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しおりを挟む「…」
「今は何時…?
あー!もうこんな時間だ!!」
誰にもいない部屋にその声を響かせた私はベッドから飛び起きた。相変わらずのすごい寝癖で思わず笑ってしまった。
私の名前は「るあ」14歳。家族は一様いる。
その家族はいまは一緒に暮らしてないんだ。
そしてこの島にも誰にもいない
「もう半年もたったんだ…」
私がこの島に来たのは半年前。なぜかスーパーも遊園地も建物もあるのに人が一人もいなくて、すごく不思議だった
不思議だったのはもう一つあってそれはこの島には太陽や街灯がないってこと…
「会いたいな」そう呟くと私は写真立ての写真を見た、その写真には前まで一緒に住んでいた頃が昨日のことかのように写っていた。
私は腰まである長い髪をくくり、朝食を食べた。この島は真っ暗なのでランプに火をつけた。
そして家を出た
今日は半年も会えていない家族に会いに船で海に出ようと昨日決心したのだ。
決心が揺るがないうちに私はカバンに必要最低限のものを詰め込み船に乗った。
真っ暗の中コンパスを頼りに船を漕いだ。
するとある境目が見えてきて思わず
「えっ」と声を出してしまった
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