88 / 96
第五章 竜が啼く
風の導き 2
しおりを挟む
カルムの町は、どこもかしこも収穫祭の準備で賑わっている。
「みんな楽しそうだな」
啼義が、微笑ましげに辺りを見渡しながら、腕の中の買い出し品の袋を抱え直す。驃も、飾り付けをしている店の軒先を目で追いながら「いいよな。祭りの雰囲気!」と屈託のない笑顔を浮かべた。
そこにはもう、以前ダリュスカインを探して訪れた時に感じたような、不穏で重苦しい空気はない。昨日は、ルオから避難していた者たちが、収穫祭は自分たちの集落で迎えると言って帰って行った。
<こんなに明るいところだったんだな>
子供たちの声が響き、町で一番大きな通りは色とりどりの布を旗のように繋げた飾りを施されて彩り豊かだ。歩いているだけで、心がなんとなく浮き足立つ。
数日前の凄惨な戦いの記憶はまだ新しく、完全に気持ちが切り替わったわけではない。けれど、ひとまず人々の不安を取り除けたことに間違いはないようだ。
あの壮絶な戦いから一夜明けた朝は、まだ生きた心地がしなかった。
山小屋の暖炉が稼働したのは本当に幸いで、山の寒さにやられずに済んだものの、満身創痍の身体を引きずってルオに帰り着いた矢先、まず魔力の限界まで治癒をかけたリナが高熱を出した。イルギネスはリナの治癒のおかげで右腕の再起不能は回避できたものの、骨にも損傷が見られて油断はできない状況で、驃も、ダリュスカインとの激戦と崖への転落で負った怪我は軽くはなく、蓋を開ければ支えなしに歩くのもままならぬ具合だった。
啼義もまた、莫大な力の放出によって、いつものような回復力は働かず、ルオに帰り着いた日はほとんど起き上がれずに過ごした。翌日には傷の回復力も上がり、その夜には少しの傷と倦怠感を残して、普通に活動するには支障がない程度には回復したのだが。
次にはリナの熱が下がって調子を取り戻し始めたものの、医師のいない集落で、リナの治癒だけに頼るにも限界がある。そこで、集落の者たちが荷車を出し、カルムまで送り届けてくれたのが数日前のことだ。
カルムに辿り着くまで、啼義は全く気が気ではなかった。イルギネスと驃の怪我もだが、リナは熱が下がっても本調子とは言えない上、自分の魔力が回復するや否や、彼らの治癒に回してしまう。啼義も、自身が回復する能力をどうにか他へ向けられないかと試行錯誤してみたが、徒労に終わった。
そんな流れもあり、啼義はここへ来てようやく、晴れやかな気分になるのを感じ始めていた。自分たちが帰路に着く準備も始まり、もう前を向くだけだ。
宿屋に戻り、部屋の扉を開けた先では、イルギネスが机に向かっていた。
「イルギネス、起きてたのか」
驃が声をかけると、イルギネスは少し慌てた様子で机の上の紙を重ねた。
「何やってんだ?」訝しむ啼義の視線から隠すように、イルギネスは一番上に乗せた紙を左手で押さえる。
「いや、ちょっと……ディアに文をだな」
そうは言ったが、右腕は未だ添え木を当てられて固定され、自由なのは左腕のみだ。
「左手で書くつもりか」
驃の言葉に、イルギネスは気まずい表情になった。
「そう思ったが……とても読める字にならん」眉間に皺が寄る。
「俺が代筆してやろうか」驃が面白がるように言うと、イルギネスは即答した。「遠慮する。何を書かれるかわかったもんじゃない」
驃は悪戯っぽい笑顔になった。
「ちゃんと愛を綴ってやるよ」
「やめろって」
年長者二人がふざけ合うのを、啼義は半分呆れながらも、妙に嬉しくなりながら眺めていた。
<俺、みんなとずっと一緒にいられるんだ>
これから何が待ち受けているのかなど、分かりはしない。けれど少なくとも、彼らとの別れを考えなくて良いのだ。それは啼義にとって、この上ない安定要素だった。
その時、扉がノックされた。
「啼義、いる?」リナの声だ。啼義はすぐに扉を開ける。「さっき帰ってきたんだ。そっちはどうだった?」
「いい魔術書が見つかったわ。魔法杖を使った術のことが書いてあったの」
「そうか。よかった」
大事そうに胸の前で厚めの本を抱えたリナは、顔色も良くなり、すっかり元気そうだ。ほころぶ笑顔に、啼義も自分の頬が緩むのを自覚しながら「入るか?」と聞いた。
「あ、ええとね。お客さんが来てるみたいなの」
「俺に?」
カルムに知り合いなどいない。それに、自分に会いに来るような人間の顔も、残念ながら思いつかない。
「啼義にっていうか──今、帰ってきたら女将さんが応対してたんだけど。多分、そうだと思う」
リナにしては要領を得ない説明に、啼義は首を傾げる。彼女はもう少し、情報を捕捉した。
「黒髪で、ナギって名前の若い男の人って言ったら、やっぱり啼義じゃないかって」
「それは確かに、ここにいる啼義っぽいな」後ろでイルギネスの声がした。いつの間にか斜め後ろに立っている。
「一緒に行ってみよう」
「うん」
そうは言われても、啼義にはやはり見当がつかない。不思議に思いながら、イルギネスを従えて玄関口へ向かった。
だが、女将の背中が見え、その前に立っている壮年の男の姿を確認した途端、
「あっ!」
啼義と、女将が応対しているその男が声を上げたのは同時だった。驚愕に目を見開き、その場で一切の動きも忘れてしまったかのような啼義に、男は──
「啼義……様」
と、敬称をつけて呼びかけた。
男は短かく刈った伽羅色の髪に、暗緑色のマントを肩に流し掛け、細身ながらしっかり締まった肉体の腰元にはサーベルを装備しており、見るからに戦いの場に慣れているかに見える。その男が、啼義を焼きつけるように凝視している。
啼義もまた、信じ難い思いで、男を見つめた。
<幻じゃないのか?>
啼義は、現実が受け入れられずに数度、瞬きをしたが、やはり自分の目に映っている男の姿は消えない。どうやら、幽霊でもなんでもなく、彼はちゃんと存在しているようだ。
啼義がにわかには信じられないのも無理はない。ここにいる男こそ靂の一番の側近、その名を──
「桂城」
啼義もまた幼い頃からよく知るその人物であった。
「みんな楽しそうだな」
啼義が、微笑ましげに辺りを見渡しながら、腕の中の買い出し品の袋を抱え直す。驃も、飾り付けをしている店の軒先を目で追いながら「いいよな。祭りの雰囲気!」と屈託のない笑顔を浮かべた。
そこにはもう、以前ダリュスカインを探して訪れた時に感じたような、不穏で重苦しい空気はない。昨日は、ルオから避難していた者たちが、収穫祭は自分たちの集落で迎えると言って帰って行った。
<こんなに明るいところだったんだな>
子供たちの声が響き、町で一番大きな通りは色とりどりの布を旗のように繋げた飾りを施されて彩り豊かだ。歩いているだけで、心がなんとなく浮き足立つ。
数日前の凄惨な戦いの記憶はまだ新しく、完全に気持ちが切り替わったわけではない。けれど、ひとまず人々の不安を取り除けたことに間違いはないようだ。
あの壮絶な戦いから一夜明けた朝は、まだ生きた心地がしなかった。
山小屋の暖炉が稼働したのは本当に幸いで、山の寒さにやられずに済んだものの、満身創痍の身体を引きずってルオに帰り着いた矢先、まず魔力の限界まで治癒をかけたリナが高熱を出した。イルギネスはリナの治癒のおかげで右腕の再起不能は回避できたものの、骨にも損傷が見られて油断はできない状況で、驃も、ダリュスカインとの激戦と崖への転落で負った怪我は軽くはなく、蓋を開ければ支えなしに歩くのもままならぬ具合だった。
啼義もまた、莫大な力の放出によって、いつものような回復力は働かず、ルオに帰り着いた日はほとんど起き上がれずに過ごした。翌日には傷の回復力も上がり、その夜には少しの傷と倦怠感を残して、普通に活動するには支障がない程度には回復したのだが。
次にはリナの熱が下がって調子を取り戻し始めたものの、医師のいない集落で、リナの治癒だけに頼るにも限界がある。そこで、集落の者たちが荷車を出し、カルムまで送り届けてくれたのが数日前のことだ。
カルムに辿り着くまで、啼義は全く気が気ではなかった。イルギネスと驃の怪我もだが、リナは熱が下がっても本調子とは言えない上、自分の魔力が回復するや否や、彼らの治癒に回してしまう。啼義も、自身が回復する能力をどうにか他へ向けられないかと試行錯誤してみたが、徒労に終わった。
そんな流れもあり、啼義はここへ来てようやく、晴れやかな気分になるのを感じ始めていた。自分たちが帰路に着く準備も始まり、もう前を向くだけだ。
宿屋に戻り、部屋の扉を開けた先では、イルギネスが机に向かっていた。
「イルギネス、起きてたのか」
驃が声をかけると、イルギネスは少し慌てた様子で机の上の紙を重ねた。
「何やってんだ?」訝しむ啼義の視線から隠すように、イルギネスは一番上に乗せた紙を左手で押さえる。
「いや、ちょっと……ディアに文をだな」
そうは言ったが、右腕は未だ添え木を当てられて固定され、自由なのは左腕のみだ。
「左手で書くつもりか」
驃の言葉に、イルギネスは気まずい表情になった。
「そう思ったが……とても読める字にならん」眉間に皺が寄る。
「俺が代筆してやろうか」驃が面白がるように言うと、イルギネスは即答した。「遠慮する。何を書かれるかわかったもんじゃない」
驃は悪戯っぽい笑顔になった。
「ちゃんと愛を綴ってやるよ」
「やめろって」
年長者二人がふざけ合うのを、啼義は半分呆れながらも、妙に嬉しくなりながら眺めていた。
<俺、みんなとずっと一緒にいられるんだ>
これから何が待ち受けているのかなど、分かりはしない。けれど少なくとも、彼らとの別れを考えなくて良いのだ。それは啼義にとって、この上ない安定要素だった。
その時、扉がノックされた。
「啼義、いる?」リナの声だ。啼義はすぐに扉を開ける。「さっき帰ってきたんだ。そっちはどうだった?」
「いい魔術書が見つかったわ。魔法杖を使った術のことが書いてあったの」
「そうか。よかった」
大事そうに胸の前で厚めの本を抱えたリナは、顔色も良くなり、すっかり元気そうだ。ほころぶ笑顔に、啼義も自分の頬が緩むのを自覚しながら「入るか?」と聞いた。
「あ、ええとね。お客さんが来てるみたいなの」
「俺に?」
カルムに知り合いなどいない。それに、自分に会いに来るような人間の顔も、残念ながら思いつかない。
「啼義にっていうか──今、帰ってきたら女将さんが応対してたんだけど。多分、そうだと思う」
リナにしては要領を得ない説明に、啼義は首を傾げる。彼女はもう少し、情報を捕捉した。
「黒髪で、ナギって名前の若い男の人って言ったら、やっぱり啼義じゃないかって」
「それは確かに、ここにいる啼義っぽいな」後ろでイルギネスの声がした。いつの間にか斜め後ろに立っている。
「一緒に行ってみよう」
「うん」
そうは言われても、啼義にはやはり見当がつかない。不思議に思いながら、イルギネスを従えて玄関口へ向かった。
だが、女将の背中が見え、その前に立っている壮年の男の姿を確認した途端、
「あっ!」
啼義と、女将が応対しているその男が声を上げたのは同時だった。驚愕に目を見開き、その場で一切の動きも忘れてしまったかのような啼義に、男は──
「啼義……様」
と、敬称をつけて呼びかけた。
男は短かく刈った伽羅色の髪に、暗緑色のマントを肩に流し掛け、細身ながらしっかり締まった肉体の腰元にはサーベルを装備しており、見るからに戦いの場に慣れているかに見える。その男が、啼義を焼きつけるように凝視している。
啼義もまた、信じ難い思いで、男を見つめた。
<幻じゃないのか?>
啼義は、現実が受け入れられずに数度、瞬きをしたが、やはり自分の目に映っている男の姿は消えない。どうやら、幽霊でもなんでもなく、彼はちゃんと存在しているようだ。
啼義がにわかには信じられないのも無理はない。ここにいる男こそ靂の一番の側近、その名を──
「桂城」
啼義もまた幼い頃からよく知るその人物であった。
1
あなたにおすすめの小説
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
捨てられた王妃は情熱王子に攫われて
きぬがやあきら
恋愛
厳しい外交、敵対勢力の鎮圧――あなたと共に歩む未来の為に手を取り頑張って来て、やっと王位継承をしたと思ったら、祝賀の夜に他の女の元へ通うフィリップを目撃するエミリア。
貴方と共に国の繁栄を願って来たのに。即位が叶ったらポイなのですか?
猛烈な抗議と共に実家へ帰ると啖呵を切った直後、エミリアは隣国ヴァルデリアの王子に攫われてしまう。ヴァルデリア王子の、エドワードは影のある容姿に似合わず、強い情熱を秘めていた。私を愛しているって、本当ですか? でも、もうわたくしは誰の愛も信じたくないのです。
疑心暗鬼のエミリアに、エドワードは誠心誠意向に向き合い、愛を得ようと少しずつ寄り添う。一方でエミリアの失踪により国政が立ち行かなくなるヴォルティア王国。フィリップは自分の功績がエミリアの内助であると思い知り――
ざまあ系の物語です。
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】
ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る――
※他サイトでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
