642 / 689
14歳の助走。
ナミリアの現場入り。
しおりを挟む
「奥様達がいらっしゃってます」
獣爪隊の伝令が去るや、僕とミザーリは鍋場から駆け出した。土の道に獣人隊商の車輪跡、風に干し肉と香草の匂いが混じる。見晴らしのいい丘の上、荷車の列の先頭でエメイラとナミリアが手を振った。
「なにしてるの?」と聞くと、エメイラはいたずらっぽく笑う。
「みんなの食事を持ってきたの。保存の利くものを中心にね」
幌を上げると、干し肉、乾し魚、麦、乾燥野菜、豆、香辛料、樽詰めの油や酢、そして干した薬草までぎっしりだ。
「お養父さまに用意してもらいました」とナミリアが胸を張る。「運びは隊商に頼んで、積み方は私が」
「助かる。ありがとう」
僕は荷の内訳を目で追いながら、ミザーリに目配せする。
「小刃隊から三人、荷下ろしの護衛と手元を回して」
「了解、今つける」
大工の親方オルベールに頼み、炊き出し場の裏手に仮設倉庫を立ててもらう。杭を打ち、床板を浮かせ、雨避けの屋根を掛ける。獣人隊商の若い者たちが汗を光らせ、豆樽を抱え、麦俵を肩に、手際よく列が進む。僕はナミリアと一緒に入り口で荷札を受け取り、ドニーズが勘定帳に記す。キースは分類棚の札をさっと書き、ミレイユが控えをとる。
「乾物は左、油と酢は奥、香草と薬草は別にね」ナミリアが指示を飛ばす。「湿り物は床から離して。袋の口、結び直して」
声がよく通る。労志の女たちが頷いて動く。小刃隊は刃物の回収箱を置き、調理の合間に研ぎと布巻きを回し始めた。地装隊は倉庫前の地面を踏み固め、滑りやすい箇所に砂を撒く。風撃隊は粉塵が立たないよう布で覆い、風の通り道を調整する。水波隊は手洗い桶と湯沸かし場を整え、塩と酢を落とした洗い水を順繰りに替える。
「エメイラは……」
「私はこれを置いたら戻るわ。また持ってくる。次は乾燥果物と、滋養のある粉を多めに。現場に長くいると塩気に偏るでしょう?」
エメイラは獣人隊商の頭に二言三言伝えると、軽く手を振って列を返した。蹄の音が遠のき、代わって鍋の音が近づく。
「じゃ、私はここで働くね」とナミリア。既に頭に布を巻き、前掛けを締め直していた。
「頼む。炊き出しは朝と夕、朝は握り飯と具だくさん汁にしよう。大鍋は三口、穀は交互に麦と米で回す。塩は控えめ、香草で香りを立てて」
「了解。労志の列は二本に分けるよ。子どもと年寄りを先に。水は喉が乾く前に飲ませる」
僕は包丁を取り、乾燥野菜を戻しながら刻む。玉ねぎを湯で一度洗い、臭みを抜く。干し大根は薄切りにして油で軽く炒め、鍋に落とす。豆は朝から水に浸けていた。火の番の若者に合図し、弱火でくつくつ。香草をひとつまみ揉み砕き、鍋の縁に擦り込む。湯気に笑い声が混じる。
「領主様、自分で刻まんでも……」
「刻むのは好きなんだ。話もできるし」
列の前で労志の男が照れ笑いをする。隣で獣人の娘が柄杓を持って言う。
「うちの親方、あんたの料理の話、もう三回目だよ。『塩ばかりが味じゃない』って」
「親方の舌は正しい」
配膳の札を書いていると、獣爪隊の巨漢が鼻先をひくつかせた。
「油の匂いが強い。鍛場からだ。火の番、交代の刻だぞ」
「交代入れ替える」とミザーリ。短く指が動き、火の民の若者が走る。合図は短く、流れは止まらない。
昼前、炊き出しの列がひと段落したところで、ナミリアが鍋蓋を押さえながら僕を呼ぶ。
「味、見て」
匙で一口。干し大根と豆、少しの肉、香草。塩は薄いが旨味が深い。現場向きだ。
「いい。午後はこれに麦を足して、とろみを出そう」
「了解。夕方は干し魚の出汁で粥にして、寝る前の腹に優しくね」
「お願い」
午後、港へ回る運搬路の補給も決める。握り飯と干し果物、塩をひと摘み。地装隊と水波隊の連絡箱に入れておく。耳役の老人が来て、配給の列の様子を報せてくれる。
「子どもの列、手前で詰まります。掲示の下の札に『小さい子は左』と追記を」
「ありがとう。すぐ書く」
掲示板に二つの高さで札が増える。ミレイユが文字を整え、オレリーが読み上げの当番を三人付ける。声が届くと、列の流れが少し柔らかくなった。
日が傾くころ、港から戻ったチャンシルバの伝令が鍋の前で息を整える。
「基礎、初日の検査済み。怪我なし。潮の癖、明朝も確認」
「了解。温かいの、持っていって」
小刃隊が肩に小さな桶を提げ、通路の端をすり抜けていく。彼らの歩幅は小さいが、速い。
夕餉の前、グラッツが倉庫の前に現れた。土埃に真っ白な髭、眼は冴えている。
「石目、明日から本打ちだ。豆の煮え、悪くないな」
「柔らかすぎないよう気をつけた。明日は石場に水場をもう一つ増やす」
「ありがてえ。喉と肺は資本だ」
日が落ち、炊き出しの鍋が最後の一杓になったところで、ナミリアが空の柄杓を掲げた。
「終わり。片付け入るよ。刃物戻して。手元の子、布を洗ってから休んで」
短い返事が重なる。鍋と杓が洗われ、布がすすがれ、倉庫の戸に閂が降りる。獣爪隊が外縁の見回りに散り、風撃隊の布が夜露除けに張り替えられていく。水波隊は最後の手洗い桶を替え、小刃隊は掲示の前に小さな石を二つ置く……子どもたちへの合図だ。
星が出る。僕は火の名残で温かい手を擦りながら、ナミリアに礼を言う。
「本当に助かった。明日も頼む」
「うん。明日は干し魚でまかないを一品増やす。それと、夜半に暖かい湯だけでも回したい。働き詰めだと、眠りが浅くなるから」
「さすがだ」
ミザーリが肩で風を切って近づく。
「巡回、異常なし。鍛場は火を落とした。明け方に一度、温かいものを回す手筈、付けといたよ」
「ありがとう。皆、よく動いてくれた」
遠くで槌の音が一本だけ鳴り、すぐ止む。夜は静かだ。倉庫の中では麦と豆が眠り、鍋は空の腹でひっそりと光を返す。明日もまた刻んで煮て配って、働く手と守る目に燃料を入れる。街の骨が立つまで、日々の腹を満たすことが、僕らの戦だ。
焚き火の赤が小さくなっていく。見上げれば、星が濃い。僕は息を整え、最後にもう一巡だけ倉庫と鍋場を見て回った。鍵は閉まり、刃は眠り、水は澄んでいる。よし、今日はここまで。明日の朝、また火を起こそう。
獣爪隊の伝令が去るや、僕とミザーリは鍋場から駆け出した。土の道に獣人隊商の車輪跡、風に干し肉と香草の匂いが混じる。見晴らしのいい丘の上、荷車の列の先頭でエメイラとナミリアが手を振った。
「なにしてるの?」と聞くと、エメイラはいたずらっぽく笑う。
「みんなの食事を持ってきたの。保存の利くものを中心にね」
幌を上げると、干し肉、乾し魚、麦、乾燥野菜、豆、香辛料、樽詰めの油や酢、そして干した薬草までぎっしりだ。
「お養父さまに用意してもらいました」とナミリアが胸を張る。「運びは隊商に頼んで、積み方は私が」
「助かる。ありがとう」
僕は荷の内訳を目で追いながら、ミザーリに目配せする。
「小刃隊から三人、荷下ろしの護衛と手元を回して」
「了解、今つける」
大工の親方オルベールに頼み、炊き出し場の裏手に仮設倉庫を立ててもらう。杭を打ち、床板を浮かせ、雨避けの屋根を掛ける。獣人隊商の若い者たちが汗を光らせ、豆樽を抱え、麦俵を肩に、手際よく列が進む。僕はナミリアと一緒に入り口で荷札を受け取り、ドニーズが勘定帳に記す。キースは分類棚の札をさっと書き、ミレイユが控えをとる。
「乾物は左、油と酢は奥、香草と薬草は別にね」ナミリアが指示を飛ばす。「湿り物は床から離して。袋の口、結び直して」
声がよく通る。労志の女たちが頷いて動く。小刃隊は刃物の回収箱を置き、調理の合間に研ぎと布巻きを回し始めた。地装隊は倉庫前の地面を踏み固め、滑りやすい箇所に砂を撒く。風撃隊は粉塵が立たないよう布で覆い、風の通り道を調整する。水波隊は手洗い桶と湯沸かし場を整え、塩と酢を落とした洗い水を順繰りに替える。
「エメイラは……」
「私はこれを置いたら戻るわ。また持ってくる。次は乾燥果物と、滋養のある粉を多めに。現場に長くいると塩気に偏るでしょう?」
エメイラは獣人隊商の頭に二言三言伝えると、軽く手を振って列を返した。蹄の音が遠のき、代わって鍋の音が近づく。
「じゃ、私はここで働くね」とナミリア。既に頭に布を巻き、前掛けを締め直していた。
「頼む。炊き出しは朝と夕、朝は握り飯と具だくさん汁にしよう。大鍋は三口、穀は交互に麦と米で回す。塩は控えめ、香草で香りを立てて」
「了解。労志の列は二本に分けるよ。子どもと年寄りを先に。水は喉が乾く前に飲ませる」
僕は包丁を取り、乾燥野菜を戻しながら刻む。玉ねぎを湯で一度洗い、臭みを抜く。干し大根は薄切りにして油で軽く炒め、鍋に落とす。豆は朝から水に浸けていた。火の番の若者に合図し、弱火でくつくつ。香草をひとつまみ揉み砕き、鍋の縁に擦り込む。湯気に笑い声が混じる。
「領主様、自分で刻まんでも……」
「刻むのは好きなんだ。話もできるし」
列の前で労志の男が照れ笑いをする。隣で獣人の娘が柄杓を持って言う。
「うちの親方、あんたの料理の話、もう三回目だよ。『塩ばかりが味じゃない』って」
「親方の舌は正しい」
配膳の札を書いていると、獣爪隊の巨漢が鼻先をひくつかせた。
「油の匂いが強い。鍛場からだ。火の番、交代の刻だぞ」
「交代入れ替える」とミザーリ。短く指が動き、火の民の若者が走る。合図は短く、流れは止まらない。
昼前、炊き出しの列がひと段落したところで、ナミリアが鍋蓋を押さえながら僕を呼ぶ。
「味、見て」
匙で一口。干し大根と豆、少しの肉、香草。塩は薄いが旨味が深い。現場向きだ。
「いい。午後はこれに麦を足して、とろみを出そう」
「了解。夕方は干し魚の出汁で粥にして、寝る前の腹に優しくね」
「お願い」
午後、港へ回る運搬路の補給も決める。握り飯と干し果物、塩をひと摘み。地装隊と水波隊の連絡箱に入れておく。耳役の老人が来て、配給の列の様子を報せてくれる。
「子どもの列、手前で詰まります。掲示の下の札に『小さい子は左』と追記を」
「ありがとう。すぐ書く」
掲示板に二つの高さで札が増える。ミレイユが文字を整え、オレリーが読み上げの当番を三人付ける。声が届くと、列の流れが少し柔らかくなった。
日が傾くころ、港から戻ったチャンシルバの伝令が鍋の前で息を整える。
「基礎、初日の検査済み。怪我なし。潮の癖、明朝も確認」
「了解。温かいの、持っていって」
小刃隊が肩に小さな桶を提げ、通路の端をすり抜けていく。彼らの歩幅は小さいが、速い。
夕餉の前、グラッツが倉庫の前に現れた。土埃に真っ白な髭、眼は冴えている。
「石目、明日から本打ちだ。豆の煮え、悪くないな」
「柔らかすぎないよう気をつけた。明日は石場に水場をもう一つ増やす」
「ありがてえ。喉と肺は資本だ」
日が落ち、炊き出しの鍋が最後の一杓になったところで、ナミリアが空の柄杓を掲げた。
「終わり。片付け入るよ。刃物戻して。手元の子、布を洗ってから休んで」
短い返事が重なる。鍋と杓が洗われ、布がすすがれ、倉庫の戸に閂が降りる。獣爪隊が外縁の見回りに散り、風撃隊の布が夜露除けに張り替えられていく。水波隊は最後の手洗い桶を替え、小刃隊は掲示の前に小さな石を二つ置く……子どもたちへの合図だ。
星が出る。僕は火の名残で温かい手を擦りながら、ナミリアに礼を言う。
「本当に助かった。明日も頼む」
「うん。明日は干し魚でまかないを一品増やす。それと、夜半に暖かい湯だけでも回したい。働き詰めだと、眠りが浅くなるから」
「さすがだ」
ミザーリが肩で風を切って近づく。
「巡回、異常なし。鍛場は火を落とした。明け方に一度、温かいものを回す手筈、付けといたよ」
「ありがとう。皆、よく動いてくれた」
遠くで槌の音が一本だけ鳴り、すぐ止む。夜は静かだ。倉庫の中では麦と豆が眠り、鍋は空の腹でひっそりと光を返す。明日もまた刻んで煮て配って、働く手と守る目に燃料を入れる。街の骨が立つまで、日々の腹を満たすことが、僕らの戦だ。
焚き火の赤が小さくなっていく。見上げれば、星が濃い。僕は息を整え、最後にもう一巡だけ倉庫と鍋場を見て回った。鍵は閉まり、刃は眠り、水は澄んでいる。よし、今日はここまで。明日の朝、また火を起こそう。
10
あなたにおすすめの小説
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕だけ別な場所に飛ばされた先は異世界の不思議な無人島だった。
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚…
スマホのネット小説や漫画が好きな少年、洲河 愽(すが だん)。
いつもの様に幼馴染達と学校帰りの公園でくっちゃべっていると地面に突然魔法陣が現れて…
気付くと愽は1人だけ見渡す限り草原の中に突っ立っていた。
愽は幼馴染達を探す為に周囲を捜索してみたが、一緒に飛ばされていた筈の幼馴染達は居なかった。
生きていればいつかは幼馴染達とまた会える!
愽は希望を持って、この不思議な無人島でサバイバル生活を始めるのだった。
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つものなのかな?」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達よりも強いジョブを手に入れて無双する!」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は魔王から力を授かり人類に対して牙を剥く‼︎」
幼馴染達と一緒に異世界召喚の第四弾。
愽は幼馴染達と離れた場所でサバイバル生活を送るというパラレルストーリー。
はたして愽は、無事に幼馴染達と再会を果たせるのだろうか?
勇者パーティのサポートをする代わりに姉の様なアラサーの粗雑な女闘士を貰いました。
石のやっさん
ファンタジー
年上の女性が好きな俺には勇者パーティの中に好みのタイプの女性は居ません
俺の名前はリヒト、ジムナ村に生まれ、15歳になった時にスキルを貰う儀式で上級剣士のジョブを貰った。
本来なら素晴らしいジョブなのだが、今年はジョブが豊作だったらしく、幼馴染はもっと凄いジョブばかりだった。
幼馴染のカイトは勇者、マリアは聖女、リタは剣聖、そしてリアは賢者だった。
そんな訳で充分に上位職の上級剣士だが、四職が出た事で影が薄れた。
彼等は色々と問題があるので、俺にサポーターとしてついて行って欲しいと頼まれたのだが…ハーレムパーティに俺は要らないし面倒くさいから断ったのだが…しつこく頼むので、条件を飲んでくれればと条件をつけた。
それは『27歳の女闘志レイラを借金の権利ごと無償で貰う事』
今度もまた年上ヒロインです。
セルフレイティングは、話しの中でそう言った描写を書いたら追加します。
カクヨムにも投稿中です
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
【完結】テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
異世界転生したので、文明レベルを21世紀まで引き上げてみた ~前世の膨大な知識を元手に、貧乏貴族から世界を変える“近代化の父”になります~
夏見ナイ
ファンタジー
過労死したプラントエンジニアの俺が転生したのは、剣と魔法の世界のド貧乏な貴族の三男、リオ。石鹸すらない不衛生な環境、飢える家族と領民……。こんな絶望的な状況、やってられるか! 前世の知識を総動員し、俺は快適な生活とスローライフを目指して領地改革を開始する!
農業革命で食料問題を解決し、衛生革命で疫病を撲滅。石鹸、ガラス、醤油もどきで次々と生活レベルを向上させると、寂れた領地はみるみる豊かになっていった。
逃げてきた伯爵令嬢や森のエルフ、ワケありの元騎士など、頼れる仲間も集まり、順風満帆かと思いきや……その成功が、強欲な隣領や王都の貴族たちの目に留まってしまう。
これは、ただ快適に暮らしたかっただけの男が、やがて“近代化の父”と呼ばれるようになるまでの物語。
子ドラゴンとゆく、異世界スキル獲得記! ~転生幼女、最強スキルでバッドエンドを破壊する~
九條葉月
ファンタジー
第6回HJ小説大賞におきまして、こちらの作品が受賞・書籍化決定しました! ありがとうございます!
七歳の少女リーナは突如として前世の記憶を思い出した。
しかし、戸惑う暇もなく『銀髪が不気味』という理由で別邸に軟禁されてしまう。
食事の量も減らされたリーナは生き延びるために別邸を探索し――地下室で、ドラゴンの卵を発見したのだった。
孵化したドラゴンと共に地下ダンジョンに潜るリーナ。すべては、軟禁下でも生き延びるために……。
これは、前を向き続けた少女が聖女となり、邪竜を倒し、いずれは魔王となって平和に暮らす物語……。
ペット(老猫)と異世界転生
童貞騎士
ファンタジー
老いた飼猫と暮らす独りの会社員が神の手違いで…なんて事はなく災害に巻き込まれてこの世を去る。そして天界で神様と会い、世知辛い神様事情を聞かされて、なんとなく飼猫と共に異世界転生。使命もなく、ノルマの無い異世界転生に平凡を望む彼はほのぼののんびりと異世界を飼猫と共に楽しんでいく。なお、ペットの猫が龍とタメ張れる程のバケモノになっていることは知らない模様。
35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~
月神世一
ファンタジー
紹介文
「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」
そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。
失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。
「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」
手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。
電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。
さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!?
森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、
罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、
競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。
これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。
……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる