ひさめんとこ

zausu

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2章~ひさめんとことお隣さん~

その8

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翌日…
「ハァ…今日もあいつを起こしに行くのか…」
「それじゃあ先にいってる」
「あぁ、はい。行ってらっしゃい」
因みに襾栗鼠ありすは早起きなので誰よりも早く学校にいる。
隆の家の前に立ち、インターホンを鳴らそうとしたとき、
ガチャ
「はえ?」
思わず変な声が出た。て言うか変すぎで自分でも引きそうだ。
「おお、相変わらず早いな!誉めてやろう」
「え…?何でこんな早いの…?いっつも私が行くまで用意すらしてないのに…」
「昨日夕飯食わせてもらったしな、いつも迷惑をかけるわけにはいかないだろう」
「…そう。じゃあ早く行こ」
こんな一面があるからこいつのことは嫌いになれない。
「いや、少し待て、せっかく時間があるんだ。儀式を始める!」
「はぁ?なんの?」
「…地獄より出でし魔界の住民よ…この邪王に力を貸したまえ!」
「…」
前言撤回。嫌いになりそうだ。
「もう!良いからさっさと学校行くよ!」  
「なっ!?儀式を中断しろと!?」
「いつもより早いとはいえ遅刻が近いんだから!ほら!走る!」
「ぬわーーっっ!!わかったから引っ張るな!」
閑柯は隆の腕を掴み、無理やり学校まで引っ張っていった。
いつもの光景だ。
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