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5章~ひさめんとこのお母さんのお仕事~
その8
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「へぇー…面倒を見てくれる後輩ねぇ…」
「ていうか母さんは面倒がいるほど会社に迷惑かけてるわけ?」
「そこは気にしない方向でお願いー」
「まぁ、そうゆう事ならよろしく」
手を差し出してきた。握手だろうか。
「あぁ、はい。よろしくお願いします」
「…へぇ…」
なんか笑っている。
「なるほど、元弓道部?」
「え?」
「ちょっとカズ兄、変な人だと思われるよ」
「何でわかったんですか?」
「あ、当たってるんだ…」
「握手したときにね、ちょっと」
「へぇー和真、いつの間にか手をさわることで相手の過去を読み取る能力を手にいれたんだー」
「そんなのあるか」
ボケに対して冷静に対処。
「じゃあ何で…」
「虎口の辺りにタコが出来てる」
「え?その人の手に虎いるの?」
「違うよバカ」
冷静に対処。
「今バカっていった?」
冷酷な対応。
「…すみません」
即座に土下座。
「で、まぁ虎口って言うのは親指の付け根。そこの側面の弓の内竹の辺りに大分固いタコが出来てる。だから予想で言っただけ」
「…なんかめっちゃ頭いいんじゃないですか?すごい通り越して怖いんですけど」
和真に聞こえないように耳打ち。
「そりゃー私の遺伝子が入ってるからねー」
「…すごい自信ですね…」
「…なるほど…弓道…盲点だったなぁ…飛び道具は必要になるかも…」ブツブツ
「…あっちの娘はブツブツ何をいってるんですか?」
また耳打ち。
「あー、あれはね」
言いかけたところで、
「閑柯はそれ以上化け物になるつもりなのか?」
和真が言って、
「…何か言った?」ゴッ
数秒後には顔面に入っている正拳突き。
「…痛て…化け物じゃない…あれは悪魔だ…」
「…カズ兄。隠す気無いでしょ?」
「いやー、あっはっは」
「…この二人は何時もこんな感じですか?」
「そうよー、豪快よね」
「いや…豪快とか越えている気が…」
そんな話をしている最中にまた正拳突きが入る。
「はーい、ストップ。死んじゃうからストップ」
「…まだ息がある」
「殺る気満々じゃないですかやだー!」
「…」
置いていかれている感じしかしない林ちゃんであった。
「ていうか母さんは面倒がいるほど会社に迷惑かけてるわけ?」
「そこは気にしない方向でお願いー」
「まぁ、そうゆう事ならよろしく」
手を差し出してきた。握手だろうか。
「あぁ、はい。よろしくお願いします」
「…へぇ…」
なんか笑っている。
「なるほど、元弓道部?」
「え?」
「ちょっとカズ兄、変な人だと思われるよ」
「何でわかったんですか?」
「あ、当たってるんだ…」
「握手したときにね、ちょっと」
「へぇー和真、いつの間にか手をさわることで相手の過去を読み取る能力を手にいれたんだー」
「そんなのあるか」
ボケに対して冷静に対処。
「じゃあ何で…」
「虎口の辺りにタコが出来てる」
「え?その人の手に虎いるの?」
「違うよバカ」
冷静に対処。
「今バカっていった?」
冷酷な対応。
「…すみません」
即座に土下座。
「で、まぁ虎口って言うのは親指の付け根。そこの側面の弓の内竹の辺りに大分固いタコが出来てる。だから予想で言っただけ」
「…なんかめっちゃ頭いいんじゃないですか?すごい通り越して怖いんですけど」
和真に聞こえないように耳打ち。
「そりゃー私の遺伝子が入ってるからねー」
「…すごい自信ですね…」
「…なるほど…弓道…盲点だったなぁ…飛び道具は必要になるかも…」ブツブツ
「…あっちの娘はブツブツ何をいってるんですか?」
また耳打ち。
「あー、あれはね」
言いかけたところで、
「閑柯はそれ以上化け物になるつもりなのか?」
和真が言って、
「…何か言った?」ゴッ
数秒後には顔面に入っている正拳突き。
「…痛て…化け物じゃない…あれは悪魔だ…」
「…カズ兄。隠す気無いでしょ?」
「いやー、あっはっは」
「…この二人は何時もこんな感じですか?」
「そうよー、豪快よね」
「いや…豪快とか越えている気が…」
そんな話をしている最中にまた正拳突きが入る。
「はーい、ストップ。死んじゃうからストップ」
「…まだ息がある」
「殺る気満々じゃないですかやだー!」
「…」
置いていかれている感じしかしない林ちゃんであった。
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