ひさめんとこ

4章～ひさめんとこの長男と悪友～

その8

「て言うか！説明が長くてわかりづらいんだヨ！一行でまとめろ！」
「んな無茶な…ていうか地味にメタい事を言うなよ…設定上は小説のキャラなんだから行数とかわからないって…」
「ふたなり～」
「言っちゃったよこの人…因みに和馬の方がメタかったぞ」
「あ、あぁ、そう。あー、いや、まさか下ネタが来るとは…」
「だって一行でって言ったじゃ～ん」
「それにしても、ふたなりって現実にもいるんだナ」
「ある意味男の娘の元ネタかもしれないね」
「ふと思ったんだが…シンドロームって症候群だよな？『病気』と『症候群』の違いって何だ？」
「ん～、そうだね～、ある程度原因がわかっているのが病気で～、色々な症状が集まってるのが症候群って感じかな～」
「へー…ていうか何でそんなこと知ってんの？蘭さんは」
「大学は東大の医学部に通ってたから～。今はこっちの病院でナースやってるの～」
「東大…医学部…超頭良いジャン…」
「へー…お前の場合は看護師なのか？看護婦なのか…？」
「オッサン、今は基本的に男でも女でも看護師だよ…やっぱり思考が古臭いのか」
「オッサンって言うな！」
「ていうかサ、何時までもこんなややこしい話してないでサ、そろそろ適当にくつろがないカ？」
「うん～それもそうだね～」
「あー確かにそうだね」
「あ、そうだ～、皆お酒飲む～？」
「それさっきも聞いたんだが…」
「あれ～？そうだっけ～？」
「ほら、ジュースあるぞ」
「冷凍庫が壊れてるならその冷蔵庫も壊れてるんじゃないカ…？」
「気にしない気にしない」
「…まぁいいカ」
「それじゃあ～」
「…あぁ」
「「「「乾杯！」」」」