体撃ちになる!苛立ちも理解するが、秋山にも尊厳はある!ここまでだ!!」
秋山から引き剥がし、伊佐美くんの腕をそれぞれ掴み離すと、秋山くんは尻餅をつきこちらを見上げた。
僕は、本田くんに伊佐美くんを任せて、そのまま尻餅をついた秋山くんの前に立ち……右手を差し出した。
「申し訳ない伊佐美くんが……立てーー」
「ひっ……」
そして、聞いてしまった。
怯えの吐息を。さらに、後ずさるさまを……それを見て、僕は愕然とした。
失敗だったのだ……ここは、僕が手を差し伸べたら『駄目』な場面だったのだ。ただ普通に、立たせようとしただけ……けど、秋山千才にとって僕は……クソを漏らすほどの恐怖を刻まれた、トラウマの存在でしかないのだ。
尊厳も地位も名誉も、拠り所すらも破壊した、諸悪の根源でしかないのだ。そんな僕の手を、秋山が握るわけがない。
むしろ、全てを奪い破壊した相手からの慈悲として、これほど秋山の尊厳を破壊する行動は無かった。かつての取り巻き、秋山と仲良しだったグループが、背中側から秋山を大丈夫かと声をかけ立たせる。
僕は……せめて伊佐美くんの出した被害だけは、彼の友人としての詫び代わりにと、椅子と机、散乱した教科書を回収して、机に置き、一礼してからいつもの自身の席に向かった。
伊佐美くんはようやく落ち着いたらしい、本田くんが腕を離した瞬間苛立ちの眼差しと舌打ちだけをして、自身の席へ戻り、山城くんと本田くんも自らの席へ戻る。
二学期早々、またクラスが分裂しそうな気配を醸しながらも、秋山千才は顔面複雑骨折から復帰したのだった。
とても重要だという高二の夏、僕は練習漬け……とまではいかなかった。去年や、過去の夏休みとは違い劇的に違う夏を過ごせた。
他人から見れば『いや、その程度で?』となる夏休みかもしれないが、僕にとっては劇的な変化だ。女の子の家にお邪魔したし……赤点も無かった。
皆で遊びにいくとかは無かったが、それでも人生最良の夏休みを、更新したのは確かであった。
「あだだたたた……」
久々の登校日、いつもの四人でまだ暑い日差しの中を歩く……その中で一人呻くのは山城くんだった。
「なんや山城ぉ、登校日やのに怪我でもしたんか?」
呻く山城くんに、伊佐美くんがケラケラ笑いながら尋ねれば、山城くんは首を横に振った。
「いや、筋肉痛……夏の間にさ、格闘技始めたんだ、町田くんのジムで……ダイエット兼ねてさ」
「おお?そいでか、妙にシュッとなっとんのは早速効果が出とるみたいやのぉ?」
「へ?まだ1月も経ってないのに?週二回だよ?」
山城くんは、週二回町田くんの所属する総合格闘技ジムの、寝技ビギナークラスへあれから欠かさず通っているらしい。週二回……それでも、今まであまり運動しなかった人間からしたらこれがまぁキツい。多分山城くんの身体はいまバキバキだろう、歩く事すら辛いのではなかろうか?
「運動後のケアはしてるのか、山城……プロテイン飲んでるか?」
本田くんが、運動後のケアはちゃんとやっているのかと尋ねた。特に筋肉をつけたいならば、プロテインは飲まないと勿体無いぞと語る。
「い、今はコンビニの紙パックのやつを……」
「うん、まぁ……あれも悪くないが、折角ならその辺も買ったらどうだ?予算があるなら」
昔は無かったが、タンパク質をふんだんに使った、含有した食品はコンビニにも売られている。そして有名メーカーも、紙パックでプロテインを出している所もあり、簡単に補給できるのは便利になった。
だが折角運動を始めたのだ、筋肉をつけるならプロテインを買ったらどうだと本田くんは山城くんに薦めた。
「本田くんは……野球やってた時はメーカーどこ飲んでたの?」
運動している身としては、使っているメーカーは気になるもので、僕は本田くんにどこの会社のプロテインを使っているのかと尋ねた。
「俺か?俺は今もDNSのを飲んでるな、部活こそしてないが、たまに家で投球練習暇つぶしにしたり、ジムに行ったり……」
ここに来て、僕は本田くんがまだ野球を、趣味として続けていた事を知った。まるっきり辞めていたわけでは無いらしい、だから今もプロテインを飲んでいると語った。
「なんや自分、部活やめとっても運動はしとんやな」
「まぁ……習慣は中々抜けないみたいだ、久島は?」
「今はブレイキングケイジの勝利者賞で貰ったアンビークのを今使ってる……と言うか、それに変えようかってくらい飲みやすい、ケンタイ使ってたけど」
「あーいいよなケンタイも、昔先輩が飲んでたな」
「素人にわからんプロテイン談義が始まってしもうたのぉ……あれや、ザバスでええんちゃう?コンビニにもあるし」
置いてかれてしもうた、と苦笑する伊佐美くんにやってしまったと僕は話を区切った。その語らいでいつの間にか下駄箱へ到着していたので、上履きに履き替え僕たちは二学期初日の教室へ向かう。
そうして、教室に入った瞬間だったーー。
「あ?何や騒がしい……の……」
いつもより教室が騒がしかったのだ、新学期早々何があったのかと、教室内に人だかりができていて……そこに居た人物に僕だけじゃ無い、伊佐美くんも山城くんも本田くんも驚くしかなかった。
「退院したんだな、秋山、よく帰って来たよ」
「怪我はもういいのか、顔面の粉砕骨折だろ?」
「そうは見えないくらい、顔は変わってないね」
奴が、秋山千才が、帰って来たのだった。5月から約4ヶ月をかけて、秋山千才は退院してこの教室に帰還したのだった。
ーーそうか、ようやく治ったのか。まぁ、あの時の事はあの時の事、全てあの3発で終わらせたから僕は良しとしている。さっさと席に座って我関せずだと考えといた。
考えていたのだが……この男は、余程その存在すら許さないレベルで秋山千才を嫌っていたらしい。いつの間にか居なくなり、その人だかりへ向かって行きながら、教室外にすら響き渡りかねない声で言い放った。
「秋山ぁ!お前、よう学校来れたのぅ?教師まで操って山城の事揉み消した挙句、クソ漏らしたの世界に晒されてええ度胸やんけ!!帰って来たら謝りも無しに戦場から帰還した英雄扱いかクソ山コラァ!!」
「秋山くん!?ストップ!!ストップ!!」
まぁ……分からんでもない、秋山千才は屋上ブレイキングケイジを揉み消して、山城くんに謝りすらせず、僕たち四人をクラスからハブにした輩だ。その辺の怒りは分かるが、山城くんは『もう済んだ』と言う事にしているらしい。彼は慌てながら、伊佐美くんを止めに歩み寄った。
「おい伊佐美!?退院した秋山にそれは無いんじゃないか!!」
「そうよ、迎えてやる気持ちとか無いの!?」
そして、まぁこうなるよなとクラスメイト達が退院した子にかける言葉がそれかよと糾弾されたが、これにも伊佐美くんは怒りのままに吐き散らす。
「あらせんわボケェ!こっちは山城やられとるわ学校巻き込んで事実隠匿された身やぞ!?と言うか……お前ら元々そっち側やったなぁ!思い出したわ!!クソ漏らした大将が帰還して、また久島や俺らにやり返そうとか思っとんちゃうんか!?一学期はさぞ息苦しかったからのう!!」
自分達の、かつてのクラスの中心が帰還した。つまり言うならば、これは『元に戻れるかもしれない』なんて考える。一学期始まりの時の、隠蔽された秋山とその配下の支配するクラスに。あの時お前達は賛同していた側だったよなと、罪を掲げられて言い返せない秋山の帰還を祝った取り巻き達が、罪の意識はあるらしい顔を顰めて黙った。
当人の秋山千才は……帰還を祝うムードから一変して静まり返った教室で、席に座って固まっていた。こうなるなんて理解してない、考えてすら無かったとでも言いたげだ。
そんな、何も言わない固まった秋山に、余計苛立った伊佐美くんはーー。
「何とか言ったらんかい山城への謝罪も無しかクソ山コラァアア!!」
秋山の机を足底で蹴り飛ばしてから、その襟首を掴んで立たせた。
「え……あ……」
「なぁにが!え?あ?じゃボケェ!!ワレこのまま透き通った青春送れる思うたら大間違いやぞ!!まずは山城や久島に謝罪したらんかいこらぁ!!」
「伊佐美くんストップストップ!!もう終わってるから!!終わった事だから!!」
これはもう流石に止めに行かねばならない、怒ってくれているのは理解するがそれでもやりすぎだ!僕と本田くんも山城くんに加わり、伊佐美くんを秋山から引き剥がした。
「伊佐美くん!やりすぎだ!!気持ちはわかるが……もうこの話は終わった事だから!」
「死体撃ちになる!苛立ちも理解するが、秋山にも尊厳はある!ここまでだ!!」
秋山から引き剥がし、伊佐美くんの腕をそれぞれ掴み離すと、秋山くんは尻餅をつきこちらを見上げた。
僕は、本田くんに伊佐美くんを任せて、そのまま尻餅をついた秋山くんの前に立ち……右手を差し出した。
「申し訳ない伊佐美くんが……立てーー」
「ひっ……」
そして、聞いてしまった。
怯えの吐息を。さらに、後ずさるさまを……それを見て、僕は愕然とした。
失敗だったのだ……ここは、僕が手を差し伸べたら『駄目』な場面だったのだ。ただ普通に、立たせようとしただけ……けど、秋山千才にとって僕は……クソを漏らすほどの恐怖を刻まれた、トラウマの存在でしかないのだ。
尊厳も地位も名誉も、拠り所すらも破壊した、諸悪の根源でしかないのだ。そんな僕の手を、秋山が握るわけがない。
むしろ、全てを奪い破壊した相手からの慈悲として、これほど秋山の尊厳を破壊する行動は無かった。かつての取り巻き、秋山と仲良しだったグループが、背中側から秋山を大丈夫かと声をかけ立たせる。
僕は……せめて伊佐美くんの出した被害だけは、彼の友人としての詫び代わりにと、椅子と机、散乱した教科書を回収して、机に置き、一礼してからいつもの自身の席に向かった。
伊佐美くんはようやく落ち着いたらしい、本田くんが腕を離した瞬間苛立ちの眼差しと舌打ちだけをして、自身の席へ戻り、山城くんと本田くんも自らの席へ戻る。
二学期早々、またクラスが分裂しそうな気配を醸しながらも、秋山千才は顔面複雑骨折から復帰したのだった。
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