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第三部 学校へ行こう
特別短編 ふくろうカフェに行きたいとこぼしたら、ふくろうカフェもどきが出来た件⑦
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「ん?ちょっとは元気でた?」
微笑んだシュリをみたヴィオラがそんな風に問いかけてくる。
「ん~、まぁね。あの、みんなが来てる着ぐるみ、手に入れてきたの、おばー様でしょ?」
「あら?バレた??」
「そりゃあね。ああいうの作れそうな知り合い、僕は一人しか思いつかないし」
苦笑混じりに返しながら、頭に思い浮かべた人物は王都で一度だけ会った事のある品の良さそうなおじいさんの顔だ。
洋品店を営んでいたかの人物は、着ぐるみ作りの名人といえる腕前を持っていた。
確か、その腕前は小さい子の着ぐるみ専用で、他は至ってノーマルな服屋さんだったはずだが、あのおじいさんはいつの間に宗旨替えしたのだろうか?
「大変だったのよ~?成年女性の着ぐるみの制作は主義に反しますとか言って、中々ひきうけてくれなくて。最後には、なんとか拝み倒して作ってもらえることになったけど。今度、シュリが着ぐるみモデルになるっていう約束だけは回避できなかったわ……」
「へぇ~、大変だったんだぁ……って、なに勝手に約束しちゃってるのかなぁ!?着ぐるみモデルってなんなのさ!?」
「あ、大丈夫よ?ごく内輪の集まりだって言ってたから」
「そう言う問題じゃないでしょ!?内輪の集まりって言っても、一体どんなにマニアックな人達が集まってくるかと思ったらなんて恐ろしい……ったく、おばー様は……」
「え~?だめ??どうしてもダメなら、お断りしてくるけど」
「……受けちゃったものを今から断るのは申し訳ないから、やるよ。でも、今回だけだからね?」
「いいの?ありがとう~、シュリ。大好き~~~!!」
「はいはい……」
ちゃんと私も一緒に行ってあげるから大丈夫よ~、とまとわりついてくるヴィオラを軽くいなしつつ、むしろ、ヴィオラが一緒じゃない方が安心なんだけどなぁ、なんてヴィオラが聞いたら涙しそうな事を考えつつ、シュリはきれいにご飯を食べ終えた。
それをみたヴィオラが、いい子ね~、とシュリの頭を一撫でし、食器を片づけ始める。
残念な事に、凍りきった飲み物は、まだようやく表面が溶けてきたところなので、そのまま置いておくようだったが。
「じゃあ、シュリ。この後はふくろう達とのふれあいタイムよ。調教師が連れてくるから、ちゃんと調教師のいうことを聞いてね?」
「……はぁい」
調教師役もいるのかぁと思いながら、とりあえず素直に返事を返しておく。
ウェイトレスに愛の奴隷三人、給仕役にヴィオラ、ふくろうが無駄に多くて三人の眷属と五人の精霊達。
じゃあ、調教師役は誰なんだろう。お姉様達の誰かかな?そんなことを思いつつ待っていると、答えはすぐにやってきた。
ずらずらと、ふくろう達を連れてやってきたのは、ちょっと恥ずかしそうな顔をしたミフィー。
きっと調教師らしい衣装が間に合わなかったのだろう。
普段着のままのミフィーは、
「さ、さあ、どの子にする?」
ガチガチな感じでそう言った。
なんというか、別に普段着なんだから恥ずかしがる必要はなにもないと思うのだが、この何ともいえない不思議空間に居るだけで恥ずかしさが増してしまうのかもしれない。
こういう事に慣れっこなシュリは、あっという間に順応してしまったが。
「母様のオススメはどの子なの?」
一応、調教師ぶっている母親の気持ちを尊重して、質問をぶつけてみる。
「もう、シュリってば。今の母様は調教師のおねーさんなのよ?だから、ちゃんと調教師のおねーさんって呼んでくれないとダメよ?」
ぶつけた質問にかえってきたのはそんな言葉。
最初恥ずかしがっていた様子はどこへやら、結構ノリノリである。
「……調教師のお姉さん?」
「なんでしょう?お客様」
「えっと、オススメの……」
「オススメの鳥ちゃんをお探しですね。ちょっと待って下さいね~?みんな~、アピールタイムよ~?シュリにおやつを貰いたかったら、頑張って!!」
オススメを聞いたら、まさかのアピールタイムが始まってしまった。
調教師であるミフィーの言葉を聞いて、八人の……いや、八羽のふくろう達が一斉に動き出す。
「シュリっ、ほらっ、見てみろ。このっ、力強い羽ばたきを!!私が一番だろう?」
ばっさばっさと、翼を羽ばたかせながらそうアピールすのは大地の精霊グランスカ。
どう反応したら分からずに困った顔をするシュリの前で、彼女は得意げに羽ばたき続ける。
「ちょっとまて、グラン。おめーばっかシュリにアピールしてずりぃぞ!?あたしもやるっ!!」
目の前で繰り広げられる惨状に困惑しているシュリの様子が、感心しているようにでも見えたのだろうか。
新たな参戦者が、グランの横に加わった。
炎の精霊、イグニスである。
「ほらっ、シュリ!あ、あたしを……あたしの羽ばたきを見てみろ~~~!!!」
そう叫びながら、グランに負けまいと激しく翼を上下させるイグニス。
思わず目を逸らしちゃいたくなる衝動と戦いながら、さて、どうしたもんかなぁと思っていると、更に参戦者が増えた。
「ふふ~ん。二人とも、羽ばたくだけなんてダサすぎ~。うちは、その上をいっちゃうよ~」
そんな台詞と共に乱入してきた風の精霊のシェルファは、その言葉の通り、見るからに二人の上をいっていた。
ふぁさっ、ふぁさっと羽ばたいているのは二人と同じ。
着ぐるみのクオリティもそう変わらない。
だったらなにが上をいっているというのか。
なにがもなにも、文字通りそのまんま。
シェルファは精霊の能力を遺憾なく発揮し、ふわふわと宙に浮かんでいた。
まさしく鳥が空を飛ぶように。
彼女は、危なげない飛行でシュリの周りを飛び回り、己のすばらしさをアピールした。
「な、なんだと!?そんな手があったとは!!」
「うわっ、ずっけーぞ、シェルファ!!」
それを見たグランとイグニスがわたわたと慌ただしくその身を宙に浮かせる。
そして、シェルファに負けじとシュリの周りを飛び始めた。
「うむっ、やはり鳥は飛んでこそ、だな。どうだ?シュリ。私の力強い飛行は??」
「いやいや、あたしの情熱的な飛び方の方が好みだよな?」
「二人とも~?うちの二番煎じなのに偉そうだねぇ~??シュリは、うちのふわ~っとした飛び方が好きだもんね~??」
意見を求められ、言葉に詰まる。
正直、どの飛び方も同じようにしか見えないし、精霊とはいえ大の大人が三人も周囲を飛び回っている状況は、シュリの危機感をあおるだけだった。
さすがに危ないからやめるように言おうとしたら、シュリが口を開く前に、
「はいは~い、そこの三人!!危ないから飛ぶのは禁止!!危険行為で退場~。いい子にハウスしてね??」
ぱんぱんと手を叩きながら進み出た、ミフィーの声が響きわたる。
「う、しまった」
「やっべ。やりすぎたかぁ……」
「うにゅぅ~。しっぱぁい……」
三人は反発するかと思ったが、その予想に反して大人しく引き下がった。
とぼとぼと、手作り感あふれるふくろうの森へ帰って行く三人。
その後ろ姿を見送ったシュリは、ミフィーの……いや、調教師のお姉さんの横顔を、ちょっと感心したようにじっと見上げる。
調教師……ただのお飾りの、余り役じゃなかったんだなぁ、と少し失礼な事を考えながら。
微笑んだシュリをみたヴィオラがそんな風に問いかけてくる。
「ん~、まぁね。あの、みんなが来てる着ぐるみ、手に入れてきたの、おばー様でしょ?」
「あら?バレた??」
「そりゃあね。ああいうの作れそうな知り合い、僕は一人しか思いつかないし」
苦笑混じりに返しながら、頭に思い浮かべた人物は王都で一度だけ会った事のある品の良さそうなおじいさんの顔だ。
洋品店を営んでいたかの人物は、着ぐるみ作りの名人といえる腕前を持っていた。
確か、その腕前は小さい子の着ぐるみ専用で、他は至ってノーマルな服屋さんだったはずだが、あのおじいさんはいつの間に宗旨替えしたのだろうか?
「大変だったのよ~?成年女性の着ぐるみの制作は主義に反しますとか言って、中々ひきうけてくれなくて。最後には、なんとか拝み倒して作ってもらえることになったけど。今度、シュリが着ぐるみモデルになるっていう約束だけは回避できなかったわ……」
「へぇ~、大変だったんだぁ……って、なに勝手に約束しちゃってるのかなぁ!?着ぐるみモデルってなんなのさ!?」
「あ、大丈夫よ?ごく内輪の集まりだって言ってたから」
「そう言う問題じゃないでしょ!?内輪の集まりって言っても、一体どんなにマニアックな人達が集まってくるかと思ったらなんて恐ろしい……ったく、おばー様は……」
「え~?だめ??どうしてもダメなら、お断りしてくるけど」
「……受けちゃったものを今から断るのは申し訳ないから、やるよ。でも、今回だけだからね?」
「いいの?ありがとう~、シュリ。大好き~~~!!」
「はいはい……」
ちゃんと私も一緒に行ってあげるから大丈夫よ~、とまとわりついてくるヴィオラを軽くいなしつつ、むしろ、ヴィオラが一緒じゃない方が安心なんだけどなぁ、なんてヴィオラが聞いたら涙しそうな事を考えつつ、シュリはきれいにご飯を食べ終えた。
それをみたヴィオラが、いい子ね~、とシュリの頭を一撫でし、食器を片づけ始める。
残念な事に、凍りきった飲み物は、まだようやく表面が溶けてきたところなので、そのまま置いておくようだったが。
「じゃあ、シュリ。この後はふくろう達とのふれあいタイムよ。調教師が連れてくるから、ちゃんと調教師のいうことを聞いてね?」
「……はぁい」
調教師役もいるのかぁと思いながら、とりあえず素直に返事を返しておく。
ウェイトレスに愛の奴隷三人、給仕役にヴィオラ、ふくろうが無駄に多くて三人の眷属と五人の精霊達。
じゃあ、調教師役は誰なんだろう。お姉様達の誰かかな?そんなことを思いつつ待っていると、答えはすぐにやってきた。
ずらずらと、ふくろう達を連れてやってきたのは、ちょっと恥ずかしそうな顔をしたミフィー。
きっと調教師らしい衣装が間に合わなかったのだろう。
普段着のままのミフィーは、
「さ、さあ、どの子にする?」
ガチガチな感じでそう言った。
なんというか、別に普段着なんだから恥ずかしがる必要はなにもないと思うのだが、この何ともいえない不思議空間に居るだけで恥ずかしさが増してしまうのかもしれない。
こういう事に慣れっこなシュリは、あっという間に順応してしまったが。
「母様のオススメはどの子なの?」
一応、調教師ぶっている母親の気持ちを尊重して、質問をぶつけてみる。
「もう、シュリってば。今の母様は調教師のおねーさんなのよ?だから、ちゃんと調教師のおねーさんって呼んでくれないとダメよ?」
ぶつけた質問にかえってきたのはそんな言葉。
最初恥ずかしがっていた様子はどこへやら、結構ノリノリである。
「……調教師のお姉さん?」
「なんでしょう?お客様」
「えっと、オススメの……」
「オススメの鳥ちゃんをお探しですね。ちょっと待って下さいね~?みんな~、アピールタイムよ~?シュリにおやつを貰いたかったら、頑張って!!」
オススメを聞いたら、まさかのアピールタイムが始まってしまった。
調教師であるミフィーの言葉を聞いて、八人の……いや、八羽のふくろう達が一斉に動き出す。
「シュリっ、ほらっ、見てみろ。このっ、力強い羽ばたきを!!私が一番だろう?」
ばっさばっさと、翼を羽ばたかせながらそうアピールすのは大地の精霊グランスカ。
どう反応したら分からずに困った顔をするシュリの前で、彼女は得意げに羽ばたき続ける。
「ちょっとまて、グラン。おめーばっかシュリにアピールしてずりぃぞ!?あたしもやるっ!!」
目の前で繰り広げられる惨状に困惑しているシュリの様子が、感心しているようにでも見えたのだろうか。
新たな参戦者が、グランの横に加わった。
炎の精霊、イグニスである。
「ほらっ、シュリ!あ、あたしを……あたしの羽ばたきを見てみろ~~~!!!」
そう叫びながら、グランに負けまいと激しく翼を上下させるイグニス。
思わず目を逸らしちゃいたくなる衝動と戦いながら、さて、どうしたもんかなぁと思っていると、更に参戦者が増えた。
「ふふ~ん。二人とも、羽ばたくだけなんてダサすぎ~。うちは、その上をいっちゃうよ~」
そんな台詞と共に乱入してきた風の精霊のシェルファは、その言葉の通り、見るからに二人の上をいっていた。
ふぁさっ、ふぁさっと羽ばたいているのは二人と同じ。
着ぐるみのクオリティもそう変わらない。
だったらなにが上をいっているというのか。
なにがもなにも、文字通りそのまんま。
シェルファは精霊の能力を遺憾なく発揮し、ふわふわと宙に浮かんでいた。
まさしく鳥が空を飛ぶように。
彼女は、危なげない飛行でシュリの周りを飛び回り、己のすばらしさをアピールした。
「な、なんだと!?そんな手があったとは!!」
「うわっ、ずっけーぞ、シェルファ!!」
それを見たグランとイグニスがわたわたと慌ただしくその身を宙に浮かせる。
そして、シェルファに負けじとシュリの周りを飛び始めた。
「うむっ、やはり鳥は飛んでこそ、だな。どうだ?シュリ。私の力強い飛行は??」
「いやいや、あたしの情熱的な飛び方の方が好みだよな?」
「二人とも~?うちの二番煎じなのに偉そうだねぇ~??シュリは、うちのふわ~っとした飛び方が好きだもんね~??」
意見を求められ、言葉に詰まる。
正直、どの飛び方も同じようにしか見えないし、精霊とはいえ大の大人が三人も周囲を飛び回っている状況は、シュリの危機感をあおるだけだった。
さすがに危ないからやめるように言おうとしたら、シュリが口を開く前に、
「はいは~い、そこの三人!!危ないから飛ぶのは禁止!!危険行為で退場~。いい子にハウスしてね??」
ぱんぱんと手を叩きながら進み出た、ミフィーの声が響きわたる。
「う、しまった」
「やっべ。やりすぎたかぁ……」
「うにゅぅ~。しっぱぁい……」
三人は反発するかと思ったが、その予想に反して大人しく引き下がった。
とぼとぼと、手作り感あふれるふくろうの森へ帰って行く三人。
その後ろ姿を見送ったシュリは、ミフィーの……いや、調教師のお姉さんの横顔を、ちょっと感心したようにじっと見上げる。
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