マリアとイヌ

和泉茉樹

文字の大きさ
13 / 19

十二

しおりを挟む
     十二

 俺はぼんやりと、学校の片隅の広場のベンチで、空を見上げていた。
もう夏が近い。日差しが熱を帯びつつある。風もどこか湿り、それは来るべき梅雨と、その後の夏の蒸し暑さを連想させた。
中間試験が終わって、三週間が過ぎた。俺は一人きりで、まだマスターを見つけていなかった。
 声をかけてくるマスターは大勢いた。俺の能力の情報はまだ広まっていないが、それでも、虚糸を生み出したことや、Eランクマスターの真利阿を四回戦まで進めさせたこと、そして何より、ドームでの一件が、俺を有名にさせていた。
 マスターたちは、俺を優良物件とみているのだろう。だから、というわけでもないが、俺は乗り気になれず、ほとんどのマスターを、最初の一言で拒絶していた。中には面白いことを言うマスターもいるが、それでも、彼らの夢や希望に、俺は乗ることが出来なかった。
 一部では、俺がお高くとまっている、とか、真利阿とデキていた、真利阿を忘れられないでいる、という噂も流れていると、隼丸がこっそり教えてくれたが、俺にはどうしようもなかった。
「暇そうね」
 声の方を見ると、月子が立っていた。長い金髪が風になびいて輝いていた。俺は彼女をぼんやりと見た。月子が俺の隣に来て、「隣、座るわよ」と言いながら、ベンチに腰を下ろす。
「ねぇ、犬」
「犬じゃねぇよ」
「じゃあ、犬コロ」
 俺はもう諦めて、月子に気になっていることを聞いた。
「月子、お前、どうして金髪なの?」
 それを聞くと、月子が嫌そうな顔をした。俺はずっと気になっていたが、真利阿に訊いても優奈に訊いても、教えてもらえなかった。もちろん、隼丸も小李も言わない。そのことを話すと、月子の顔は、余計に嫌そうな顔になる。それからふっと息を吐くと、空を見上げた。
「まぁ、話しても良いわ」
「そんなに重要なことか?」
 そんなわけないじゃない、と月子が笑って言った。
「あれは私たちが中等部に入ったばかりの頃だったわね。真利阿が団十郎の三代目を作ったところで、私と真利阿のバカと優奈は、同じクラスで、いつも一緒にいたわ」
「へぇ、そうなのか」
「そう。で、ある時、真利阿のバカが、髪の毛をマイトがマリオネットやオートマタを作る技術で染められる、という話をしたの。私は勢いで、自分の髪の毛を染めてみても良いと言った。で、真利阿のバカは、私の髪の毛を金髪に染めたわ」
 ふぅん、と俺は相槌を打った、
「その髪の毛、染めているのか。ずっと染め続けているのか」
「違うわよ!」月子が目じりを吊りあげた。「あのバカは、髪の毛を普通に染めるんじゃなくて、根本的に、髪の毛の色を変えちゃったの!」
「え? どういうこと?」
 月子が淡く笑いながら言う。
「私の髪の毛は、もう地毛から金色なのよ。染めているんじゃなくて。死ぬまで金髪でしょうね、弄らなければ」
「真利阿なら直せるんじゃないの?」
「当時は無理だったし、別に、私も今のままで構わないし。まぁ、眉毛とかが黒いのは、我ながら、おかしいと思うけどね」
 月子はそこまでしゃべると、今度は俺に質問してきた。
「あなたのオンリーリンクの話、もう二条先生から聞いた?」
「あぁ……」
「ご愁傷さま、と言うべきなのかしらね……良く分からないけど」
 俺は黙って、空を見上げた。月子も同じ方向を見ていた。空は青く、風が吹いている。日差しはやや強くはあるが柔らかく、気温も快適だ。
 俺のオンリーリンクは、真利阿と、父である柏原雨彦と通じていたと、二条先生が教えてくれた。
 俺がここに来るきっかけでもある、意識の喪失は、マナが切れたことが原因だった。それまで俺にマナを供給し続けていたのは、柏原雨彦なのだ。その彼からのマナの供給が止まったという事は、それはつまり、彼が命を失った、ということである。
 それは恐ろしく高度な技術だった。二条先生の推測では、虚糸だったのだろうという事だったが、気付かれることなく、操糸をつなぎ続けるなど、尋常なことではない。
 俺が父と顔を合わせたのは、もう一年以上前だ。彼は世界中を飛び回り、様々な研究機関に顔をしだしていた。そして今は行方不明になっている。テロリストにやられたのか、それともどこかの研究所の刺客にやられたのかは知らないが、もう生きていないのだ。
 それはこの初夏の世界とは、遠く隔たった世界の出来事のように感じられた。
「犬コロ。今は、二条先生からマナをもらっているの?」
「ん? あぁ、毎日一回、供給してもらっている」
「あんた、まるでオートマタみたいね」
 月子の率直な感想に、俺は皮肉げな笑みを浮かべた。
「いっそ、オートマタだったら、何も考えずにいられて、楽だったかもな」
「……ごめん、そういう意味じゃないわ」
「分かってる。ただ、言ってみたかっただけだ」
 俺の言葉が空気にとけると、二人はそれきり黙りこんで、夏の気配を感じていた。近くを学生たちが歩いていく。学校はまた、期末試験を迎えようとしている。俺はそれを、どう戦い抜くのだろう。マスターもいないのに。
「犬コロ」
 月子がそっと言った。やけに優しげな声だった。
「私が、犬コロのマスターになっても良いわ」
「俺のマスターになるってことは、お荷物を背負う事だぞ、月子。俺はお前からマナを供給されても、まともには戦えない。ただの人間程度の、人造生命体だ」
「それでも良いわ。試験には、一応、コートに立てばいいだけにしてあげる。私には小李がいるしね」
 俺は嘆息した。そんな提案は、簡単には受け入れがたかった。
「月子、本気で言っているのか?」
「まぁね。どうせそのうち戻ってくるバカな女子生徒が、パートナーが落第してたんじゃ、カッコつかないと思っただけよ。悪い?」
 思わず笑いながら、そういうことか、と俺が言うと、そういうことよ、と月子はどこか拗ねたような口調で答えた。俺はどうするべきか考えたが、答えは出なかった。遠くからチャイムの音が聞こえた。月子が腕時計を見る。
「私、もう行かなくちゃ。今の話、よく考えておいてね」
「あぁ、分かった」
「犬コロは授業、良いの?」
 頷く俺を月子は数瞬だけ見つめると、「じゃあね」と言って軽く手を振って離れて行った。一人きりに戻った俺は、じっと虚空を睨みつけた。
 月子は、真利阿が戻ってくると考えているのだろうか。俺はとてもそうとは思えなかった。視界に、あの時、駅で真利阿を見送るしかなかった時の、彼女の表情がかすかに見えた。
 真利阿は、ちゃんと考えて、自分を納得させて、それで実家に帰ったのではないか。それが覆されることなど、あるだろうか。
 俺はよくよく、あの時の真利阿の顔を思い出そうとした。何か、引っかかりはあるだろうか。希望を抱かせるような何かが、あの表情に込められていただろうか。
「やぁ、狗彦くん」
 声は背後からだった。しかし、顔を見ずとも、声だけで誰かは分かった。
「授業は良いのか? 優等生」
 俺が言うと、声の主は笑いながら、俺の隣へやってきて、腰を下ろした。
「授業なんてどうでもいいさ。僕に勝てる奴なんて、そうはいない」
 隣に座っている泰平が、そう言った。俺は鼻を鳴らすだけで、それ以上は何も言わなかった。
 中間試験は、結局、泰平が勝利した。彼と、彼の二体のマリオネットに最も対抗できたのは、結局は俺と真利阿で、準々決勝も、準決勝も、決勝も、泰平たちの攻撃の前で、まともに戦えるものはいなかった。勝ち星はともかく、その健闘によって、俺は悪くない成績がつくはずだ。
 泰平は、しばらく黙っていたが、重い口調で話しだした。
「僕が、虚木さんを追いだしたと、そう思っているかな、きみは。僕にはそんなつもりはなかった。ただ、本当の力を、見てみたかったんだ。きみの、そして虚木さんの」
「本当の力だって?」
 泰平が、頷く。
「今はそうでもないけど、虚木と言えば、有名なマスターの家系だ。うちの、神守も引けを取らないが、それでも、虚木さんは、僕と同等か、それくらいの力はあると、僕は見ていた。だから、本気で潰したんだ」
「言い訳か?」
「そう取ってもらってもかまわないよ」泰平が笑う。「同じことは、本堂優奈さんにも言える。彼女も強い。だから、僕は容赦なく攻撃した。もっとも、彼女は本気にならなかったようだけど」
 俺が頭にはてなマークを浮かべているうちに、話題は、次に移った。
「きみは確かに、すごいマリオネットだ。そしてきっと、それを一番活かせるのは、僕だと思う。僕の元には有力なマイトも、マイスターも、何人かいるし、きみの本当の実力を発揮させることは出来るはずだ。きみの中にあるという、不可思議なオンリーリンクも、弄れるだろう」
「……それは、必要ないね」
 俺は自分で自分の言葉が信じられず、思わず泰平を見ていた。泰平も、驚いた顔をしている。
「驚いたな、これは。きみは、虚木さんとまだペアのつもりなのかい?」
「ん、いや、どうかな。ただ、お前の言いたいことは分かるよ、泰平。お前も、俺と組みたいんだろ? それだったら、俺は、真利阿と組むかなって、そう思っただけだ」
「ここにいない人間を選ぶのか? 戦場から逃げた逃亡者を?」
 辛辣な泰平の言葉にも、俺は動じなかった。ただ無言で、自分の意思を強く主張し、そして鉄壁の防御を張った。そんな俺に泰平は呆れた顔を向けてから、しばらく、真剣に考え込んでいた。
「どうしても、無理か?」
「……あぁ、無理だ」
「じゃあ、きみは、期末試験は誰と組むんだい?」
 俺が押し黙って、それから、小さな声で言った。
「誰かの世話になるさ。お前以外の」
「理由を聞かせてくれるかな」
「理由なんてないさ。直感だよ。お前についていっちゃいけないって、なぜか思うんだ。その理由は、きっと、お前が誰より知っているんじゃないか?」
 完全な出まかせというわけではないが、俺は泰平にどこか、自分とは違う気配を感じていたし、そういう意味では、泰平に考えさせた方が、正解により近い解答が出そうだった。
 無表情に泰平はベンチから立ち上がった。
「分かったよ。きみを勧誘しても、無理そうだ。期末試験では、ぶつからないと良いな」
「俺はたぶん、何もしないよ」
 何もできないのだから、とは言わなかった。泰平も分かっていただろう。
 泰平が足音も静かに、ゆっくりと立ち去ってから、俺は一人で、まだベンチに腰をおろしていた。風が時間の流れを教えるように、時折は強く吹き、時折は弱く吹き、俺の髪の毛や服の端を揺らした。
 しばらくして、俺は腰を上げ、そしてゆっくりと校舎へと向かった。
 その日の夜、寮の部屋で、小李に月子の電話番号を聞き、携帯電話に電話した。月子は出なかった。留守番電話に、自分の名前と、月子とペアになっても良い、という旨を吹きこんだ。一時間後、向こうから電話がかかってきて、翌日、契約を結ぶことになった。
 契約は滞りなく終わり、俺は月子のマリオネットになった。
 月子は楽しそうに、「犬コロって名前じゃあれだから、『虎』って呼ぼうかしら」と言っていたが、俺が笑って「狗彦で良いよ」と応じると、彼女は少し淋しそうな顔をしてから、そうね、と呟いて、それ以上は名前に関してはなにも言わなかった。
 期末試験は、月子のマリオネットとして戦ったが、月子は小李をメインとして使ったし、俺は結局、右腕を相手に切断されただけで済んだ。その傷も、二条先生が綺麗に、跡形もなく治してくれた。
 何もないまま、学期が終わり、夏休みになった。
夏がやってきた。

(続く)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。

名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。

無属性魔法しか使えない少年冒険者!!

藤城満定
ファンタジー
「祝福の儀式」で授かった属性魔法は無属性魔法だった。無属性と書いてハズレや役立たずと読まれている属性魔法を極めて馬鹿にしてきた奴らの常識を覆して見返す「ざまあ」系ストーリー。  不定期投稿作品です。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】魔王を殺された黒竜は勇者を許さない

綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
幼い竜は何もかも奪われた。勇者を名乗る人族に、ただ一人の肉親である父を殺される。慈しみ大切にしてくれた魔王も……すべてを奪われた黒竜は次の魔王となった。神の名づけにより力を得た彼は、魔族を従えて人間への復讐を始める。奪われた痛みを乗り越えるために。 だが、人族にも魔族を攻撃した理由があった。滅ぼされた村や町、殺された家族、奪われる数多の命。復讐は連鎖する。 互いの譲れない正義と復讐がぶつかり合う世界で、神は何を望み、幼竜に力と名を与えたのか。復讐を終えるとき、ガブリエルは何を思うだろうか。 ハッピーエンド 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2024/03/02……完結 2023/12/21……エブリスタ、トレンド#ファンタジー 1位 2023/12/20……アルファポリス、男性向けHOT 20位 2023/12/19……連載開始

異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる

僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。 スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。 だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。 それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。 色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。 しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。 ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。 一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。 土曜日以外は毎日投稿してます。

処理中です...