ひさめんとこ

zausu

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番外~ひさめんとこのちょっとした小話~

Takashi's Bad Fur Day ~"it was all a dream"-ending~

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「うーん…」
隆は目を覚ます。
「む…ここは…?」
見覚えのない場所。回りには誰もいない。
「ここはどこだ…なぜ我はこんなところに…?」
「おはよう隆くん」
どこからか声だけが聞こえてくる。
「っ!だれだ!?」
「あぁ、どうかそんなに身構えないでくれ。君に直接危害を加えるつもりはないんだ」
声はどこかマイペースな口調で続ける。
「君はたしか邪神王…だったかな?」
声はボイスチェンジャーを通しているのか普通の人間の声には聞こえない。
「そう、我は邪神王、何人たりとも我を見下す事は許さぬ」
「…ではその邪神王君に一つゲームを楽しんでもらおうと思ってね」
「…ゲーム?」
「そうだよ。とても簡単なゲームさ。君の目の前を見てごらん?何がある?」
「…拳銃…!?」
「そう、拳銃。正確に言うならば、ドイツ製、軍用自動拳銃全長216mm口径9mm重量約945gのワルサーp38、だよ」
「そんなものを渡して何に使えと…」
「ゲームだよ、とても楽しい、ね」
「…」
「ルールは簡単さ、いま君の左右に扉が二つある。その部屋の中にあるどれか一つをそれで撃ち抜くだけさ。それだけで良い」
「…扉の先には何が…」
「それは、自分で確かめてみたらどうかな?」
「…」
左の扉
「…これは一体…?」
袋詰めにされた何かがあった。
「…」
右の扉
「…これは…地球儀?」
部屋の真ん中にあるのは大きな地球儀。
最初の部屋。
「やぁ、どちらを選ぶか決めたかい?」
「…どうゆうことだ?」
「おや?見てもわからなかったのかな?では少し説明をしようか。左の部屋にいるのは生き物だよ。何の、とは言えないけどね。右の部屋にあるのは地球儀、ただこの地球儀はちょっと特殊でね。本物の地球と繋がっているんだ。つまり地球儀を打てば本当の地球にも穴が開く。まぁ地球は滅びるだろうね…さて、君は…一人を直接的に殺すか、それとも大勢の人を間接的に殺すか、どちらを選ぶ?」
「どちらを…か…決まっているだろう?」
こめかみに銃をあてる。
「…何をしているのかな?」
「我は誰も殺さない。例え赤の他人でも殺すことなどできない。それにお前は言ったよな?その部屋のどれかを撃ち抜け、と。扉の先の物を撃ち抜けとは言ってなかった。これでもなにも問題はないはずだ。だろう?」
「んー…なるほど…君は左を選ぶのか…」
「…?我は自害を選ぶと言ったのだが?」
「だから左、だろう?あぁ、そうか。袋に入っているから見えなかったのか。君は袋の中を見たかい?」
「…いや」
「なら見てごらんよ。面白いものが入ってるよ?」
「…」
左の部屋。
「…な…なんだこれ!」
「驚いたかな?」
「…これ…は…我…なのか…?」
「そうだよ。それは紛れもなく君だ」
「なぜ…なぜ…!」
「なぜ?それを君が理解する必要があるのかい?さぁ、早く撃ち抜けよ。楽になりたいだろう?」
「うわぁぁぁぁぁ!!」
悲痛な叫び声が響いた。





「という夢を見たらどうしよう」
「知らないわよバカ。ていうかせめて見てから言え」






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