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武井 みらい Takei Mirai 痴漢にあったら
第1話
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こんにちは!私は武井みらいです!
柔道部に所属しています!!
今日は部活でヘトヘトです!
大会も近いので仕方なくいつもより1時間遅い電車に乗っています!
だから、なんか、いつもよりおじさまとかチャラチャラしてる人が多い気がする。
だから、かな?
さっきからおしりがなんか・・・違和感。
怪しいと思って後ろをチラッと見る。
「ん?」
やっぱり、これ、痴漢だよね?
明らかに手がおしりをとらえている。
だんだんその手が下にきて・・・
がしっ
「訴えますよ?」
「ひ、ひぃっ!すいませんっ!!」
ハゲのおっさん。
気持ち悪いなあ、全く。
こういう時柔道やっててよかったなって思う。
「一緒に警察行きましょう?」
「ひぃぃ・・・すいませんでしたっ」
次の駅は偶然私がいつも降りる駅だったので、そこの交番に行くことにした。
「証拠が不十分なんだよね・・・」
「そ、そんなあ・・・」
「君のことを信頼していないわけじゃないんだけどね、
最近こうやって誤認逮捕して、冤罪になること、多いんだよね・・・」
「でも、確かに触られたんです!」
「証人になりそうな周りの人は?」
「・・・いません」
「じゃあ、今回はお咎めなしということで。
あなたももう、疑われるようなことはしないでくださいね」
「ひぃっ、すいませんでしたっ」
おっさんが走って消えていく。
「じゃあ、私もこれで」
「待って」
警官が私を呼び止める。
「あの人の手前、ああ言うしかなかったんだけど、
本当に君は何もされていないとは思えないんだよね」
「本当ですか!信じてもらえるんですか!」
「ああ。だから、僕のことも信用して、もう少し詳しくさっきのこと教えてくれないかな」
「はいっ!」
「じゃあ、誰かに聞かれたら大変だから、奥の部屋に移ろうか」
この警官さんはいい人そうでよかった・・・。
警官さんは比較的若そうだなー、まだ二十代かなー?
「武井みらいちゃん、だね」
「は、はい!」
ちゃん付けするかな、普通。
あ、そっか、信用してくれてるからか!
だから距離を縮めてくれるってことね!
「どんな感じで電車に乗っていたの?」
「あ、あの、その前に、警官さんの名前はなんていうんですか?」
「新山健人(にいやまけんと)だよ。みらいちゃんは高校一年生なんだね、僕と5つしか離れていないのか」
「えっ?そうなんですか?じゃあ今、21歳?」
「そうだよ!」
わ、わかあーーーっ!!!
この間成人したばっかりじゃん!
柔道部に所属しています!!
今日は部活でヘトヘトです!
大会も近いので仕方なくいつもより1時間遅い電車に乗っています!
だから、なんか、いつもよりおじさまとかチャラチャラしてる人が多い気がする。
だから、かな?
さっきからおしりがなんか・・・違和感。
怪しいと思って後ろをチラッと見る。
「ん?」
やっぱり、これ、痴漢だよね?
明らかに手がおしりをとらえている。
だんだんその手が下にきて・・・
がしっ
「訴えますよ?」
「ひ、ひぃっ!すいませんっ!!」
ハゲのおっさん。
気持ち悪いなあ、全く。
こういう時柔道やっててよかったなって思う。
「一緒に警察行きましょう?」
「ひぃぃ・・・すいませんでしたっ」
次の駅は偶然私がいつも降りる駅だったので、そこの交番に行くことにした。
「証拠が不十分なんだよね・・・」
「そ、そんなあ・・・」
「君のことを信頼していないわけじゃないんだけどね、
最近こうやって誤認逮捕して、冤罪になること、多いんだよね・・・」
「でも、確かに触られたんです!」
「証人になりそうな周りの人は?」
「・・・いません」
「じゃあ、今回はお咎めなしということで。
あなたももう、疑われるようなことはしないでくださいね」
「ひぃっ、すいませんでしたっ」
おっさんが走って消えていく。
「じゃあ、私もこれで」
「待って」
警官が私を呼び止める。
「あの人の手前、ああ言うしかなかったんだけど、
本当に君は何もされていないとは思えないんだよね」
「本当ですか!信じてもらえるんですか!」
「ああ。だから、僕のことも信用して、もう少し詳しくさっきのこと教えてくれないかな」
「はいっ!」
「じゃあ、誰かに聞かれたら大変だから、奥の部屋に移ろうか」
この警官さんはいい人そうでよかった・・・。
警官さんは比較的若そうだなー、まだ二十代かなー?
「武井みらいちゃん、だね」
「は、はい!」
ちゃん付けするかな、普通。
あ、そっか、信用してくれてるからか!
だから距離を縮めてくれるってことね!
「どんな感じで電車に乗っていたの?」
「あ、あの、その前に、警官さんの名前はなんていうんですか?」
「新山健人(にいやまけんと)だよ。みらいちゃんは高校一年生なんだね、僕と5つしか離れていないのか」
「えっ?そうなんですか?じゃあ今、21歳?」
「そうだよ!」
わ、わかあーーーっ!!!
この間成人したばっかりじゃん!
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