ひさめんとこ

zausu

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3章~ひさめんとこと転校生~

その7

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廊下。
「あ、いたいた、堂出さん!」
「ん?何すかアリスさん?…って、あ」
「…」
「紫園君、だったっすか?…さっきは悪かったっす。無駄に構ったりして」
「…」
「代わりに言ってあげようか?」ボソッ
耳元でアリスが呟く。
「…ううん、自分の口から言わないと…」
深呼吸。
「堂出さん。さっきはごめんなさい。堂出さんに、堂出さんの誰にも分け隔てしない性格に嫉妬して、最低の行為をした。許して欲しい」
「…」ブワッ
萌は突然涙を流した。
「!?」
「ど、堂出さん?どうしたの?」
「いや…さっきあんなことしたから嫌われちゃったのかと思って…安心したら…アハハ、止まんねーっす…」
「…い、以外と打たれ弱い…?」
「…はい」スッ
「え?何すか?…」
「…握手。仲直りと、お近づきの」
「……」ガバッ
「!?」
「なんなんすかこの子!さっき物凄いクールだと思ってたら、この物凄いまでのデレ!これがクーデレってやつっすか!本当可愛らしい!愛くるしい!この子貰っていいっすか!?」
「駄目♪私のだから。でもほんとかわいいよねそうゆうとこ!」
「は…離して…」
「嫌っす!」
「ア…アリス、助け…」
divingダイビング!私もハグしちゃお!」ギュッ
「み…味方が居ない…」

「…いつまでもここにいてはいけませんね」
(もう吐き気はしない。気分もよくなった。多分…大丈夫、です)
そう自分に言い聞かせながらトイレを出た。
トイレから教室に戻る途中。
「いい加減離してって…」
「嫌っすよ!可愛すぎるシオちん紫園が悪いんすよ!」
「紫園!秋サンドって知ってる?」
「…なん…ですか…?これ…」 
「あ!熊っち!」
「あの…その熊っちって、やめてくれませんか…?」
「じゃあ、なゆちゃんとかどうっすか?」
「あ、はい、それでいいです…で、何やってるんですか?」
「た…助けて…」
「…なんか助けてって聴こえるんですが…」
「気のせいです!」
「あー…」
「えっと…わ、私はいったいどうすれば…」
「参加したらどうっすか?」
「…」
「そ、それはさすがに…」
「…」
「…あれ?紫園…?あー!大変!やり過ぎた!脈が弱くなってる!」
「マジっすか!じゃあ保健室で湿布もらってくるっす!」
「いや!違うだろ!?」
「保健室に運びましょう!」
「急げー!」


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