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第二部 少年期のはじまり
第百六十六話 昔から動物には好かれる方でした~ポチを取られたイルルは~
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「な、な、な、なんじゃと~~~!!!ポチが、妾のポチが~~~~!!!」
うっかり自分の置かれた状況を忘れ、ポチにすりすりもふもふしていたシュリは、龍の人のそんな叫び声にはっとする。
(あ、いけない。今って、戦いの真っ最中だったっけ……)
そんな時なのに、うっかり遊んでしまったと反省しつつ、ちらりとさくらに目を向ける。
流石にあきれられちゃったかなぁと思ったのだが、さくらは何故かうっとりとシュリを見つめている。
(な、なんでだろう??どこか、うっとりさせる要素なんてあったっけ??今の僕、戦闘そっちのけで遊んでるダメな子だと思うんだけど……)
シュリはそう思うものの、さくらの目にはそうは映っていない。
さくらの目に映るシュリは、襲いかかるフェンリルをものともせず、あっという間に屈服させ、更には己の眷属にして従えたすごい人、なのである。
だが、シュリにそんなことが分かるはずもなく、あれぇ?と首を傾げつつ、今度は叫び声をあげた龍の人の方を見た。
(あ、さっきより赤くなってる……怒ってるなぁ)
それも当たり前だろう。
シュリを怯えさせてやろうとけしかけた可愛いペットをいとも簡単にかすめ取られてしまったのだから。
龍の人、若干涙目のように見えるのは、おそらく気のせいでは無いはずだ。
流石にちょっぴり可哀想になって、シュリは自分の眷属にしたポチに目を移す。
ポチはフェンリルの姿のまま、シュリだけをじっと見つめて嬉しそうにシッポを振っていた。
その姿は、まさにシュリの欲しかった癒しそのもの。
もちろん、手放したくなんか無い。手放したくなんか無いが……
(でも、もし、ポチが前のご主人様の方がいいっていうなら……)
シュリはきゅっと唇を噛みしめて、ポチの首に抱きついた。
そして、その目を見つめながら、ポチに問いかける。
「ねえ、ポチ」
「くぉん??(なんですか?シュリ様)」
「もし、ポチが、僕の側にいるより前のご主人様の側にいた方が幸せなら、戻ってもいいんだよ?」
シュリが無理矢理ほほえんでそう言うと、ポチが見事なまでにフリーズした。
そして、ぱふんと一瞬で獣っ娘形態に戻ると、もの凄い勢いでシュリにすがりついてきた。
「しゅ、しゅ、しゅ、しゅりさまぁぁぁ。ポチはっ、ポチはいらないこなんですかぁぁぁぁ!?」
と盛大に涙と鼻水を垂れ流して。
なんというか、可愛い顔が台無しである。
「や、ちが……あの……ポ、ポチ?……僕の……話を……きいて……」
違うよ、そうじゃないよと言ってあげたいのだが、興奮したポチにガックンガックン揺さぶられているせいで、まともに言葉を継げない。
「ぽ、ぽちはぁ……シュリ様の側にいたいですぅぅ。お利口にしますから、ずでないでぐださいぃぃぃぃ……」
絶対に離れません、とばかりにむぎゅうううっと抱きつかれ、シュリは嬉しそうに笑う。
そして、ポチを落ち着かせるようにその後頭部を優しくポンポンと叩いた。
「……捨てないよ。ポチが僕と居たいって言ってくれる間は絶対に。ごめんね、変なこと聞いちゃって」
「じゅりざまぁぁ。ぽ、ぽちを、ずでないでぇぇ」
「うん。捨てない。ポチの前の飼い主が返せって言っても、絶対に返さない」
ぐすっぐすっと鼻をすすりながら、ポチがちょっぴりシュリの首に回した腕をゆるめ、シュリの顔をのぞき込んでくる。
シュリの言葉が本当か、確かめるように。
その顔は涙でグシャグシャだったけど、シュリにはもの凄く可愛く見えた。
「ずっと、一緒がいいです」
「大丈夫。ずっと一緒だよ」
「ほんと、です?」
「本当だよ」
「ほんとの、ほんとです?」
「本当の本当。約束するから」
「シュリ様の側じゃないと、ポチはきっと寂しくて死んじゃいますからね?」
「じゃあ、ポチが寂しくないように、ずーっと僕の側にいて?ポチが居てくれたら、僕も嬉しいよ」
お互いを緩く抱きしめあったまま、べたべたいちゃいちゃと言葉を交わす。
それを見せつけられた上位古龍……イルルヤンルージュはたまらず叫んだ。
「妾を無視してイチャこらするとはいい度胸なのじゃ~~~!!!」
と。
それを聞いたシュリが、あ、忘れてた、と言うような表情を一瞬浮かべ、すぐにそれを取り繕うように表情を引き締める。
そして、きりっと凛々しい顔でイルルを見上げ、
「そんな訳で、ポチはもう僕のものだから」
お返しできなくてごめんなさい、と深々と頭を下げた。
だが、そんなことくらいでイルルの腹がおさまる訳もない。
「そんな訳でってなんなのじゃ~~!!ポチはお主なんぞより妾の方が好きなのじゃぁぁ!!!」
「って、いってるけど……ポチ??」
イルルの言葉を受けて、シュリが問う様にポチを振り返る。
ポチは、大きな体を小さくして、一生懸命シュリの後ろに隠れようとしていた。
だが、最後には諦めたように、ぽそっと、
「ポ、ポチは、シュリ様のペットになります。なので、イルル様とはお別れなのです」
そう言った。それを聞いたイルルがぐわっと目を見開く。
龍の威圧を受けて、ポチはシッポを足の間に丸め込み、シュリの後ろでぷるぷる震え出す。
「な、な、なぜなのじゃあぁぁぁ!!ポチは毎晩妾のために新鮮な肉を取ってきてくれたじゃろ?妾が好きだったからじゃろ?」
「えっと、それは、だって、食べ物がないと、イルル様、八つ当たりするじゃないですか……」
「や、八つ当たりっていっても可愛いものじゃもん。ちょっとシッポを引っ張ったり……それくらいじゃもん」
「ちょっと……この前、シッポを鷲掴みにされて、ぐるぐる回されて、放り投げましたよね?ポチのこと……」
「あ、あれはじゃなあ……えっと、その……そうじゃ、手が滑ったのじゃ。わざとじゃない。わざとじゃないのじゃ!!」
「ポチ、山二つ分向こうに飛ばされて、死ぬかと思いました。死にませんでしたけど」
思いっきり恨めしそうにジト目で見つめられ、イルルはうっと言葉につまった。
「ポチ……大変だったんだね。うちの子になったからには、もうそんな思いはさせない!大事にするからね?」
「しゅ、しゅりさまぁぁ。ポチはっ、ポチはずっとシュリ様の様な素敵なご主人様が欲しかったんですぅぅぅ」
はうぅぅぅっと感極まったように再び抱きついてきたポチを、よしよし、と撫でてから、シュリは再びイルルに向き合う。
「そんなわけで!!ポチは僕のものでいいよね!?」
動物を虐待するような龍にポチは渡せません!!シュリの表情がそう語っていた。
イルルはむぐぐっと唸り、その鱗の色が更に赤くなる。
「うが~~~!!!お主、腹が立つのじゃぁぁ!!」
「それはお互い様。動物をいじめる様な人、僕は嫌いだ!!」
「い、いじめじゃ無いのじゃ!!ちょ、ちょーっと激しい愛情表現じゃもん」
売り言葉に買い言葉、シュリの言葉に思わず返したイルルの言葉を聞いたシュリが、ひんやりとした笑顔を浮かべる。
「そう……じゃあ、あんたがペットの立場だとして、シッポをつかんで振り回されてもいいっていうんだな?」
「と、とーぜんなのじゃ!妾はシッポを掴んで振り回された位で泣き言を言うほど弱っちく無いのじゃ!!」
「ふうん。その言葉、よく覚えておくからね?」
にこっとシュリが笑う。だがその目はちっとも笑ってなかった。
自分がペットにとってどれだけひどい主だったのか、後で絶対に思い知らせてやろうじゃないか、胸の中でシュリはひっそりと呟く。
普段怒らない人を怒らせると怖いというが、イルルはその怖さを後でいやと言うほど思い知らされる事になるのだが、そんな事はまだ何も知らずに、腹立たしそうにシュリを睨んでいる。
そして、シュリもまた一歩も引かずに、龍の威圧がこもった苛烈な眼差しをがっつりと受け止め、きっと睨み返すのだった。
うっかり自分の置かれた状況を忘れ、ポチにすりすりもふもふしていたシュリは、龍の人のそんな叫び声にはっとする。
(あ、いけない。今って、戦いの真っ最中だったっけ……)
そんな時なのに、うっかり遊んでしまったと反省しつつ、ちらりとさくらに目を向ける。
流石にあきれられちゃったかなぁと思ったのだが、さくらは何故かうっとりとシュリを見つめている。
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だが、シュリにそんなことが分かるはずもなく、あれぇ?と首を傾げつつ、今度は叫び声をあげた龍の人の方を見た。
(あ、さっきより赤くなってる……怒ってるなぁ)
それも当たり前だろう。
シュリを怯えさせてやろうとけしかけた可愛いペットをいとも簡単にかすめ取られてしまったのだから。
龍の人、若干涙目のように見えるのは、おそらく気のせいでは無いはずだ。
流石にちょっぴり可哀想になって、シュリは自分の眷属にしたポチに目を移す。
ポチはフェンリルの姿のまま、シュリだけをじっと見つめて嬉しそうにシッポを振っていた。
その姿は、まさにシュリの欲しかった癒しそのもの。
もちろん、手放したくなんか無い。手放したくなんか無いが……
(でも、もし、ポチが前のご主人様の方がいいっていうなら……)
シュリはきゅっと唇を噛みしめて、ポチの首に抱きついた。
そして、その目を見つめながら、ポチに問いかける。
「ねえ、ポチ」
「くぉん??(なんですか?シュリ様)」
「もし、ポチが、僕の側にいるより前のご主人様の側にいた方が幸せなら、戻ってもいいんだよ?」
シュリが無理矢理ほほえんでそう言うと、ポチが見事なまでにフリーズした。
そして、ぱふんと一瞬で獣っ娘形態に戻ると、もの凄い勢いでシュリにすがりついてきた。
「しゅ、しゅ、しゅ、しゅりさまぁぁぁ。ポチはっ、ポチはいらないこなんですかぁぁぁぁ!?」
と盛大に涙と鼻水を垂れ流して。
なんというか、可愛い顔が台無しである。
「や、ちが……あの……ポ、ポチ?……僕の……話を……きいて……」
違うよ、そうじゃないよと言ってあげたいのだが、興奮したポチにガックンガックン揺さぶられているせいで、まともに言葉を継げない。
「ぽ、ぽちはぁ……シュリ様の側にいたいですぅぅ。お利口にしますから、ずでないでぐださいぃぃぃぃ……」
絶対に離れません、とばかりにむぎゅうううっと抱きつかれ、シュリは嬉しそうに笑う。
そして、ポチを落ち着かせるようにその後頭部を優しくポンポンと叩いた。
「……捨てないよ。ポチが僕と居たいって言ってくれる間は絶対に。ごめんね、変なこと聞いちゃって」
「じゅりざまぁぁ。ぽ、ぽちを、ずでないでぇぇ」
「うん。捨てない。ポチの前の飼い主が返せって言っても、絶対に返さない」
ぐすっぐすっと鼻をすすりながら、ポチがちょっぴりシュリの首に回した腕をゆるめ、シュリの顔をのぞき込んでくる。
シュリの言葉が本当か、確かめるように。
その顔は涙でグシャグシャだったけど、シュリにはもの凄く可愛く見えた。
「ずっと、一緒がいいです」
「大丈夫。ずっと一緒だよ」
「ほんと、です?」
「本当だよ」
「ほんとの、ほんとです?」
「本当の本当。約束するから」
「シュリ様の側じゃないと、ポチはきっと寂しくて死んじゃいますからね?」
「じゃあ、ポチが寂しくないように、ずーっと僕の側にいて?ポチが居てくれたら、僕も嬉しいよ」
お互いを緩く抱きしめあったまま、べたべたいちゃいちゃと言葉を交わす。
それを見せつけられた上位古龍……イルルヤンルージュはたまらず叫んだ。
「妾を無視してイチャこらするとはいい度胸なのじゃ~~~!!!」
と。
それを聞いたシュリが、あ、忘れてた、と言うような表情を一瞬浮かべ、すぐにそれを取り繕うように表情を引き締める。
そして、きりっと凛々しい顔でイルルを見上げ、
「そんな訳で、ポチはもう僕のものだから」
お返しできなくてごめんなさい、と深々と頭を下げた。
だが、そんなことくらいでイルルの腹がおさまる訳もない。
「そんな訳でってなんなのじゃ~~!!ポチはお主なんぞより妾の方が好きなのじゃぁぁ!!!」
「って、いってるけど……ポチ??」
イルルの言葉を受けて、シュリが問う様にポチを振り返る。
ポチは、大きな体を小さくして、一生懸命シュリの後ろに隠れようとしていた。
だが、最後には諦めたように、ぽそっと、
「ポ、ポチは、シュリ様のペットになります。なので、イルル様とはお別れなのです」
そう言った。それを聞いたイルルがぐわっと目を見開く。
龍の威圧を受けて、ポチはシッポを足の間に丸め込み、シュリの後ろでぷるぷる震え出す。
「な、な、なぜなのじゃあぁぁぁ!!ポチは毎晩妾のために新鮮な肉を取ってきてくれたじゃろ?妾が好きだったからじゃろ?」
「えっと、それは、だって、食べ物がないと、イルル様、八つ当たりするじゃないですか……」
「や、八つ当たりっていっても可愛いものじゃもん。ちょっとシッポを引っ張ったり……それくらいじゃもん」
「ちょっと……この前、シッポを鷲掴みにされて、ぐるぐる回されて、放り投げましたよね?ポチのこと……」
「あ、あれはじゃなあ……えっと、その……そうじゃ、手が滑ったのじゃ。わざとじゃない。わざとじゃないのじゃ!!」
「ポチ、山二つ分向こうに飛ばされて、死ぬかと思いました。死にませんでしたけど」
思いっきり恨めしそうにジト目で見つめられ、イルルはうっと言葉につまった。
「ポチ……大変だったんだね。うちの子になったからには、もうそんな思いはさせない!大事にするからね?」
「しゅ、しゅりさまぁぁ。ポチはっ、ポチはずっとシュリ様の様な素敵なご主人様が欲しかったんですぅぅぅ」
はうぅぅぅっと感極まったように再び抱きついてきたポチを、よしよし、と撫でてから、シュリは再びイルルに向き合う。
「そんなわけで!!ポチは僕のものでいいよね!?」
動物を虐待するような龍にポチは渡せません!!シュリの表情がそう語っていた。
イルルはむぐぐっと唸り、その鱗の色が更に赤くなる。
「うが~~~!!!お主、腹が立つのじゃぁぁ!!」
「それはお互い様。動物をいじめる様な人、僕は嫌いだ!!」
「い、いじめじゃ無いのじゃ!!ちょ、ちょーっと激しい愛情表現じゃもん」
売り言葉に買い言葉、シュリの言葉に思わず返したイルルの言葉を聞いたシュリが、ひんやりとした笑顔を浮かべる。
「そう……じゃあ、あんたがペットの立場だとして、シッポをつかんで振り回されてもいいっていうんだな?」
「と、とーぜんなのじゃ!妾はシッポを掴んで振り回された位で泣き言を言うほど弱っちく無いのじゃ!!」
「ふうん。その言葉、よく覚えておくからね?」
にこっとシュリが笑う。だがその目はちっとも笑ってなかった。
自分がペットにとってどれだけひどい主だったのか、後で絶対に思い知らせてやろうじゃないか、胸の中でシュリはひっそりと呟く。
普段怒らない人を怒らせると怖いというが、イルルはその怖さを後でいやと言うほど思い知らされる事になるのだが、そんな事はまだ何も知らずに、腹立たしそうにシュリを睨んでいる。
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