ひさめんとこ

zausu

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11章 ~ひさめんとこの旅行~

その16

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「来たぜ!東京!」
「わ~いこの間ぶり~」(←元東大生)
「おぉー高いビルばっかじゃのう。流石は首都なだけある」
「そうですね。ニュースでも東京に台風が突撃したときだけ報道が大袈裟だったりしますもんね」
「それとは関係なくない?」
「トウキョウ!始めて来たデス!外国人が一杯デス!」
「うん。君もね」
「皆あんまり騒いでると田舎者だと思われるっすよ。しおちん、ポップコーン食べるっすか?」
「堂出さんの適応力はおかしい」
「そうだべ!田舎者に思われるべ!みんな騒ぐのをやめるんだべ!」
「アリス、黙ってて」
「模擬刀の先制攻撃だべ!」
「黙っててって」

「ホテルについたー」
「デカいぞ!ひろいぞ!はしっていいか!?」
「ダメ」
「と、ここでひとつ問題が」
「何?」
「部屋に空きがないらしい」
「あ、私たちの事ですね」
「そう。君たちの分予約してないから」
「ご安心ください。野宿します。姉御は」
「ウチだけ!?」
「それに少なくとも私達一家は眠ることが必要ない生物なので、歩き回って一晩過ごしますので、愛美路さんと矢井さんだけお願いします」
「ウチは!?」
「ご安心を、姉御。寝袋は持ってきました」
「おぉ、なんやそうなんか。それなら安心…ってアホかっ!」
「ナイスノリツッコミいただきました」
「そいつはどうもっ!」
「まぁそれはいいとして」
「よくあらへん!」
「じゃあ矢井さんと愛美路さんは…」
「和馬さん」ゴニョゴニョ 
「…うん。守手熊さん達の部屋でいいかな」
「え」
「愛美路さん。仲直りしたのはいいです。ですがもっと↑を目指しましょう。彼女達と本音でぶつかり合って真の友達になってください」 
「そ、そないなこといわれても…」
「ファイトです」
「此方は構わねーすっよ」
「よろしくお願いします」
「で、アリスは明良達の部屋子供部屋でメグちゃんは俺たちの部屋でいいかな」
「オッケー。子供の世話はあたしとお兄に任せたまえよ」
「パパと一緒の部屋デスカ!?嬉しいデス!」
「…俺<和馬カ…」
「泣くな。ほらハンカチやるから涙ふけ」
「ありがとうオッサン…」
「オッサンっていうな」
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