ひさめんとこ

zausu

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11章 ~ひさめんとこの旅行~

その9

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「いやーダメだったダメだった」
「お帰りなさいお父さん」
「おー期間中にしっかり帰還、ってな☆」
「寒っ」
「んー?っていうかずいぶん人数増えたなー。何があった」
「実はですね」
「めんどくさいからやっぱ良い」
「そうですか」

「おばあちゃーん。ただいまです」
「おかえり…と、なんじゃお前ら」
「いやーどーもー」
「せんせ~こないだぶり~」
「なんでこんなとこにいるんじゃ?何かあったかのぅ」
「それはあれこれかくかくしかじか」
「なるほど、つまり幸運か」
「そうだよ」(便乗)
「それでは金閣寺に向かいましょうか。移動方法はバスで大丈夫ですか?」
「良いんじゃないかな~」
「それじゃあいきますか」

バス停
「あれ?こっちの方のバス停変な形してない?」
「バスが今どこのバス停にいるかわかるんだって~」
「都会は違うねーやっぱり」
「ちょうどバスが来ました。ご都合主義ですね」
「え?ちょっとまって、今何時何分?」
「時計です。どうぞご覧ください和馬さん」
「…」
「どうしたんですか?バスの時刻表と時計を交互にみて」
「ちょい隼輝」
「ん?なんだ」
「これこれ」
「…!」
「お二方どうしたのですか?」
「いや…やっぱり都会って凄いわ…」
「何がですか?」
「バスが時刻表通りに来るなんてな…」
「え?」
「「え?」」
(地域にもよるのだろうが北海道の○南バスは夏だろうが冬だろうがビックリするぐらい遅れやがる)
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