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ひのま

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大野 希 Ohno Nozomi 仲良し三きょうだい

第1話

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 こんばんは。私は大野希(おおののぞみ)です。
 私には誰にもいえない秘密があります。

「傑……、巽にい……」

 ここは私の部屋。
 いまはお風呂上がりで1人ベットの上にいる。

「んん……そこ…もっと……」

 気持ちよくて、動きを激しくする。

「はあ、はあ…きもち、いいっ」

 また、今日もこうしてイってしまった。
 私はいつもお兄ちゃんや弟を想像して、オナニーしてしまうんです。
 だめなことだってわかってるけど、でも、2人の前では抑えているし、全然恋愛感情だって湧かない。
 ただ、身近にいる男性が2人ってだけで……
 それに高校生にもなればそういうことにも興味はでてくるわけで……
 というか!元はと言えば!あの2人が悪いんだ!
 だって……


 『はあーあっち!』
 『ちょっとーいい加減服きてよ!』
 『いやだよ、風呂上がりは裸で牛乳だろ!』
 『私だっているんだから!』
 『なんだよ、別に家族なんだからそれくらいいいだろ!
  それに巽にいだってやってんじゃん』
 『巽にい!そろそろ大人になるんだからやめてよね』
 『別にいいだろー、なんだかんだ言って十何年もこのスタイルで来てたらいまさら変えられないだろう』
 『でも……』
 『あ、それとも、あ!あれか?希が意識しちゃうのか?』
 『ち、ちがいますぅ!』



 あの2人が、いい年しても裸でうろつくから悪いんだ!
 せめてバスタオルくらいしてくれればいいものを、ずっと裸でいるんだもん。
 目のやりどころに困っちゃう。
 お風呂上がりで火照った体に、割れた腹筋。そして…
 へなーってなってるあそこ……
 あそこをぶらぶらさせながら、冷蔵庫までいって牛乳をとって、コの字型のソファーの私のいる向かい側に座る。
 座るときは足を広げるから、へなってなってるあそこがまる見えになってしまう。
 私はマンガとかを読むふりしていつも、覗き見てしまう。
 最初は!最初は、意図せずに見えちゃったから、見ていた、程度だったんだけど…
 自分も大人らしくなるにつれて、どんどん気になっていっちゃって…
 読むマンガもだんだんエッチな内容が入ってくるようになると、もう、気になって仕方なくなっちゃって、悪いことだってわかってるけど、ちらーっみて、想像して、1人でエッチしちゃうようになった。

 私も悪いけど!でも、でも……
 2人だって……
 
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