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しおりを挟む「柊」
泣くことを堪えているような、震えた声が俺を呼んだ。なるべく優しく聞こえるように意識して、「なあに」と短く返事をする。女性らしい細い指が、肩辺りまで伸びた髪を軽く持ち上げた。そうして、ゆっくりと時間を惜しむように櫛を通していく。
「お前は可愛いから、きっと愛してもらえるわ」
「そうかな」
「ええ、きっと。きっと、大切にしてもらえる」
それは俺に聞かせるためというよりは、自分に言い聞かせているような響きを持っていた。それに気付いてしまったけれど、何も言わずに鏡へと顔を向けた。
今から何をされるのか、理解はしていた。まだ実感が湧かないせいなのか、それとも他に理由があるのか。自分でも定かではないけれど、不思議と恨み言は浮かんでこなかった。それは、鏡に映る母の顔が、俺よりも余ほど辛そうに歪んでいるからかもしれない。
「俺、この村が好きだよ」
「ええ……」
「今まで此処で過ごせて、母様たちの子どもで良かった」
俺が先に産まれた以上、こうなることは必然だった。子を神子として育てるのが、村長としての役割だ。先代の神子も、父の姉だったと聞く。神子を捧げなければ土地神様の怒りを買い、村は災厄に見舞われるらしい。実際、神子を捧げなかった年は飢饉に襲われ村は危機に陥ったと記録されているそうだ。それが嘘か誠かは分からない。けれど、神子を捧げることで村人たちの不安を払拭できることは確かだ。神子を出さなければ家への疑心が集まり、村を纏められなくなる可能性もある。であれば、自分の子だからといって捧げないということは出来ないだろう。
物心がついた時には既に、土地神様にお仕えするのだと言い含められていた。十五までしか共には居られないと、常に眼前に付きつけられていた。だからだろうか、恐怖はあるものの不思議と落ち着いていられるのは。
鏡越し、薄く開いた唇が震えていた。そこから謝罪が溢れる前に、自分に言い聞かせるように口にする。
「ありがとう。今までの恩を少しでも返せるのなら嬉しいよ」
「……ごめんなさい」
「泣かないで。俺は幸せになれるんだろ?」
「ええ、きっと」
「それなら泣くのは可笑しいよ。笑わないと」
そう口にしてから振り返り、繕うことすらできなくなった母の眦を指で拭う。美しいと評判の母の顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃだ。だから、もういいと思えた。
「恨みに思ってくれて構わないわ」
「……母様も父様も、弟のことも。大事に想ってる」
神子として送りだされるとしても、今まで過ごした時間が突然消えてなくなるわけじゃない。縁側で並んで食べた大福の甘さを覚えている、背負ってくれた父の温かさを、抱きしめてくれた母の優しさを覚えている。今となっては全てが痛くて、けれどその時に感じたものは確かに喜びだった。
いっそ本当に酷い人たちだったら良かったのに。何度も、そう思った。心の底から憎めるような、どうしようもない人たちであってくれたなら何もかも捨てて逃げることが出来た。家のことなんて全て関係ないと切り捨てる事さえ許してはくれない、彼らの優しさが何よりの枷だった。
村の全員が良い人ではないけれど、時には悪口が耳をついたけれど。それでも、家族や友人と笑い合う姿を見た。この村は、何処までも平凡で有り触れたものだ。だからこそ、この平穏を守りたい。少しだけ、そう思えてしまう。
油断すれば込み上げてくる恐怖に、足が竦みそうになる。けれど、怯えを顕にすれば優しい母が辛くなるだろう。瞼を下ろして、深呼吸をする。怖くない、怖くない。そう言い聞かせて、自分を騙していく。ふざけるな、と喚く自分自身に見てみぬふりを決め込んで顔を上げた。
「行きましょう。母様」
そうして未だに泣いている母の手を取り、立ち上がった。せめて、最期まで虚勢を張り続けることが出来たらいい。
この村には、因習がある。何十年かに一度、土地神様に神子を捧げて、豊穣を願い、災厄を祓うことを祈願する為のものだ。村を治める立場である父は、家系から神子という名の贄を輩出する義務があるらしい。前回は、父の姉が贄となった。そして次は、俺になることが決まったのだ。性別に関係なく、先生まれの子どもが神子となる。情を挟まないようにするため、そんな決まりがあるのだという。あと少し何かが違えば。そう考えた事がないわけではないけれど、何も知らされずに明るく笑う弟を見ていると安堵した。愛しくて憎らしい弟は、無邪気に笑う顔がよく似合う。
神輿に乗せられ、社の前まで連れてこられる。今まで着たこともないほど豪奢な着物に包まれているせいか、少し肩が重たい。シャラシャラと飾りが音を立てて、それが酷く耳障りだった。
父に手を差し出されて、それを支えに神輿から降りた。父は眉を寄せて、厳しい面をしている。滅多に表情を動かさない人だからこそ、僅かな変化に少しだけ喜びを覚えた。多少は惜しまれている。その事実が気持ちを慰めてくれる。
今まで、何度も社に訪れた。けれど、こんなにも目の前の扉が恐ろしく思えたのは初めてだ。じわりと汗が噴き出て、無意識のうちに足が下がりそうになる。けれど、父の手が肩を掴んだことで封じられた。びくりと身体が揺らして、上にある父の方に顔を向ける。
「……感謝する」
卑怯な人達だ。いっそ本当に、どうしようもない悪人であってくれたなら自分は救われたのに。
口を開いたら恨み言が出てしまいそうだった。最期に吐く言葉が醜いのは嫌で、けれど死を前にして当たり障りのないことを言えるほど器用に繕えない。だから、ただ微笑んでみせた。それが、どう見えたのか。俺自身、良くわからない。
社の中は定期的に掃除されているのか、埃の一つも見当たらない。社の中程まで進むと、父が足を止めた。そうして、深く頭を下げる。もう終わりなのか。俺の人生は、此処までなのか。何も言えないまま父を見上げれば、黒い瞳が揺れたように見えた。けれど、それは一瞬のことで、表情を削ぎ落とすと背を向けてしまう。反射的に手を上げて、その背に伸ばしていた。けれど、指先は着物の裾にすら触れることなく、父の背は扉の向こうに消えた。
錠を掛けられて、社の中に置き去りにされる。神子として神に相対し、これからの繁栄を願うためだ。肉の器を捨てて、魂の状態で神と邂逅する為だ。もう此処には誰も来ない。水もなければ食料もない。飢え死にの末に、死を持ってして此処を出る以外に術はない。
涙は出なかった。ただ、固く閉ざされた扉を見つめていた。その扉が開いて迎えてきてくれる夢を、少しだけ、本当に少しだけ想った。
そうして俺は死んだらしい。最後の方の記憶は、飢餓に苛まれて上手く思い出せない。ただ喉が渇いて、雨水でも構わないからと願った。みっともなく扉に縋りついて、喚き散らした記憶が最後だ。何を叫んだのか、それすらも思い出せなかった。
「……死んだのか?」
実感が沸かないが、あれほど辛いと感じていた飢えが消えている。それに、扉に手を当てると、肘から先が消えた。どうやら、本当に死んだらしい。どうしたら良いのか分からないまま外に出て、山の中をふらふらと彷徨い歩く。話に聞かされていた土地神も居ないようで、これからどうして良いのか。とにかく動いていないと頭が可笑しくなりそうで、山道を歩き続ける。歩みは徐々に早くなり、気づいたら走っていた。何処に向かいたいのかも分からないまま、肺が痛んでも走り続けた。このままずっと、誰にも会えずに何も出来ずにいるのかと想像するだけで怖くて堪らなかった。
「と、父様……母様……誰か、誰も居ないの……?」
「そこで何をしている」
ばさりと羽音がした。山伏装束に身を包んだ美丈夫が目の前に降り立つ。錫杖が地面を叩き、シャンと軽い音が鳴った。黄金色の瞳が、真っ直ぐに此方を見る。
視界が滲んでいて、うまく目の前の人の姿を捉えられない。背に鴉のように黒い羽が見えて、見間違いかと目を擦るが、そこに在るものは依然として変わらないようだった。ぽかんとしたまま見上げる俺を気にすることも無く、男は無表情のまま口を開いた。
「魂のまま彷徨っていると厄神に堕とされるぞ。でなくても、妖怪たちに玩具にされ兼ねない。只でさえ、この土地は管理者を失って不安定だからな」
管理者、その言葉で土地神のことを思い出す。この山を納めているのは土地神だ。管理者というのは、恐らく土地神のことだろう。それに思い至ったとき、一気に血の気が引いた。
「もしかして、土地神様は既にいらっしゃらないんですか……?」
「ああ、ここの神は余所に行った。巡っていた神気も薄れて、今では悪しき者に食いものにされているのが現状だ」
思わず、愕然とする。それでは、神子になったことに本当に意味がなくなってしまう。いや、それよりも彼の言葉通り、このまま山が荒れてしまえば麓にある村も只では済まないだろう。村人たちの顔が過り、胸を押さえる。よほど酷い顔をしていたのか、彼は此方を見て眉を寄せた。
「お前……まさか、土地神へ捧げられたのか?」
「……はい」
「……気の毒だが、既に神は去っている」
「そう、ですか……」
自分でも声が沈むのが分かった。
目の前の彼は黙って此方を見ていたが、不意に口を開く。
「ここに留まっていては危険だ。他の土地神の元へ連れて行こう。魂を正しく輪廻に加えてもらえるように俺が口利きをする」
少しだけ考えて、首を横に振った。ここに居たところで何も出来ないかもしれないが、村の皆がこの先に辛い思いをするのを知っていて、何もしないままではいられない。
「お気持ち、嬉しく思います。……けれど、このまま放っておく事はできません」
「どうする気だ。この山は、既に滅びが確定している。土地神が去った山に、生が宿ることはないからな」
「……何か、出来ることを探したいんです。せめて、飢饉に襲われる前に伝えることができれば、対策を打てるかもしれない」
彼は、僅かに首を傾げた。
「理解が出来ないな。お前は贄にされたんだろ。何故、そこまでしようとする」
「何故、ですか」
そんなこと俺も知りたい。どうしてかなんて、そんなこと俺にだって分からない。分からないけれど。
「納得したい、のかも知れません。せめて自分が死んだことに理由が欲しい、無意味であったのだとは思いたくないだけなのかもしれない……すみません。実は自分でも、まだ、よくわからなくて……」
しどろもどろと、思いついたことをそのまま口にする。纏める前に言葉にしたせいで要領を得ないものになってしまったが、彼は静かに聞いてくれた。そうして悩むように顎を撫でてから、俺の方を見る。
「……ここにいる厄神は、土地神の神気を穢して食らっている。その厄神を降せば、身の内に蓄えられた神気を放出させることができるだろう。俺が神気を吐かせる、それをお前が受けるといい」
「受ける?」
「……土地神に成り変わる気はあるか」
人が神に成り変わるなど聞いたことがない。固まってしまうが、向けられる視線に我に返り、慌てて口を開く。
「そんなことが出来るのですか?」
「空の器ならば、神気を受けることが出来るだろう。……ただ、そう出来るというだけで、実際にするのは初めてだ。後からどんな代償があるのかは分からない」
代償、その言葉に怖気づきそうになる。けれど、このまま見てみぬ振りが出来ないのであれば、どんなことになろうと選ぶ方向は決まっている。
ごくりと唾を飲み込んで、胸元を強く握る。そうして深く息を吐いた。様々な感情が胸の内を巡る。綺麗なものばかりではないけれど、それでも確かな愛しさがある。
「よろしくお願いします」
深々と頭を下げると、彼は頷いたようだった。
「俺のことは……そうだな、大和とでも呼んでくれ。お前の名は何という」
「柊です」
「そうか、良い名だな」
「冬の生まれだから、そう付けたみたいです。単純ですよね」
「だが、気に入っているんだろ」
そう言われて、つい笑みが溢れた。
「はい、とても」
大事にしてくれていたことを、きちんと覚えているのだ。苦しいことも辛いこともあったが、それだけの人生ではなかった。
膝に手を添えて、深く頭を下げる。
「大和様。精一杯、頑張ります。どうか、お力を貸してください」
「無論だ。俺としても、長らく過ごしてきた住処が荒れていくのは忍びなく思っていたからな。俺もお前を利用するのだから、お前も俺を好きに使ってくれて構わない」
「……はい、ありがとうございます」
初めに出逢えたのが彼で、俺はとても運が良かったのかもしれない。
不安はあるものの、良い方に巡り会えたことに少しだけ肩の力が抜けた。
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