51 / 806
幼少時代。
スサン兄弟の歌。
「何をしているんだお前達は!伯爵様に歯向かうというのか?」
「はなからあんたの兵のつもりはねぇよ」
「俺はナフェル様の兵だ。何で知らないの?それでも騎士爵かよ」
兵士二人は笑いながら言った。
「お前らもやめた方がいいぜ。このおっさんの腹いせに使われるだけだ」
「恐喝に失敗したんだとよ。アジラスが吐いたわ」
残り二人の兵士は兵士達に向けて話す。
「アホのアジラスか。どうしようもないな」
「何だやっぱりそうなのかよ」
「スサン商会が間違った事する訳ないわな」
「おい、帰ろうぜ」
「ああ。残業になっちまうわ」
他の兵士は武器を収めて、撤収をはじめる。一人の兵士だけは貴族風の男の部下らしく、オロオロしていた。
「お前達!何をやってる!?早く戻れ」
「セルバルク騎士爵さんよ。あんたは死ねば良いよ」
「逃げ帰ることしかできないクソが」
「兵士を見下しやがって」
「あんた散々俺らのことをバカにしたよな。報いを受けろや」
兵士は悪態ついて帰っていく。
とりあえずあと二人だけか。みんなニコニコ笑って囲む。
バカ騎士爵の逃走するであろう反対側に木剣を構えた男達がいる。商会員達だ。隠れてろっていうのに聞き分けのない人達だね。
「ワシなんか可哀想に思えてきたわ」
お爺様がポツリと言って剣を納める。
「さて、投降するのは今のうちじゃぞ。そこな兵士、死にたくなければ武器を捨てろ」
兵士は慌てて武器である槍と剣を放り出して両手を上げてひざまずく。
「セルバルク騎士爵、お前もじゃ」
「うるさい!うるさいうるさいうるさいうるさい!えぇい。目にもの見せてやるわ。覚えておれ」
バカ騎士爵は踵を返すと群衆に向かって走り逃げ出そうとする。危ない!
走り出した瞬間、横から黒い物体が飛び込んできた!
砂煙が巻き起こる。砂煙が消えると出てきたのはバカ騎士爵の襟首を掴んで仁王立ちしているナイスミドルことレイさんだった。馬は完全に気絶している。
「私はあなたにスサン商会の帳簿まで調べろと言いましたか?」
レイさんはバカ騎士爵の頬にビンタを喰らわす。
「私はあなたにスサン商会の金を取ってこいと言いましたか?」
今度はグーで殴る。一切躊躇がない一撃だ。
「私はあなたにスサン商会を襲えと言いましたか?」
バカ騎士爵が吹っ飛ぶ。どうやら蹴ったらしいが良く見えなかった。レイさんはバカ騎士の方へ歩いていく。
「私は、大事な、大切なナミリア様の心を傷つけろと言いましたか?」
殴り、蹴り、投げ飛ばした。
「私は、旦那様のひょうば……」
やばい。騎士爵死んじゃうよ。そう思った時、自然とレイさんの元へ走り寄った。
「レイさん!めー!」
レイさんは動きを止めた。
「リョウ様……」
「レイさん、人殺し、めー!レイさん、良い人、人殺し、ダメ」
「リョウ様……」
「レイ!レイ!」
向こうからマックスさんの声と騎馬の音がし、騎馬兵と兵士が走ってきた。先頭にいるのはマックスさんだ。マックスさんはレイさんの前に馬を止める。
「レイ、まだ殺してないな」
「はい。殺すところでした。リョウ様に止められました」
「よし。者共、セルバルク騎士爵を捕らえよ!」
「「「はっ!」」」
「残りの兵は?」
「こちらに」
お父さんは投降した一人の兵を差し出す。
「うむ。こやつも捕らえよ!」
「「「はっ」」」
「よし。レイ!ナフェル!そしてそちらにいる兵士よ!帰るぞ!」
「ですが旦那様、私は今回取り返しのつかない失敗をしました。この責めは私にあります。どうぞ捕らえて頂きたい」
「だったらその分私に尽くせ。頼む、レイ」
「……かしこまりました。旦那様に終生身命を賭してお仕えいたします」
「あー。お館様、ワシもう辞めたんじゃが」
「ならん。ならんぞ。お前は民を守るため、私の制止を振り切って出た。その騎士道精神が我が領に必要なのだ。これからもよろしく頼む」
マックスさんは頭を下げた。
「…了解した。ワシも身命を賭して仕える事を誓う。兵士達よ、帰るぞ」
「「「「はい!」」」」
「さて、スサン商会よ。毎度我が身の至らなさで迷惑をかける。すまんな。今後とも良い付き合いを望む」
「かしこまりました。今後ともルステイン領の為、伯爵様の為より良い店を作っていく事を誓います」
「うむ。よろしく頼む……今度娘をそちらに見学に行かせる。ハッセルエン、リョウ相手を頼むぞ」
「かしこまりました」
「うん!」
「リョウ、明後日待ってるぞ」
そうか。明後日は城に行く日か。
「うん!」
「ではな」
マックスさん達は帰っていった。
翌日、レイさんとお爺様がやってきて事情を説明してくれた。
レイアムさんが街にナミリアを連れて見学に行く事が決定した。マックスさんはレイアムさんや娘さんが危なくないように、周囲に怪しい者がいないか調べよとレイさんに命じる。
レイさんは自分の手の者を使い調べ始めたが、調べているのをどこからか嗅ぎつけたセルバルク騎士爵が自分も参加させろとレイさんに言い、スサン商会の周りを調べはじめた。
調べれば調べるほどガードが硬くなる。これは何か隠しているんじゃないかと思い、恐喝に及んだが返り討ちにあい、兵士を集めて報復に及んだと言う話だ。
今回スサン商会が兵士達を傷つけたのは正当防衛とされてお咎めなし。セルバルク騎士爵は罪状を晒されて、百叩きの上、きつい労役を課せられるとの事。ひとまずはスサン商会に悪評が広まるかもしれないが、今後伯爵家と友好な関係を示していくとの事で許して欲しいという事だ。
ひとまずこれで騒動は終わった。
その後酒場で吟遊詩人の歌が流行りだす。
実直な父と美しい母を支える三人の兄弟の歌だ。
ひとりは『スサンの英傑』
ひとりは『スサンの神童』
そしてもうひとりは『スサンの天使』
そんな三人が協力して貴族の横暴を跳ね除ける歌。
歌は街から街へ流れ出す。人々の憧れを乗せて………。
「はなからあんたの兵のつもりはねぇよ」
「俺はナフェル様の兵だ。何で知らないの?それでも騎士爵かよ」
兵士二人は笑いながら言った。
「お前らもやめた方がいいぜ。このおっさんの腹いせに使われるだけだ」
「恐喝に失敗したんだとよ。アジラスが吐いたわ」
残り二人の兵士は兵士達に向けて話す。
「アホのアジラスか。どうしようもないな」
「何だやっぱりそうなのかよ」
「スサン商会が間違った事する訳ないわな」
「おい、帰ろうぜ」
「ああ。残業になっちまうわ」
他の兵士は武器を収めて、撤収をはじめる。一人の兵士だけは貴族風の男の部下らしく、オロオロしていた。
「お前達!何をやってる!?早く戻れ」
「セルバルク騎士爵さんよ。あんたは死ねば良いよ」
「逃げ帰ることしかできないクソが」
「兵士を見下しやがって」
「あんた散々俺らのことをバカにしたよな。報いを受けろや」
兵士は悪態ついて帰っていく。
とりあえずあと二人だけか。みんなニコニコ笑って囲む。
バカ騎士爵の逃走するであろう反対側に木剣を構えた男達がいる。商会員達だ。隠れてろっていうのに聞き分けのない人達だね。
「ワシなんか可哀想に思えてきたわ」
お爺様がポツリと言って剣を納める。
「さて、投降するのは今のうちじゃぞ。そこな兵士、死にたくなければ武器を捨てろ」
兵士は慌てて武器である槍と剣を放り出して両手を上げてひざまずく。
「セルバルク騎士爵、お前もじゃ」
「うるさい!うるさいうるさいうるさいうるさい!えぇい。目にもの見せてやるわ。覚えておれ」
バカ騎士爵は踵を返すと群衆に向かって走り逃げ出そうとする。危ない!
走り出した瞬間、横から黒い物体が飛び込んできた!
砂煙が巻き起こる。砂煙が消えると出てきたのはバカ騎士爵の襟首を掴んで仁王立ちしているナイスミドルことレイさんだった。馬は完全に気絶している。
「私はあなたにスサン商会の帳簿まで調べろと言いましたか?」
レイさんはバカ騎士爵の頬にビンタを喰らわす。
「私はあなたにスサン商会の金を取ってこいと言いましたか?」
今度はグーで殴る。一切躊躇がない一撃だ。
「私はあなたにスサン商会を襲えと言いましたか?」
バカ騎士爵が吹っ飛ぶ。どうやら蹴ったらしいが良く見えなかった。レイさんはバカ騎士の方へ歩いていく。
「私は、大事な、大切なナミリア様の心を傷つけろと言いましたか?」
殴り、蹴り、投げ飛ばした。
「私は、旦那様のひょうば……」
やばい。騎士爵死んじゃうよ。そう思った時、自然とレイさんの元へ走り寄った。
「レイさん!めー!」
レイさんは動きを止めた。
「リョウ様……」
「レイさん、人殺し、めー!レイさん、良い人、人殺し、ダメ」
「リョウ様……」
「レイ!レイ!」
向こうからマックスさんの声と騎馬の音がし、騎馬兵と兵士が走ってきた。先頭にいるのはマックスさんだ。マックスさんはレイさんの前に馬を止める。
「レイ、まだ殺してないな」
「はい。殺すところでした。リョウ様に止められました」
「よし。者共、セルバルク騎士爵を捕らえよ!」
「「「はっ!」」」
「残りの兵は?」
「こちらに」
お父さんは投降した一人の兵を差し出す。
「うむ。こやつも捕らえよ!」
「「「はっ」」」
「よし。レイ!ナフェル!そしてそちらにいる兵士よ!帰るぞ!」
「ですが旦那様、私は今回取り返しのつかない失敗をしました。この責めは私にあります。どうぞ捕らえて頂きたい」
「だったらその分私に尽くせ。頼む、レイ」
「……かしこまりました。旦那様に終生身命を賭してお仕えいたします」
「あー。お館様、ワシもう辞めたんじゃが」
「ならん。ならんぞ。お前は民を守るため、私の制止を振り切って出た。その騎士道精神が我が領に必要なのだ。これからもよろしく頼む」
マックスさんは頭を下げた。
「…了解した。ワシも身命を賭して仕える事を誓う。兵士達よ、帰るぞ」
「「「「はい!」」」」
「さて、スサン商会よ。毎度我が身の至らなさで迷惑をかける。すまんな。今後とも良い付き合いを望む」
「かしこまりました。今後ともルステイン領の為、伯爵様の為より良い店を作っていく事を誓います」
「うむ。よろしく頼む……今度娘をそちらに見学に行かせる。ハッセルエン、リョウ相手を頼むぞ」
「かしこまりました」
「うん!」
「リョウ、明後日待ってるぞ」
そうか。明後日は城に行く日か。
「うん!」
「ではな」
マックスさん達は帰っていった。
翌日、レイさんとお爺様がやってきて事情を説明してくれた。
レイアムさんが街にナミリアを連れて見学に行く事が決定した。マックスさんはレイアムさんや娘さんが危なくないように、周囲に怪しい者がいないか調べよとレイさんに命じる。
レイさんは自分の手の者を使い調べ始めたが、調べているのをどこからか嗅ぎつけたセルバルク騎士爵が自分も参加させろとレイさんに言い、スサン商会の周りを調べはじめた。
調べれば調べるほどガードが硬くなる。これは何か隠しているんじゃないかと思い、恐喝に及んだが返り討ちにあい、兵士を集めて報復に及んだと言う話だ。
今回スサン商会が兵士達を傷つけたのは正当防衛とされてお咎めなし。セルバルク騎士爵は罪状を晒されて、百叩きの上、きつい労役を課せられるとの事。ひとまずはスサン商会に悪評が広まるかもしれないが、今後伯爵家と友好な関係を示していくとの事で許して欲しいという事だ。
ひとまずこれで騒動は終わった。
その後酒場で吟遊詩人の歌が流行りだす。
実直な父と美しい母を支える三人の兄弟の歌だ。
ひとりは『スサンの英傑』
ひとりは『スサンの神童』
そしてもうひとりは『スサンの天使』
そんな三人が協力して貴族の横暴を跳ね除ける歌。
歌は街から街へ流れ出す。人々の憧れを乗せて………。
あなたにおすすめの小説
異世界転生したので、文明レベルを21世紀まで引き上げてみた ~前世の膨大な知識を元手に、貧乏貴族から世界を変える“近代化の父”になります~
夏見ナイ
ファンタジー
過労死したプラントエンジニアの俺が転生したのは、剣と魔法の世界のド貧乏な貴族の三男、リオ。石鹸すらない不衛生な環境、飢える家族と領民……。こんな絶望的な状況、やってられるか! 前世の知識を総動員し、俺は快適な生活とスローライフを目指して領地改革を開始する!
農業革命で食料問題を解決し、衛生革命で疫病を撲滅。石鹸、ガラス、醤油もどきで次々と生活レベルを向上させると、寂れた領地はみるみる豊かになっていった。
逃げてきた伯爵令嬢や森のエルフ、ワケありの元騎士など、頼れる仲間も集まり、順風満帆かと思いきや……その成功が、強欲な隣領や王都の貴族たちの目に留まってしまう。
これは、ただ快適に暮らしたかっただけの男が、やがて“近代化の父”と呼ばれるようになるまでの物語。
最強魔法は生活魔法!? ~異世界ではモンスター退治も生活のうち~
gagaga
ファンタジー
神の気まぐれにより異世界へと転移した主人公田辺竜太(大学生)が生活魔法を駆使して冒険したり町の人と触れ合ったりする物語です。
なお、神が気まぐれすぎて一番最初に降り立つ地は、無人島です。
一人称視点、独り言多め、能天気となっております。
なお、作者が気ままに書くので誤字脱字は多いかもしれませんが、大目に見て頂けるとありがたいです。
ただ、敢えてそうしている部分もあり、ややこしくてすいません。(^^;A
ご指摘あればどんどん仰ってください。
※2017/8/29 連載再開しました!
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ひだまりのFランク冒険者
みなと劉
ファンタジー
ここは異世界。
そこの冒険者ギルドでは毎日仕事がてんこ盛り。
そんな中
冒険者ギルドには万年Fランクの冒険者が一人いる。
その名は、リルド。
彼は、特に何もない感じに毎日
「薬草採取」「石集め」Fランク向け「討伐」場合によっては「ポーション生成」をする。
この話はこの万年Fランク冒険者リルドの物語である。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
子ドラゴンとゆく、異世界スキル獲得記! ~転生幼女、最強スキルでバッドエンドを破壊する~
九條葉月
ファンタジー
第6回HJ小説大賞におきまして、こちらの作品が受賞・書籍化決定しました! ありがとうございます!
七歳の少女リーナは突如として前世の記憶を思い出した。
しかし、戸惑う暇もなく『銀髪が不気味』という理由で別邸に軟禁されてしまう。
食事の量も減らされたリーナは生き延びるために別邸を探索し――地下室で、ドラゴンの卵を発見したのだった。
孵化したドラゴンと共に地下ダンジョンに潜るリーナ。すべては、軟禁下でも生き延びるために……。
これは、前を向き続けた少女が聖女となり、邪竜を倒し、いずれは魔王となって平和に暮らす物語……。