ひさめんとこ

zausu

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番外~ひさめんとこのちょっとした小話~

蘭ちゃん(くん)と綾香お姉ちゃん

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※第4章のその1とその2の間の話。

ピンポーン
「はーい」
「こんにちは~」
「あら、蘭さん。こんにちは。東京に行ってたのではなかったのですか?」
「いろいろ面倒だったので帰ってきたんです~和くんはどうしてます~?」
「和真お兄さんね、ちょっと待っててね…」

「ごめんねー、和真お兄さん今寝てるみたい」
「あ~やっぱり~。電話してるときすごい眠そうだったし~」
「それにしても相変わらず可愛いわねぇ…本当に羨ましいわ…」
「やだも~、綾香さんも若々しくて素敵ですよ~」
「そんなー、そんなことないわよー」
「謙遜しなくても良いんですよ~」
「フフフ…嬉しいわ。あ、そうだ。起きるまで少し…ね?」
「あぁ、はい。いいですよ~」
「それじゃあわたしの部屋に来てね?」
「わ~、久しぶりだな~。少し緊張するや~」
「大丈夫よ、乱暴にしたりしないから」
「は~い。お手柔らかにお願いしま~す」

で、その8の後まで話が飛んで、
「そういえばさ、俺が寝てる間にお前が来てたらしいけどなにやってたの?」
「えっとね~…綾香さんに服を脱がされたり毛をいじられたりしてたの~」
「!?」(オッサン)
「!?」(バカ)
「あー、またやってたんだ」
「また!?」
「また!?」
「そう~。でも入れるときも優しくしてくれたからね~。最初はちょっと緊張したけどすぐに平気になったよ~」
「お、おい!これはノーマルなのか!?それとも百合なのか!?」
「そこじゃねぇだろバカ!」
「へー、で、その結果が今のそれ?」
「そうなの~」
「あー、ゴホン。こんな真っ昼間からなにやってんだ?蘭」
「え?なに考えてるのオッサン?」
「もしかして変な勘違いしちゃった~?」
「はぁ?」
「綾香さんに着せ替えしてもらって遊んでたの~」
「はぁ!?」
「昔っからやってるんだよ。綾香はかわいいもの見るとより可愛くしたがるから」
「いや、服を脱がすは着せ替えでわかったけど!入れるってなんだヨ!」
「え?櫛をだよ?」
「うん」
「毛をいじられるっていうのもただのヘアゴムだよ?」
「うん」
「わかるかヨ!ちゃんと主語をいれろヨ!」
「え~、なんだと思ってたの~?」ニヤニヤ
「どんな勘違いしてたんですかー?」ニヤニヤ
「ちくしょう!お前らグルか!」
「あー、ビックリして損したゼ!」
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