ひさめんとこ

zausu

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6章~ひさめんとこのお父さんとおじいちゃん~

その2

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「「「翔太(お)父さん!」」」
「や、やぁ…」
「いや、父さん、そんな死の灰被った直後の病人みたいな挨拶されても…」
「和真、ネタが古い」
「死の灰じゃなくてお母さんが被ってるわ…」
「本当に久しぶり!どれくらいあってなかった!?50年くらい!?」
穂香の顔が見るからに大興奮状態になっている。
「落ち着け穂香…正月ぶりだから半年だ…」
「半年も50年も同じよ!」
「いや、違うでしょ」
和真の冷静なツッコミ。
「さぁ、せっかく帰ってきたんだから…」
穂香は一旦間を開けてから、
ヤリ・・ましょうか!」
と、いってズボンを脱がしにかかる。
「お母さん駄目よ!世間体が!世間体そのものが!」
「家の中でやれ!!」
「屋外プレイの何がいけないの!?」
「うるせえ!テメェ今最低な発言してんぞ!」
「隼輝、隼輝。口が悪くなってる」
「ていうかお父さん!少しは反抗して!」
「…大体こうなることはわかっていたからな…」
完全に諦めている顔。
「諦めんなよ!」
「うわ!ヤバイ!兼坂んねざかさんとこの奥さんが出てきてる!」
「撤収!撤収ー!」
「お母さん!こっち来て!」
「いやー!あなたー!」
涙目になりながら引きずられていく穂香。
「はは…たまには平和に帰ってきたい…」
涙目になりながら愚痴を言う翔太お父さん

「…じゃあ、改めて…父さん、お帰りなさい」
「あぁ…突然ですまなかったな…連絡を入れておけば良かったか」
「いいんですよ。ここはあなたの家なんですから」
「昼食、さっきの余りの上に足りないかもしれないが構わないか?」
「大丈夫だ、ありがとう」
「…ねぇ」
「なに母さん?」
「何で縛ってるの?」
ロープでガチガチに固められている穂香。いいからテーピn(ry
「そりゃあまたさっきみたいに暴れたら困るだろ」
「だからって縛ることないじゃない!」
「じゃあ聞くぞ、真っ昼間から暴れて近所から変態扱いされるのと、縛られるのだったらどっちが良い?」
隼輝の質問。
「そ、それは…」
答えに詰まる。
「答えろ!どっちが良いのかって聞いてるんだ!」
「え、えっと…ゴニョゴニョ縛られる方が…
「はっきりと答えろ!どっちが好きなんだ!」
大声で返事を要求する!
「縛られるのが好きです!!」
はっきりと答えた!
「変態か!」
「理不尽!」
泣いた!
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