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15歳の飛翔。
救世主ではなく、案内人。
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会議は続いていた。風の通りを読む校庭の配置や、港の荷役の順番まで話が及び、葉擦れの音に混じって筆の走る気配が絶えない。僕は何度も喉を潤し、言うべきかどうかを迷っていた。けれど、ここでこそ伝えるべきだと腹を決める。
「それから……これは、エルフの皆さまに向けた提案です」
卓の向こうでローラ女大公が顎を引き、静かに合図をくれる。僕は包布にくるんでいた小瓶と、一枚の紙を差し出した。瓶は薄い翡翠色、光を透かして淡くゆらめく。紙には効能と用法を、僕の癖字にならないようゆっくり書いた。
「妊娠を望む者のための薬です。アネーシャ様とマデリエネ様からの天啓で、僕に授けられた配合と作り方。王国のエルフ自治領では、望んだ人にだけ、この薬を渡しています。強制はありません。祈りと聞き取りののち、本人の意思で受け取ること。記録は秘匿。自治領では、これで少しずつ出生が増えています」
葉のさざめきが止んだように感じられた。ローラは瓶を掌に載せると、飾り気のない眼差しで液面を覗き込み、そして僕の紙に目を落とす。隣席の大臣は口元に手を当て、やがて小さく息を呑んだ。さらに端の長老格の女官は、いつの間にか目頭を拭っていた。
「……そなたは救世主か」
ローラの声は、笑顔よりも祈りに近かった。僕は小さく首を振る。
「違います。これはあくまで、選ぶための道具です。使わない自由も、選び取る自由も、そのどちらも守られなくてはならない。だから自治領では、新しい文化や技術を取り入れる時、必ず“選ぶ盾”を一緒に用意します。拒みたい時に拒める盾。守りたいものを守る盾。薬そのものより、盾の運用を先に作るべきだと教わりました」
「……選ぶ盾」
文化の大臣が、胸元でそっと繰り返す。向かいの医務官は身を乗り出した。
「効能は?」
「体を温め、血と水の巡りを整えます。緑の葉の粉末と、花の蜜、そして月香草の微量抽出液。薬の力だけに頼らず、食と休息と祈りを合わせると一番よく効きます。酒は控えめに、甘味は少し。長の許しではなく、本人の頷きが合図。そう決めています」
ローラは長く息を吐き、そっと小瓶を卓に戻した。大臣たちは互いの顔を見合わせ、言葉が見つからないとでもいうように唇を結ぶ。端の席で若い女官が肩を震わせ、前列の老人が立ち上がりかけて、また座った。
「……わらわの国は長命ゆえ、待つことを得意としてきた。だが、待つだけでは届かぬこともある。そなたの言は、わらわの心にも届いた」
女大公の言葉が落ちた瞬間、空気がほどける。僕は続けた。
「具体は三つ。ひとつ、神殿と女大公家、そして治療を担う者の三者で誓約を交わしてください。誰も急かさないこと、告知は本人以外にしないこと、売買しないこと。二つめ、相談の窓口を二つ用意します。顔を合わせて話す場と、名前を伏せて相談できる耳箱です。どちらも選べるように。三つめ、子が生まれた後の育ち場を先に描きます。森の保育舎と学びの輪。“生まれたら終わり”にはしないという合図が必要です」
「……最も難しいのは三つめだな」
内務の大臣が苦笑する。僕は頷いた。
「だから小さく始めます。三つの森で試す。例えばひとつは水のそば、例えばひとつは風通しの良い丘、あるいは静かな樹洞の近く。各々に産の手伝いに長けた者を置き、神殿の司祭が毎月一度見回る。その記録は封じ札で管理し、開封は本人の請いがあった時のみ」
医務官がたまらず口を挟む。
「副作用は?」
「飲み方を守れば穏やかです。ただ、冷えが強い人は最初に汗が出やすい。長いあいだ食を細くしていた人は、少しむくむことがある。量と食を調えれば引きます。無理はしないこと」
「作り手は?」
「ここではエルフ自身が担うのが良い。僕は初めの一座を立ち上げる役目だけ。配合の要は紙に記しました。ただし、ひとつお願いがあります」
ローラが目で促す。
「この薬は“願い”に寄り添うもので、命令に従うものではありません。軍や役所の評価に紐付けないでください。数を競わないでください。輸出はしないでください。森の循環と、人の心に合わせてください」
女大公はゆっくり頷いた。
「心配するな。ここは森の国だ。数で森を量る真似はせぬ。……皆の者、今の三つの約束、木簡に刻め」
書記官が走り、薄い板に刻み始める。文化の大臣が詠うように言う。
「“選ぶ盾”に名を。……『選び取りの樫』はどうでしょう。樫は風に折れず、選んだ枝だけに葉を茂らせる」
「良い名だ」とローラ。「『選び取りの樫』の誓約。そなたの国でのやりかたに倣い、わらわの署名、神殿の印、治療座の刻印で封をする。違える者は、森と民の前で謝り、直す。よいな?」
一斉に「はっ」と声が揃った。泣いていた女官が顔を上げ、微笑を浮かべる。僕は息を吐き、言葉を継いだ。
「もうひとつだけ。これは薬の話と同じくらい大切です。新しい文化を受け入れる時、拒む言葉を用意してください。『今は選ばない』という札です。集会の場に、低い掲示と高い掲示を二つ。耳箱の側に、札を重ねる籠を。誰も責められないために、目に見える“拒む場所”がいる」
クチッフが目を細め、記録の列にその文言を書き入れる。ローラはしばらく僕を見つめ、それからふっと笑った。
「そなたはやはり、救世主ではない。……同時に、よき案内人だ。道具を渡し、道を示し、歩くのはわらわたち自身だとな」
肩の上でナビが「にゃ」と短く鳴いた。緊張と涙で重くなっていた空気が、少しだけ軽くなる。誰かが忍び笑いし、誰かが大きく鼻をすする。
「実地の導き手は必要だ」と医務官。「配合と火加減、花の摘み時、蜜の澄まし方。どれも口伝だけでは不安だ」
「僕がきっちりとお教えします。ただし、女大公様の前で宣誓を。決して悪用しないと約束できる者が作れるように」
「約束させよう。わらわの名において決してそういう間違いがないようにしよう」
ローラはそう言って席を立ち、卓の端に置かれた小さな枝を手に取った。生きた樫の若枝。薄緑の芽が、まだ硬い。
「この枝を預けよう、リョウエスト。『選び取りの樫』の最初の証。そちが帰るまでに、わらわの国で最初の一座を組む。神殿と治療座と、民の代表とで。耳箱も作らせよう。高さは……二つ。忘れぬうちにわらわが言っておく」
「ありがとうございます。僕は図を引き、手順の書を写します。配合も、誓いも、拒む札も。全部“短く、守れる約束だけ”で書きます」
「よい。短く、守れる約束だけだ」
葉の影が揺れ、光が卓の上を流れた。会議はその後、供給の瓶数、草の採取域、保育舎の場所へと具体に潜っていった。森の匂いが濃くなり、誰かの鼻を鳴らす音に、別の誰かの笑い声が重なる。
こんなふうに始まるのだ、と僕は思う。大仰な宣言ではなく、涙と頷きと、短い約束から。新しいものを取り入れる時、拒むための札も一緒に差し出す。守りたいものを守るために、選べる道具を先に置く。
会議が散じる頃、ローラはもう一度だけ僕を呼び止めた。
「……礼を言わせてくれ。わらわはこの国の母だ。母であることを誇りに思ってきた。だが時折、森の静けさの裏で、遠い嘆きを聞いた。今日、やっと応えの一歩を踏み出せる」
「応えは、皆さんの手で形になります。僕はただ、枝の置き方を知っているだけです」
「それで十分だ。ナビレイアも喜んでおる」
肩で猫が再び短く鳴いた。大樹の奥で、風が笑ったように思えた。
「それから……これは、エルフの皆さまに向けた提案です」
卓の向こうでローラ女大公が顎を引き、静かに合図をくれる。僕は包布にくるんでいた小瓶と、一枚の紙を差し出した。瓶は薄い翡翠色、光を透かして淡くゆらめく。紙には効能と用法を、僕の癖字にならないようゆっくり書いた。
「妊娠を望む者のための薬です。アネーシャ様とマデリエネ様からの天啓で、僕に授けられた配合と作り方。王国のエルフ自治領では、望んだ人にだけ、この薬を渡しています。強制はありません。祈りと聞き取りののち、本人の意思で受け取ること。記録は秘匿。自治領では、これで少しずつ出生が増えています」
葉のさざめきが止んだように感じられた。ローラは瓶を掌に載せると、飾り気のない眼差しで液面を覗き込み、そして僕の紙に目を落とす。隣席の大臣は口元に手を当て、やがて小さく息を呑んだ。さらに端の長老格の女官は、いつの間にか目頭を拭っていた。
「……そなたは救世主か」
ローラの声は、笑顔よりも祈りに近かった。僕は小さく首を振る。
「違います。これはあくまで、選ぶための道具です。使わない自由も、選び取る自由も、そのどちらも守られなくてはならない。だから自治領では、新しい文化や技術を取り入れる時、必ず“選ぶ盾”を一緒に用意します。拒みたい時に拒める盾。守りたいものを守る盾。薬そのものより、盾の運用を先に作るべきだと教わりました」
「……選ぶ盾」
文化の大臣が、胸元でそっと繰り返す。向かいの医務官は身を乗り出した。
「効能は?」
「体を温め、血と水の巡りを整えます。緑の葉の粉末と、花の蜜、そして月香草の微量抽出液。薬の力だけに頼らず、食と休息と祈りを合わせると一番よく効きます。酒は控えめに、甘味は少し。長の許しではなく、本人の頷きが合図。そう決めています」
ローラは長く息を吐き、そっと小瓶を卓に戻した。大臣たちは互いの顔を見合わせ、言葉が見つからないとでもいうように唇を結ぶ。端の席で若い女官が肩を震わせ、前列の老人が立ち上がりかけて、また座った。
「……わらわの国は長命ゆえ、待つことを得意としてきた。だが、待つだけでは届かぬこともある。そなたの言は、わらわの心にも届いた」
女大公の言葉が落ちた瞬間、空気がほどける。僕は続けた。
「具体は三つ。ひとつ、神殿と女大公家、そして治療を担う者の三者で誓約を交わしてください。誰も急かさないこと、告知は本人以外にしないこと、売買しないこと。二つめ、相談の窓口を二つ用意します。顔を合わせて話す場と、名前を伏せて相談できる耳箱です。どちらも選べるように。三つめ、子が生まれた後の育ち場を先に描きます。森の保育舎と学びの輪。“生まれたら終わり”にはしないという合図が必要です」
「……最も難しいのは三つめだな」
内務の大臣が苦笑する。僕は頷いた。
「だから小さく始めます。三つの森で試す。例えばひとつは水のそば、例えばひとつは風通しの良い丘、あるいは静かな樹洞の近く。各々に産の手伝いに長けた者を置き、神殿の司祭が毎月一度見回る。その記録は封じ札で管理し、開封は本人の請いがあった時のみ」
医務官がたまらず口を挟む。
「副作用は?」
「飲み方を守れば穏やかです。ただ、冷えが強い人は最初に汗が出やすい。長いあいだ食を細くしていた人は、少しむくむことがある。量と食を調えれば引きます。無理はしないこと」
「作り手は?」
「ここではエルフ自身が担うのが良い。僕は初めの一座を立ち上げる役目だけ。配合の要は紙に記しました。ただし、ひとつお願いがあります」
ローラが目で促す。
「この薬は“願い”に寄り添うもので、命令に従うものではありません。軍や役所の評価に紐付けないでください。数を競わないでください。輸出はしないでください。森の循環と、人の心に合わせてください」
女大公はゆっくり頷いた。
「心配するな。ここは森の国だ。数で森を量る真似はせぬ。……皆の者、今の三つの約束、木簡に刻め」
書記官が走り、薄い板に刻み始める。文化の大臣が詠うように言う。
「“選ぶ盾”に名を。……『選び取りの樫』はどうでしょう。樫は風に折れず、選んだ枝だけに葉を茂らせる」
「良い名だ」とローラ。「『選び取りの樫』の誓約。そなたの国でのやりかたに倣い、わらわの署名、神殿の印、治療座の刻印で封をする。違える者は、森と民の前で謝り、直す。よいな?」
一斉に「はっ」と声が揃った。泣いていた女官が顔を上げ、微笑を浮かべる。僕は息を吐き、言葉を継いだ。
「もうひとつだけ。これは薬の話と同じくらい大切です。新しい文化を受け入れる時、拒む言葉を用意してください。『今は選ばない』という札です。集会の場に、低い掲示と高い掲示を二つ。耳箱の側に、札を重ねる籠を。誰も責められないために、目に見える“拒む場所”がいる」
クチッフが目を細め、記録の列にその文言を書き入れる。ローラはしばらく僕を見つめ、それからふっと笑った。
「そなたはやはり、救世主ではない。……同時に、よき案内人だ。道具を渡し、道を示し、歩くのはわらわたち自身だとな」
肩の上でナビが「にゃ」と短く鳴いた。緊張と涙で重くなっていた空気が、少しだけ軽くなる。誰かが忍び笑いし、誰かが大きく鼻をすする。
「実地の導き手は必要だ」と医務官。「配合と火加減、花の摘み時、蜜の澄まし方。どれも口伝だけでは不安だ」
「僕がきっちりとお教えします。ただし、女大公様の前で宣誓を。決して悪用しないと約束できる者が作れるように」
「約束させよう。わらわの名において決してそういう間違いがないようにしよう」
ローラはそう言って席を立ち、卓の端に置かれた小さな枝を手に取った。生きた樫の若枝。薄緑の芽が、まだ硬い。
「この枝を預けよう、リョウエスト。『選び取りの樫』の最初の証。そちが帰るまでに、わらわの国で最初の一座を組む。神殿と治療座と、民の代表とで。耳箱も作らせよう。高さは……二つ。忘れぬうちにわらわが言っておく」
「ありがとうございます。僕は図を引き、手順の書を写します。配合も、誓いも、拒む札も。全部“短く、守れる約束だけ”で書きます」
「よい。短く、守れる約束だけだ」
葉の影が揺れ、光が卓の上を流れた。会議はその後、供給の瓶数、草の採取域、保育舎の場所へと具体に潜っていった。森の匂いが濃くなり、誰かの鼻を鳴らす音に、別の誰かの笑い声が重なる。
こんなふうに始まるのだ、と僕は思う。大仰な宣言ではなく、涙と頷きと、短い約束から。新しいものを取り入れる時、拒むための札も一緒に差し出す。守りたいものを守るために、選べる道具を先に置く。
会議が散じる頃、ローラはもう一度だけ僕を呼び止めた。
「……礼を言わせてくれ。わらわはこの国の母だ。母であることを誇りに思ってきた。だが時折、森の静けさの裏で、遠い嘆きを聞いた。今日、やっと応えの一歩を踏み出せる」
「応えは、皆さんの手で形になります。僕はただ、枝の置き方を知っているだけです」
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